42.《ネタバレ》 シャマランらしい不可思議アイデア一点突破モノ。謎は十分魅力的だけど、そこからの広がりや深みがやや足りなくて映画作品というよりはテレビのドラマ感が強い。 だけども観ている間はずっと怖かった。「人は死について考えることを棚上げして日々生きている」と言った作家がいた。このビーチでは突如として老いと死に向き合わなくてはならなくて、その恐ろしさといったらもう。 だから、人生のいろんなもやもやにきちんと落とし前をつけることができた夫婦の穏やかな表情には救われた思いがしました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-08-29 23:10:47) |
41.おなじみシャマラン監督のサスペンススリラーで、テレビドラマ「世にも奇妙な物語」的な作品です。予想より楽しめましたが、この手の映画にしては軽い気がしました。監督のサービス精神なのか説明し過ぎな気がします。そのためテレビドラマのように分かり易くなっていますが、映画ならもっと難解にしても良かった気がします。テレビなら見るけど映画館までは行かない、そんな作品です。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-07-19 07:49:25) |
40.《ネタバレ》 なんでそうなったの?には目を瞑りなさいってことですね。 身体が年をとるのは分かったが中身も成長するのはちょっとよく分かりませんでした。 一応ストーリーにオチをつけてくれたのは一安心ですが。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-06-01 21:38:13) |
39.1時間で2年、1日で48年、子供がドンドン成長してゆくビーチ。犬や猫・植物・・・蝉はどうなるのか・・・そんなことばかり思い浮かんで、けたたましい人々の惨状がサッパリ頭に入って来ない。オチも小賢しい感じで私には合わない作品でした。 |
38.サスペンスとしては,面白かった.設定には穴があると思うが・・・ 老化するのは良いとしても,知恵や精神は成熟しないんじゃないのかな? 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 6点(2023-04-20 00:25:03) |
37.年を取っていく恐怖を描いたホラー。なかなかおもしろい。 現実の世界でも、年を取り、老いていくこと、死に近づいていくことは恐怖であるから、より、恐怖を共感しやすい。リアルな怖さだ しっかりと伏線を張っていて、サスペンス要素もあり、悪い連中を倒して気持ちよく終われるのもよい。 なかなかいい映画だ。 少し残念なのは映像の手抜きが多いところか。 犬が死んだ、女性の遺体が白骨化した、赤ん坊が生まれた…などのシーンで、それがはっきりと分かる映像がない。作成予算的な問題で作れなかったのだろうか。 不自然なシーンもあった。 現場から離れると気を失う、というのはまだ分かるが、気を失った人間が全員揃いも揃ってなぜ現場まで歩いて戻ってきたのか? 髪や爪が伸びないのは死んだ細胞だから、と作中説明があるが、髪や爪は新しい組織が根本で作られるから伸びるのであって、死んだ細胞が伸びてるわけではないだろう。これは多分登場人物の解釈が間違ってるだけで、きっと、細胞の老化は進むけど、新陳代謝が早くなる、というわけではないのかもしれない。しかし、だとすると妊娠した少女があっという間に出産することの説明はつかない。 そのあたりは、細かく考えなくてもいいんだけど。 とりあえず、そこそこに面白いよい映画だった。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-11-05 14:44:23) |
36.《ネタバレ》 一度も一時停止をせずに一気に最後まで観れたことにプラス1点。まあそれだけの吸引力があったということは評価したいです。ただ単に年を取っていくということをどう見せていくのか?最終的なオチはどうなるのか?要約すればこの二つに注目して鑑賞することとなる。でもって、年の取り方をビジュアル的に一番わかりやすく見せるために子供を入れる。これはなかなかナイスでした。時間の異常な早さを一目瞭然にしてくれます。そしてのアッという間に成長してしまった精神的に未熟な男女が性行為を行い、これまたアッという間に妊娠出産してしまう。本当に「時間」というか「時」の概念をまざまざと見せつけられます。またこの超スピードの時間のせいで次々と人が死んでいくのですが、まずは老死から始まって、精神疾患が抑えられなくなり殺害、崖を登って脱出を試みるが途中で気を失い転落、持病のてんかんが薬切れで発作し死亡、と色々な死に方が出てきますが、極めつけはラスト近くのシーンで、洞窟に逃げた兄妹に襲いかかってくるカルシウムを常に摂取しないといけない女性が、カルシウム不足によってありとあらゆる関節があらぬ方向にねじ曲がっていき、まるでホラー映画のようなおぞましい姿で朽ち果てるシーンと、もう一つは、精神疾患で気が変になってしまった男性から旦那を守ろうとして錆びたナイフで切りつけ、その錆が血管に入り込み猛スピードで全身を侵食してくシーン。この二つのシーンは本当にゾッとしました。なかなかのアイデアだなと。で最後にオチですが、製薬会社が薬の効能を長期治験でする手間を省くために実験場として使っていた、というものでしたが、オチ的には驚くようなことはない反面、妙にリアリティがあって無理のないオチだったな~と思いました。 シャマラン監督の作品は当たり外れが多いけれど、この作品は良かったです。 次作も良い作品、期待しています。 |
