22.一つ一つ軽いネタ、緊張感のない展開、ラストで一気にたたみこみすぎて口頭での説明だけで終わってしまう種明かしと、散々な出来。中でも取って付けたような緊張感のなさが致命的。オカルトものだけにどこかおいてきぼりな感じは仕方ないとは思うものの…。ホラーは好きだがスプラッターが嫌いなため選んだ作品。残念ながらつまらない。 |
21.《ネタバレ》 信仰を失った人間が再び信仰を取り戻すまでを描いたホラー系ヒューマンドラマという新ジャンルの物語なので必見です。主役のヒラリースワンクは宣教師でしたが信仰を失い、売れっ子科学者にとらばーゆしました。それがいかにもB級っぽくて逆に好感が持てます。しかし悪魔崇拝者たちが超能力少女を殺す手段として、なぜヒラリーをスカウトしたのか分かりにくい。結論からいうと超能力少女は悪魔ではなくて天使でした。つまり神です。神を殺せるのは神に仕える聖職者だけだそうです。聖職者には宣教師も含まれるのでしょう。しかも現役の宣教師じゃなくて引退した元宣教師でも神を殺せるようです。だから悪魔崇拝者たちは元宣教師の彼女を村に招いて、神の化身である女の子を殺させようとした。彼女は信仰を失っており、すでに神を信じなくなっていたので神を殺すのに好都合だという理由もあります。そういう事情でヒラリーは村にスカウトされたのだと思います。不思議なのは悪魔崇拝者たちです。なぜ彼らは神の情報にそんなに詳しいのか?広辞苑に「神の殺し方」についてのっていたのでしょうか。いずれにせよ悪魔崇拝者が神の化身の少女と対決したとしても、ゴミクズのように殺されていたでしょう。少女の強さは尋常ではありませんでした。ラストはスピルバーグの「宇宙戦争」を彷彿させるかのように人間が一瞬のうちに灰になってしまう。だけどいなごの大群に窒息死させられるよりはマシな死に方かもしれません。だから最初から少女には近づかないほうがいいと言ったはずです!攻撃をしなければ少女のほうから害を加えることはなかったはずです。悪魔崇拝者たちは神の殺した方を覚えるよりも、さわらぬ神にたたりなし、という言葉を覚えるべきでした。こうして元宣教師は神の力をみて再び信仰を取り戻しました。めでたし。めでたし。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-17 20:09:58) |
20.ハリウッドってこういった話を何年かに一度手を変え品を変えて作りますね。こういった作品は初めて見たときには衝撃ですが、同じような作品には過食気味になってしまいます。せっかく良い作品なのに「またかよ」感は拭いきれませんでした。 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-12 13:58:59) |
19.《ネタバレ》 まあまあ面白いほうだと思います。聖書の10の災いに絡めて話が進んでいくけどホラー映画ではよくある手法だし、あまり宗教的なことは考えずに音を大きくして所々のショッキング演出を楽しみました。ラストは予想外でしたが、不気味なラストでよかったんじゃないでしょうか。(子供の名前はダミアンで決定ですな) 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-05-04 20:58:36) |
18.《ネタバレ》 こういう映画を見てると、キリスト教圏の人々の信仰心ってぇのがどうもよく判らなくなってきますなぁ。聖書をホラーの題材にして「ほーら恐いでしょ!」ってのはアリなのかねぇ? 映画のイメージの貧困さが、逆に安心感を与えてるのかもしれませんけどね。閉鎖的な田舎町を舞台に、ミステリアスな話が展開するのかと思えばVFXバンバンなエンタテイメント系ホラーだったりして、身近じゃない絵空事状態、聖書が著してる事がこの程度のモンなら、自分は関係なさそーだねぇ、みたいな。映画が言わんとしている事とは反対で、聖書も現実の向こう側のエンタテイメントの世界、って。皮肉なモンだ。さて、『オーメン』の出来損ないみたいなこの映画、何がイカンって、女の子のキャラが全く見えないままにクライマックスに突入しちゃうんで、オチまで含めて迫ってくるものがないところ。『ジョーズ』の鮫並みに登場シーンが少ない上に、設定上、色々と隠しているために、ただ怪しい女の子ってだけで引っ張らざるをえない状態で、無理あるなぁ。もっともクライマックス以前に、災い関係全部ホンモノだった!って時点でささーっと褪めちゃいましたけどね。悪魔って、創作上の制約ナシのなんでもアリな便利な存在なんだもん。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-02-26 00:40:28) |
17.《ネタバレ》 観る前から解かっていたことだが宗教が関わる大題は全てを理解することが出来ず、もやもやしたままラストを終えてしまいます。この作品も例外ではなく置いてきぼりにされました。ただ、魅力のあるシナリオでしたし、「マグノリア」の蛙地獄に匹敵するイナゴ地獄もなかなかです。チョコレート工場で性格の悪いヴァイオレットを演じていたアンナソフィア・ロブが惹きつけられるような眼光をしていて今後が期待できる女優だと思いましたね。ダグ役はジャン・レノとかでも上手く演じてくれそうです。ラストはバッドエンドで続きを作れなくもなさそうですが、どうなるのか気になりますね。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-22 06:16:11) |
