10.《ネタバレ》 この映画には好きなシーンがいくつかあります。
まずオチ。
あのセール199ドル品がここで使われるのか!って奴で、くどくなくサクっと終わらせてくれたのはほんとにセンスがいいな、と。
ヘタなアクション映画だとこのあたり無駄な格闘シーンで10分とか使っちゃってげんなりしますからね。
センスがいいシーンといえばもう一つ、アイス屋を殺すとこもそうで、歩いてきたと思ったらワンカットでいきなりバンバンバン。
はや!
イーライロスってセンスある監督なんだな、と思いました。
で、イーライロスなのにゴア描写ないよ!と思ってたらいきなり整備工場で軽くかましてくるっていう…もう油断も隙もないよ!
奥さん役のエリザベスシューですが、私的に毎回「見た事あるけど誰だっけ…あエリザベスシューだ!」となる女優さんでして
「インビジブル」…この美人ヒロイン博士見た事あるけど誰だっけ…あ、エリザベスシューだ!もっとエロい目にあえばいいのに!
「ピラニア」…このおばさんだけど美人のお母さん警官見た事あるけどだれだっけ…あエリザベスシューだ!ケツでけーな!
ときてからの本映画で…やはり顔はわかるけど誰だっけとなりましてキャスト確認する羽目に。
BTTFシリーズは本当に何回も見てるので彼女の顔だけは覚えてるんですよね。
でも彼女を見かける間隔が毎回10年近くあくので「観た事あるけど誰だっけ」になるっていう。
それにしてもさすがに老けました。まぁ当然ですが。
さて、この映画はどうしても賛否両論わかれてしまう「私的復讐モノ」なわけで実際に公開時にも相当叩かれたわけですが、そもそも私的な復讐する映画なんて沢山あるわけです。
たとえばリーアムニーソンあたりの映画にも有名な奴ありますけど、そんな中であえてこの映画だけがあれこれ言われる理由が全然わかりません。
てか、そもそもアメコミヒーローや仮面ライダーなんかも基本的にはみんな私的リンチ行ってるだけなのに…と。
まぁこの映画は内容がストレートすぎるからだろう、とは思いますが、しかし誰しも実生活の中で泣き寝入する事不当な我慢をする事はよくある話。
そんな抱え込んだストレスや鬱屈してる想いを素直に発散させてくれるってのも映画としての仕事じゃないでしょうか?
そういう意味では非常に映画らしい映画だと思います。
まぁ問題があるとすれば最後の「シカゴの犯罪率が減りました」って余計な一言くらいでしょうか。
あれは忖度感じて叩かれちゃいますよね…
チャールズブロンソンのオリジナルとの比較は、すみません、狼よさらばを最後に観たのはもう40年くらい前だと思うので全くわかりません、はい。