120.何年も前になるが、ゴッドファーザー公開時(1972年)のプログラムを手に入れた。そのプログラムには、「すべての人々を夢中にさせずにはおかないだろう」(ニューヨークマガジン) 「これは現代のアメリカが許容している、ハードで冷えびえとする、途方もなく残酷な現実がある」(シカゴサン)などの賞賛の声が紹介されている。公開当時から高い評価であったことを窺わせる紹介文だが、そんなありきたりの評論でこの映画を評価するのは不可能だろう。公開された72年当時、世間の誰もがこの映画に初めて接したという事実が何だか不思議だ。映画史上にゴッドファーザーが存在しないことなど考えられない。原作、スタッフ、キャスト、制作、監督、全ての力が融合してこの奇跡的な映画が完成したのだろう。どんなに時代が変化しても、ゴッドファーザーは「風と共に去りぬ」と共に世界の映画史に燦然と輝く名作であり続けると思う。もう二度とこのような映画は現れないだろう、と確信させるに十分な芸術映像だ。 【バルデラマ】さん 10点(2003-10-14 20:38:18) |
119.恐らく見た時期が悪かった。もっと後々に温存しておくべきだったと思った。 【亜空間】さん 7点(2003-10-14 02:56:32) |
118.明らかに、他の映画とは流れている空気の重みが違う。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-10-13 21:16:07) |
117.大絶賛の嵐の中、否定的な評価をするのは心苦しいのですが、個人的にはまったく普通の印象でした。確かに俳優陣の強烈な魅力や演技力には脱帽ですし、マフィア同士の抗争を通して、家族愛などの人間ドラマをメインに描くというのもいいと思います。しかし、不遜な言い方をさせてもらえれば、映画にせよ小説にせよ、どんなジャンルでも、人間ドラマを描くことは「当たり前」のことであって、とりわけこの作品が突出して凄いとは思えませんでした。家族愛や人間ドラマがあると言っても、結局はマフィアとしてうまい汁を吸い、非合法なこともしているから命を狙われるのであって、それに対処した事をもって「苦難を乗り越えた勇気や家族愛」と評価するのは少し違うのでは?と思ってしまいます。例えば映画出演をめぐってのエピソードでは、明らかにソニーに非があるのに、堅気であるはずのプロデューサーに対して、愛馬の首を切り落とすような暴力的で残虐な脅しを仕掛けたりするのは、マフィアの仁義には反しないのでしょうか?身内のためなら、そんな卑劣極まる行為すら正当化するのがマフィアの「家族愛」なのでしょうか?私がボスなら、「そんな腐った性根でいい演技が出来るか!」と一喝しますし、それが本当の愛情なのでは?この作品からは「身内だけに注がれる狭い愛情」ばかりで、ヤクザ者として貫き通すべき「仁義」や「義侠心」といったものが感じられません。その際たるものが、マイケルの逃亡先での結婚話でしょう。心通わすイベントも、結婚の必要性も無いのに、まるで「暇つぶし」のような感覚で結婚。結果、あんな目立つことをしたせいで、相手の女性は身代わりになって死ぬことになったのに、その後あっさり昔の女と縒りを戻し、その事に何の痛痒も感じていないマイケルには嫌悪感すら覚えました。ラストにしても、マフィアのボスとしての大きなリターンを考えれば、カッコつけて「闇の世界に身を投じる覚悟」と言う程のものでもないでしょう。下っ端を経ることなく、いきなり組織のトップになれるなら、私だって「やってみようかな」くらいの事は思いますよ。ましてここは自分の「身内の組織」なんですから、なおさらでしょう。どうも、この作品も神格化されすぎているように思いました。 【FSS】さん 5点(2003-10-13 03:46:54) (良:7票) |
116.・・・たしかにいい。前評判が非常に高い映画だったので、「期待し過ぎない様に」気をつけて、やっと昨日、全3部作を一挙に鑑賞しました。やっと私もゴッドファーザーを堪能できました。しかし、これはずばり好みの問題かな?「面白かった」し、「名作だと感じた」りもした。だが、「好きな映画か?」となると好きとは感じなかった。中だるみ(特に前半)を感じる場面がかなり多く感じてしまったからだろうか?飽き飽きして鑑賞する気力が失いかける事がありました。しかし、さすがに俳優の魅力と演技にはクラクラきてて、その点は脱帽してるのだが。。。なんというか、「時間軸の経過」が私的には唐突に感じ、時々画面の中の状況が掴めなくて戸惑った事が多かった。逃亡先の結婚など「?」に感じてしまう箇所もあって、ちょっと今ひとつだったかな・・・。ちょっと批判的コメントになってしまったが、ここのレビューの評価の高さもよく判る映画です。ビトーの存在感はさすがです。あと、実は私はアル・パチーノがあまり好きではなかったのですが、この映画を見て間違った評価だと気づきました。彼は非常に魅力的な俳優でした。スゴイと感じました。この頃のアルの「目の表情」は凄まじいものがありますね。感動したくらいです。また近いうちに改めて鑑賞したいと思います。 【はむじん】さん 8点(2003-10-08 02:30:38) |