16.《ネタバレ》 まず聖書の「十の災い」、これが解らないとこの映画についていくことは出来ません。わたしはこれを知らずに映画を見たので後半になるまでなんのこっちゃ全然訳がわかりませんでした。 この映画のホラー的な部分は急に何かが出てきて驚かせるだけで途中、腹が立って仕方がありませんでした。 画面の移り変わりなど夢なのか現実なのか、良いところで別のシーンを入れて丸々カットしてたりして訳が解らずにサクサク進んでいくのでついて行けませんでした。ラストのオチは驚いたのですが、だとするとあの女の子は一体なんであんな力を持っていたのかという疑問が残りました。 イナゴに襲われて死んでしまう人が居ましたが、これって死因は何なんだろう・・・。噛み傷もなかったしな。最後まで訳がわかりませんでした。 【xxxsiro】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-01-24 09:51:43) |
15.《ネタバレ》 最後まで全然乗れないまま観たが、最後の最後のシーン、キャサリンのお腹に2番目の子供が・・・って所で、ゾーっとした。そういうオチか?結構怖いオチだなぁ~それもあのダグの子供だったら・・・これは2が出来てもおかしくないぞ!いや絶対2を作ってその子供の成長を観て見たい。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-21 13:32:24) |
14.久しぶり。でもって今年一発目の映画。初映画鑑賞。しばらく映画から離れてたせいか、かなりおもろかったです。オカルト映画としての序盤の盛り上げ方がまずよかったです。不気味な超常現象、それを科学的に解明しようと調査を始める主人公。科学対オカルトでも突っ込んだ所まであまり描いてないし、怪現象も絵的には地味かもしれませんが、不気味な事が小さな町で起こり始めてるとゆう緊迫感は結構あって、これでドンドン映画にのめりこめました。なんやろ、質のいいサスペンス映画を観てる感じでした。後半はうってかわって派手になりまして、ここからはパニック映画的で、これまた迫力あって全然飽きません。ラストのオチも余韻が残って好きです。内容はありきたりな悪魔ありきのオカルト映画なんだけど、演出が素直に盛り上がれる見せ方で、正直よくわかんない宗教的な事は深く考えなくても十分楽しめました。まーあんまり神や悪魔って宗教的に深く考えるとおもろないかも。そんなに重厚な話でもないし。それとイナゴ少女も期待すると×です。イナゴシーンは短いですから。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-09 18:20:52) |
★13.《ネタバレ》 確か、『ハムナプトラ』でも「十の災い」なんてのが出てきたな。 これは、古代エジプトで奴隷だったイスラエル人を救うため、エジプトに対して神が行った十種類の災害なのだけど、作品に反映されているのはその“効果”のみであり、映画的な狙いと言えば、ビジュアル的に面白い題材だろうなといった、むしろ思いっきり肩の力を抜いたものになっています。 堅苦しい解釈は度外視にしたものであり、逆に言えば歴史やエジプト紀に詳しいとか詳しくないとかは全く問わないのである。 川を血に変えるなんてのはチョット古いし、蛙繁殖+ぶよ繁殖+虻繁殖+蝗繁殖って繁殖もの多いし、腫れ物ってのも地味だし、長男死ぬってのも何だし、暗闇ってのもコレまた地味だし・・・、一見あまりビジュアル向きでは無いようにも思えるが、逆にこのあたりを使うことにより、序盤のオカルト的な雰囲気を出すことに成功している。そして終盤に派手な演出である“雹降らせ”をもって来るという、ある種計算されたプロットとなっているあたりは、手堅い作品と言えるのではないだろうか。 あと、忘れてはならないのが、終盤手前のイナゴのシーン。これで中だるみを阻止しているようにも思える。 完成度はまずまずの佳作といった印象だ。個人的には掘り出し物かも。 【おはようジングル】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-01 15:18:48) |
|
12.《ネタバレ》 キリスト教的背景に基づいて制作されているこの手の作品。多くの作品はそれなりに面白く、背景についての知識を有することなく作品世界に入っていけます。でも、少なくとも私には、決して本質は理解できない訳で、だから所謂感情移入は無理なのです。 本作品につきましても同様で、一連の出来事の陰に見え隠れする悪魔的なものの存在は理解できたとしても、果たしてそれが本質的に何を意味するのかが解らない。彼女が信仰を捨てた理由、そんな彼女を見つめる相棒の眼差し、危機を伝える神父の心根と理不尽な死、そして何より少女の存在。ドラマとして理解は出来るし、意味も言わんとしていることも解るつもりなんだけどなぁ… でもやっぱり高得点は無理です。 まぁ興味深くはあるし、映像特典も親切、作品としても良くまとまってると思います。ヒラリー・スワンクが何故この仕事を受けたかというあたりが一番の謎ですけど… そんなわけで微妙な点数です。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-19 00:20:19) |
