220.《ネタバレ》 この異様な高評価の中で誠に恐縮ですが、私にはとても秀でた映画だとは思えません。新任の個性派教師が生徒達に影響を与え、それが学内で問題になり、責任を取らされて辞職していく…って、これこそ「ありきたり」の極致じゃないですか。後は生徒達が教師の周りにワッと集まって涙するか、机の上に立って涙するかの違いだけ。それに、親がたかが演劇部(?)の活動に何で強硬に反対し、何で子供はそれ位で人生を悲観する所にまで至るのか? ま、時代背景と名門寄宿学校の実態に詳しくないので、ピンと来ないだけかもしれませんが…、5点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 00:05:45) |
219.見終わった時は素直に感動したけど、よくよく考えてみれば、懐疑的にならざるを得ない。人間は皆、「いま」を生きてるわけで、それが能動的なのか受動的なのかどっちかなのかもしれないが、決して能動的に生きることが最良ではないと感じてしまった。誰かが書いていたけど、レールの上で幸福を感じる人もたくさんいるし、何よりそれが楽なのかもしれないし、むしろレールの上で生きる方が難しいのかもしれない(レールという状況が整わなければならないという点で)。この作品では親のレールの上で生かされていた二ールがいたが、もしかすると自分の意志でで生きているつもりが、何かしらのレール(社会情勢だとかテレビ・マスコミだとか…)の上で生かされているかもしれない。こんなことを考えてしまうのは、俺がすれてきているせいなのかなんて思ったりもした。 【銀次郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-02 22:54:26) |
218.多くの親は子供に過大な期待をかけてしまう。自分の子供には人と違った才能が有って将来有望な職に付いてくれるんではないか?とどこかで期待してしまう。成績が良ければなおさらのことである。しかし子供は殆どの場合親の期待を裏切る。そうなった時親は、学校や教師のせいにしたりする。子供が育つ上で親や教師の存在は重要だが、更に重要なのは、子供が自分自身を見つける事なんだ、そんな判りきった事を改めて考えさせられた作品です。最後の“O Captain,my Captain”のシーンが素晴らしい。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-08 14:40:16) |
217.《ネタバレ》 残酷なまでのリアリティが泣ける。決して大袈裟にしない演出が光る(キャメロン以外) 【ジャイロボーラー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-21 06:55:45) |
216.前半はやや盛り上がりに欠けますが、中盤からラストにかけて物語に引き込まれました。ラストシーンが秀逸です。こんな先生がいたらねー。 【ジム】さん 7点(2005-03-29 19:33:50) |
215.そんなに弱い青年だったかなあ~。 青春群像が素晴らしい。若さの強み、弱み、友人の大切さ、良く伝わる。 年取ったからか、若い人は・・・どう感じるのだろう。 【ご自由さん】さん 7点(2005-03-28 17:31:18) |
【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-03-02 14:39:33) |
213.ラストにつきます。 それまであまり好きではないジャンルで、 先も読めるし「ああやっぱりこの生徒はこうなる」と、 たいして感情移入もしてなかったのです。 早く終わらないかな~とたいくつしてたところに、 あのラストで急にきました。 だからラストは書けません。 つまりは、ロビン・ウィリアムスばかり目立つ先生の映画が、 実は主役は意思を持つ生徒たちであったことがわかるのです。 今思えば、金八先生のようなストーリーなのですが、 これはフイをつかれて感動して泣いちゃいました。 【アルメイダ】さん 6点(2005-03-01 05:37:59) |
【小星】さん 9点(2005-02-24 15:38:41) |
