29.本格的と言いましょうか?真に迫った題材と演技で見せられ、ハラハラします。社会の体制と現場のものたちの憤りがとても顕著に描かれて納得の作品です。 |
28.味わい深い映画だと思う。物語の展開も悪くない。でもラスト10分間はイマイチスッキリしなかった。。日本語吹き替えだから伝わらなかったのかも。 【レンジ】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-04-28 15:29:40) |
27.この映画ヒットの最大の強運&功労者はスリーマイル島原発事故でしょうねえ、あまりにタイムリーすぎるからねえ。皆さん仰るとおり、ケネディ~ベトナム~ウォーターゲートetcこの当時、米国内に蔓延する国家に対する不審感や見えざる大いなる力といったものに対する恐怖が、映画にも良く現われており、いかにもこの時代の映画といった気がする。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2005-02-20 22:06:37) |
26.原発のパニックムービーかな?って思って観たら、告発系のサスペンス映画やった。多分、これ、自分の住んでる地域に原発があれば、結構怖く感じるやろね。特に日本でも色々あったから。俺の住んでる所にはないから、ほんま能天気に観てたよ。人ごとちゃうのにね。なんか冷静に考えてまうんよね。原発の問題って。全ての地域にあったりしたら、皆、切実になるってゆーか、冷静にこの映画観れんのちゃうやろか。日常レベルのお話になるし。と、ゆーことで、この映画の前半は音楽で盛り上げるでもなくわりと淡々としてて、のんびり観てた。たださー、キンバリーさんの飼ってるペットが亀ってゆーのが妙に気になってんけど。しかもでかくて、小脇に抱えて、ベッドにドーンと置くんやけど、なんで亀やってんやろ?(ジェーン・フォンダのペット?)ま、いっか。んで、後半はさすがにドキドキした。特に最後の盛り上がりは、ドキドキしっぱなし。最初と最後があの例の色の調整の映像ってのも、なんか映画としてまとまっててよかったかな。 【なにわ君】さん 7点(2004-08-10 10:18:58) |
25.創られた時代の臭いというか、空気というか、そういったものが目一杯詰まってます。「核は怖いぞ~」ってのをヒステリックなまでに訴えているけど、後のチェルノブイリとか思えば、正確に警鐘を鳴らしてたのかな。 【マックロウ】さん 6点(2004-06-14 10:29:12) |
24.近代社会になくてはならない原子力発電。事故の恐怖と人間のエゴイズム、会社員の悲しい性が絶妙な絡み具合で、十二分に起こりうるサスペンスフルな展開に圧倒されます。ジャック・レモンのシリアス演技も見事で、自らの良心と葛藤している表情は素晴らしいです。原発関係者に見て欲しい映画だけど、絶対に見ないでしょうね。 |
23.この映画、「マスコミ=正義」「原発=悪」というイデオロギー臭い部分に注目してしまうと、何だか胡散臭い映画になっちゃうんでしょうけど、まずそれ以前に、サスペンスとして無類の面白さを持っている、この点で、私は大好きですね。原発で発生した異常事態を発端とし、ドラマは複数の舞台で同時進行しつつ、やがてクライマックスへと収束していく、のっぴきならぬ展開、実に興奮させられます。盛り上げるシーンでも音楽は使用せず、役者の演技とカメラによって見事な緊張感を作り上げており、中盤の操業再開のシーンだって、もう目が離せないドキドキもの。一人称的視点を避け、観る者を、特定の登場人物よりもドラマ自体へ感情移入させて引っ張っていきます。この映画は、「原発に反対」するための映画ではなく、「組織と個人の確執」を描いた映画です、そして、その確執を最も効果的かつ絶望的に示す道具立てとしてここでは原発が選ばれた、という事でしょう。確かに原発の問題点を(やや極端な形で)突いた映画ではあるけど、その問題点とは、実は普遍的なものでもあるのです。いや、あまり言い訳っぽく本作を弁護するのは止めましょう。この映画は、単純に、面白いのですから。 【鱗歌】さん 9点(2004-04-03 23:35:27) |
22.オープニングの空撮と音楽がカッコいい。授業の課題として(イヤイヤ)観せられたんですけど、もう1回観たくなるような作品でした。 |
21.ジャック・レモンに尽きるね。だんだん鬼気迫る演技をものすごくうまくしてた。この映画が公開された直後に実際にこういうことが起きたって浜村淳が言ってたけど今思うと・・・怖いっす。さり気にカメラマン役でマイケル・ダグラス出てた。わっかー。 |
20.私にとっては、鬼気迫る内容でした。私は原発とはまったく違いますが、安全性管理の規制を受けている業界に勤めていたことがあります。そこで外部委託先がインチキをしていたことが判明してかなりヘビーな状況に陥った経験があり、その当時の緊迫感がよみがえりました。この作品は勿論フィクションですが、同様の事が日常茶飯であることはその手の業界人なら皆判っていることなのに、責任感がないのか、想像力が貧困なのか、軽く考えている人があまりにも多すぎます。原発の問題という見方だけではなく、もっと広く安全管理の問題を描いている、いつの時代にも通用する作品ではないでしょうか。 【shakunin】さん 9点(2004-01-31 05:07:07) (良:1票) |
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19.単なる原発反対作品ではないのが良い。本当に怖いのは、原子力そのものよりも、それに関与する人間の心理なのであるが、この映画はそれをきちんと描写している。だから、内容に普遍性があり、20年以上経った今見ても面白いのである。主人公がヒステリックでも超人的でもなく、普通に冷静にきちんと段階を経ているのも、説得力を高めている。●再見して気づいた点。専門用語の数々を、見る側が理解できるかどうかとかいらん配慮なく、随所にちりばめているのが良い。登場人物のそれぞれが、自らの任務一直線(私生活の描写ほとんどなし)。だから、緊張感が最後まで途切れない。現実の厳しさや壁の高さと、それでも前を向く意志の力を同時に表現し、そしてさっと切り上げるラストも絶妙。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-01-31 04:33:59) |
