26.ビデオでは味わえない迫力に圧巻。指輪を返されたファントムの心境にジャーン、ジャジャジャジャジャーン!!って感じで涙が出てきました。生涯想い続けたんだね 【ナカチャン】さん 8点(2005-02-09 01:13:22) |
25.舞台とはまた違った良さが出ていた。これはちょっと・・・っていう部分もいくつかあるけれど、それを差し引いてもいい出来。それとやはり音楽がとてもよかった。 【アスモデウス】さん 8点(2005-02-08 23:06:24) (良:1票) |
★24.舞台モノというのは舞台で見たほうが迫力があるものですが、この映画は映画であるという利点を使用して実に胸に迫る映像と効果の連続で魅せてくれます。冒頭で銅版画を思わせるパリの街並みにググっと寄っていって次第に立体的になっていく映像の見せ方などは、古典的かつ新鮮で凄く感動しました。思わず「おー」と呟きました。隣の嫁は「ああ」と感嘆してました。とにかく大感動。クライマックスでオーケストラの大洪水が寄せてきたと思ったらサっと音が引き、次の瞬間オルゴールが奏でられるのですが、あれはもう反則でしょう。オルゴールの音色が鳴った瞬間、ブワっと涙が溢れました。マスカレードの場面も圧倒されましたが、今まで映像化された歌劇をなぞったような手法が多かったのが残念。ただ、これは舞台であり映画であるという二面性を最大限生かそうとしていた作りこみとこだわりがビシビシ感じられたのが良かった。ともすれば中途半端になりがちですが、舞台を表現する平面的な場面と、映像を表現する暗闇へ向かう奥行きの場面のコントラストが良かったと思う。まるで長い夢を見ていたかのような映画。終わった後ほとんどの観客が(年配の方が多かったです)席を立たずエンドロールを最後まで見ていたのが印象に残りました。歳取ってからまた夫婦でスクリーン上で見たいと思わせる、そんな映画です。大傑作。 【DeVante】さん 9点(2005-02-07 07:38:48) (良:1票) |
23.ミュージカル特有といえば良いのか、この映画に特有といえば良いのか分からないが、歌の洪水によってあまりにも一本調子で抑揚に欠ける出来になっている気がする。 アンドリューロイドウェーバーの想いが詰まったミュージカルなのかもしれないが、個人的には観客はミュージカルそのものを観に来たのではなく、映画を観に来ているということを忘れているような気がする。 肝心なところはミュージカルとして描いてもよいのだが、映画なのだからセリフをもっと多用しても良かったと思う。 もっとも字幕の出来が悪いため、ミュージカル部分の内容が分かりづらいということがあったのかもしれないが。 また、ミュージカルとして有名な本作のことをほとんど知らくて、人々から長年愛される本作がどんなに凄い内容なのかとかなり期待していたためか、その期待を裏切られたような気がする。 それはファントムに全く感情移入できなかったからだろうと思われる。 肝心の彼の孤独やクリスティーヌに対する想いの深さが残念なことにあまり伝わってこない。 彼の気持ちや立場が恐らく相当理解できるはずの自分が分からないというのだから、他の人も恐らく分からないような気がする。 個人的な疑問なのだが、そもそもラウルが置いていったサルの置き物を貰ってクリスティーヌは嬉しいのだろうか。 なぜラウルがあんなものを置いて行くのかがさっぱり分からないのは自分の理解不足だろうか。 深い思い出のあるオペラ座がらみのものということなのかもしれないが、ファントムの薔薇の方がよっぽど洒落てるぞ。 この映画の鑑賞方法はだいぶ分かったので、時間があればもう1回チャレンジしても良いかなとは思っている。 家でDVDで観ても、この映画の魅力はほとんど感じられないでしょうから。 |
22.「Phantom」の意味を調べると「幽霊」「幻の」「実体のない」…とあります。この作品の和訳は「怪人」となってますが、はたしてそれが適当なのか以前から疑問に思ってました。つまり「怪人」というニュアンスから「怖い」「悪」という先入観が生まれるからです。舞台も見たのですが、正直言葉が分からず(英語だったので)、細かなストーリーまで理解できませんでした。でも、この作品を見て確信しました。彼は「怪人」なんかじゃなく、「ファントム」という名の「紳士」である事を。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-02-06 19:47:08) |
