93.《ネタバレ》 暗くて、回りくどい。ハッキリしろっと言いたくなるが・・・。
自分が若い頃だともっと共感出来たのだろうか?。
第一話が2点かなぁ。13歳の女子が納屋で一泊ってありえんだろう。
もうっちょっと年齢上げても良かったんじゃないかね。
気持ちが高ぶるにしても小学生時代の別れから1年程度だし。
せめて中三の卒業間際とかでもシナリオは崩れないと思うが。
第二話は3点といったところだろうか。主人公の男ではなく
女子目線で進むため第一話ほどクドさは感じなかったが
面白いかと言われれば・・・。
第三話になっても、出だし相変わらずかと思ったが。しかし、
山崎まさよしの曲からは一気に持って行かれました。
ここまで来ると、第一話と第二話は、このシーンの為に
わざわざ鬱積させて爽快感を出す演出にしたのかと思うぐらい。
恐らく、この監督は、だいたいこういう中二病をこじらせた物ばかりなので、
そんな計算はされて居るとは思いませんが、
クドクドした台詞が無くなり映像から足りない部分を見てる者が
想像で埋めて行く余白を楽しむ事が出来ます。
他人のウジウジした恋話を一方的に見せられる側から、
失恋の痛手という多くの人が味わった事があるであろう事を
想像して話を作る(想像)側に視点を持っていく事で、
上手く鑑賞者の共感性を高められている気がします。
そういった意味で、いっそ全編台詞無しで必要な最小限の
字幕のみの無声映画にしても面白いかも。
1話ずつの平均点にしてしまうと点数が低くなってしまいますので、
タイトルにちなんで丁度良い5点と言う事で。