29.《ネタバレ》 あの『ラン・ローラ・ラン』のプロットに影響を与えた(ホンマか?)という三人の男がただひたすら走る物語。SABU氏の初監督作品でもあるわけですが、田口トモロヲはじめ当時のサブカル界隈の曲者たちに加えて大杉漣や友情出演の堤真一までも登場するなかなか豪華なキャスティングであります。いまや伝説のAV女優白石ひとみも出ています。コンビニで万引きした田口トモロヲを追いかける店員のダイアモンド☆ユカイ、この二人はまったく無関係の間柄ではあるが、そこに両者と因縁があるヤクザ堤真一が参戦してくる。やはり見どころは三人の走りっぷりで、そこにそれぞれの身のうちや妄想をオーバーラップさせるのが特徴。でもそのパワーは警察が加わってくると萎んでしまったように感じるのは残念なところです。ラストにかけてヤクザ+警察の三勢力と三人のランナーが鉢合わせてお馴染みの三すくみ状態からの全滅、いやはやここにもタランティーノ風味の影響が色濃いですね。田口トモロヲやダイアモンド☆ユカイといったロック・ミュージシャン人脈を起用したんだから、ストーリーテリングとしてはもっとパンキッシュでオフ・ビートなら面白かったんだろうけどな。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-16 23:11:43) |
28.《ネタバレ》 面白かった。 走ってるときに、すれ違った女性に 妄想抱いて走るシーンが好き💛 鑑賞後、大友克洋の「RUN」を 読み直した。 こちらもおススメ♪ 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-05-04 10:54:56) |
27.ただひたすら走る作品であるにもかかわらず、ちゃんとエロシーンを取り込んでいるあたりに、映画というものの無限の可能性を感じます、ハイ。 タイトルとは裏腹に、まあ、ここでの「走り」はそんなカッコいいもんじゃないんですけれども、泥臭くって、映画のラストも含めてヤケクソみたいな、そういう魅力、ですね。ラストは「レザボア・ドッグス」とか「トゥルー・ロマンス」とかいった流れかもしれないけれど、そこに至る過程は、空前絶後。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-09-23 22:52:43) |
26.ダイアモンド☆ユカイの走りが初めは真剣、後半、さすがに疲れてきたのだろうか 義務的に仕事をこなしてますって感じの走りで そのテキトー感が目に入るとなんだかおかしい。彼ひとりに的を絞って見てみるのもアリなんじゃないかって思います。その他、一瞬にして三人の男を同時に妄想の世界へと誘うことの出来る一女子のパワーって凄い事だと思います。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-11-23 21:46:42) |
25.三者三様の登場人物が絡み合いながらひたすら走りまくるだけのお話。・・・これはこれでいいんじゃないでしょうか。嫌いじゃないです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-10 17:59:10) |
24.田口トモロヲが必死の形相で逃げる。ダイアモンド☆ユカイが異様な目つきと異様な手の振りをして追いかける。全速力の追いかけっこが延々と続く。ただそれだけなのに妙な緊迫感があって面白い。そこに3人目、堤真一が加わる。そしていつのまにか「逃げる」「追いかける」が「走る」に変わる。「逃げる」も「追いかける」も画としては走っているのだが、同じように走っている画を「逃げる」「追いかける」ではなくただひたすら「走る」にちゃんと変わっている、そう見せているのが凄い。走る姿だけで映画になっている。途中の三者三様の回想も無くてもいいくらいに映画として成り立っている。なのに、おいおいおいおい!走り終えたあとになんでいちいち説明するかなー。高揚感も達成感もじゅうぶん伝わってたのにー。しらけるなー。オチもなんだかなー。 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-18 18:39:32) |
23.とにかく3人が走りっぱなしの映画です。走りながらのちょっとエッチな妄想シーンが笑えました。ただ、ラストが強引すぎる感じがします。惜しい。 【ジム】さん 6点(2005-03-29 19:56:57) |
22.下らない映画にはーーーっ容赦なく0点をつけるーーーっ。堤真一はよかった。途中のあのシーンは、隣に姉がいたので、大変気まずかった。 【ぶらっくばぁど】さん 0点(2005-02-02 12:58:22) (笑:1票) |
21.全編、登場人物が追いつ追われつ疾走するだけの映画というのは、20年以上前の大友克洋原作・石井聰亙監督の中篇作品「シャッフル」と同じですけど(きっとその他にも沢山あると思う)、こちらは追っかけっこの合間に三人三様のドラマと妄想を挿入し、82分を馬鹿馬鹿しく見せきる。三人の中では、最も不条理なシャブ中のコンビニ店員・ダイアモンド☆ユカイの完全にイッちゃってる目つきが秀逸。逃げること・追うことから走ること自体に目的が移行し、脳内麻薬出しまくった彼らは、その先に一体何を見たのか? その辺が描けてれば傑作になっていたかもしれません、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-12-07 00:05:59) |
★20.《ネタバレ》 「ポストマン・ブルース」の原型か?
