101.《ネタバレ》 坂本順治は、予算のある映画撮ってはいけない。もうすべての役者が陳腐であきれる。特に真田広之。せっかく、たそがれとラストサムライで「いい芝居するなあ」と感心していたのにかなりがっかり。ダイハードのブルース・ウィルスじゃねーか!それと中井貴一!どうしても北朝鮮工作員(でもないのか?)に見えない!中井貴一だ!こんな映画に金をかける暇があったら、もっと渋い坂本順治らしい映画を低予算でたくさん作ってくれ。 【如月CUBE】さん [地上波(邦画)] 3点(2006-12-02 23:14:53) |
100.これって「原作読んでないヤツは理解しなくていいよ」な映画なんだろうな。 ストーリーでよく分からない点が腐るほどある。副長がどうしてヨンファに味方するのか、船員達が何故副長について行くのか、その理由がよく分からない。副長は息子が死んだことを発端にヨンファに同調していったのであろうし、船員達も「日本がくさってるから立て直す」とかそういう思想的な点で副長についていったのだろうとは、推測できるが、そのへんの説明があまりに不十分。だから、どうにもストーリーにのめりこめない。 他にも、いったい、ヨンファと副長との間には何あったのか、防大生はどういう経緯で死んだのか、ヨンファはそもそも船を乗っ取っていったい何がしたかったのか、如月はいったいどういう過去を背負ってあの船に乗り込んだのか、その他諸々とにかく、まるで描き切れてないものだから、物語に深みも何もあったモンじゃない。 あの、女格闘家みたいなヤツの存在もなんだか分からないし、如月との水中キスはいったい何の意味が?如月が死ぬ間際、副長に親父の話をするのは何のこっちゃ? さらに言うなら、この作品のテーマの「もはや国とは呼べない日本」というのが、いったい何を持ってそう批判されているのか、全く伝わってこない。日本の何が気に入らないの?日本を亡国とまで言うまでに、いったい日本には何が足りないの?そのへん大事なテーマなんだからきっちり描いて下さい。 たぶん、原作読んでれば分かるのか知れないが、原作読んでるの前提の映画なら、最初から「この映画は原作を予習してから見て下さい。原作を知らない人が見ても楽しめません」と前置きしておいて下さいね。 アクションシーンもやはり日本映画の限界を感じる。銃撃シーンはそこそこ楽しめたけど、爆発シーンあたりは金がかかってないのがよくわかる。 ラストで艦船が沈むシーンがお粗末なのはまだいいとして、最初に「いそかぜ」によってミサイル攻撃される別の艦の撃沈シーンが、遠くで炎上してるワンカットで終了って、手を抜きすぎじゃないか? ところで、ラストシーン、主人公の決死の手旗信号でナントカ爆弾(名称失念)による攻撃を寸でのところにやめさせることに成功するわけだけど、どのみちそのあと、船は沈没するわ、生存者はなんだか主人公1人だけみたいだし、それなら、別にナントカ爆弾使ったって特に困らなかったんじゃぁないの?(笑) 【椎名みかん】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-11-12 14:06:06) |
99.内容に関しては正直、良く分からない。イージス艦にしろ、どのくらいすごいのか分からない。国の名を出せないことも分からない。現実問題その国は、民衆を苦しめる独裁国家であり、テロ的行為を行っているのにも関わらずである。その姿勢が映画全体に蔓延していて、政治観をもたないつくり手が私達に何を語るのか。ただ主人公役、真田広之と勝地涼は好きな役者である。ひいきめかも知れないが、緊迫した演技には見るべきものがあった。勝地涼は、ドラマ「永遠の仔」や「「さとうきび畑の唄」など地味ながら、今後も期待したい。 【wish】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-11-11 15:08:35) |
98.原作を読んでいない私にはさっぱり意味不明な映画でした。それも話が複雑すぎて未読者では把握が困難というのならまだしも、伏線も張らずに「この人、実は○○でした」なんてことを平然とやるなど論理的に話がつながっていないという、映画単体として成立させることを完全放棄したかのような姿勢はさすがに問題です。ジョンヒなどは背景説明の描写すら一切なく、何者かよくわからないまま登場して死んでいくという、だったら出さなきゃいいじゃないかという人物までいます。原作に仁義切ってなるべく要素を詰め込もうとした結果なのかもしれませんが、そのために映画文法なんてものもかなぐり捨ててどれだけ丁寧に見てもわからない映画にしてしまうのなら、映画化の価値を製作サイド自身が否定する態度だとも言えます。また、話だけでなく画面作りもまずく、あんなにスピード感や緊迫感に欠けるアクションは久しぶりに見ました。いそかぜ艦内を知り尽くしている仙石と、防衛庁情報局エージェントの如月を組ませたのなら、それぞれの長所を活かしながらアクションに差別化を図るのが普通なのに、どいつもこいつもダラダラと撃ち合っては走り回ってるだけ。仙石とヨンファの対決などはもっとも盛り上がるべきところなのに、ごろごろ転がりながら延々殴り合ってるだけという、いつの時代のアクションやってんだと呆れてしまいました。カットが変わるといきなり撃ち合いが終わってる、「こんなアクションもありました」みたいな感じでスローモーションでアクションを締めくくるなど、むちゃくちゃな編集にも脱力。編集の人ってわざわざハリウッドから雇ってきたのに、なんでこんなすごい仕事をしてるのか理解に苦しみました。お雇い外国人にやっつけ仕事されたか、監督の撮ってきた素材があまりにひどいんでこうせざるをえなかったのか。そんな感じで何をとってもここまでダメなのはすごいことです。沈黙の戦艦が大変な傑作に思えてきます。一流キャストをずらっと揃えたり、見せ場にもそれなりにお金をかけるなど相当気合入れて作った映画がこれでは、日本映画もお先真っ暗だなと。そのうち泣ける映画しか作られなくなるんでしょうね。シベ超や北京原人のように笑う価値すらないという、これぞ本当のダメ映画だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(邦画)] 0点(2006-11-05 17:37:21) (良:2票) |