21.《ネタバレ》 オペラではなくロックの歌い方だったからということよりも、涙はともかく鼻水が見えてしまったがために、ファントムが「怪人」にしては俗っぽく、今ひとつ感情移入ができなかった。しかし、結局年甲斐もなく涙してしまったのは、エミー・ロッサムの切ない表情と歌声のせいだ。もちろん、朽ち果てたオペラ座のモノクロ写真から、シャンデリアが上がってかつての美しいオペラ座を再生するまでの見せ方に圧倒されていたからこそだが。ところでクリスティーヌの墓にバラを届けたファントムはいったいいくつになっているのだろう。ラウルの老け込み方からいくと、年上のファントムは一人で歩けたのだろうかなどと、つまらないことを考えさせるのも、ファントムの鼻水を見せられたからなんだぜ、シューマカーさんよ。 【karik】さん 8点(2005-02-06 17:55:29) (良:1票) |
20.こんなに苦痛な2時間半はひさしぶりでした。見終わった後の疲労感は相当なものだったので、もう二度とこの映画は見たくないな、と思った。激辛ですがこれが率直な感想です。冒頭の『タイタニック』ばりのシーン(シャンデリアに色がついて過去に遡るところ)、クライマックスのファントム&クリスティーヌの真に迫った演技、ラストシーンのバラ・・・このへんはほんと感動したのです。ただ、全編とおして歌いすぎでしょう。「え、また歌かよ・・・」の連続。うんざり。ごく普通の会話であるべきところまで歌いまくるので、滑稽にすら見えました。そしてそのせいで肝心なシーンでの歌がまったく際立たない。『シカゴ』は現実部分が普通のセリフで、空想世界のみが歌だった。『サウンド・オブ・ミュージック』や『マイ・フェア・レディ』は「ここぞ!」という絶妙のタイミングで歌ってくれた。だから鳥肌が立つほど感動したし、物語の面白さを味わいつつ、歌の素晴らしさにもどっぷり浸れたんだなーと思います。『オペラ座~』もこれだけの舞台装置&役者がそろっていれば、もっと良い映画になりえただろうに。あと、肝心のファントムの歌唱力がイマイチでかなりもどかしかったです。演技は良かったけど。 【ROMY】さん 4点(2005-02-06 15:15:17) (良:1票) |
19.何はともあれ、音楽に浸りました。序盤の古ぼけたシャンデリアがあのパイプオルガンの重低音と共に過去へと戻っていくシーン、私も冗談抜きで本当に鳥肌が立ちました。あのシーンを見ただけでも、この映画を観た価値があったと思っています。ミュージカルは正直苦手なんですが、ファントムがやたら格好いいので歌うシーンには見入ってしまいましたね。はっきり言ってラウルよりもよっぽどいい男では…(笑)。私は原作をよく知らないので(さわり程度の知識)、どれくらい違いがあるのかとはわかりませんが、この作品に詰まっているのはファントムの深い悲しみと、クリスティーナへのひたすら純粋な愛だったのだと思っています。仮面舞踏会のシーンはなかなか必見。見応えのある作品でした。 【深海】さん 8点(2005-02-06 00:18:56) |
18.《ネタバレ》 ファントムの深い悲しみは誰にも理解されなかったんでしょうね。最後のお墓に薔薇が置いてあったシーンが心に残ります。 【たま】さん 7点(2005-02-05 22:10:37) |
17.《ネタバレ》 オーバチュアに早々から痺れました。かっこいい! これは映画館で見ると倍楽しめる映画だと思います。舞台をなかなか見にいけない人には嬉しい映画化ですね。豪華絢爛の衣装、セット、そして音楽。なじみ深い名曲をこうして映画館で聞けるのは嬉しいです。 でもやっぱり怪人が若すぎる……M.クロフォードとサラ・ブライトマンで映画化してくれてたらと思ってしまう。 【kiryu】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-02-05 03:08:39) |
|
16.うーん 期待していただけにちょっと残念。 音楽も良いし、映像も綺麗で見ごたえ充分なのに 何故か消化不良。 なんでだろう???って思うと歌が多過ぎ!ってこの映画にそれをいっちゃーおしまいんなんですが、でもここはセリフでも良いのでは?って所が何箇所もあった。 歌じゃなければもっと物語も分かり易かっただろうに・・・・。 【あずき】さん 4点(2005-02-03 21:46:10) |