11.《ネタバレ》 “超常現象は存在する”という方向へ一直線に進んでしまうのが惜しい。科学的解釈とオカルト説の両天秤状態で引っ張る方が面白かったかも。いくら主人公が「私はオカルトを信じない」と言い張っても効果なし。“頭の硬い見解は覆される”のはお約束です。ただ、その頑なさは一途さでもある。意志の強さが彼女を魅力的なキャラにしているのも事実。致し方ないところか。“血に染まる川”に始まる厄災の数々。やはりTVスポットで再三目にした「イナゴ少女現る」の件が一番見応えがある。このシーンには圧倒されます。ただ「食われる」ではなく「窒息死」という感じなので、凄惨な印象はありません。やや物足りないです。クライマックスの畳み掛けやオチについては素直に納得しました。終わってみれば、オーソドックスなオカルトホラーという着地点。映像的にも満足しましたし観易かった。自分は結構好きです。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-07 18:17:01) |
10.《ネタバレ》 パッケージの蛇を巻き付け、蝿を纏った少女は何処に行った? クライマックスに蟲を出さず、火の玉でお茶を濁してどうする! 覚悟して観たのに全く強烈なシーンが無い。カルト宗教にもの凄い嫌悪感を抱いている日本人には受け入れにくいだろう。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-12-06 20:45:42) |
9.《ネタバレ》 近年、聖書の研究もだいぶ進んだようで、科学的な解釈など興味深いお話も聞けるようになりました。この映画に描かれている「十の災い」の科学的な視点での結論もなかなか面白かったです。日本人にはなじみの薄い題材ですが、ダビンチ・コードなどのヒットから、興味を持った方々も増えたのではないでしょうか。まぁお話自体はごく小さな町規模なので、神様云々、天罰云々といってもちょっと壮大さは無いですね。でも映像もよく作りこまれていたし、題材に興味のある方は観ても良いと思います。 しかし、神様は罰をお与えになるたびに、いちいち「十の災い」をするのかしら? 後、ほかの方も書かれていますが、神父が罰せられた意味がいまいちですね?どちら側が彼に啓示を与え、罰したのか?啓示と罰は別々なのか?それぞれの解釈にまかせるってことなんでしょうねぇ。 【ラジェンドラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-02 17:19:13) |
8.《ネタバレ》 「スティグマータ(奇跡の解明)」と「エクソシスト(2かな?イナゴの襲来等々)」、更には「十戒(全編に通してある災い(旧約聖書))」のテイストまで取り入れたホラーでしょうか?オチは「オーメン」?全然期待せずに鑑賞したのが良かったのか意外に良かったです。とにかくアンナソフィア・ロブの存在感がよかったヒラリー・スワンクをも食った?彼女に免じて6点。 【SITH LORD】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-26 23:02:44) |
7.《ネタバレ》 イナゴシーン以外は特に迫力のあるシーンもなかった。宗教がらみの話は 結局日本人である私には実感できない部分も多い。でも、一見平和に 見える街が実は・・・みたいな話は結構好きですよ。 ヒラリースワンクを使わなくても別にいいじゃん、とは思った。 【やわらか戦車】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-23 22:43:27) |
6.《ネタバレ》 『エクソシスト』のようなオカルトホラーだと思って観ていたら、突如『アルマゲドン』な展開に…結構お金かかってますね、この映画。しかし、なぜオスカー女優のヒラリー・スワンクがこの作品を選んだのか?一番の謎。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-23 07:49:24) |
5.《ネタバレ》 結局、悪魔はいるのだろうか。いるのかいないのかわからないのが怖いんだと思うが、この結末では、結構の確率で悪魔がいることを示しているようにおもう。そうなると、「ああ、悪魔はいるのね」といったかんじでネタばれになってしまっていて、さめた。大掛かりなトリックだったと信じたい。 |
4.《ネタバレ》 中身はB級なのに結構金かかってるな~という印象。こういうのは逆にもっとチープで良いんじゃないかとも思う。「オーメン」「エクソシスト」「テキサスチェーンソー」「ローズマリーの赤ちゃん」辺りに近い部分もあって、それなりには楽しめるが、目新しさは無い。 |
3.《ネタバレ》 聖書に関しては多少知識がある程度。キリスト教圏内の人は怖いんだろうな。昔の出来事から信仰を捨て科学的に分析し解明してきた主人公、逆に奇跡に出会い更正し奇跡を信じる相棒が対照的に描かれ前フリも十分効いていたし、どんでん返しもなかなか良い。ダーク・キャッスル名義ではトップの出来。オカルト物としても上位かな。 ひとつ引っ掛かったのは神父が殺されちゃうトコだけど、アレは(少女(実は天使)を殺せと言う神父を邪魔と判断した)神の仕業なんだろうか? 謎の少女を演じたアナソフィア・ロブは目力がありますね。将来楽しみ。あと「イナゴ少女、現る。」のコピーは陳腐ですね。ワーナーもうちょっと良いの付けてよ、ビデオスルーの作品じゃないんだから。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-05-25 00:51:14) |