5.年取ったロビンとマリアンなんて誰が想像するだろう?でも、演じられるのはかつて「妖精」だったオードリーと、そしてショーン・コネリーだけかもしれない。そろそろ老いが見え始める2人だけれど、気高い雰囲気をかもし出していた。舞台設定も、徹底的にイングランドの匂いにこだわっている。 【あでりー】さん 7点(2003-06-26 10:18:10) |
4.スター俳優が大勢となると、小奇麗になりがちだけれど、ここのロビンは本当にばっちくて老醜を感じさせるし、しかも懲りない男の部分が面白い。そしてマリアン、小奇麗だけどどこでも寝れるこの時代の女のたくましさ!当時45?痩せ型の女優は老けて見えるね。それを変にカバーせずにそのままのオードリーで出たことが逆に魅力的。一見たおやかに見えたマリアンはたくましいだけでなく実は恐ろしい事も出来たのでした、、、と。当時の生活の様子もきちんと伝えてくれてるのもうれしい。 【ユーフラテス】さん 6点(2003-06-19 17:51:13) |
3.ロビン・フッド伝説の、最期の場面。ロビンが毒を盛られ、死の床で矢を放ち、矢の落ちた場所に埋葬してくれと頼んで息を引き取る。それはそうなんだけど、毒を盛ったのがマリアンという設定にするのは、どうかなぁ。ちょっと悲しいなぁ。老いてなお魅力的なショーン・コネリーに比べたとき、正直言ってオードリーは輝きがない。それが、冒険へ戦いへと旅立ってしまうロビンと、共に静かに暮らしたいと願うマリアンに重なって、作品としては良くできている。ちょっと盛り上がりに欠ける。 |
★2.確かにショーン・コネリーや他出演者は渋くて貴重な方々。オードリーのスクリーン末期のお姿が見えるだけでも貴重品です。 【キリコ】さん 5点(2003-06-01 21:46:53) |
1. 伝説の英雄ロビン・フッド。14世紀のイギリスはシャーウッドの森の仲間達と共にノッティンガムの悪代官や暴虐な貴族から金品を奪い、貧民・弱者に施した義賊の彼は日本で言えば(ややスケールダウンするが)「鼠小僧次郎吉」てな感じ…かな。その彼の後日談を描いたのが本作。老けて中年になったロビンを演じるはヅラを外し007から足を洗ったショーン・コネリー。事実上本作からシブさで売り出しにかかったと見て間違いないだろう。恋人マリアンを演ずるは…「暗くなるまで待って」以来、出演作がなく既に引退したと思われていたオードリー・ヘプバーン(奇跡のカムバック!とか言われたっけ)。凡そフレッシュな魅力に程遠い二人の主演とくれば、内容は推して知るべし。コネリーはシブさが完全にトレード・マークとなるには80年代を待たねばならず、オードリーに至っては老醜(と言うのは45歳の彼女には酷か)のまま、清純なかつてのイメージでブリブリに演じられても…。とは言えリチャード・レスターの演出は案外マトモだし、ノッティンガム公役のロバート・ショウ、獅子心王役のリチャード・ハリスと脇は確かにシブいので捨てがたい味わいがある。何か乾物屋の干物やレーズンみたいな本作には…まぁ、6点が相応しい。 【へちょちょ】さん 6点(2003-03-30 11:37:10) |