27.《ネタバレ》 失ってからその人の大切さに気付くなんてのは使い古された設定だし、この夫婦関係も昭和の夫婦みたいで共感も理解もできなかった。全体的な作り方も視聴者を惑わすようなで雑。若者2人のエピソードも余計。さんざん引っ張って、最後の立ち直り方も唐突。薬師丸ひろ子はカワイイ妻を好演していたとは思うが、実際にこういう奥さんがいるとそれはそれで疲れるだろうなとは思う。 |
26.《ネタバレ》 泣いてしまいました。夫婦でみてほしい映画でした。 薬師丸ひろ子さんがとてもかわいかった。 蘭子や手紙のエピソードは不要でした。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-02-01 00:01:04) |
25.《ネタバレ》 俊介とさくらが、『うる星やつら』のあたるとラムそっくりに見えた。ラムがそばにいるから安心して(?)浮気をするあたる。でも、ラムがいなくなると、身も心もぼろぼろに。俊介もあたるもほんとにどうしようもない浮気虫だなって思うけど、憎み切れない可愛げがあるから、そんな男に惚れた女は苦労するんだろうな。 後半は、ティッシュが手放せない状態になってしまった。現実に、先日から全国各地で自動車の死亡事故が報道される中、突然妻子の命を奪われた夫の会見を見たばかり。病死と違い、何の覚悟もなくいきなり家族を失うなんて、あまりに残酷すぎて想像するだけで胸が痛くなる。俊介は事故る直前のさくらの後ろ姿を、まさに虫の知らせか間一髪で撮っている。その後、彼が写真を撮れなくなるのは当たり前だ。どんな被写体も幻のさくらに見えたろうから。 本作は、オチを知る前、知った後の計2回は見るべき映画。脚本のマジックともいうべき二重のストーリーが味わえる。 【tony】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-04-27 00:48:23) (良:1票) |
24.この舞台劇っぽいところがダメです。ちゃんと映画にしてください。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 4点(2019-04-14 21:53:02) |
★23.《ネタバレ》 「世界の中心で、愛をさけぶ」など若者が主役の恋愛映画を手掛けることの多い行定勲監督が一転して結婚10年を迎えた中年夫婦(豊川悦司、薬師丸ひろ子)を描いた作品。行定監督は成瀬巳喜男監督のファンということで、トヨエツ演じる夫のダメ男ぶりはどことなく森雅之あたりが演じていそうな感じはあるし、妻が旅行に出かけると言い出して真っ先に自分の食事の心配をするあたりもなんとなく「めし」を思い出してしまった。ほかにも成瀬作品から影響を受けた部分があるのかもしれない。序盤はコメディタッチで描かれていて、この夫婦の会話も見ていて笑えるのだが、登場人物たちのそんな会話の中にのちの伏線を張っているのもうまいし、最初からよく見ていればこれはたぶんこういうオチなんだろうなと分かるような構成で、妻の死に関する説明も早い段階で成されるのだが、だからこそ切なく、妻に先立たれた夫にがんばれと声をかけたくなってしまう。だから映画としては倦怠期の夫婦の話というよりも、妻に先立たれた男の再生までの話なんだが、それをしっかりドラマとして魅せる脚本、そしてなにより主演のトヨエツと薬師丸ひろ子の演技のおかげですっかり引き込まれ、最後まで見入ってしまい、思わずジーンときてしまった。中でも写真家である夫が庭先で妻の写真を撮るシーンがとくに切なく、そこでのやりとりが一年前の沖縄旅行の時の夫婦の最期のやりとりとまったく同じというのも泣ける。行定監督の映画は何本か見ているが、自分的にはとくにこれという映画はなかったように思うけど、この映画は今まで見た行定監督の映画とは違うものが感じられるものになっているような気がした。劇中で二人が口ずさむ「夢の中へ」の使い方もすごく良かった。さっきも書いたように主演の二人ははまり役なのだが、妻を演じている薬師丸ひろ子はとても可愛らしく、魅力的に撮られていて、アイドル時代の彼女のファンだったという行定監督だが、そんな自分も薬師丸ひろ子の代表作になるような映画を撮ってみたいというのがよく分かり、そしてそれはじゅうぶん果たせていると思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-12-29 18:27:15) (良:1票) |
22.よく観ていれば序盤で隠れたオチは分かってしまうので、中盤どうかな、と思っていたが俳優陣の好演で何とか観させる。 上手くいかないことは結局どうあっても上手くはいかない、だから後日談のような物語は感動的でもあるが現実の厳しさも明らか。 そういったことを実感する映画ではある。 あと、とにかく薬師丸ひろ子の可愛さは素晴らしい。そしてもそれはこの作品の中でも異色。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-08-18 23:33:14) |