35.《ネタバレ》 人間にとって老いとは何か…とか、失恋とかでよく言われる「時間が解決してくれるよ」をテーマにした、この監督にしてはめずらしくメッセージ性の強い映画だな、と。 最後も製薬会社の陰謀という普通のサスペンス映画ぽい方向に落としてるし、例えば前作の「ウンチばばあ対ラップ小僧」(タイトル忘れたけどそんな内容)あたりとはちょっと毛色の違う映画だな、というのが視聴後の素直な感想です。 劇中、個人的に一番面白かったのは、連中をビーチに案内しさらにずっと観測してるのが監督本人だという小粋なジョーク。 あ、あとムチムチビキニも忘れてはいけませんね、うん。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-28 18:22:04) |
34.《ネタバレ》 この監督さんの場合、常に「シックス・センス」と比較され、一般人が思い付かない様な奇抜なオチを期待されるのが何とも可哀そう。 本作単体でみれば普通に面白かったです。 幼い娘さんが急成長しちゃっただけでなく、なんとまあご懐妊までしちゃってテントの中から登場するシーンは意表を付かれました。 一歩間違えば趣味の悪いコントになりかねない様な描写ながら、前振りが効を奏して気味悪くも印象深いシーンになってました。 私的には主人公夫婦が年老いていく描写も印象深いものでした。 旦那さんは目が見えなくなり、奥さんは耳が遠くなる。 普通はゆっくりと訪れる老化現象が短時間で現れた事への絶望的な思いと、それを受け入れざるを得ない妙に達観したかの様な描写は、私と妻の将来を考えるきっかけになりました。 オチはこの監督さん特有のズッコケ系では無く極めて真面目なもの。 このオチをどう捉えるかはこの(出たがりの)監督さんの何が好きなのか次第で評価が判れるのでしょう。 星新一や初期の藤子不二雄の短編と同じテイストで、私的には充分有りでした。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-13 12:09:10) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 若返るとか不老不死とかその類はあるけども。 老いていく謎のプライベートビーチ。 そそられるものはある。 シャマラン映画は落ちを期待したくなるのだが、刺激が少ない在り来たりなオチだった。 製薬会社の臨床試験とはやや冷めた。 |
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★32.《ネタバレ》 詰まるところ、人間にとっての最大の脅威は「時間」であるということ。 「時間」というものの非情さと残酷。それに直接的に脅かされた時、またはそれを独善的に操れると知った時、人間は狂気と慈愛の狭間で混乱し、混沌を生む。
立ち返ってみたならば極めて普遍的なテーマを主軸に据えた話ではあった。 だが、そこからよくもまあこんな狂った“設定”を思いつき、ストーリーを練り上げ、緊張と恐怖を創出できるものだ。あまりにも奇妙な事象を、極めてシンプルな映画世界の中できっちりと表現している。 「さすがはM・ナイト・シャマランだ」と称賛するに相応しい作品だったと思う。
私自身、常に時間の経過には焦り、脅えている。 特に忙しない人生を送っているわけでもなく、呑気な部類の生き方だとは思うが、それでも無情に過ぎ去る時間を無駄にしたくはないと常に思っているし、ふと覗いた鏡の中の自分が徐々に確実に老いていることを感じるたびに、焦燥感は吹き出る。
自分の子供が生まれ、彼らの足早な成長を目の当たりにするようになると、時間の経過とそれに伴う自分自身の“変化”は、事程左様にくっきりと輪郭を帯びるようになってきた。本作において子供のキャラクターを複数設定している意図は、まさにそういう部分にあったに違いない。
この映画の中で、登場人物たちは非人道的な時間による暴力によって、狂気のるつぼに放り込まれる。 ただでさえ非情な時間が、轟々と音をたてるように流れていき、彼らは焦ったり、恐怖に怯える間もなく、異常な現実を突きつけられる。
この映画のストーリーテリングが、とても恐ろしく、同時にとても面白いのは、登場するキャラクターたちが、異常事態による恐怖や狂気によって破滅していくというよりも、あくまでも「時間」の経過に伴う自然の摂理や、人間としてのある種の成長によって、一生を終えていくというところだ。 ある者は老衰で、ある者は持病の進行によって、ある者は老いていく自分の姿に耐えられず、そしてある者は人間的成長に伴って生まれた盲目的な使命感によって……。
つまりそれらは、すべての人間が通常の世界で生きていく中で誰しも迎え得る結末であるということ。 この世界で生きるすべての人間は、「時間」というサバイバル中に身を置き、生死をかけて彷徨い続けているということを、この奇怪な映画世界は雄弁に物語っていたのだと思う。
どんなに異常で暴力的な時間経過の只中であっても、適切な“死の順番”を迎えられたことに対して、主人公家族の両親たちは“束の間の幸福”を得られたのだろう。 私自身、人の親として、また人の子として、せめてそのことは守りたいと切に願う。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-07-10 00:19:50) |
31.《ネタバレ》 精神と時の部屋から着想を得たのでしょうか。確かに利用価値としては何年もかかる治験に利用するというのは納得ではございますが、最大の時間が早く進むという謎は放置なのがスッキリしないところ。シャマラン監督らしいと言えば、らしいかな。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-03 19:59:48) |
