10.《ネタバレ》 個人的には犬と再会するシーンに心を打たれ最高潮に達しました。犬の体全体で表現する喜びに幸せだったんだなって思えます。 【いっちぃ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-06 11:07:09) |
9.三谷ワールドは健在! クスクスっと笑いを誘い、それでも時折ホロッとさせてくれます。 もちろん締めはやっぱり明るく笑顔で楽しくオチャらけてくれる。 落ち武者のコトバ使いとか、緊張感が全く無い裁判シーンとか、突っ込みどころは満載ですが、幽霊が見える理由や幽霊を証人に呼んだ裁判をいかにして成立させるか という点は、それなりに合点がいきました。 エンドロールで流れるお二人のデュエットの上手さにはちょっとビックリです。 【たかたか】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-06 00:34:15) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 主人公の宝生エミは、亡き父と再開することで心が晴れた。落ち武者の更科六兵衛は、慰霊碑が建てられたことで心が晴れた。エミと六兵衛を、表裏一体として捉えてみる。するとこの表裏一体が、三谷幸喜自身に見えてきた。表の部分(エミ)の三谷幸喜は「低能な人間が、才能を開花」していくサクセスストーリー。一方、ダークサイドである裏の部分(六兵衛)の三谷幸喜は、後世になってようやく正当な評価を受ける(無念が晴れる)。要するに「最初は低能だったよ。でも才能開花したんだよ俺!だけど周りがちゃんと評価してくれなくてイライラ。でもきっと、後世になったら三谷幸喜の才能が真っ当に評価されるはずだ!」という願望が、エミと六兵衛という姿で現れてるんではなかろうか。エミと対決する小佐野(中井貴一)を、「世間一般の大衆の目」と仮定する。小佐野は実は幽霊が見えていた、という設定は、「世間は、実は三谷幸喜の才能は見えてる(分かってる)んだけど、見えてないフリをしてるんだ」ということになる。ここら辺に、三谷幸喜の自信の表れが垣間見える。 【VNTS】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-04 19:08:29) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 大笑いする映画を期待していったのだが残念ながらそうではなかった。独特の世界観ではあったのだが、それだけだった。前作・前前作と比べても客席の笑い声は少なく感じた(映画館はほぼ満員だったが)。 【HK】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-11-03 18:49:41) |
6.面白かったです。 かなり期待をして見に行ったのですが、肩透かしを食らった感は無く最後まで楽しめました。 でも、12人の優しい日本人など、他の傑作と比べると負けるかなぁ。 【ぬーとん】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-02 01:32:14) |
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5.《ネタバレ》 三谷幸喜という人は、どういうわけか、閉ざされた環境・状況におけるドラマにおいては大変面白いコメディを書く。もし、コレが舞台だったら、宿屋に行くシーンなど無くたって、彼は法廷だけで、面白い展開を作ったことだろう。そういう意味では、もっと舞台を法廷に限定しても良かったと思うし、その方がピュアな三谷作品になったよう気もする。 幽霊を証人に呼ぶというのは、奇想天外と言えるが、幽霊が見えない人の視点で描く、「一人芝居」的なおかしさ、「見える人、見えない人がいる事によるおかしさ」は、今に始まったことじゃなく、昔何処かで見たような気もする。だから、たしかに面白いんだけど、評価するなら7割方といったところ。 この映画ならではの仕掛けとして、「実は見えていた」というのを、もっと最後の方に効果的に使う手は、なかったものか? 【Tolbie】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-01 18:22:44) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 三谷監督は、この映画を思いついたときについて、「金縛りにあった弁護士が幽霊に、『証人になってください!』って言っている絵が理由もなく浮かんだ」って言ってましたが、これが天才ということだと思います。ただ、その思いつきをこの映画ですごくよく昇華したかというと、そうでもないと思います。まず、長すぎる。監督のサービス精神が過多すぎます。テレビ出身の人らしいやり方ですが、大物役者を出して間を持たせる、という手法に頼りすぎるあまり、彼らを出すためだけのシーンってのが多すぎます。それがストーリーの本質とずれて上映時間を引き延ばす結果となっている。さらに、この映画の笑いのパターンって実はそんなになくて、「幽霊が見える人と見えない人の差による面白さ」という手法を手を変え品を変えで繰り返していることがほとんどです。だから、今一つ飽きてしまう。あと、歌で場面が切り替わるシーン。監督がやってみたかったのはわかるんですが、すごくこちらが当惑するだけのものになっていた。…悪い部分ばかり書いてしまいましたが、僕は三谷監督が大好きなのです。たとえばタップダンスや、犬のシーン、僕は心から笑っていました。そして深津&西田両名の演技は日本最高峰だったと思います。だからこそ、すごくもったいなく感じるのです。エンターテインメントとして楽しめるテレビドラマみたいな映画をつくるだけじゃなくて、せっかくこんなに才能があるんだから、三谷監督にはさらに上に行って頂きたい。監督の大好きなアメリカの映画監督たちのように。今回は、正直ハッピーフライトみたいな娯楽映画だなーという印象でした。そんなレベルで留まる才能じゃないので、三谷監督には、観客や興行主やテレビ局の評価を得ることを一旦忘れて、自分のためだけに映画を作って頂きたい。これが一映画好きとしての切なる願いです。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-10-31 01:51:42) |