15.舞台の映像化の典型的な失敗例。舞台版のCDを聴いているほうが、何倍も臨場感があるというのはいかがなものか。キャストが悪いわけでも、楽曲・オケが悪いわけでも、装置・衣裳が悪いわけでもないのに、「ミュージカル」の違和感ばかりが際立ってしまって、キャストがアップになるたび、これなら歌わずに芝居をさせてあげたらいいのに・・・と思うことしばしば。舞台版があまりに有名すぎるゆえに、監督も金縛り状態だったんでしょうか。舞台版で胸かきむしられた名曲の数々を聴きながら、お尻がむずがゆくなる理不尽!先のsayzinさんもおっしゃってるとおりお粗末な字幕も興を殺いだ一因。初めてロンドンでこの作品を見たときは細かな意味は分からずとも、ファントムの切なさ、哀しみが痛切に迫ってきましたから、ある程度映画力のある方は字幕を無視したほうがよいかもしれません。追記:エンドロールで流れる新曲(?)は蛇足じゃないかしら。 【HIDUKI】さん 7点(2005-02-03 14:22:04) (良:1票) |
14.舞台版「オペラ座の怪人」は、音楽や歌以上に「装置」の戯曲です。オペラ座の舞台に見立てたステージが、物語の進行に従ってどんどんと姿を変えていきます。目の前で「現実に」繰り広げられるそのスペクタクルには、内容以上の感銘を受けたもんです。そんな戯曲ですから、表現媒体としては映画の方が合っていると私も思います。しかし、出来上がった映画は丸っきり舞台をなぞっただけで、映画ならでは空間的広がりが全く感じられない仕上がり。しかも、舞台装置のダイナミズムは当然消失しています。クライマックスも、実際に観客の頭上を巨大なシャンデリアが滑り落ちていくスリルに比べれば、どーってことありません。元が元ですからつまらない映画ではありませんし、数々の名曲も楽しめますが、何か平凡な作品になってしまって少し残念に思いました。戸田奈津子の字幕が「ロード・オブ・ザ・リング」並に出来が良くなかったのもマイナスです、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2005-02-03 00:07:19) (良:2票) |
13.ミュージカル映画は苦手だったのですが、これは別。すんごかった。出だしから、音楽に圧倒されました。かっくい~。オペラ座の怪人もよかったし、なんといってもクリスティーヌがかわいいっ!歌声きれいだし。仮面舞踏会の場面も豪華絢爛。スクリーンで見ると格別です。 【海賊】さん 8点(2005-02-03 00:06:56) |
12.《ネタバレ》 非常によかったです。ストーリーはだいたい知ってましたが、豪華絢爛な衣装、美しいシャンデリア、そして迫力ある音楽に圧倒されっぱなしでした。映画のほぼ全編が歌ですが、美しいメロディーにずっと聴き入っていました。映画館のスクリーンと音響設備で見ることができて良かったと思います。Phantom Of The Operaが流れた瞬間、あまりのかっこよさに思わず鳥肌が立ちました。クリスティーヌ役のエミー・ロッサムは役にピッタリで歌もとっても上手でしたね。ミニー・ドライバーは久しぶりに見たけど、ハマってました。ファントム役の俳優さんは初めて見ましたが素敵ですねー。ファントムのミステリアスな部分や生まれながらに抱える悲しみや苦しみを上手く表現していたと思います。でもファントムはあんなに色男でいいの??最後のラウルの表情を見てると本当にかわいそうなのはラウルなんじゃ・・。何はともあれ、久しぶりに満足のいく作品でした。 【稲葉】さん 10点(2005-02-02 23:10:09) (良:2票) |
11.ゴージャスで素晴らしい衣装や美術と全編を彩る甘美な名曲の数々。テーマ曲の序奏に乗って豪華なシャンデリアが上がるオープニングですでにワクワクして感動し、歌やドラマが盛り上がると涙腺も刺激されて感泣。 もう何年も前に見た四季の舞台ですっかりこのミュージカルメロディに魅了されたものとしては、この映像と音楽の2時間半に浸ることができて満足満足です。ストーリーは定型なのでほとんど舞台そのままの運びですが、映像ならではの表現が迫力や広がりを見せるのでまた違う良さもあります。 ミュージカルでもこれほど音楽が主役でどれも美しいのは特筆ものの作品ですから、主な出演者が吹き替えでなく歌ってるのは当然嬉しいわけで、中でもクリスティーヌのエミー・ロッサムは可憐だし歌は声もきれいで素晴らしい。 