115.《ネタバレ》 演技の見本を提示してくれる傑作。マーロン・ブランドが出てくる場面はどれも必見だが、次男フレッドを庇って敵に銃撃される場面と5大ファミリーの会談の場面が特に私のお気に入り。何度も観たいという映画はそうないのだがこれはその数少ない一本である。 |
114.あの世界観。あの音楽。何をとっても最高です! 【まいった】さん [DVD(字幕)] 9点(2003-09-25 21:21:37) |
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★112.イタリアで結婚して、ケイとは別れたと思ったのに、またケイに求婚。逃亡先での結婚は必要あったのか?簡単に、撃ち、撃たれすぎ。少しあれっと思った。あとはさすがという感じ。長さを感じずのめりこんだ。 【たつのり】さん 8点(2003-09-11 02:00:12) |
111.冷酷なイメージのマフィアも人間なんだなあとしみじみ思いました。ただ人を殺す映画を殺す側から見るというのは、興味深くはあっても、あまり好きではないです。この映画に関してはニーノ・ロータの音楽も彼の中では自分的にはイマイチです。 【omut】さん 7点(2003-09-10 03:27:52) |
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110.マフィア映画だけに利権がらみで殺人がおこなわれてしまうのは止むを得ないところなんでしょうね。こういういわば「ヤクザ」映画は好きになれませんが、本作のテーマ「家族」「責任」の味わいの深さには、それを補って余りある魅力があると思います。特にマイケルの成長には凄みを感じました。本作は間違いなく「力作」に相応しい出来だと思います。 【たにっち】さん 10点(2003-09-09 10:19:04) |
109.原作も映画も文句なしと言える稀な作品でしょう。もうとにかく、ブランドが圧巻の一言。映画をほとんど観ないウチのオカンですら映画に引き込まれ、「この人日本語が上手だね」と電波を発してた。字幕で観てたのにそれすら忘れさせるのだから、凄いという賞賛もチープ。 【DeVante】さん 10点(2003-09-06 17:24:14) |
108.《ネタバレ》 なんで逃走先で結婚したの?わからないよ。誰か教えて。逃げにくくなるだろうし、足がつくだろうし・・・?その疑問点を除けば、あとはパーフェクトなすばらしい映画でした。スロウテンポなのに、ハラハラドキドキしました。間(マ)が良いんだと思う。「あれ?」って思わせ「は!」とさせる。レストランではじめて人を殺すところなんて、息が詰まりました。 【しょりちゃん】さん 9点(2003-08-25 17:19:38) |
107.シリーズの中では一番好きです。マーロン・ブランドが渋い。 【MORI】さん 10点(2003-08-07 10:02:15) |
106.しぶい!かっこよすぎる。小学生のときに初めて見て以来、ずっと自分の中でのベスト1です。好きな男優・・マーロンブランド、アルパチーノ、ロバートデニーロも変わりありません。 【A_sui】さん 10点(2003-08-05 00:57:23) |
105.映画で何度も見たくなるのは私自身これだけです。嘘も人生には必要だと教えてくれます。 【ミッド】さん 10点(2003-07-28 22:25:20) |
104.《ネタバレ》 名シーンとよばれる場面が多すぎて、すきな場面は十人十色と思います。僕はNY5大ファミリーを集めてのタッタリアとの手打ちシーン。(原作ではここでのビトーの台詞はもっと長いらしい!)「わたしはここにいる誰かを憎む。そのときは許さん!」それにしてもバルジーニが黒幕だなんてどうしてわかったんだ?! |
103.こんなに面白い映画はこれから先あんまり出来ないだろうなって映画。ちょっと反則な程面白い。本当にあったこととかちりばめられててリアリティーがあって、筋もよくって。出演者もみんな個性があって。 【ある】さん 10点(2003-07-14 08:29:24) |
102.何度も観ています。この映画をギャング映画として観てはいけないのでしょう。シチュエーションはそうであっても、立派な家族愛を描いた映画だと思います。警備が居なくなった病院で、マイケルがビトーにささやく台詞には、いつも感動します。彼等の演技はすばらしいなぁ。 【にゃんまげ】さん 10点(2003-07-13 17:37:44) |
101.人の親になる前には見ておきたい映画。前まで2の方が好きだった。最近1を見直し、こっちの方が好きになった。一回目に見た時は7点、二回目は8点、三回目は9点、四回目に見た時は文句無く10点。何度見ても面白過ぎ。間違いなく今まで見た映画の中では5本の指に入る傑作。天邪鬼でヒネくれてる私は、本当はこういう絶賛されてる映画には低評価を付けたいのですがこの映画には完全に負けました。10点でも持ってきやがれっ!! <追記>最近また鑑賞(笑) その時に思ったのだが、マフィアのボスをかなり美化して描いているような気がしたのでマイナス1点。ですが、最近お亡くなりになったマーロン・ブランドを評し、10点とさせていただきます。 |