124.《ネタバレ》 自分が生まれた年に制作された映画。そう思いながら見た。映画の内容や出来とは直接関係ないが、この映画には巷でよく耳にする曲が多く使われているのだけれど、自分は今までこの映画とともに時を経てきて、この映画を一度も見たことがないのに、その曲だけは何度も耳にしながら人生を過ごしてきているのだと思うと、もっとこのような名作といわれる映画を見ないともったいない。そういう気がしてきた。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-06-20 23:40:42) |
123.面白かったけど歌はあっさりしていてミュージカルとしての見応えはそんなに無かった。字幕の人も頑張っていたとは思うけど、英語がしっかり出来たらもっと楽しめるのかもしれない。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-04 12:07:45) |
122.皮肉に満ちた演劇。だが成功しているとは言いがたい。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-04-06 10:52:38) |
121.《ネタバレ》 最初に観たのはまだ恋も知らない少女の頃。 満足気に「上履きはどこだ?」と言う教授に微笑むイライザ、というラストシーンの意味がまったく理解出来なかった。 「結局イライザは自立出来ず、教授の雑用係りに戻ってしまったの?」などと悲しい気持ちになったものです。 でも今なら分かる気がする。偉そうで、偏狭で、意地っ張りな男だと分かっているから…そんな「折れられない男」を愛しているから「折れてあげた」のだと。 自分が育て、手の内にあると思っていた女が、いつの間にか自分の手を離れ、気がつけば自分方が手の平で転がされていた…ってところでしょうか。 所詮この世は男と女。相容れなくとも、どちらが欠けても成り立たない車輪の両輪。原作とは違うそうですが、素敵な終わり方でした。 【猫の足跡】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-02-14 22:46:47) |
120.《ネタバレ》 イライザの親父の「運が良けりゃ」はチキ・チキ・バン・バンの「栄光のバラに」を思い出させるコミカルさが楽しい。こういうスーダラ節的なおやじキャラって万国共通なんだろうか…。それよりもまたか!と思ったのが、うら若き純粋無垢な乙女が同世代のイケメンをさしおいてかなり年の離れたのオッサンに熱を上げる、というオードリー得意のファザコンベースな役どころ。かの時代の流行りだったのか、いやいつの時代も「若い生娘にモテモテなチョイ悪な俺」が妄想激しいオヤジの夢であることに変わりはないが、かつてはいわゆる玉の輿こそが女性にとって成功人生の王道として広く社会的に認知されていたということだろうか。それにしても長かった。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-01 23:56:34) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 9点(2010-12-31 21:12:58) |
118.《ネタバレ》 名曲が多数登場し長編ミュージカルだけど退屈せず一気に観ることができました。歌は口パクながらも、ローマの休日の愛らしい少女とは似つかないじゃじゃ馬娘を熱演したヘップバーン。舞台でも幾度となくビギンズ教授を演じたレックス・ハリスンはさすがにハマッてました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-24 02:57:45) |
★117.《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーン演じるイライザのお転婆っぷりがキュートでした。あそこまでは大袈裟だけど、お茶目な女性って魅力的に映ります。発声練習がほんとバカバカしくって、思わず笑ってしまいました。途中挿入される歌は違和感を感じず、控え目な踊りで、むしろラップみたいで、ミュージカルなことを忘れちゃうくらいでした。特にイライザの父親の小踊りがツボ。ラスト、イライザがヒギンズ教授の元へ戻ってきた時、はたして教授はどういう態度で迎えるんだろうって思ったら、なんと教授はイライザの顔を確認もせず、帽子で表情を隠し「上靴はどこだ?」って一言。無茶苦茶プライド高い。でもイライザには、そんな教授の心の内を見透かしてるかのように、表情に少し笑みが入る。そして終幕。なんて素敵なラストシーンでしょう!!洒落てて凄く好きです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-22 19:40:34) |