21.《ネタバレ》 じゃれてくるタイプの嫁さん(薬師丸ひろ子)がとてもかわいらしかった。夫婦の形ていろいろあれど、先に旅立たれてしまってはツライもの。 その点うちは亭主関白。俺より先に死んではイケナイという さだまさし的約束交わしてるんだが、嫁がそれを守ってくれる保証はない。だけど残されたトヨエツみたいになるのイヤだし、この問題、どうしたもんだか 新年早々いろいろ考えさせられてしまった。いやはや、どちらにしても今のうちから女房かわいがって俺かわいがってもらって後悔ないようしとかなイケンというわけだよな はい、私も今日から愛妻家を目指してみたりしてみます。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-01-05 21:35:03) (良:1票) |
20.思っていたのと違ったけれど 予想以上に面白かった。 主演の二人は案外いい役者さんでした。 |
19.これは切ない話ですね。 オチが見え見えなだけにより切なくなる。 序盤はコメディタッチで泣かせる方向性ではないのかなぁって思ってたけど、中盤以降トヨエツと薬師丸ひろ子の力技で泣かされました。 その他の話が必要だったのかどうかはよくわからないけど、井川遥がいい女過ぎて、そっちのエピソードはもうちょっと見てみたかったような気もする。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-29 13:33:23) |
18.とよえつセーラー服アヒルあさみさんにオカマのおっさん、全員いい味出てた。 行定監督の安定感を感じた。「べつにぃー」の時からの不信感がだいぶなくなった。 よかった。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-05 22:14:02) |
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17.蘭子の存在や手紙のエピソードが、今ひとつストーリーにうまく絡んでいない感じ。薬師丸さんは良かった。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-01-13 00:32:27) |
16.薬師丸ひろこがいい演技してましたね、作品はゴーストのコピーかもしれませんが、内容は邦画にしては面白く泣ける作品でした。 【SAT】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-01-06 21:53:03) |
15.薬師丸ひろ子さんが可愛らしい奥様を熱演。トヨエツさんの演技は苦手なんですがこの作品には合ってました。ラストへの展開は早々とわかってしまいましたが、なかなか良い映画でした。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-07-19 22:52:41) |
14.《ネタバレ》 “今度は”という事は、“今までは”違うという事。確かに妻に対する夫の態度は、愛妻家のそれには見えません。ただし、愛のかたちは夫婦の数だけあります。あれは、あれで、成立していたのだと思います。少なくとも夫の中では。妻から最後通告にしても、夫にとってはいつもの喧嘩の延長。またしばらくすれば元通りさ。でも、その“しばらく”は“永遠”に変わってしまいました。この落差は大きい。頭では妻の死を理解出来たとしても、心が追いつかない。それがこの1年間だったのだと思います。ふと思い浮べれば、目の前には妻の姿。いつもの調子で。いつもの笑顔。決して幽霊ではありません。だから夫の「俺が想像もつかない事を一個でもいいから言ってくれよ」の問い掛けに答えるはずもありません。夫自身が作り出した幻。それは彼とて承知のこと。幻を消せるのは夫自身だけです。むしろ幽霊だったらよかったかもしれない。不幸中の幸いは、夫の傍にオッサン(義父)がいてくれたこと。アシスタント君がいたこと。一緒に駄菓子を食べてくれるオネエサンがいたこと。温かく、根気強く、見守り続けてくれた人たちがいたから、夫は立ち直れたのだと思います。不味いお茶を、ちゃんと不味く感じられたならもう大丈夫。オカマのサンタとその娘共同の、クリスマスプレゼントでありました。物語の構成はややトリッキーながらも、アンフェアな印象はありません。主軸となる主人公の喪失と再生のドラマがきちんと描かれており、好感が持てました。注文を付けるなら、結論部分がやや冗長であった事くらい。人参茶のエピソードが良かっただけに、お口からゴボゴボで十分な説得力があったと考えます。水川ベビーの件は、流れとしてはあの結末しか無いでしょう。失われた命と、生まれ来る命が対比されます。でも本当は慰謝料だの養育費だの、避けて通ってはいけない問題があるのですけれども。『必死剣・鳥刺し』を観てトヨエツは時代劇に専念したら、と思ったのですが考えを改めます。いい俳優です。そして石橋蓮司。滅法上手かった。『アウトレイジ』でも存在感を見せつけましたが、今、自分の中で蓮司ブーム到来中。ゾッコンです。