30.《ネタバレ》 シャマラン監督の映画ってなると、どうしても謎解きに挑みたくなってしまうのは仕方がないとして。 まあ今回に関しては、私個人としてはもう謎解きのレベルを超えていて、伏線がどうあれ、そんな種明かしをされたところでやられた!とはならないわけで。 『サイン』の時ほどではないが、あまりにもリアリティのない設定だと、どうやって楽しんだらいいのかちょっと分からなくなってるのが正直なところ。 軽い謎解きで済ませられない重大な犯罪であることも、バランスが取れてない感じがして落ち着かない。 自分の人生について考えさせられるという点で、評価したい。 |
29.ビーチにいると歳をとるという現象に対して、オチがコレ!? 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-07-02 21:56:24) |
28.《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。演出は素晴らしいですねー、変わり映えしない景色で登場人物も変化しないのに、長い時間はらはらドキドキさせられた。 真相を知るまでのスリルを味わう映画であって、真相がわかってしまうと観察動画であること分かり、2回目の鑑賞はないなと思ってしまう。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2022-06-28 23:34:38) |
27.《ネタバレ》 面白かったです。 この手の作品には過度なリアリティは持ち出さず、与えられたシチュエーションを受け入れ楽しみましょう。 未知の超常現象が原因とは言え、このシチュエーションで宇宙人や怪物を出場させず、人間(製薬会社)による仕業だったというのが恐ろしかった。 久しぶりに先が読めない謎にドキドキし楽しめた作品でした。 【夜光華】さん [DVD(吹替)] 7点(2022-06-28 10:14:12) |
26.《ネタバレ》 幼いお姉ちゃんがあっという間にナイスバディになっちゃって、気づいたら私も鼻血ブーでした。 【タケノコ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-27 22:11:45) (笑:2票) |
25.《ネタバレ》 皆さんおっしゃるとおり、アイデア一発勝負のシチュエーションサスペンスミステリーとして、シャマラン監督らしい作品に仕上がっている。 登場人物たちが「特別なプライベートビーチ」に案内された後は、奇々怪々な老化(あるいは成長あるいは風化)現象が発生したり、突然取り乱す人が出てきたりするなか、何故かこのビーチからは出られないことが分かって以降、カメラは徹底してビーチ視点から離れることなくストーリーが進む。 このため、観客もこの得体の知れない場所に閉じ込められた心理になり、物語に没入しやすくしているのは、脱出ものお決まりの手法とはいえ、効果的だった。 また終盤には、医薬品メーカーの関わりが分かるわけだが、その意図が単純な悪ではなく、一定の説得力が見いだせる余地があるところにも、設定のユニークさが光る。 例えば、人間の寿命を延ばす薬を研究するとして、その治験には途方もない時間がかかることを想像すると、この製薬会社のような発想が出てきても不思議ではない。(もちろん実行してはいけないが) また、子供達が急速に成長するのはいいとして、体の体積がみるみる増えていくのは物理学的に?とは思ってしまう。 本作はこうした設定上の細かい矛盾点をツッコんで楽しむのもいいし、それを忘れて非日常のミステリーに身を委ねるのもよしという、良質なサスペンス映画としてオススメできる。 【田吾作】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-26 11:42:26) |
24.《ネタバレ》 いろいろ笑えました。 老けるのが異常に早くなる映画って、魔術とか呪いとかと思ったら 特殊な環境下の自然現象だというSFに寄せたお話でした。 なかなか面白いアイデアの映画だと思います。 ただなあ・・ 切られても直ぐに傷が閉じて治ってしまう件とか、頭痛からの気絶で脱出を阻む設定とか、 脚本攻めすぎて、途中からリアリティ無くなって、冷めてしまいました。 帰れない理由が、災害なのか、犯罪なのか、当人達に知られると困るのかな。 どーせ連絡手段もないんだから、塀で閉じ込めて人体実験でもヨカッタかも。 笑えたのは、つい○○してしまい、お腹が大きくなって帰ってきた娘見て卒倒のシーン。 あと、11歳と6歳の姉弟が、中年になってしまい、この先どうするのかみんなで困るラスト。 世代が進むと、メイクだけじゃ無理になり、俳優さんのチェンジが唐突で、笑い転げてしまう。 ある意味、コメディなのかもしれない? これは、友人たちと感想で盛り上がりたい、酒のツマミ的な存在意義を感じましたので、1点追加です。 【グルコサミンS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-24 22:54:10) |
23.《ネタバレ》 面白かったです。ありそうでなかった設定ですが、オチも含めてこれはこれで有りだと思いました。ちなみに冒頭と最後のクレジット部分の「old」の文字などを表示する演出、素人ながらセンスあるなぁって思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-22 08:06:25) |