52.《ネタバレ》 時には勘違い涙も取り合えず流せるスピルバーグ映画だったのに、これは難解でした。観客を引きずりこむことなく、淡々と描かれており、今まで見た映画的なわかりやすさがなく、しかし訴えるものもあるわけで見続けました。美しい映像やいつもの抑揚ある音楽、惚れ惚れするカメラワークはこの映画に関しては飾りでしかない。とてもよい映画だと思う。ただ、売れる監督が作る映画ではない。でも他の監督が作れば、あの忠実なる再現に近い日本兵や細かな日常が描けたか? (変更しました) この映画が何故気になるのにしっくりこないのか、また見てわかりました。真珠湾攻撃が最初の字くらいしか書かれていない。 これではアメリカ人が見たらハリウッドでは受けないのは当たり前。日本人から見ても、アメリカが日本の基地を破壊するシーンの美しさや、原爆投下された日本が美しく被害者的に描かれている。最後の少年のセリフも、新しく覚えた言葉が原爆・・ 一度目は日本人が良い描かれかただと思った。二回目はおかしいと思った。私が子供ならアメリカはやな国と思う。おそらく脚本が弱いのだろう。監督は子供の目線で撮っている。だから逆に怖い。子供は見たものしか信用できなくなっている。その怖さを感じました。ソレが言いたかったことなのかもしれないが、ハリウッドでは危険だとなるでしょう。私も大人なのに一度目見た時は、真珠湾のことなんて消えてた。アメリカ人のマルコビッチが、強さを教えるとけんかでもさせて(やられたらやり返す、ソレが正義だ)と言い、その後原爆があり子供はソレは違うと思うなんていいと思うけど・・子供はあの最中、見たことしか記憶に残らない・・だから親切にそのフレが欲しかった。何故点を上げるかというと、本当に残る映画ですから。DVDを購入します。 見たことしか信じられないと歴史の展開も忘れてしまうほど。 とにかく歴史ものを撮るのは何かを中途半端にすると、リアリティがなくなるし反発もある。そして完璧にすると長くつまらなくなる。シンドラーやライアンの批判より賛美が多いのは、何かを無視しても描ききっていたからでしょう。子供の目線は難しい。語り部役が欲しかった。あと、この撮影監督は、すごく良い。キャツチ・ミー・イフ・ユア・キャンを彼が撮ってればと思った。 【アルメイダ】さん 8点(2004-03-06 10:18:26) (良:1票) |
51.どうにもテーマが受け付けられなかった。前半辺りまでは以後の展開に期待してた分、肩透しを喰らった感じ。 【亜空間】さん 5点(2004-02-23 18:58:58) |
50.残念ながら..途中までは、いい感じだったのに..そこそこ楽しめる程度..の作品.. でも、日本人以外の監督が撮った映画で、一番まともに日本人が描かれているのには、正直驚いた... 【コナンが一番】さん 5点(2004-02-04 17:09:33) |
49.観客も役者の一員になってスピルバーグに「ハイッ!ここで泣いてみようか~」って云われてるような映画。戦場下の子供はもっと悲惨で非力なはず。いきなり歌を歌うとことか偽善臭が漂う。AIの様にロボットなら納得するが。でもクリスチャンベールは凄い! 【わーる】さん 4点(2004-01-24 12:01:13) |
★48.長い!でもスピルバーグらしからぬテーマだと思いました。彼は映像で語るのが非常にうまいですね。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 13:07:09) |
47.《ネタバレ》 これはやはりナチの強制収容所を連想してしまうわけで、日本人としては気持ちの良いものではない。零戦の前で日本軍の将校と主人公の男の子が敬礼している場面など映像としては美しいのだが、ラストであれだけ零戦に憧れていた少年がP-51を見て喜んで手を振っているのは、やはり日本人としてはさみしいなあ。最後まで彼の中で零戦は永遠の憧れの対象であって欲しかった。 【Tak】さん 4点(2003-12-11 19:20:06) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 戦争は最大の「大人の事情」ってヤツで、子供は「大人の考える事に口出しするんじゃない!」と有無を言わさず頭を抑え付けられてます。どんな希望も夢も「大人の事情」が簡単に踏みにじり、残るのはただ生に対する欲求。生きてゆくためには心の中の子供な部分を削り取ってゆくしかなくなって・・・。両親に再会するラストシーンは、一見ハッピーエンド、だけど、少年のその顔は、もうあどけなさを取り戻せない、童心の代わりに虚無を刻み込まれたような表情。失われてしまった両親への愛に、再会にも感情を動かさずただ目を閉じる・・・深く悲しみが伝わってくる映画でした。少年期との別離から絶望的な現実へ至る、実は『E.T.』と『シンドラーのリスト』を繋ぐ、スピルバーグを語る上でも重要な一編なのかもしれません。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 20:44:13) |