★3.《ネタバレ》 圧倒的につまらない。「三谷幸喜が最も描きたかった物語」に期待が大きすぎたのかもしれない。しかしそれを差し引いても値はマイナスだ。 三谷幸喜にはお世話になっている。当たりはずれはあったと思うが、「ラヂオの時間」「マジックアワー」「12人の優しい日本人(脚本)」ドラマでは「古畑任三郎」これらは傑作だった。思いっきり笑わせてもらった。しかし断じて、映画の中の登場人物たちは、笑わせようなどしていない。皆自分の役目に熱意をもって、真っ直ぐなのだ。その熱意や思いのぶつかり合いの中で、笑いが起こる。 では「金縛り」はというと、?だ。熱意や思いが、まるで伝わってこない。言葉では表現されていた感があるが、温度がない。笑いはあった。だが出てくるのは、視覚に訴える笑い(顔芸等)や、安い天丼、リアクション芸。自宅のTVか?といった印象だ。笑ってちょうだい、の気持ちが前面に出すぎている。 笑いには2種類あると思っている。笑わせる笑いと、笑ってもらう笑い。この映画の笑いの大部分は後者だなと思う。それは映画館の反応にも表れる。本当に哄笑を誘うときは、どっ!笑いが起こるはずだ。しかし多かったのが、何人かが笑い、ここ笑う場面なんだな、といった様相でつられて笑っていた。件の顔芸の場面などだ。あの三谷幸喜監督が笑わせようとしているのだから、笑わなければ……なんと、両者にとって哀しい笑いだろう。 笑えるのだから、それを楽しめばいいのかも知れない。だがただ笑って映画を楽しめばいいというなら、まさしくTVのお笑い番組と変わらない。お笑いを見るために映画館に足を運んだんじゃない! 次作は期待します。ドラマのある笑いを!厚みのある笑いを!奥行きのある笑いを!!
【透き通るBlue】さん [映画館(邦画)] 2点(2011-10-30 02:18:13) (良:4票) |
2.《ネタバレ》 三谷幸喜監督待望の新作は相変わらずの三谷映画的な笑いに満ち溢れている。そして、何よりもここでもまた前作「ザ・マジックアワー」同様に色んな映画に対するオマージュ的な要素を持ち込むことでその映画が大好きな映画ファンの心を掴もうとしているし、そういう気持ちを素直に受け入れて見れば楽しむことも出来るということを教えてくれている。満員の劇場で馬鹿みたいに大笑いする。何て楽しいひと時だ。冒頭からしておや?「刑事コロンボ」の世界か?最初から殺しの場面、本当の犯人を我々に見せる。そして、その犯人をどのようして見破るか?という楽しみと裁判ものという所の面白さ、三谷幸喜監督がビリー・ワイルダー監督が大好きなのが改めてよく解るし「情婦」というあの傑作に同じくフランク・キャプラ監督の「スミス都へ行く」「素晴らしき哉、人生!」が大好きなのも解る。私もこれらの映画は全部好きです。話をこの映画の笑いという点に戻すと裁判における証人が幽霊であるなんてそんな発想、三谷幸喜監督じゃなきゃ思い付かないでしょ!その発想の面白さやら色んな意味で笑えて楽しい映画でした。タクシーの中での深津絵里演じる女弁護士と西田敏行演じる幽霊落ち武者とタクシーの運転手のやりとり、ファミレスでの二人と深田恭子とのやりとり、他にも阿部寛の変なダンスなどはあまりにも下らな過ぎて余計に可笑しかった。全体的にあれもこれもと色んなものを詰め込んだりしすぎていて長い気もしなくもないけど、それでも映画は映画館で観るものである。観に来ている大勢の観客、どこの誰かも全く知らない人達きりの中で声を出して笑うなんてことは映画館だからこそ出来るものだと思うし、三谷幸喜監督は映画は映画館で観るものだと教えてくれている。監督デビュー作「ラジオの時間」は面白かったけどその後の「みんなのいえ」「有頂天ホテル」と自分には合わないものだったけど前作同様、この監督の笑いに対する熱意、映画への愛というものに対する姿勢は十分評価したいと思います。 【青観】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-10-29 22:53:09) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 尺は長いんですけど、存分に笑わせていただきました!少々無理のある展開も、うまーい具合にサクサク進んじゃうんですよね。(そこで置いてけぼり感が生じる時もたまにあるが…)なんだかんだでオチに持っていってしまうところは、三谷監督ならではでしょうか。阿部寛さん、あんな単純にコトが運ばれて良かったの?ってぐらい(笑)しかし豪華キャスト陣は濃いですね、相変わらず。三谷ファミリー大集結しています。私、怖いのは苦手なんですけど、落ち武者の西田さんが初登場するシーンは、貞子並にホラー顔じゃないかと、「絶対アップで迫るじゃーん」とドキドキしていましたが…ソコは安心しました。いや~ホラーの要素がまったく無くてよかった◎と思っていたら、小日向さん、色んな意味で怖かったです。好きな俳優さんなのにw 【西川家】さん [試写会(邦画)] 7点(2011-10-15 14:44:45) |