108.役者の好き嫌いで映画を観るのは邪道と言われるが
私の場合は何にも措いて好きな役者が出演している作品が好きだ。
だって、そうじゃなければどんなに面白い脚本でも
どんなにスゴいアクションでもどんなにカッコいい衣装でも
好きな役者が出ていなければ観る気もしないのだ。
例えば近いところでマトリックスがそうだ。
あれを私の好きなキアヌ以外の全く無名の役者が演じていたとしたら
見る気がするだろうか?
ネオを演じるのがあのキアヌであるからこそ映画を観ると言う行動が起こせるのだ。
本作品のボンド御大ことショーン・コネリーも然りだ。
どこがと言うと、この役者の人間臭い演技が好きで大概の作品は観ている。
アンタッチャブルのジム役、ファミリービジネスのじじい役、
インディ・ジョーンズ最後の聖戦のパパ役、
レッドオクトーバーを追え!の艦長役、理由(1995)の弁護士役、
そしてザ・ロックのメイソン役と爺(じじい)で
重厚(髭ヅラ)な顔立ちをした役者でなければ
務まらない役ばかりでありどれも人間臭さを前面に押し出した
難しい役どころばかりを見事に演じ切っている。
前置きはさておき・・この作品の真の狙いとも言うべき核心は
ショーン・コネリー演じるマックがゼタ嬢演じるジンとの老いらくの恋物語を
単に世界を股に掛けた大泥棒のアクション映画という舞台に設定しただけなのである。
別にじじいじゃなくても良いじゃん↓と思いガチだが
これはじじいな役者の方が、よりインパクトが有り何より
私生活でじじい殺しなゼタ嬢には演技力の重厚さやUK出身という事より
このじいいでなきゃ駄目なのだ。
じじい好きの女性には必見の作品である・・・ちなみに私は男性です。
って要らん事いうた?