31.[消すことの出来ない心の傷を抱えて生きる」二人の様々な傷の部分より生き様が印象に残りました。傷がイタイイタイと喚くが如く疲弊した女と、自分の傷には敏感でも親兄弟の傷には目をそむけて生きてきた男が、偶然出会い結ばれる過程の、大人の分別のかけらもない様子はこの二人ならではでしょうか。当然そうなるであろう、もたれ合い、傷をなめ合う関係が展開されます。湿地帯の隠花植物のような二人を大御所が「これも一つの恋の形」と演じているので観るに耐える作品になっているように感じます。ところで、本作の邦題のセンス、良いのでしょうか、悪いのでしょうか、答えが出ないです。 |
30.《ネタバレ》 カラードがホワイトのふりしてるって、実際にあるんだろうか。あちらの短編小説で、「限りなくホワイトに近いカラード」の女性の悩み、ってのを読んだ事あるけど。アンソニーホプキンスがそれっていうのはなあ、ありのような、無理のような。ニコールはヒロインの人物像がつかめてないように思ってしまったが、どうでしょうか。「タルくて暗くて死んじゃいたい」感じって、あたしはよくわからないけどこんな感じでいいよね、と適当に演じてる感が。こういうキレイな女の人がジジ好み、っていうのが「失楽園」を彷彿とさせます。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 15:16:15) |
29.これだけ酷評される割には結構楽しめました。二コールの気持ちのゆれに少しついていけませんでしたが。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 12:52:39) |
28.なんとも漠然としたストーリーで面白くない。出演者が豪華なだけに勿体無い感じがする。人種差別、DV、ベトナム帰還兵などアメリカが抱える問題をテーマに扱っている割には訴えるものが感じられない。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-10-22 04:45:41) |
27.ありがた〜いキッドマンの裸体は逆光シルエットでお芸術風に、大部屋女優のハダカは明るい部屋でビーチク◎もインモー▼もばっちりまる出しって・・・・・制作者は差別問題を語るなら足元の業界内階級差別をまずなんとかしろ!と言いたい。出演者全員なにもかも丸出しにしろ!と言いたい。それができないのなら出すのか出さないのかどっちかにしとけ!と言いたい。 【皮マン】さん [DVD(字幕)] 1点(2005-09-18 14:00:59) (良:1票) |
26.実力派豪華キャストてんこ盛り、というだけで期待してしまう1本。大国が抱えている現代の病、子供に対する性的虐待、復員兵の心の闇、人種差別問題、いろいろ詰め込んで「どーだ!」と言われても、どーなんだろう。若い恋人にのめり込む老人の心理描写があまりにも中心すぎて、『白いカラス』であるシルクそのものの物語があまり語られていないような気がする。自身の終わり方も、これで取り巻く人、また観ているひとが納得できるのだろうか。レスターの「これで全てわかっただろう?」の台詞に、私は「わかった」とは言えなかった。 【ソフィーの洗濯物】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-12 13:40:30) |
25.題名にひかれて借りましたが、 なんだか今一歩も二歩も足りない気持ちです。 セックスシーンはあんなに何回も見せてくれなくてもいいです。 焦点が絞りきれてないという感じは 皆様と同感です。 【ckeru】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-23 10:57:11) |
24.盛り上がりに欠けたストーリー。最後もなんだかなぁ。奇麗な人は髪の色じゃないのね。 【さら】さん 4点(2005-03-18 13:39:09) |
23.凄く期待していたのに…。もっと何とかなったんじゃないかと思う。セックスシーンを減らして、その分もう少し掘り下げてくれたら…。全てのテーマが中途半端なままで放り出されてしまっているカンジ。「もうこんなもんで良いか」みたいな妥協が積み重なってるカンジ。独り言ってわけにもいかないし、しかたないからカラスに話しかけるか、みたいな。映画よりも小説で読んだほうが面白そう。でも邦題は良い。邦題に1点。 【M・M】さん 5点(2005-02-12 18:03:04) |
22.で結局何が言いたいの?と言う想いだけが残り実に中途半端でボケボケ。白いカラスにテーマを絞って作れば良かったのに・・・キャスティングも主役の2人からしてまるで合っていない。印象に残らないどうにもならん映画でした。 【亜流派 十五郎】さん 0点(2005-02-08 00:04:12) |
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★21.老いた男が若い女にメロメロになるのは、、、わかる。説得力がある。 しかし、不快だ。(アタシが中年の女だからか?!) だって、老いた女と若い男という設定なら違ったと思うのよ。白いカラスで、しかも老いた女、なら、傷の深さが倍増である。友人とのダンスも自然だ。 そして、若い男がヒステリーな元妻に追い回され、子どもの事故の責任を追求されるなら、なさけなさと哀愁が味わい深い。 そんな二人が愛し合い、もたれあい、死を選んでダイビング。あたしならそういう映画にするなあ。 だいたい、SEXを強調しすぎるのが悪かった。ホプキンズの精神的な痛みがぼやけていってしまう。観客は、彼と彼女のラブシーンにぎょっとして、映画の主題を忘れてしまう。 しかし、ゲイリーシーニーズにエドハリスは、年取ってもかっこいいなあ。 【しょりちゃん】さん 3点(2005-02-07 12:05:20) |