97.《ネタバレ》 真面目な雰囲気だし最初は良かったのだが、思い返すと「中身が無かった」という何時もの邦画であった。アクションの爽快感か、国家の危機を描いたサスペンスかどちらかに焦点を当てればいいものを、結局どっち付かずで、最後は邦画お得意の”お涙頂戴”でお茶を濁している。福井晴敏なので最初から駄目なのは分かっていたが、何時も思うのは何故この程度の作品しか書けない奴を映画界は有り難がって使っているのだろうかという点。軍事に関してもトム・クランシーや「宣戦布告」の麻生幾と比べると天と地程の差がある、どう考えても軍事オンチとしか思えない。ミサイルを主砲で撃ち落すか普通? 此れを観てもイージス艦の能力など全く分からないし、参考にさえならない。今の緊張した情勢からいってもミサイルを撃ち落す能力が本当にあるのか知りたいと思う視聴者が殆どではないのか。今回であれば、即航空機発進で撃破すればいいだけの話。出演者がまた酷い、私の大嫌いな役者が3人も出ていたらストーリー所では無い。特に中井貴一が苦手で、後半のアホ面の多さには本当に鬱になった。寺尾も含めどいつも煮え切らない態度なのでイデオロギーなどさっぱり分からないし、それでいて何処か偽善者的な所がイライラするのだ。唯一期待した真田広之も年下にため口をたたかれているという体たらく。未だに、このようなハリウッドの劣化版しか創れない邦画に未来は無い。 【まさサイトー】さん [地上波(字幕)] 3点(2006-11-05 14:14:04) (良:1票) |
96.”いったいいつになったらこれが戦争であることを理解するのか!”このセリフは強烈でした。実際この映画のような状況になったとして平和ボケしている今の日本は迅速な対応をとれるのかどうか?湾岸戦争時は全く反応できず、イラク戦争時はアメリカのいいなり、自分の生きてきた時代の日本を見ていると、、、不安だー! 【maemae】さん [地上波(字幕)] 5点(2006-11-04 00:34:45) |
95.《ネタバレ》 沈没するイージスのCGがちゃちだったり、登場人物の掘り下げが中途半端だったりと、所々良いシーンがあるだけにもったいない。全体的な印象は劣化版ザ・ロック。真田は戦い下手なショーンコネリーで相方の若いのは戦闘上手なニコラスケイジといった感じ。 【丸に梅鉢】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-11-03 09:08:13) |
94.せっかくの豪華キャスト&自衛隊の(撮影)全面協力を台無しにした作品。自衛隊には撮影だけでなく内容に対しても監修を行って欲しかったです。すでに多くの方々が言われているように、映画の焦点を何に置くかがおそろしく中途半端で、その結果、映画そのものがどうしようもなく中途半端になってます。個人的には登場人物の描写を整理して、自衛隊全面協力を生かして迫真の艦船・航空機のアクション・シーンを描いて欲しかったのですが、それもかなわず、人間ドラマも詰めの甘さばかり目立つし、基本的な設定そのものもいい加減すぎます。まあ、これだけ酷い脚本でも出演者の演技力でそれなりに見られたので、甘めですが4点とします。 【はやぶさ】さん [地上波(邦画)] 4点(2006-10-31 23:26:34) |
93.「自衛隊全面協力」だけあって、この手の邦画にしては珍しく、舞台装置にチャチな感じはありません。ただ、中身はチャチそのもの。自衛隊の社会的な位置づけや、「敵の攻撃前に一発の砲弾も撃てなくて防衛といえるか」という議論は昔からありますが、その部分の掘り下げが甘い。その結果、ミヤヅたちの行動の真意がよくわからず、あまりにも幼稚に見えてしまいます。それに、さして緊張感や盛り上がりもなく、序盤から中盤をスルーして一気に収束に向かった印象です。あと、ところどころに意味不明(説明不足?)のシーンがありました。ミヤヅとキサラギの関係とか、センゴクの家庭事情とか。いずれにせよ、詳しくは原作を読め、ということか…。 【眉山】さん [地上波(邦画)] 4点(2006-10-31 15:15:06) |
92.まぁ、展開は読めてしまいましたが、そこそこ面白く良く出来た作品だと思います。ただ、オチがあまりにも陳腐。 【憲玉】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-10-31 01:15:10) |