「アンラッキーモンキー」や「MONDAY」に比べたらシナリオに一貫性があるが、やはり他作品同様、全体的にストーリー展開が行き当たりばったり過ぎる。はっきり言って、最初から最後まで監督が計算しているとは、ちょっと思えない(その荒削りっぷりがこの監督の魅力なのかも知れないけど)。
この作品も、最初は些細な事から始まり、途中から破綻した方向に進むという黄金パターン。後半に行くほど、見ている方もまさに「ランナーズハイ」のような、一種独特なカタルシスを感じられるようになるのは面白い。
しかし、ラストの終息の仕方がいい加減なのが残念。あのカタルシスのまま、みんなで星空を眺めて終わるというような、爽やかなラストが良かった。
今後はこういう勢いだけの脚本ではなく、もう少し落ち着いた作品が見たいところ。 【FSS】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2004-11-27 11:33:36) |
|
19.バカ。はっきりいってバカ。でも好きだわ、この映画。 【ふくちゃん】さん 6点(2004-03-11 00:50:09) |
18.SABU監督らしく疾走感にあふれてていい。 ラスト近くからエンジンが切れてくるのが残念。 【新井】さん 7点(2004-02-26 17:57:21) |
17.あんな店員のいる品揃えの悪いコンビニも、何時間も全力疾走できる体力もフツー有り得ない!と思いますが、それは映画の映画たるゆえんなので良しとします。 流れ弾で無関係なおばさんが死ぬのは一寸嫌だなと思いましたが、例の女性に対する妄想シーンは三人の激しい息遣いも相まって(当方女ですが)笑えました。しかしサブ監督って銀行強盗のお好きな人ですね。後の映画の犯罪も大抵コレ・・。 【ひろほりとも】さん 7点(2004-02-13 17:33:04) |
16.《ネタバレ》 観終わった後に思わずダッシュをしちゃった。 本気で突っ走ってれば人生なんていい方向に転がんじゃねぇかなと思った。 【侍ジェット】さん 10点(2004-01-23 22:34:34) |
15.走ってます!走りっぱなしです!すべてを巻き込む走りです! |
14.タイトル通り、「走りっぱなし」のこの映画は徹底的なまでのエネルギーにあふれている。ストーリーやキャラクターの破錠ぶりもすべてそのエネルギーに包み込み痛快なエンターテイメント性に昇華している。常に日本映画に対する「衝撃性」を追い求めるSABU監督にふさわしいデビュー作品だったと思う。 【鉄腕麗人】さん 7点(2003-12-10 16:53:46) |
13.《ネタバレ》 SABU監督の原点であり全てではないかと思われる監督デビュー作。世界の北野が「歩き」に目をつけるなら、俺は「走り」でいくという姿勢は心地よい。しかし、全編それでは少々だれるのも正直なところ。事実、追いつ追われつのはずの3者併走が仲良くジョギングしているようにしか見えなかったりする。個人的には、すれ違う女性を見て3者3様のエロ妄想をしているシーンが全くの意味も持っていないことに笑いが止まらなかった。 【恭人】さん 6点(2003-12-07 17:50:25) (良:1票) |
12.ただひたすら走る。こういう偶然の重なり合いを描いたサブはおもしれーと思ったが この後の作品ずっとこんな展開の映画しかないから飽きてしまいます。 【たましろ】さん 6点(2003-11-27 23:14:59) |
11.けっこう笑えたけどなあ~。ポストマン・ブルースよりこっちのほうが個人的には好き。走るっていい! 【タコス】さん 9点(2003-09-21 11:17:39) |
10.鬱々とした人生を送る3人が絡みつつ、ひたすら走り続け人生の無常を感じつつそれぞれのケジメをつける。SABUの宗教くささと強引なまとめ方が気になる。白石ひとみ嬢は今いずこ。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2003-09-15 13:03:43) |