350.ミュージカル映画は初めてだったのですが、あまりのノリの良さに圧倒されました。レニーもキャサリンもイメージを裏切る素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。一流たる者、歌えて踊れないとダメですね(笑)。ストーリーは当時の腐敗した社会情勢を如実に現しているようで興味深かったです。犯罪者がスターになるなんてあり得ないですね...とにもかくにもミュージカルシーンだけでもお腹いっぱいになりました。 【ブッチ・ハーモン】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-04 10:16:11) |
349.この映画は、現実とミュージカルシーンとの2重性により展開していくが、最終的に、その2つの展開を別々に捉えては理解できない部分が見えてくる。ミュージカルシーンでの心情の吐露や妄想が全くの装飾であり、嘘ではないか?と感じさせるシーンもあり、ミュージカルシーンのリアリティそのものが宙吊りされるような感覚に襲われるのである。しかし、この映画が図らずも表現し得たのは、実は現実とミュージカルシーンとの2重性、この2つ展開の擦れから地下水のように滲み出てきたある種の違和感、その断絶線から沸き出でる本質的な感情なのである。 最後の裁判シーンで、リチャード・ギア演じる弁護士がロキシーの日記についての弁明を行う。その際、彼はずっとタップを踊り続けている。彼はステップを刻み続けるが、それは、何というか、彼にとっての脅迫観念のようなものだったと僕は思う。『とにかく踊り続けるんだ。。。』 そういう声が彼の最も深いところから聞こえているということが、場面の擦れから、その断絶線から僕らに伝えられる。この映画がミュージカルというエンターテイメント性からハッキリと零れ落ちた場面である。(その後、ギアに言い訳を言わせるが。。) 結局のところ、この映画は、ミュージカルシーンによって心情と現実という区分を明確化するのだが、実際はそれによって明確化され得ないもの、2つ場面展開の擦れや捩れを克明に捉えることである種の表現を達成し得たのではないだろうか。その方法論こそ、これからの映画が目指すべきひとつの方向性ではないかとさえ僕は思う。 最後に、、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの迫力ある歌声と踊りは素晴らしかったが、やっぱりレニー・ゼルウィガーの存在感もすごいナ。そういう愛すべき映画でもある。まぁ当然のことながら。。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-02 13:30:11) |
348.ミュージカル嫌いではないし、皆さんの評価も高いので、期待して見たら完全に肩透かしにあってしまいました。曲とかはいいんですけどね‥‥ 【ジョー大泉】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-02 10:34:55) |
347.まぁ、向き不向きがあるんだろうね。歌わないで、きちんと話しなさい。と、突っ込みたくなる時点で、私には不向きということです。 【シネマパラダイス】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-04-26 08:49:19) (笑:2票) |
346.ミュージカル映画はもっとも好きなジャンルのひとつですが、これは新しい形を見せてくれましたね。ミュージカル映画は登場人物がいきなり歌って踊りだすから苦手、という人にも進められると思う。悪を肯定的に描いているのも個人的にはマル。 |
345.久々に面白い映画を観ました。アカデミー賞=重い?というイメージがあったので、どうかなぁ...と思いましたが、軽いタッチで楽しめました。世知辛い現実を忘れられる大人の“ディズニーランド・ショウ”。ザッツ・エンターテイメントでした。 【杜子春】さん 8点(2005-03-04 20:33:04) |
344.《ネタバレ》 タモリと同じ理由でミュージカルが嫌いだったんだけど、たまたまTVで観れたので観てみた。ミュージカル映画初でしたが、なんだそんなに違和感ないじゃんと。舞台と違って映画なら平気かもしれない。ごめん参考にならないコメントで・・笑 レニーって体と顔のギャップがすごいなと思った。別なものみたいだ。リチャード・ギアって歌えるんだな。しかし何をやっても無難な単なる二枚目だね。 【モフラー】さん 6点(2005-02-21 21:07:04) |
343.《ネタバレ》 かなり退屈でした.結局ミュージカルがメインの映画だったんですね.「バカな女が不倫相手をかっとして殺しました.腕利きの弁護士が無罪にしてくれました.」こんなの2時間ドラマにもなりまへん. 【マー君】さん 3点(2005-02-06 14:58:55) |
