155.久蔵のかっこよさが凄い。ものすごいかっこよさ。 もちろん他の侍たちのキャラクターもすごく立っている、平八の飄々としたところとか、菊千代の破天荒なところも大好きだ。でもなんといっても久蔵です。ヒーローができた。俺に新しいヒーローができた!ストーリーや世界観や、いろいろ褒めるところはありすぎて書ききれない。しかし最も凄いのは、やはり久蔵を筆頭にした侍たちのキャラクター性なのではないか。変な言い方をしてしまえば、僕にとって最高のキャラ萌えの映画だった。ほんと、およそ全ての映画に勝る、超一流のキャラ萌え映画でしたよ。サンキューミスタークロサワ。 【コダマ】さん 10点(2004-03-12 18:51:00) |
154.ようやく、ようやく観ることができたっ!レンタルビデオ屋で常に貸し出し中の本作品。でも、それも観て納得っ!リピーターも多いのでしょうね。現状では間違いなくチャンバラ映画ナンバーワンです。50年前の映画がナンバーワンというのもどうかと思うのですが・・・。「かっこいい!」「シブイ!(特に久蔵)」とか言いながら観てました。自分が特に好きなのは侍達が走るシーンですかね。殺陣がしっかりしているせいか走る姿も良いし疾走感があるし。ただ、ボロいテレビで観たためか、セリフが聞き取りづらかったの難点でした。 【中岩無洋】さん 9点(2004-03-08 11:15:47) |
153.黒沢映画の最高傑作。見てない人はそれだけで損してます。 【青い車】さん 10点(2004-03-04 05:25:50) |
152.《ネタバレ》 黒澤明監督の凄い部分が全て出た作品だと思います。画面から溢れ出てくる、俳優達の演技も、台詞も、炎や雨さえも、黒澤明自身の情念で描きだした産物であるかのよう。作家のパワーが、これほどまでに観客の1人1人に届いた映画も珍しいのではないでしょうか。観た人に必ず何かしらのインパクトを与えます。今よりも舞台装置や撮影技術が進んでいない時代に、娯楽性を十二分に持たせ、完成させた、当時としてはあまりにリアルな時代劇。「お茶漬けさらさらじゃなくて、分厚い肉のステーキみたいな時代劇を撮りたい」と言っていた黒澤監督。その言葉通り、今観ても、これはすごいメインディッシュです。これ1本で1週間分の食事はなくてもいいとさえ思ってしまいます。特に、雨の合戦のシーンは今だに鳥肌が立ちます。わなわなと心が震えてきます。 この迫力、この感動。同じ日本人として、誇りになる1本です。 【映画小僧】さん 10点(2004-03-03 13:20:22) |
151.時は乱世。野武士集団による略奪と襲撃が横行する戦国の世。巨匠黒澤明の手による一級品の演出はもちろんのこと、舌を巻くカメラワーク、絶妙なストーリーテリング、そして俳優達の魅力溢れる演技…等々、どれを取り上げても文句の付けようがない。その後、国内外の諸作品にどれほど多大な影響を及ぼしたかは、言うまでもないことでしょう。志村喬演じる首領的な役割である勘兵衛を軸に、七人の侍それぞれが個性的かつ魅力的に描かれており、その中でもお互い対極に位置する三船敏郎と宮口精二の侍像が抜群に素晴らしい。優れた演技力で独自のモノにまで昇華させている。物語は二部構成となっており、前半はややユーモラスな展開の中、七人の侍個々の出揃うシーンが見どころ。とりわけ志村喬演じる侍が、幼子を人質に捕った盗人を仕留める演出は見事の一言。具体的な場面を見せず、観客の想像力にまかせるところが凄いしセンスの違いを感じさせる。後半クライマックス、七人の侍率いる百姓達と野武士集団による一進一退の攻防の盛り上がる事といったら。雨降りしきる中、リアルで迫力満点な描写も言うことなし。つねづね思うわけですが、傑作が傑作たる所以は視点を変えて観る度に何らかの新たな発見があり、しかも飽きないということです。文句なしに10点満点。 【光りやまねこ】さん 10点(2004-02-22 23:10:08) (良:1票) |
150.七人の救世主が崩壊寸前の村を救う。それだけでワクワクしますね。単純な話ではあるが、そこは黒澤さんだけに普通には描いてません。だってこんな単純な話で3時間を超えるハズがないふつう。黒澤さんの作品(すべてを観たわけではないが)で思うのは明るさと暗さのバランス。それは照明の事ではなく陽気ではなく、陰気でもないバランス。どちらかに偏れば軽くなりすぎメッセージ性が損なわれ、どちらかに偏れば重くなりすぎ観終わったあと疲れる。またいつか見よっと。 【wish】さん 9点(2004-02-22 18:27:51) |
149.色んな映画の教科書。三船さんはオーラでてます。でもでも、合戦シーンは中の上ぐらいにしか感じられなかった。 【ヒロヒロ】さん 6点(2004-02-22 00:21:48) |
★148.ストーリーが非常にわかりやすく、面白い。タダ、3時間半は私にとって少し長すぎた。最後の戦闘シーンのところで眠くなってしまった。一番の見せ所で眠くなるようでは、黒澤もたいしたことがないなと思った。それから、最近の映画を見慣れているので、戦闘シーンに迫力を感じなかった。みなさんCGに反対されているようですが、見比べるとやはりCGを使った映像の方が迫力がある。当時私が見たら9点をつけていただろうとは思います。でも、今の私にとっては8点です。 【インセイン】さん 8点(2004-02-16 20:22:05) |