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91.まあ、率直に言うと説明不足・中途半端って感じかな。何か強いメッセージがあるわけでもなく、かと言って純粋なアクション映画でもなし。人間模様を描いたわけでもなし、サスペンスがあるわけでもなし。不可解な行動も多々見受けられるし、人間関係・動機がよくわからない。でもまあ、ポケ~っと見るにはそこそこいいと思うよ。そりゃそうと何か背の高い俳優ばっか出てるような気がした。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-10-30 23:13:40) |
90.中途半端。映像も緻密ではなく、CGバレバレ。役者はいいのだが・・。日本映画はやはり映像と演出力が足りないんだよなあ。 【あしたかこ】さん [地上波(字幕)] 4点(2006-10-30 14:00:36) |
89.全体としては楽しめた。しかし、有り得ないような新兵器が安易に登場するのは、リアリティーを損ない、安っぽくさせてしまう。また、偵察衛星に手旗信号を送り、テルミット爆撃を回避するシーンは、陳腐で失笑してしまった。 【クロ】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-10-30 11:23:52) |
88.《ネタバレ》 メッセージ性も弱く、アクションも中途半端な映画ですね。だいぶ前に読んだ小説はもっとおもしろかった気がする。 |
87.結局、ハリウッド映画に模したものを作りたいって事なんだろうけど、いい加減、日本映画としての独自の進化を模索した方が良いではないかと痛切に感じた作品でした。ハリウッドの真似をするのが必ずしも良い映画を作るという訳でないというのがこれ見てると、良くわかるんだよね。役者は結構マトモなだけに本と演出の出来の悪さを思い切り感じるんだよね。 【奥州亭三景】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-10-30 00:02:09) (良:1票) |
86.《ネタバレ》 単身で乗り込む真田広之がブルース・ウィリスやスティーブン・セガールに見えました、もうちょっとメッセージ色の強い映画かと思っていたけどアクション多いですね~。終盤これだけの非常事態なのに総理大臣が『ところで偵察衛星はどうなってる?』って何?、今まで偵察衛星の座標も合わせてもいなかったみたいだし、実際の非常事態の時にこの政府の対応では本当シャレになりませんね。あと結構重要な如月役はちょっとミスキャストだと思います、童顔のせいか如何にも小僧って感じで何言っても説得力がなさすぎです。 【眼力王】さん [地上波(邦画)] 4点(2006-10-29 23:58:24) |
85.どうも中途半端。豪華なキャストが生かしきれてないし、よく分からない部分も多い。CGもいm(略) 【ラスウェル】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-10-29 23:49:42) |
84.《ネタバレ》 有名な人が意味無くたくさん出ていて豪華な映画だね。私は真田さん目当てで見たけど、それなりに満足でした。宮津副長と如月の会話に泣けたし。ただね、よく分からない。結構面白いと思ったけど、分からない。誰がどんな役職でどんな役目を担っているのかさっぱり分からない。ダイスってなんじゃい。何なの、あの女?あのちゅ~は技?ってのを考えないで見ればいいかと思います。もし考えちゃったら原作を読んだらいいと思います。 【がんな】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-18 15:49:37) |
83.何人かの方がご指摘されている通り、見ていてまるっきり物語の流れが『ザ・ロック』じゃん・・・って感じでした。アクション部分は『沈黙の戦艦』に近かったですけど。前半からシーンの繋がりが悪くてブツ切れ状態の映画だなぁ、と思いましたが、後半になると「さすがにそりゃねーべよ!」ってくらいに飛びまくりますねぇ。シーン切り替わって唐突にアクションシーンの途中、とかいう状態からは、ちゃんと映画の流れを作ろうっていうのをもう放棄しちゃってる感があります。あと、私、こういう思想の映画は嫌いだなぁ。「パトレイバー2」とか「ガメラ」なんかもそうなんですけど、日本が平和ボケしてて、近隣諸国の実情を考えたらアメリカに頼らず日本も軍備を増強しなきゃダメ!っていうの。有事の際に備えて危機意識持って銃を構えてなきゃダメでしょ!ってのは短絡的過ぎなんじゃないかなぁ。この国にまず問われるのは国際社会において発言力が弱いって事としょっぱい外交能力であって、いざって時に役に立ちそうにもないナショナリズムを喚起するよりは、グローバリズムを育ててく事こそが、糸口なんでないの?なんて思う私でした。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-10-02 00:57:19) |
★82.同じ原作者の「戦国自衛隊1549」よりかは面白かったけど、前半と後半の落差が激しく、前半は社会派映画みたいな感じで良かったのに後半からは(既に指摘されてる方も何人かおられるが。)本作と同じ脚本家の「ホワイトアウト」とあまり印象が変わらないような展開でありきたりのアクション映画になってしまい残念。豪華な出演者陣もイマイチ生かしきれていないような気がする。真田広之を久しぶりに現代劇で見た。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2006-09-04 00:58:58) |