342.これは面白くなかったです。ムーランルージュの方が観やすかったです。殺人の理由も勝手だしそこからひたすらミュージカルですね。これなら映画にしなくてもブロードウェイで上演していれば十分だと思います。スートーリーをもうちょっと練って欲しかった。 【たかちゃん】さん 3点(2005-01-26 07:02:30) |
341.《ネタバレ》 これって、もしかして「映画的キュビズム!?」と思ってしまいました。■ピカソによって提唱された「キュビズム」は“複数の視点による対象の把握と画面上の再構成”を意図する芸術活動のことで、隠れて見えない立体物の裏側や、もともと見えない人間の内面を、サイコロの展開図のように2次元絵画へ定着させていく手法であると理解しています。そもそも従来のミュージカル映画のミュージカルシーンというものは「映画の構造」を語る上では重要な要素になり得ないと認識をしていましたが、この映画のミュージカルシーンこそは、対象物の裏側や内面を訴求しうるものとなっており、光の当たらない・目に見えない・隠された側面を浮き立たせ、物語の真正面を語るストーリーシーンとともに、対象物を多面的に複合的にそして立体的に訴えかけてくるのです。この映画は“複数の視点による対象の把握”という作業を経て、ミュージカルシーンという異なるアプローチを内包することによって“映画を(多面的に複合的に立体的に)再構成”しているのです。そんな「映画の構造」を考え巡って、前述の「キュビズム」という言葉に行き着いたわけです。今作品が他の凡庸なミュージカル映画と一線を画す要因となるのが、演出味たっぷりなナイトクラブのショーという別次元で、全てのミュージカルシーンが実施されているところにあります。出演者がショーのパフォーマーとなり、観客に向けてストーリーシーンとは違う手法のプレゼンテーションを繰り広げていくのです。その内容は「嘘まるだしの逆説的自己プレゼン」や「可笑しいほど自虐的な自己プレゼン」であったり「ある状況下における人間関係、力関係の変化、役割説明」までもが、照明・衣装・大道具を利かした劇的空間で展開されるのです。このようにストーリーシーンとミュージカルシーンとの明快で大胆な分離を計ることによって、「違う視点」がクローズアップされ、この映画は厚みのある立体感のある作品へと昇華し、稀有なミュージカル映画と醸成していったのです。■ラスト2人組による機関銃ショーは 「誇大妄想としての叶わなかった夢物語」であったと主張しておきたい。結局、共演が成功しなかった末の妄想だったのだ。嘘・自惚れなど虚実入り乱れたこの映画のラストとしては悪くない解釈だと思いますが、いかがでしょうか? 【マーク・レスター】さん 8点(2005-01-01 00:54:03) (良:1票) |
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340.音楽いいですねっ!!ノリノリのジャズ、大好きですvvテンポがいいっ!レニーさんがあれ、キュートといってもいいかもしれんけど、やっぱデブ・・・とゆうか女性はバックダンサーさんもみんなむっちむちでしたねぇ。囚人6人のダンスとかあと引いてて玉に歌っちゃいます。エンターテイメント☆って感じですねぇ。おもしろかったです。 【椎花希優】さん 7点(2004-12-30 01:42:02) |
★339.《ネタバレ》 見事なまでに悪人揃い。しかも「世間様に顔向け出来ない」悪人じゃなくて、「世間様に顔を見せたくって見せたくって仕方ない」悪人ども。みーんな自分の事しか考えていない。富と名声を得るためには手段を選ばない。でも、これこそがショー・ビジネス!例えストーリーが陳腐だろうと、この映画の面白さは、そんな虚栄に満ちたショービズ界が、自らの世界を自嘲気味に描いたことにある。「私たち、セクシーでゴージャスだから何やっても許されるのよね~うふふふ~♪」「俺たち、どーせ踊らされてるだけなんだよね~あはは~~」。倫理や道徳がぶっ飛んでる、と言えばそれまでだが、今現在のどこかの国の芸能界を見ていても、実はあんまり違わないんじゃないかと思える不思議さ。だって今テレビ画面に普通に溢れているのは………逮捕歴のあるミュージシャンだったり、玉の輿に命懸けてるタレントだったり、暴○団とも繋がってる芸能人や芸能事務所だったり、単なる宣伝機関と化している芸能ジャーナリズムだったり……「シカゴ」との違いは、さすがに殺人者にはなかなかお目にかかれないこと(ま、裏で何があるかは知りませんよ)。そして、その中に、ロキシーやヴェルマのようにちゃんと歌って踊れる真の「タレント」が殆どいないこと。うーん、どっちが幸でどっちが不幸なんだろう?! 【中山家】さん 8点(2004-12-23 12:54:20) (良:1票) |