20.黒人差別を描こうというのか、孤独を描こうというのか、どうもピントがはっきりしない映画だった。やたらと怒鳴る主人公も好きにはなれなかったし、この女性の過去もちょっと飛びすぎていて、ひいてしまう。でも、題名はよかったな。英語をカタカナにしただけの題名が大流行だが、この映画のような味のある邦題はとても好きだ。 【駆けてゆく雲】さん 5点(2005-02-06 22:28:50) |
19.アメリカ社会の闇の部分..黒人差別..ドメスティック・バイオレンス..そして熟年層の恋愛..をテーマにした作品..私的には興味が薄かったかな... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-01-26 16:51:42) |
18.ベントンの抑えた演出はよかったと思うし、人種の問題についても、単なる目新しさやセンセーショナリズムに頼るのではなく、現代にも根強く残る問題の深遠さ・複雑さを感じさせる表現で好感が持てました。ただ、やはり難点は、スター映画になってしまっているところ。とくにニコール・キッドマンは、悲惨な過去と葛藤しているキャラクターには見えず、あいかわらずの「クール・ビューティ」ぶりがマイナスに働いてしまった感じ。ホプキンスも、もともと「汚れstain」とは対極にあるキャラを演じることが多いけど、そのイメージが最後まで足を引っ張った。本編とは関係ないけど、このキャストにもかかわらず、「ラブストーリー」ではなく、(ネタバレ的だけど)人種やアイデンティティを主題として予告編を作った配給会社には拍手したい。 【ころりさん】さん 6点(2005-01-18 12:29:28) |
17.口紅だけが目立つへたくそな素人メイクを装うがちゃんと綺麗に見えるようになされたであろうプロのメイク、そしてカメラを常に意識したキッドマンの顔の角度がいかにもハリウッドメジャーな映画。演技がちゃんとできるのに勿体無い。重い題材をハリウッド流に軽く扱うならかまわない。しかし重い題材を重く描いているのにフォーニア・ファーリーという人物が時々ニコール・キッドマンになっているのはどうしても気になる。監督も監督だ。カラスに語るふりをして観客に説明するなんてもってのほか。ベントン監督が製作側に屈したのか、それともハリウッドメジャー色に染まってしまったのか、、、。書籍で読むと非常に面白そうな内容なだけに本当に勿体無い。 【R&A】さん 4点(2005-01-12 11:50:56) |
16.いくら四番バッターばかり集めても面白い野球は出来ないと言われているのと同じで、アカデミー賞授賞監督や主演俳優たちが一堂に会したからといって、必ずしも良い映画が生み出されるとは限らないという見本のような作品。そもそも、今どきよくこんなテーマが企画として通ったなぁと感心するぐらいアナクロっぽく、ストーリーラインに至っては新味もなければ捻りもない。今や大メジャーであるN・キッドマンやA・ホプキンスらが、自らトラウマを背負って苦悩し、人生に絶望している人間にはとても見えないことに根本的な欠陥があり、映画をつまらなくしている基本線でもある。確かにR・ベントンの味わいのある演出は健在だし、錚錚たる顔ぶれの演技人ひとりひとりの演技も決して悪くは無いと思う。しかしその一方で、それらの個性のぶつかり合いが微妙な化学変化を生じさせ、かくも中途半端な印象しか残らない作品となってしまった事は実に残念であり、作り手側からしてみてもまったくの想定外だったに違いない。 【ドラえもん】さん 6点(2005-01-04 16:45:42) |
15.《ネタバレ》 豪華キャストなのに内容が乏しいと思います。盛り上がりに欠けるしテンポも悪い。アンソニー・ホプキンスを目当てで見ましたが役柄が合っていないと思います。見終わった後に思ったのですが結局、何を伝えたかったのか分かりませんでした。 【マーク・ハント】さん [ビデオ(字幕)] 0点(2004-12-23 00:49:10) |
14.《ネタバレ》 「ホプキンスファンとしては見逃せん!」と思って観てみたわけですが、あかんかった・・・。いつもの不思議おじさんを演じていたあのホプキンスはどうした!?老獪なイカレ博士や黒覆面で颯爽と現れたあのおっちゃんはいずこに!?この映画のホプキンスは人間的すぎてホプキンスらしさがほとんど感じられませんでした。ホプキンスらしさと言うのはオレにとって、常に何でも知ってるような感じですごく不思議な雰囲気を漂わす、そんなホプキンスの事です。それが卑語を使ってクビだとか、バイアグラだとか、今まで底の見えなかったキャラクターをたくさん演じてきたホプキンスが初めて底の浅い人間を演じてきました。しかも痛いのがあんまりはまってなかったこと。「あんなにうろたえたりむやみに切れたりするホプキンスなんてホプキンスじゃない」なんて言いたくなってもそんなこと本人や監督には知ったこっちゃないんでしょうが。映画のテーマはとても興味深いものでした。この映画の原題"The Human Stain(ヒトというものの汚れ)"ってある意味日本にも通じる事だと感じました。アメリカで肌の色による差別が深刻だったように、日本でも部落差別が深刻でした。両方に共通して言えることは、どちらも本当につまらないことだということです。結婚寸前で黒人の親を見たとたん振られるところなんかモロですよね。映画の中で、若かりし時のコールマン(=アンソニー・ホプキンス)が大学入学の際に記載していた用紙に人種を書く欄があったこととかも衝撃的でした。実際アメリカでは過去にあんな用紙があったんでしょうね。それで何を判断したかったのか、ほんとバカらしいですね。。でもいくらオレが「馬鹿らしい」といっても当時の人達にとっては「馬鹿らしい」ということはわかっててもどうにもならないものだったんだろうと思います。そういう過去を伝えるツールとしてこの映画は良かったと思います。 【TANTO】さん 6点(2004-12-20 22:46:56) |
13.アンソニー・ホプキンスとエド・ハリスの役柄を逆にした方が良かったのでは? 【たま】さん 6点(2004-11-30 23:01:19) (笑:2票) |
12.暗くて長くて苦痛でした。やっぱ爺さんはレクターにしか見えん。エド・ハリスは良かった。 |