いい役者が揃うと、脚本も喜ぶというものです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-21 19:55:39) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 この手の趣向は珍しくなくなったが、けっこう好きなんだ。たぶん映画で一番イキる趣向なんじゃないか。フィルムはもともと「現実の記録」の手段として誕生した来歴があって、そこを突かれるとグッと来る。作るほうも趣向だけに頼らなくなって、シナリオを練ってくる。セリフもいろいろ良かった。「俺が想像もつかないようなこと言ってくれよ」とか。本作の味わいの一つは、軽いトヨエツ。最近は「眉間にシワ」な役に定着しかかっていたところ、違う役が来て楽しそうに演じているのが心地よい(昔は軽い役も好んでやってた。床屋の髪形写真のモデルになってたのは何だったっけ…)。とりわけ前半、ランコに妻の死を嘘泣きっぽく告げるとこなんかの喜劇タッチ。ここらへんに喜劇タッチがあるので、後半が生きてくる。演技も設定に合わせて舞台劇っぽく線のハッキリしたものにし、そのクサみも作品のトーンと合っていたと思う。沖縄旅行から帰って、現像もしてないほどカメラから離れていたことが分かってくる後半、「眉間にシワ」的にはなるものの、それは前半のハシャギのいわば解説だ。石橋蓮司は、まあこれぐらいはやるだろうという役者なので、さして驚かぬ。「差別されなかったらオカマやってるカイがないじゃない」ってセリフは、いいとこ突いてた。浜田岳が出てくると仕掛けがある気配が漂ってしまうのは、彼の責任ではないな。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-09 12:22:25) (良:1票) |
12.舞台劇みたいな作りだなと思ったら、やはり舞台劇を映画化した作品らしい。 タイトル通りの内容で、オチに新鮮さはないけど、夫婦の心の機微はよく伝わってきます。 ただそのシーン以外で、二人に絡んでくる脇役たちのキャラが暑苦しくて、 冗長さやだるさを感じてしまう。一時間ぐらいの単発ドラマで十分といった内容。 演劇好きの人なら楽しめる作品かと思う。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-01-31 12:12:42) |
11.この手の映画で泣くわけないと思っていたけれど、庭先での写真撮影のシーンでふいに泣けて、そこからはもう、涙でかすんで画面がよく見えないくらい泣きました。 「愛してる」なんて言えないぶっきら棒な夫の、この上ない愛情表現に、もう嗚咽さえしましたよ。 ストーリーなんかはさておいて、主演のふたりの醸し出す空気感がもう抜群にいい。 自然で愛らしくて切ないことこの上ない。 そして、特別派手なエピソードがあるわけではなく、日常的な出来事や会話を積み重ねることで、夫婦のドラマを紡いでいく構成は本当にうまい。 それにしてもこんなに泣いたのは久しぶり。一人で観ていて良かった。 【poppo】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-10-15 23:39:23) |
10.なんの期待もしないで見ましたが、久しぶりにいい映画でした。 薬師丸さんはチャーミングだし、トヨエツの演技も良かった。 表現したい事が嫌味ななく、うまく伝わっていると思います。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-24 00:00:15) |
9.《ネタバレ》 ◇ストーリーの序盤から、気付くよう伏線が張られているので、驚きというよりは「やっぱり」。それでも「なんでお前、・・・」のセリフには泣けました。 ◇トヨエツの真骨頂。軽いセリフ回しが本当にうまいです。 ◇それにしても、薬師丸ひろ子さんの「夢の中へ」。ずーーっと聞いていたいような、柔らかい歌声でした。(あの「セーラー服と機関銃」のとき「鈴を転がすような声」とはこういうものか・・・!と感動したのを思い出しました。) ◇井川さんは、とてもいい雰囲気のある女優さんになりましたね。 【ハクリキコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-16 00:54:55) |
8.前半部の妙な違和感にメインストーリーの想像はついたが、それがこの映画の最終点でない事にはすぐ気付かされる。そしてそこからが真骨頂、周りの人間の献身的な振る舞いや詳細なエピソードにより感情は大いに昂ぶった、非常にうまい作りの映画だ。 役者の演技力によるものが大きいが、雰囲気を一番に考えたようなさりげない演出が染み入る、中盤の大事な台詞をトヨエツにポツッと言わせたのはさすが。 観終わった後に♪探し物はなんですか?タンタタン・・・♪と登場人物の皆が探していたそれぞれのものに思いを馳せさらに涙。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-08 11:52:51) (良:1票) |