147.半世紀も前の映画なのにこのおもしろさ、迫力はなんなんだ!? 凄いとしか言いようがない。ほんとに凄い! リアルタイムで見れた人がうらやましいですわ。 【ふくちゃん】さん 9点(2004-02-15 00:22:35) |
146.面白かった。50年前の作品とは思えない。声が聞き取りづらいのが最大の難点だが、それもストーリーの素晴らしさでカバーできている。特に後半の出来は秀逸。序盤はもう少しテンポが欲しかったかもしれない。 【kazu】さん 8点(2004-02-14 03:38:11) |
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145.この手の映画の基本となる映画。この映画が発表されてから現在に至るまで、相当の数の監督・演出家がこの映画を参考にしてると思う。 【Я】さん 9点(2004-02-13 06:14:59) |
144.《ネタバレ》 見る前から「これは面白い。本当に面白い」とさんざん絶賛の声を聞いていたし、幾つかのシーンは知っていたのに、ちゃんと最初から見てみたらさらに想像以上に面白かったので驚いた。お百姓さん達が結構好きです。左朴全さんが愛くるしい。 【HAR】さん 10点(2004-02-09 17:53:45) |
143.こんなに面白い映画が半世紀も前の日本で作られていたという事実にただただ驚くばかり。三船敏郎のキャラが最高。最近の意味もなくCGを多用する映画がアホらしくなってくる。娯楽映画であるにも関わらず、心に残る言葉が多いという点も見逃せない。 【zahrky】さん 10点(2004-02-05 16:33:14) (良:1票) |
142.名作の呼び名は伊達じゃない。日本、いや世界映画史上屈指の名作。三船敏郎、宮口精二の演技は素晴らしい。合戦のシーンの凄い迫力は、今のCG慣れした目で見ると、本当の凄さが伝わらないんじゃないかと心配になる。この映画では百姓が本当に汚らしく見える。でも、自分に置き換えて考えれば非難できない。そんな気持ちをそのまま菊千代が叫んでくれた。台詞は聞き取り難いが、全ての台詞が生きている。 【むぎごはん】さん 10点(2004-02-04 21:23:23) |
141.《ネタバレ》 英語字幕付きのアメリカ版ビデオを、Amazon.comから買って、何度も何度も観た映画。 2000年5月、地元の総合図書館が主催した黒澤明映画祭では、この『七人の侍』が抜群の集客力でした。僕が最も好きな「侍探し」の一連のシークエンスの中で、勘兵衛の武勇と優しさにしびれ、木刀代わりの薪を上段に構え、戸口で待ち伏せしている勝四郎を見破った五郎兵衛の「はっはっはっはっは…ご冗談を」には、勘兵衛と一緒になって膝を叩いて感嘆し、五郎兵衛が「ところでお主…野武士を、30人ほど斬ってみる気はないかな?」と持ちかけられた途端に、ガタッ!と薪割りを仕損じる平八に大爆笑…と、観客が素晴らしく一体となって食い入るように観入ったのを、昨日のことのように思い出します。 今や伝説となった、クライマックスの豪雨の中の死闘の末、久蔵と菊千代を失いながらも野武士を全滅させたシーン。勘兵衛に「野武士はもうおらん!」と宣言された瞬間、子供のように慟哭する勝四郎。その瞬間、安堵感と疲労でがっくりと膝を着く「連合軍」のロングショットの虚ろな美しさ。その時、会場から思わずすすり泣きの音がちらほら…。劇場で観られたことを誇りに思います。 |
140.この映画に満点つけないで、他に満点つけられるわけが無い! 【T-zen】さん 10点(2004-02-03 12:26:28) |
139.世界の黒澤世界の三船、あんたらサイコーです。 【ヒューマンガス】さん 9点(2004-01-24 13:42:50) |
138.《ネタバレ》 この映画に出て来る百姓、というか村民の醜さ、汚らわしさと言ったら筆舌に尽くし難い程だ。冒頭で村民全員が項垂れてるシーンやら、敵が攻めこんできたという菊千代による嘘の知らせに村民が大袈裟に右往左往するシーンやら、志乃が父親に激しく追ったてられるシーン(2回もあった!)やら、菊千代の奇天烈な行動を面白がる村民の笑顔が一人一人大写しになるシーンやら・・・他にも幾つもあったが・・・もう見ていて不愉快極まりない。腹立たしい。侍達が実に生き生きと朗らかに描かれているのと比較すると、黒澤さんはもうこの村民を敵視してるとしか思えない。しかしそれでも「戦に勝ったのは俺達じゃない、百姓だ」。この点は、映像の迫力等々よりも非常に重要な点だと思う。 【仔豚】さん 7点(2004-01-17 19:08:58) (良:1票) |
137.黒澤監督の作品を初めて見たが評価されているのが納得できる。話は長いがとてもテンポよくみれた。ただ一番の問題は、声が聞き取りにくいというとこです。 【kure】さん 8点(2004-01-14 03:14:54) |
136. 個性ある7人であるとともに、組織を形成する上での、鑑でもあります。 50年間賞讃し続けられてきて、さらに今後50年間後世に受け継がれていくに違いありません。そうなると、1世紀に渡って日本映画界に君臨することになります。まさに神のような存在です。神を越える、または神に近づける日本映画が生まれることを期待しています。 【映画の味方】さん 10点(2004-01-12 23:13:20) |