211.少しストーリーがキーティング先生と先生の考えに同調する生徒に寄り過ぎのような気がする。幼い頃から親に恐怖を植え付けられて育った(多分)ニールが親の反対する道を夢み、恐怖で押さえつけられてきたがゆえに逆らうことも出来ず最悪の道を選んでしまったことはわかるような気がする。そして、その責任はキーティング先生にはないと思うが、キーティング先生の教え方が正しいものだったか?と問われれば、自分はちょっと違うのではないかと思う。キャメロンは極端な例だとしても、どんなに厳しい規則のある学校でも生徒全員が夢を見ない人間になってしまうわけではない。ラストで机の上に立たなかった生徒たち、あるいは机の上に立った生徒たちの中にだって夢をみてしっかりと自分の未来を考えている生徒はいたのではないか?確かにあんな校長のいる学校は嫌だが、外界と隔壁されて軍隊教育を受けていたわけではあるまいに、あの環境で生徒たち全員が自己のない人間に育つという考えがおかしい。キーティング先生の偏った教育が迷惑だった生徒もいたはずだ。 【北狐】さん 5点(2005-01-29 22:35:06) |
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210.《ネタバレ》 ラストシーンの授業風景、校長が代理で授業を行う。そこへ私物を取りに来たキーティングがやってくる。キーティングの立ち去り際、生徒達が文字通り立ち上がる。笑顔で振り返るキーティング。キーティング教育によって成長した生徒達の決然とした顔。いい感じである。 しかし、その時の校長の顔に演出的残念を感じる。 あのときの校長、キーティングを睨み、「お前がいけないんだ!たちされ!」的な演技をする。これでは鑑賞者は{学校、教師、親}を悪役においてしまう。なんだかそうではないんだ。そうではなくて、学校という若者集団にエリート教育を迫っている{なんだかわからないけどより大きな社会の流れ}がいうなれば悪役なのである。校長や親は、この{なんだかわからないけどより大きな社会の流れ}に乗せるために若い彼らを封じ込めているのであって、その罪悪感を校長もあの両親も自覚していて、「我々大人はこの流れに納得していない。なんか悔しいけど、こうしてエリートになってくれればとりあえず幸福にさせることが出来る。しかたない。」というテーマで演技すれば、この映画の大人も「体制」という記号ではなく一人の登場人物になれたはず。青春映画に留まらず『カッコーの巣の上で』に並ぶ社会派映画になったのかもしれない。 キーティングは、そんな社会の流れに乗せられていく若者達を静観できなかった一人。しかし、結果は懲戒免職。要は{なんだかわからないけどより大きな社会の流れ}は、あのような先生を辞めさせられる力もある。 だからこそ、あのとき机の上に立ち上がった彼らが本当にたくましく思う。 |
209.やられたぜ!「デッド・ポエッツ・ソサエティ」。 いまを生きる⇔死せる詩人の会。なかなかの邦題。 明石家さんまが5回泣いた名作ですよ。彼の場合ネタつくりだとは思うが・・・。 【やぶ】さん 10点(2004-11-18 20:41:17) |
208.《ネタバレ》 現実には自分の理想の道を選んで苦労する人間もいるし、 自分の理想の道を選んで成功して生き生きと過ごす人間もいるし、 レールの上で幸せを見つける人もいるし、 レールの上で苦痛の連続を感じながら抜け出せない人もいる。 舞台にたって、精一杯演じて、いい評価をもらえた、けれど父親は反対。 死んでも母親は何も夫に言わない、父親は一教師のせいにして納得する。 死んでも愛されなかった子供。生きるのを放棄した人間に 愛なんてなくていいのかもしれませんが、精一杯の反抗だとしたら救いがなさすぎて嫌いです。 他にも色々嫌いな部分があるんですが長くなるので省略します。 嫌いなシーンが変にリアルで、好きなシーンが変にニセモノくさくて、 この映画で全く感動できませんでした。面白くて笑ったシーンはあるので2点・・・。 ラストに大人になったメンバーがお墓参りでもして、 「いい演技だったよ」なんて言ってるシーンがあれば点数も変えてたかも。 何を見ても憂鬱にならない私が憂鬱になったのは二百の映画の中、これが初めてです。 【アオイ】さん 2点(2004-10-22 05:48:43) (良:1票) |