18.企業という枠組みの中に身を置くと,事の大小・金額の大小にかかわらず,自分の地位・身分を守るために人間はミスを隠すという行為をする。内部告発することによって自分の身に危険が迫るという極端な例もあるけれど,たいていは社会的な地位や企業内での身分の保証を考えてのもので,どれだけ重大なことかという事が二の次になっているケースが多い。この作品でも同じで,たまたまメディアの人間が事故発生時に現場に居合わせなかったら,メディアの人間が事後調査をしなかったら,大事故に発展していたのかもしれない。20年以上前の作品だが,これと同じことが現在でも現実に起こりえる,あるいは起こりかけたことがある話だけに一層恐怖感を誘う。 【北狐】さん 9点(2004-01-09 13:02:54) |
17.InVincibleさんのコメントにもあるように、特にウォーターゲート事件からの数年間は、権力に対する牽制力としてのメディアの存在意義が問われる内容の映画が多かったですね。やはり「大統領の陰謀」で描かれたように、一介の新聞記者が国家の犯罪を暴いたというインパクトが大きかったというか。大衆が権力を監視するためにはメディアを利用する以外に方法はないわけですから、正義が正義として機能するためにメディアは不可欠な存在でもあります。この映画はたまたま巨悪が原発であるわけですが、単に「原発=危ないからやめろ」というヒステリックな反応ではなく、公正な報道による本当の意味での市民の安全確保を訴えたという意味では、原発に限らず他の一連のメディア主義作品に並べて良いと思います。ただし個人的には、この作品を境に社会派路線を強調して来たジェーン・フォンダの「お色気だけじゃない私を見て」オーラが少々暑苦しく感じたのと、この映画に便乗して日本の反原発運動が著しく盛り上がってしまったのが同じく暑苦しかったためこの作品に対する印象がとても低いものになってしまったのは残念です。何につけてもヒステリックなのはあんまり好きじゃないので。この後すぐにスリーマイル島の事故が起きて、「ほらみろ」的に原発反対ムードが盛り上がってしまった。もちろん私も原発大賛成というワケではないが、現実的にエネルギー問題を解決するための代替案が出せるわけではないので静かにしている。エネルギー問題に限らず、何かに反対することに血道をあげる人々には、とりあえず代替案を出してみてよ、と思う立場から、こういう映画に便乗して大騒ぎする人々の存在はちょっぴり暑苦しい。重ねて言うけどそういう映画じゃないと思うんです私。やるならやるで、しっかり公明正大にやってよね、っていう映画じゃないんでしょうか。 【anemone】さん 6点(2003-12-21 03:54:15) (良:1票) |
16.原発事故とか核爆発というものは、本当に今この瞬間に何の前触れもなく起こり得る絶対恐怖なので、この作品が描くストーリーは非常に怖い。映画的な派手さはないが、秀逸な説得力と問題意識を打ち出す秀作だと思う。 【鉄腕麗人】さん 7点(2003-12-18 17:20:28) |
15.ジャック・レモンのシリアスな演技に期待して観た作品。オスカーを取った「セイヴ・ザ・タイガー」の弱々しい経営者の姿から一転して一徹な技術者ぶりが素晴らしい。この作品の前には「フロント・ページ」のようなコメディにも出演しているわけですから、まさに円熟期間の頃なのですね。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 15:20:36) |
14.「もんじゅ」事故でのビデオ隠しやら自主点検データ改ざんと、全くもう、日本の原子力業界はこの映画見てないのか、さもなきゃ逆に隠蔽方法とか見習ってんのか?ってくらいに、映画通りの現実がごろんごろんと転がっている世の中ではありますが、これは単純に「原発反対!」とかいう映画ではないですね。コントロールされ、隠蔽される情報、市民から見えない不透明な闇の恐怖。それが多くの人命を危機に晒す事なら尚更恐い訳で。政府や企業の隠蔽体質や、マスコミのモラル低下を見てると、この映画、今の日本にこそふさわしい内容だと思います。それにしても、この映画のマイケル・ダグラスは今のぎらぎらした彼とは全然結びつかないなぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-11 14:52:41) |
★13.じわじわと真相に迫っていくストーリーはかなりリアルに迫ってくるモノがありました |
12.この映画の公開後、スリーマイル島の原発で現実になってしまった。まさにそれを予言した映画。ジャックレモンって演技が軽い、それでいて、神業のような巧さ、こういう映画を作ってしまうところがアメリカの懐の深さ。 【ひろみつ】さん 8点(2003-10-25 00:37:34) |
11.序盤、以下のように考えた自分が恥!恥!⇒☆Jレモン:センター柴田背番号7やん、小さく首振ると今にも「ミス・キューブリック」と言いそう、今回はミス・ウェルズよ。 ☆Mダグラス:声で彼とわかる、若ッ。 ☆Jフォンダ:可愛いペットとだけ?ラブシーンないの? ⇒この不謹慎さに気づいてからは、感情移入しっぱなし。発電所を愛し苦しむレモン、利益立場を守る建設会社・電力会社。お上。真実を追い、伝えるダグラス、フォンダ。 迫真の演技力に原発の怖さ、無知の怖さを感じずには……もう終盤は泣きそう。女性も見ましょう、電子レンジがホント憎たらしくなるけど。。 【かーすけ】さん 9点(2003-08-12 23:31:22) |
10.観ている時はドキドキしていたのですが、映画館を出てしばらくすると、すーっと忘れてしまうような感じの映画でした。 【omut】さん 6点(2003-07-27 02:59:23) |