116.《ネタバレ》 ・イライザの親父が好き。塚、若い頃「運が良けりゃ」に出会って、これこそ自分の生き方と思い込んだのが、それこそ運の尽き。いまだにいい年して非正規社員なわけなんだけどw ・3時間フルに楽しもうと思ったらかなりハードルの高い作品かもしれないね,確かに。 例えば 「ei」の音をどうしても「ai」としか発音できないところ(レインをライン、スペインをスパイン)とか、何をイライザが苦しんで乗り越えたかピンと来ない人がいるかもしれない。(I will go to hospital today. を I will go to hospital to die. 【死ににいく】としか発音できないオーストラリア人に一度是非この映画の感想を聞きたい。ま、もとはと言えば流刑囚の国、当たり前と言っちゃ当たり前なんだけどw) ・ヒギンズ教授の固くなさ、偽悪的なところ、何でも言っちゃうところ、案外マザコンのところ(最後の方の「マザー!」には、激ワラ) ヘップバーンの華麗さ もちろん、主役二人の魅力が大きいんだけど、他にも魅力的な脇役が大勢いたのも楽しめた。最初に言った親父、すごく紳士的なんだけど実は傍観者的なピカリング大佐、案外フランクなヒギンズの母親、実は一番常識的で、一番迷惑してるヒギンズ邸の使用人達。 ・10点満点かとも思ったけど、さすがに地声から歌声に代わるところは少し醒めるんでマイナス一点。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-01-08 07:13:52) |
115.尺が長すぎるのももちろん問題なんだけど、そう感じさせる理由は、第1に、それぞれの楽曲がつまらないこと。第2に、台詞の部分で、みんな舞台からそのまま持ってきたかのようにワーワーうるさいこと。映画にするのならばそれに即した作り方をしてほしかったと思います。見ていて疲れました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-05 02:30:45) (良:1票) |
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114.歌が吹き替えであることは知ってはいたものの、やはり気になりました。でもジュリー・アンドリュースには前半の泥臭い演技は似合わないと思います。発音のことや、男が女がと決めつけるところはあまりピンとこないですし、古臭さを感じます。でも、ラストにかけてのじれったい展開は秀逸だと思いました。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-12-23 18:39:58) |
113.オードリー・ヘプバーンってミュージカルよりもコメディの方が私は似合う気がする。作品全体に漂う優雅さと汚れてもやはりオードリー・ヘプバーンは相変わらず美しいと感じさせてしまう所がこの映画の魅力である気がしなくもないが、やはり長い。もっと短くても十分に楽しめるだけの作品にするだけの力をこの監督の才能からすれば、出来たはずです。オードリーの優雅さと、美しい音楽の力によって、それなりに楽しむことは出来るけど、一度で良いかなあ!もう一度、見たいという気にはなれない。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-03 12:53:45) |
【白い男】さん [地上波(字幕)] 10点(2009-06-20 23:13:27) |
111.映画としてはそこそこ面白いけれど、すこし長いかもね。オードリーの演技が大げさなのが少し気になった。最後の2人の喧嘩にしても、ちょっとひどいんじゃない?あまりにリアルに大声で激しく言い争うのには、痛々しくて見ていられなかった。あまり観ていて気持ちいいものではなかった。あんな風に罵詈雑言にする必要はあったのか。それからラストまでがいやにはしょっていきなりイライザは帰ってきてるし、ヒギンズ教授もあっさり一言のみ。「えっこれで終わり?」って感じ。もうすこしそうなるまでの過程を描くとか、その後の2人も少しは描いて欲しかった。 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-12-11 20:43:16) |
110.すごく大ざっぱだけど、ミュージカル映画はダンス中心から歌中心に移行してすたれた、って言えないか。この64年はもうダンスは付けたりで、踊ってても絶頂期のハレバレとした感じが出ない。「踊りあかそう」なんてどんどん狭い部屋へ入ってしまい欲求不満が残る。「時間どおりに教会へ」もいろいろやってるんだけど、コワザって感じ。競馬場での白黒の効果は見事だったが、『巴里のアメリカ人』ですでにやってるし、それにこれはミュージカルの味とは関係ない。いや、いい映画だとは思うんです、思うんですけど、峠を過ぎたジャンルの緩さも目立つ作品なんだな。かえって翌年の『サウンド・オブ・ミュージック』は、もうミュージカルの形にこだわらないことで成功したと思うんだ、でもそれはまた別の話。あ、この2つの映画、手元の「ぴあシネマクラブ」によると、どちらも上映時間は172分だぞ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-11-10 09:17:02) (良:1票) |
109.《ネタバレ》 巷での高い評価は知っていたので、とっても期待しながら見ました。ところが、私には不向きだったのか、全然楽しめませんでした。理由は大きく2つ。1つはミュージカルの命である音楽が気に入りませんでした。これは好みの問題とも言えますが、ダンスらしいダンスが1つも出てこないなんて、演出を疑ってしまいます。もう1つは、ストーリーの繋がりのなさ。イライザと教授の会話ややりとりの中に、1つとして心を通わせる場面がありません。なのに、この2人を引き付け合わせるものは何でしょう。コメディとしては競馬場のシーンなど、楽しめる場面が多くあります。しかし、映画としては不満が残りました。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-09-14 18:46:21) (良:1票) |
