★71.《ネタバレ》 後半は、冗長になって盛り上がりにかけたような気がします。あの上意討ちになる武士は、存在感がありましたね。わざと顔を逆光でわからなくしていたよね。病気で死んだ娘の骨を食べるシーンも、鬼気迫るものがありましたね。室内での剣戟の途中で、鴨居をふと見るシーンがあるけど、主人公にわざと切られたんだね。主人公の幼馴染の兄、妹を演じた吹越満と宮沢りえも好演していました。二人の娘もかわいかったです。それから、忠実で愚直な中間。あの俳優はどこかでみたことがあるのだが。それから、この映画の本当の主人公は、雪を被った鳥海山を望む庄内平野の美しい景色ですね。 【ジブラルタの星】さん 8点(2003-07-12 12:41:03) |
70.《ネタバレ》 清兵衛の日常の生活がわかり落ち着いた感じの中にもじんわり心に染みるモノがあり良かったのですが、上の命令により人を斬らなければならなくなるという展開からはちょっと期待していたほど感動できなかったですね。岸恵子さんのナレーションで清兵衛が3年後亡くなるというのが映像で描かれていたのならもっと印象深い作品になっていたかもしれませんね。 【はがっち】さん 6点(2003-07-06 23:28:37) |
69.単純におもしろかったです。映画の舞台の設定がとてもよい。何も事件が起こらなくてもおもしろい作品になっていたと思います。真田さんかっこよすぎでした。 【すけさん】さん 8点(2003-06-18 22:18:49) |
68.ここでの評判もよかったので、満を持して借りてみた。しかしこれは何だ。ふつうこういう「リアリズム」って、そういう人の弱さ、情けなさを徹底して描きながらも、そこに何か心を打つ、光るものがじんわりと伝わってくるようにとるものではないだろうか。そうでなく、ただかっこわるいことは本当にかっこわるくて、それ以上何もない、というところがむしろ革新的な本当のリアリズムといえないでもないかもしれない。しかしそれなら、大甘のタナボタ的なラストはいらないだろう。いったい監督は何がしたかったのかよくわからなかった。「いろんな人に警告したい映画。ある意味貴重」というわけで2点。 【すか】さん 2点(2003-06-18 00:05:26) (良:4票) |
67.アカデミー賞ってことで、少し期待していたのですが、期待したほどではなかったかな、と。自分の耳が山形の庄内弁に慣れるまでに30分かかってしまって、何を言ってるのか分からなかったところが多数ありました。同じ日本語なのになぁ…(^^;)まぁセリフはおいといて、真田広之がカッコよかった!最後の殺陣シーンは、やっぱり素晴らしいですね。ものすごく派手なチャンバラじゃないけれど、あの映画の中では充分カッコよかった。それから、宮沢りえ演じるともえ!一歩下がって男性を立て、陰できちんと支える。素晴らしい日本女性の姿を勉強させて頂いたなという感じです。淡々と流れる映画の流れの中で、ともえがいるシーンはパァッと華やいだ感じでした。山形の美しい自然と、人々の静かな生活がよく描かれていたと思います。 【みさえ】さん 6点(2003-06-16 11:29:03) (良:1票) |
66.何であんな風になるんだろう。さすが山田洋次監督。素晴らしすぎる演出です。ただ期待しすぎてしまった分、観終わったあとの物足りなさはありました。 |
65.この時代侍って使い捨てだったのか・・・。この映画って中高年のサラリーマンの人達から共感を得ているらしいけど、こんな感じに扱われてるんだろうか・・・。それから、殺陣のシーンは流石に素晴らしい。真田広之がアクション俳優だったことを再認識させられた。 【池田屋DIY】さん 7点(2003-06-14 13:27:57) |
64.聞いていた評判ほどではなかったけど、どちらかといえばしみじみとしていい作品だと思う。全体を流れる雰囲気が好きです。 【もっち】さん 7点(2003-06-13 11:31:55) |
【ビッケ】さん 8点(2003-06-12 23:07:55) |
62.ナレーションが岸恵子さんの声だとわかった時から流れるように観ました。(岸さんの語りが良かった)じんわりと残る良い映画でした。 【クラリス】さん 7点(2003-06-11 09:26:48) |
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61.傑作です。やっかみ?からか、いろいろと難癖つけてる人もいるけど、ラストの岸恵子さんの場面も、エピローグのようなもの、手紙の追伸にあたるもの。それにジックリ繰り返して見ると、一見余計に見えるあの場面に深い意味があるのがわかる。突っ放すように終わればいいというものじゃないのよ。 【ひろみつ】さん 10点(2003-06-10 20:38:58) (良:1票) |