338.私はミュージカル嫌いですが、アカデミー作品賞もとってることだし、同じボブ・フォッシーの「オール・ザット・ジャズ」が大好きなので見てみました。やっぱりやめればよかった。あまりにもバカバカしいストーリーです。ミュージカルといえどもストーリーが優れていなければならないという私の考えは邪道なのでしょうか。【wataruNH】さんが、最初は殺人を肯定する描き方に抵抗があったが、シカゴの本場のミュージカルを見てからもう一度見たら味が出てくると書いていらっしゃいますね。私も殺人を肯定する描き方にすごく抵抗を感じました。本場のミュージカルを見れば【wataruNH】さんのように意見が変わるかもしれませんが、あいにくその機会がありません。「オール・ザット・ジャズ」が1人の人間が死を受け入れられずに抵抗していき、やがて穏やかに受け入れて死んでいく過程を描いて、深く考えさせるのに対し、「シカゴ」はあまりにも下らない理由で人を殺した犯人をスターに祭り上げていき、しかもそれをお笑いタッチで描いているという低俗な内容に寒けを感じました。殺人をお笑いにできて、それをアカデミー作品賞にしちゃうようなアメリカ人の神経はむしばまれている。あんな国につられて派兵するなんてどうかしてるよ。な~んて真面目に分析したらバカですか? 【チョコレクター】さん 4点(2004-12-20 17:57:57) |
337.ミュージカルはそんなに嫌いじゃないし、それなりに楽しめた。けど後半になるとミュージカル慣れ(?)してないせいか、踊り出すと「またかよ」という気持ちになる。作品の内容?ここまで歌と踊りを見せられると、そんなのどーでも良くなってしまうね。 【くうふく】さん 5点(2004-12-19 09:22:59) |
336.何を隠そうミュージカル初体験は手塚治虫のアニメ「ワンサくん」だった自分、歌って踊ってワクワク出来るこの手の映画は理屈抜きで好き。「シカゴ」が画期的だったのは、ストーリーとミュージカルの境目部分でどうしても生じてしまう違和感を物の見事に払拭した点。2点減点分はオープニングシーンを見る限りじゃレニーとキャサリンのWヒロインでも全然おかしくなかったのに、レニーを賞レースの主演女優、キャサリンを助演女優の枠に収めたいが為に、意図的にキャサリンのシーンを削ったとおぼしき製作者側の小賢しい作為が見え透いてしまったせい。 |
335.前半がやや退屈でした、ミュージカル耐性が無かったからか。後半のテンポの良さや女性陣のフェロモンがスクリーンに自分を強く引きつけた。キャサリンゼタジョーンズはI-NO(GGXX)に見えつつ印象に残り、見続けてると木村カエラにも似てない?みたいな感じになってって・・・好きになったりして。見る人を選ぶジャンルですが、苦手な自分が投げずに見終えることができた強い力を持つ作品でした。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-11-27 13:50:34) |
334.何か面白さが感じられなくて、良く分からなかった。自分の苦手分野かも?・・・でももう一度観てみようかな?皆さんのレビューの評価は良いようなので・・・ 【teruru】さん 4点(2004-11-24 19:36:22) |
333.内容は話を圧縮すると少ないけど、構成が良いせいか、疾走感あふれる、わくわくした映画でした。ミュージカルに抵抗がある方ですが、キレキレのゼタ姉の踊りに引っ張られ、楽しかったです。ふと思って調べたところ、LUXのCMにおいて、ゼタ姉が今作で、第75回アカデミー賞助演女優賞受賞。ジェニファー・コネリーが「ビューティフル・マインド」で、第74回アカデミー賞同賞受賞。第76回は「モンスター」で主演女優賞をシャーリーズ・セロンが受賞。と3年連続アカデミー賞を受賞しています(LUXはスター女優をCMに起用してるから、確率としては可能性は高いですが)。こりゃ縁起がいいCM。 【axion】さん 7点(2004-11-10 03:44:44) |
332.《ネタバレ》 ミュージカルにはとうてい疎く、あまり最初は期待してなかったものの、見終ってこれは面白いと素直に思った。 特に監獄のママのステージや報道マリオネットのダンス、キャサリンのステージには見入ってしまった。キャサリンの鋭い視線とかこぶしの効いた声にも惚れました・・。 いい機会があれば本物のミュージカルも観に行ってみたいな、と思わせてくれた印象ある一本でした。 |
331.う~すごい。多分原作となったフォッシーのミュージカル「シカゴ」がすごいんだろうと思う。観たい!!しかし映画も頑張っていた。リチャードギアもレニーもキュートで楽しい!なんだかわからないが、観終わった後気分がハイになる映画だ。これが「シカゴ」だっ! 【ゴールドベリ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-10-31 23:00:09) |