15.《ネタバレ》 映画を見た後、原作を買いましたが、やっぱりストーリーがしっかりしていて面白い。おばあちゃんの安全をテレビ中継する場面や身代金の受け渡しの時のドキドキが最高です。 【ぷりとさね】さん 8点(2003-12-11 22:00:35) |
14.誘拐されたものが逆に誘拐犯を操る。これまでにもなかったパターンではないが、その老婆の真意がわかると心地よい感動が広がってくる。映画版では北林谷栄の好演が光っている。岡本喜八演出も少々テンポが間延びしている部分があるものの概ね快調。惜しむらくは、犯人グループ3人の演技の拙さ。特に風間トオルは本作で役者として認知されていたが、以前よりはマシという程度でまだまだ観ていられるレベルではないのが残念。 【恭人】さん 7点(2003-12-07 17:02:39) |
13.すべては北林谷栄のためにある映画です。おばあちゃん最高! 【オオカミ】さん 8点(2003-11-21 20:32:47) |
12.いいじゃない、こういう映画。誘拐犯も頭悪いというか、人が良いというか。誘拐されるおばあちゃんもいい味出してるしね。北林谷栄は日本のおばあちゃんって感じがすごい出てる。何ていうか、縁側でお茶すすってそうな感じ。すごく好き。 【ブン】さん 7点(2003-11-21 18:54:17) |
11.昔はテレビで放映されるたびに見ていたような気がする。テンポも良くて痛快な作品だった。 【ディーゼル】さん 8点(2003-11-17 15:46:49) |
10.《ネタバレ》 ミステリーの最高傑作と大絶賛されている原作を、この映画版を見る前に読んだが、個人的にはどちらもイマイチ。 「痛快で心温まるストーリー」という振れ込みだが、あの愚直で田舎臭い誘拐犯たちのキャラクター性や、「虹の童子」と名乗ったり、お互いを「雷」「風」「雨」などと呼び合ったりする垢抜けないセンスにどうしても馴染めず仕舞い。 すべて関西弁(河内弁?)というのも抵抗があった(方言が嫌いなわけではないけど…)。原作を読んで感じたマイナスイメージは、この映画版も変わらなかった。 攫われた老婆が、逆に誘拐犯を手玉にとって、壮大な身代金強奪計画を実行するというシチュエーションは確かに面白いけど、それも、そこまで工夫のある展開には感じられなかった。 と言うのも、「刀自がすべてを計画している」事は、読者(観客)には最初から分かっている訳で、客観的にストーリーを追う形になる以上、途中経過の緊張感もラストの意外性も薄れるのは当然では? 原作共々、それなりに完成度の高い作品ではあると思うけど、個人的にはどうにも肌に合わない作品だった。すべては、あの登場人物のキャラクター性に感情移入できるかどうか、かな。 【FSS】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2003-10-26 23:56:47) |
9.お社・・・それにしても間抜けな犯人達で(^^; 【だだくま】さん 8点(2003-10-22 14:15:39) |
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★8.喜八監督の反社会映画……とか書くと誤解されそうだけど、実は喜八監督の全盛期のどの映画よりもアナーキーな映画なのかも。そして究極のアナーキー映画に相応しい感慨がラスト胸の中にこみ上げる。松竹ヌーベルバーグに匹敵するほどの反社会的映画のラストに必ずこみ上げる感慨……「みんな幸せになってください。」 【柿木坂 護】さん 10点(2003-09-29 16:31:44) |
7.夏の訪れを感じる豪雨の中、山間の自動車道を走っていた昼下がり、この映画を思い出す。 それなりに沢山の映画を観てきたが、ふと思い出したならば、もう無性に観たくなるという作品が幾つかある。 岡本喜八監督のこの娯楽映画は、そういう映画の確固たる一つだと思う。 日本が誇る娯楽映画の大巨星、岡本喜八が描き出したこの数奇な誘拐劇は、映画としての痛快さや爽快さを大胆に散りばめた上で、真っ直ぐに「娯楽」という要素を極めている。 主演女優の偉大さからストーリー展開の巧みさまで、特筆すべき点は多々あるが、この映画の場合、台詞回しを覚えてしまう程、何度観ても心底面白いその「愛着感」こそが、最大の価値だと思う。 「ああ、今日もお山が綺麗や」 映画のラスト、この物語に登場する総てのキャラクターと、この映画を愛する総て観客を魅了した“主人公”がそう言い、締める。 これから先も、夏の山の美しさを感じる度に、この日本娯楽映画史上の最高傑作を、幾度も観たくなることだろう。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2003-09-29 12:06:30) |
6.原作読んでから見ましたが面白さは十分出ていました。当時、奈良和歌山方面で仕事をしており、紀伊半島がいかに秘境であるかを体感しておりましたので、より楽しめました。風間ちゃんやきよしの息子の芝居のへたっぷりもご愛嬌。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-07-21 23:03:56) |
5.痛快誘拐映画の傑作だ。なんといっても主役の老婆の演技がこの映画の核なので、演じた北林谷栄には脱帽。全編通して爽快かつ痛快で飽きさせない。ラストの後味の良さも好印象。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-28 14:41:23) |
4. 40代から老婆役を演じ続けた筋金入りの名(ババア)女優北林谷栄が80歳にして主役を張る”老いて尚盛んな”異色の作品ですが、結構着想が面白いと思います。天童真の原作(日本推理作家協会賞!)は未読ながら、緒形拳、樹木希林、嶋田久作らが脇でイイ味出しており、岡本監督の安定した演出でナカナカ見応えある仕上がりになっていますね。90年代邦画の中では上出来の一編かと…。 【へちょちょ】さん 7点(2003-02-11 04:47:38) |
3.原作の天童真さんというのは、人間に向ける暖かな眼差しを持ち味とされた方で、後進の作家さんにも多くの影響を与えておられます。映画では原作のハートウォーミングなところが描ききれなかったかな?と言う感じで、少し残念。 【ひぐま】さん 6点(2002-05-22 04:34:25) |
2.好き。疲れると見たくなる。おばあちやんのかわいさと、米空母のやり取りがナイス。 【711】さん 9点(2001-06-02 21:52:22) |
1.当時、何回観てもあまりにも感動してしまい、この舞台である和歌山県や、竜神温泉付近にまで何度となく足を運んでしまいました・・・出演者達の演技がひどかったのですが、自然と、ぽわわんとした雰囲気が大好きで、私の映画BEST5に入る傑作だったと思います。(けど周りの人に薦めて観てもらったけど賛同を得たのは、たった一人だけでした・・・) 【ぶうこ】さん 10点(2001-02-26 03:46:27) |