108.みなさん指摘のように「尺が長い」。いくら名作と言えども、やはり限度というのがある。 さて、その「名作」の誉れ高い本作は観る側が「英語という言語(特にイギリス英語)にどれだけ精通しているか?」によってかなり評価は分かれてくるように思う。単に字幕でストーリーを追うだけではこの映画の本当の良さは伝わらない。字幕、すなわち日本語になってしまうことでセリフの面白さが半減されてしまのうは「外国人」には仕方ないことだが、残念だ。 英語はもとより、フランス語圏などでも「どういうアクセントで話すか」「相手のアクセントはどうか?」など、言語、発音に対するこだわりは、日本人の想像を遥かに超えるものがある。かのサッチャー元首相ですら、御国訛りを矯正するのに苦労したと聞く。イライザのヒドいコックニー訛りとインフォーマルな表現など、言外の意味が会話にいちいち含まれていて、それがこの映画の裏の醍醐味。競馬場での一連の会話は、あまりに典型的な上流階級的英語と、イライザが羅列する知性に欠ける単語の数々との対比に面白さが詰まってる。ラストシーンのイライザのセリフ、「 I washed my face and "ands" before I come I did」は知性はゼロだが、美しい。 このときオードリーは確か30歳を越えていたと思われる。なるほどイライザの設定年齢とには違和感を感じる。特にドレスアップしてレディとなった時は顕著だ。それでもやはり愛くるしい仕草や表情は健在。可愛らしい表情を作って可愛らしく見せることは誰でもできる。しかしオードリーは、いっけん可愛くない表情ですら可愛く見せてしまう。まさに「魅せる」という字がふさわしい、本当の意味で「可愛い」女性だったのだろう。しかも単に愛くるしいだけでなく「品性」が常に伴っていたところに彼女が「永遠のプリンセス」であり続けた理由がある。 【給食係】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-09-09 23:16:11) |
107.《ネタバレ》 うーん、長かった。それにやっぱりミュージカルは自分は得意じゃないなぁ。でもエンディング間近の蓄音機を聞くシーンがよかった。それにやっぱりハッピーエンド、Goodです。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-09 17:06:13) |
106.《ネタバレ》 久々に見直したが、やはり映画史上に残る名作だと再確認。もうちょっと若い時期のオードリーだったら、なおよかったけれど、それでも彼女の魅力は十分に発揮されていた。自分が年をとったせいか、最後のシーンは涙が止まらない。また、なぜか「I could have danced all night」のところでも泣けてしまう。お金でも宝石でもなく、ほんの少しのヒギンズのやさしさに、天にも昇るほどの喜びを爆発させるイライザの健気さに胸がいっぱいになるのだ。 エンタテインメントとしてもよくつくりこまれた作品だけれども、社会文化論的な視点から見ても興味深い。社会の底辺に属していた娘が、一転して王族にも見なされるシンデレラストーリーは、いわゆる「階級変換」がテーマとなっている。舞踏会のシーンにおいて、イライザは他の上流階級を圧倒する。イギリス階級社会の空洞性がさりげなく告発される。また、ここで描かれる社会は男性優位の社会でもある。つまり、ジェンダー的にも格差があるわけだ。しかし、ヒギンズはイライザや母の前では、その威厳は微妙である。ラスト近く、母の家でイライザと口論になり、イライザが出て行ったあと、「マザー!」と叫ぶほかないヒギンズのありさまは、「教授」という社会の最高位にある人間とは到底思えないもので、わがままがきわまってどうしようもなくなった駄々っ子の姿そのものである。貧富や性差、制度的階層の矛盾といった伝統的な社会問題が娯楽性を損なわない範囲で、しかし、しっかりと取り込まれているのは巧み。 これらを図式的に見直すと、すべて既存の秩序が一度崩壊したあとに、新しい価値観が見出され、それによって初めて幸福が得られるという筋道になっている。つまり、「崩壊」と「新生」の物語である。イライザにしても「花売り娘」としての彼女は消滅し、「レディ」として新生している。「崩壊」と「新生」というテーマで、なおかつ「階級変換」が絡んでくるとなると、(作者が意図したかどうかわからないが)これはもうニーチェの思想そのものである。となると、一見、コメディ的要素も持ちながら、その実、きわめて深い内容をも含んでいる恐るべき映画と解釈することもできるだろう。 ま、そんな見方はともかく、40年前にしてすでに一つの頂点に達している感さえある忘れえぬ一作だと思う。9点也です。 【delft-Q】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-09 02:01:26) (良:2票) |
105.イライザとヒギンズ教授の掛け合いがとても楽しかったです。ラストは結局どうなったのでしょう。やっぱり人間って自分に足りない部分を持っている人に男女問わず人間的に惹かれるんでしょうね。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-16 01:18:26) |