45. 少しややこしい映画だけれども、戦争の中で生きていく、たくましい男の子が、とてもよかったです。 個人的に歌が良かったので1点UP 【マック】さん 9点(2003-11-30 18:56:51) |
44.何回も観てる、観てるんだけど印象が薄いんです。ただのチンピラ少年の物語になってしまってますね。それと両親はこの間どうしていたのでしょうか?主人公をとりまくチンピラもまた印象がわるいです。壮大なスケールなのにもったいないですね。スピルバーグは人間関係を描くことが決定的に下手ですね。惜しい作品でした。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2003-11-28 12:00:31) |
43.戦争抒情詩かな?少年役のクリスチャン・ベールがイギリス人で、ハリウッド子役のような媚び演技じゃなかったから、この長尺でも持ちこたえられた。 【mimi】さん 7点(2003-11-15 22:58:51) |
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42.何もかも綺麗に見せようとしすぎているのが鼻に付く。こんなスピルバーグが一番嫌い。ガッツ先生ハリウッドデビュー作ってことでOK牧場。 【亜流派 十五郎】さん 1点(2003-11-08 14:14:42) (笑:1票) |
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40.《ネタバレ》 ひとりの少年の成長を描いてるんだけど、おぼっちゃんが戦争に巻き込まれることでたくましく成長?変化していく話し。その過程はけっこうおもしろい。ある意味シンデレラ的な展開の仕方。「マルコヴィッチの穴」のジョン・マルコヴィッチがかなりイイ味出している。日本の少年役の子もイイ笑顔。子役がうまい! 【丸子】さん 6点(2003-09-05 00:04:07) |
39.エンターテイナーのスピルバーグの作品の中ではつまらないもののうちのひとつ。心にも残らないし。 【いかりや800】さん 5点(2003-09-01 01:21:43) |
38.理解力不足でしょうが、反戦はともかく、今一つ何を訴えたいのかわからない作品でした。かといってもう一度見るにはちと長すぎで。少年やマルコビッチはなかなかの名演で、悪い作品ではないとは思うのですが。。。 【Nervous】さん 6点(2003-08-27 06:51:13) |
37.《ネタバレ》 子供の頃、リアルタイムで見たので、主人公に感情移入しっぱなしでした。戦争という激動の時代にのみ込まれながらも、少年の心を失わず生きてゆく主人公の姿に、とにかく感動しました。ラストの放心した少年が、両親に会うシーンには涙が止まらなかった・・・。音楽も素晴らしく、ジョン・ウィリアムスのスコアは、映像と共に心に響きました。 【sirou92】さん 10点(2003-08-07 04:12:38) |
36.「画面すべてが計算ずく」と公開当時に庵野秀明がアニメ誌で語っていたことを思い出す。TVで観て、ああなるほどなと思った。こう評論してほしいという計算がまず先にあって、その企画書にあわせて絵が撮られているというか。捕虜収容所での日本軍人の描写に『戦場のメリー・クリスマス』を研究した跡が濃厚に伺える。そういえばたけちゃんにも出演依頼があったそうだけど、俺にあいたきゃテメーが日本に会いに来いと言い返したとは本人の談。 【yml】さん 4点(2003-07-29 04:33:42) |
35.スピルバーグ作品では最も地味ながらも心に残る作品だと思います。アメリカと日本、どちらの目で見ても戦争という行為を善とはしていない点もよかった。戦争の辛さを描きつつも対象的に少年が無事家族と再会できる結末に、安心して見ていられる。 【びるげ】さん 6点(2003-07-17 17:37:13) |
34.《ネタバレ》 映画館で1回ビデオで1回みて、このたびDVD買ったの。大人に考えさせるテーマみたいなのはあまり感じないんだけど、あの聖歌隊のボーイソプラノとか、夕暮れの中火花の散る整備場で敬礼するシルエットとか、収容所の建物をかすめてとぶムスタングとか、いろんなきれいなものに惹かれるの。マルコビッチ演ずるこすからいアメリカ人から生きてゆくための要領を学びながら、それでもピュアな部分はずっと持ちつづけてる、ほんとに「少年」て感じがよいのでした。でてくる日本兵たちも、敵とはいいながらあえて悪人として描いていなくて、どこかのどかな、どこか純朴な感じがするの。先入観のない公平で純粋な少年の目でみてるからかも。個人的に、澄んだきれいなシーンに泣ける一作なの。 【ごりなの】さん 9点(2003-07-13 18:27:38) |
33.話がまとまっていない感じがしたが、日本兵が敬礼で答えるシーンや、賛美歌を歌うシーンがとてもよかった。 【月】さん 6点(2003-07-11 18:29:27) |