60.普段時代劇は好んでは見ないんですが、評価がすごく高いので見てみました。未だに時代劇=チャンバラなんですが、この映画は昔ながらの日本人の質素な生活、ささやかな幸せ、そういうものがメインでなんかよかったです。宮沢りえの演技って久々にみたんですが、すごく女らしくてきれいで凛々しくて・・・惚れました!清兵衛とともえの関係も清々しくって切なくていいですね。 【tefuko♪】さん 7点(2003-06-10 14:47:20) |
59.観る気はあまりなかったんだけど、あまりに賞を総ナメにするのでどんなもんかと観ることにした。時代劇といってもストーリーに派手さがあるわけではなく、ほんとに江戸時代におけるサラリーマン社会を描くもので下手な時代劇よりは新鮮味があって良かった。真田広之も良かったが、宮沢りえがとても美しく魅力的な演技を見せてくれた。そして、田中泯のかもし出す狂気が映画を締める非常に良質なエッセンスになっていた。もともと期待してなかったので楽しめたが、実にありがちなラストシーンは余計だった。 【スマイル・ペコ】さん 6点(2003-06-09 14:33:00) |
58.良い映画ではあるけど、期待ほどではなかった。予想以上に淡々とした映画。役者の演技とリアリズムは期待通りだったけど。いつの時代も人間は人間なんだね。清兵衛のように生きたいと思うけど、無理。この映画がアカデミー独占というのは、まあそういう時代なのかな。10年前ではありえなかったろう。まだ若いから、わかんないけど。 【C-14219】さん 7点(2003-06-02 22:01:05) |
57.たんたんとドラマにのめりこみました。どら平太や、昔の黒沢時代劇と比べている方・・・それはジャンルが違います。これは比べるなら おしん のようなドラマでないと。貧しくもつつましやかな家庭を描いたホームドラマなのですから・・・。痛快時代劇といっしょに考えてはいけません。ただ、子供の回想でかたるものがたらいは手法が古いように感じましたんでー2点で8点です。 【うーたーまん】さん 8点(2003-06-01 23:46:40) |
56.観終わってからジンワリ感動しました。ああ~、清兵衛さんったら、なんだかとてもとても、母性本能をくすぐるのです。彼がお風呂にも入ってないのなら、私が隅から隅まで、洗ってさしあげたいし、着物が破れてるのなら、もちろん私が縫います、下手ですが。清兵衛さんっ、とてもステキ。 【okピーちゃん】さん 10点(2003-06-01 23:37:44) |
55.まず台詞。ともすると一瞬、何を言ったのか聞き取れないシーンもあって、わざわざ観客に分かるよう”今の標準語クサいゴザる言葉”でなかったのは、”日アカの賞を総ナメ”に関係なく良かった。(若くてイキのいいクリエイターはあんなもん貰っても心底喜ばないだろう)薄暗い庭で型をとる主人公、狭い屋内での太刀・・・不自然な光を極力、排除した映像。子供たちのお行儀、宮沢りえ扮するともえの立ち居振舞いは時代考証に五月蝿いハズのNHK大河でもここまで魅力的に再現できない。振り向いた彼女の背後に映える松は当時の絵画に描かれているそれそのもので、本物の風景で時代劇が見たいという欲求に答えてくれました。それだけ誉めておきながら・・・10点をつけなかったのはやはり、みなさんと同じく岸けい(自粛) |
54.評判良かったので見ました。そこまでと言う感じでしたがまあよかったです。宮沢リエも真田広之もよかった。山田洋二ってあんなかっこいい殺陣シーン撮れるんですね。最後ほんとかっこよかったよ。 【MxX】さん 6点(2003-05-25 01:05:30) |
53.DVDを店頭で衝動買いして観ました。予備知識としては、真田広之と宮沢りえが出てる時代劇ということしか知らず、あまり期待していなかったのですが、なかなかよかったです。傑作とまでは思いませんが、いい映画であることは間違いありません。 【ジム】さん 8点(2003-05-24 22:27:21) |
52.久々に期待しすぎて肩透かしを喰らった映画。悪くはないんです。ただ、思っていた以上にストーリーが単調。もっと深みのある内容を期待してただけに少々残念。どうもここ数十年の日本の映画は、TVドラマの延長のようでどうにも物足りない。もう日本映画には何も期待できないのか・・・。今度こそこの作品はひと味もふた味も違うものだと期待していたのだが。 【はむじん】さん 6点(2003-05-22 02:31:57) |