怪人はラウルともども美形でかっこいい。でも怪人は主役だし実力で選んだならもう少し低くて声量のある歌唱力を、、という気がしないでもない。バンデラスという声もあったそうでそれでも良かったかも。カルロッタ役のM・ドライバーは吹き替えですがイタリアなまり?の我侭な歌姫がはまってました。 とはいえメロディが美しい名作ミュージカルなのでこれだけ聞かせて見せてくれれば上出来だと思います。帰ってから久しぶりに四季版ミュージカルを聞いて余韻に浸りました。 【キリコ】さん 8点(2005-02-02 21:35:32) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 くそ。なんていうのか。カッコよかった。カッコよかった!もう、もう、場面とか音楽とか人とか!自分は最初も最初、舞台裏のシーンで既に涙が出てました。涙腺緩い方ではないのですが。沢山の人がワーワーやってるシーンが美しすぎた。仮面舞踏会とか。涙はすぐ乾くんで良いんだけど、一緒に出てた鼻水も拭えず 2時間半鼻たらしっぱなしでした。昔、人から頂いたチケットで 舞台を見に行ったことがありますが、視力が悪いせいで何を言っているかとか何やっているのか、よくわからない所があったので不明だった部分が補足されて良かったです。そういやこんな場面あったなとか思いながら。舞台を見に行った時もそうだったけど、見終わって暫くは曲が頭から離れませんね。困った。 【リブロース】さん 8点(2005-01-31 10:12:40) |
9.音楽に興味を持つ身としてわ、すんごくよかったような気が‥。てか、ロイドウェーバーが、エンジェルオブミュージックやんな。うん。出演者の歌声もうまくてグッド。でも小星的には、ファントムの声はもうちょい低い声がよかったにゃ~‥。そして、ファントムは結局ヅラやったん?? 【小星】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-01-31 03:20:35) |
8.私はミュージカル版「オペラ座の怪人」が好きなので、かなり舞台そのまんまに作られたこの映画がかなりツボに嵌りました。特にクリスチーヌ役のエミー・ロッサムの美貌と歌声にやられた。 それから、言うまでもないが、アンドリュー・ロイド・ウェバー最高っ。 【paraben】さん 8点(2005-01-30 18:39:56) |
7.この映画はミュージカル映画ではない。「オペラ映画」と呼ぶべきだ。サウンド・オブ・ミュージックに代表されるミュージカルの名作の数々は、台詞が筋書き(ストーリー)を辿り、次第に高まった登場人物の心象が、イメージの世界で歌として表現されて観る側の感動を呼ぶ。登場する人々の「心象」を歌で表現できるのがミュージカルの利点だが、この映画は心象だけでなく台詞まで歌にしてしまっているため、イメージの世界(心象)と現実の世界(台詞)のメリハリが全く効いていない。そのためだろうか、悲劇の天才であるファントムにも、哀しい才能の持ち主であるヒロインにも、今一歩感情移入できず感動も出来なかった。「映画の方がミュージカルよりもより世界観を表現できる」とこのテーマ音楽の作曲者が語っていたが、ミュージカルには台詞にすべき筋書き部分と、歌にすべき心象部分がある。この映画をミュージカル映画とするならば、折角の映像化という利点を活かしきれていない。ミュージカルを映像化することの利点は、歌によって表現される「イメージの世界観」を映像で効果的に表現できることである。映像という表現技法の特性上、この点は確かに舞台よりも優れているだろう。同じく舞台を映画化した「シカゴ」などは、この利点を極めて効果的に使っている。折角一流の俳優陣を揃えながら、オペラのように普通の台詞や筋書きまでも歌で表現してしまったこの映画は俳優の持ち味や演技力も半減させてしまっている。決してこの映画を否定している意味ではないが、映像化された「オペラ座の怪人」は従来のミュージカル映画とは違ったジャンルで評価されるべきであるように思う。(物語の舞台が「オペラ座」だから当たり前かもしれないが‥‥‥)あまりにも有名なテーマは迫力があり、ロック調にアレンジされるなど全編に渡る音楽は素晴らしい。特にヒロインの、まるでアマデウスの「夜の女王」のような歌声。あの高音の美しさは、久しぶりに鳥肌ものだった。 |