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206.《ネタバレ》 金八先生の第6シリーズのラスト。桜中学を追われ教育委員会に進む事になった坂本先生を、涙で見送る生徒たちと多くの仲間。上の体制と教え子達に対する教育愛との狭間で苦しむ先生の姿には涙がとまらなかった。私が映画を観て生まれて最初に泣いた映画は(しかも号泣)「いまを生きる」のラストシーンだった。キーティング先生の時には破天荒な教育理論が、管理体制を強いられていた生徒たちの「自由への憧れ」にマッチした。しかしそれはやはりあまりにも大きな壁への挑戦だった。どの時代も、異端児は快く思われない。これからの人生がある生徒達は、今自分たちで出来る最高の形で学校を去る先生に感謝の気持ちを表した。それを、「ありがとう」と精一杯の笑顔で答える先生。離れ離れになる事を強いられながらも、強く結ばれた「絆」。本当に美しい。「カーペ・ディエム(いまを生きろ)」。俺も精一杯生きるぞ。 |
【カイザー・ソゼ】さん 9点(2004-08-15 22:02:54) |
204.「プリチャードはアホだ、そのページを破れ!」自分の好きなシーンの一つで、キーティングの性格や詩に対する想い、自分の力で学び表現を味わうことの姿勢の尊さを上手く表したシーンだと思う。 キャプテンと呼ばないと立ち止まらないのも、もう最高、何とも言えず良いよなあ。 死ぬ運命にある我々がその最期の瞬間に悔いのなく、この素晴らしい人生をつかみとるには何が大切なのか、何が大事なのかを色々と学び考えることが出来る本当にイイ映画、出来ることならアイツラと同じ頃に観たかったなあ。 あの頃は勉強、勉強で余計なことを考える余裕なんてないし、大学行ってもその反動で遊ぶことしか考えてなかったからな。自分が自分のやりたいことや夢を追えなかった分、夢を追う姿は本当に美しいと感じる。 ニールだけでなく、皆それぞれに才能があり可能性があり情熱があった、まさにいまを生きていることが伝わってくるあの姿には胸が熱くなる。 恋愛でも夢でも何でも失敗すること恐れずに、想いを伝える重要さと自分の信念を貫き通す勇気を持つことの大切さ、難しさも感じる。 若さと若さゆえの苦しみ、愚かしさ、畏れ…正しい方向へ人を導くことの大人の責務、間違った愛情も描かれている。 ニールには家を出て欲しかった、キーティングはあんなこと教えてなかったぞ。 ずっとビクビクしていた、どん臭いイーサンのあのラストのたくましさに少年たちの成長を感じる。 |
203.この物語は、高い教育レベルを誇る進学校、つまり生徒は皆エリートで、将来官僚など人の上に立つ人間になるであろう人材に対する教育現場において、子供たちが受験勉強に血眼になり他人の痛みすら分からないような理詰めの知識人となることを危惧し、真の教養、知性、感性を育むことを説いた教師の話である。 [幸福について]二通りの考えがあり、一つはリスクを承知で周囲との摩擦を起こしても、自分らしくあることこそ幸せと考え、そのためには過酷な環境にも挑むタイプ、一つは不幸を避けることを第一に考え自分を失くすことに全力を注ぎ予定調和をもって幸せを感じるタイプ。そしてこの教師の持つ「幸福論」は前者であり、自分の生徒の能力を信じていたからこそ、あえて厳しい選択をさせるような幸福論を堂々と説くことができたのであろう。その理念は昨今もてはやされている武士道にも通じるような志の高さである。[職業について]評論家といわれる人間の批評精神の欠如が職業上致命的であるように、「先生」と呼ばれる人々(教師、医者、政治家、弁護士etc)、いわゆる指導的立場の人間の、主義主張の欠如は致命的である。この教師には確固たる主義がある。その上で、自らが汗をかき、痛い思いをして周囲と関わっている。理想的な指導者の姿である。なにがカッコ悪く、なにが恥ずかしいことかさえ分からない人間が教師になった不幸が、巷で性犯罪を起こすようなお粗末な教師の実態である。自殺した生徒が仮に親の言いなりに医者になったとしよう。彼は、親に言われたから仕方なく「先生」になったのである。自分が、どうしたいかすら分からず、確固たる信念も全くない人間が人の上に立って、良いドクターになどなれるわけがない。そして巷は、このような大人の押し付けた打算的な考えで偉い「先生」となり、教育レベルは高くとも教養が全く伴わない受験戦争の落とし仔たるエリートであふれかえっている。 【ちか】さん 8点(2004-07-07 13:53:16) |
202.ある意味、反PTA的な映画。でも子供には是非見せてあげたい映画。 【たまごくん】さん 7点(2004-07-04 04:04:53) |
★201.《ネタバレ》 生徒が自殺してしまう展開は残念だが、それでもラストは感動的。 【太郎】さん 7点(2004-06-27 07:21:40) |