34.《ネタバレ》 原作漫画は未読です。雪と血しぶき、怨歌とスポ根、その他もろもろを綯い交ぜにしたバイオレンスエンターテインメントです。話はいたってシンプルで、親の恨みを子が晴らすというもの。暗く重いテーマを一本真ん中に据え置きつつの、何でもやりたい放題。映像に対する細やかなこだわりと、大雑把で安っぽいケレン味溢れる演出とが同居しています。このメリハリを楽しめるかどうかが分かれ目でしょうか。終盤のめまぐるしい展開。そして最期の呻きと表情。なかなかいいですね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-05-08 19:28:22) |
33.《ネタバレ》 時代劇バイオレンスアクション、シリーズ第1弾。ほとばしる殺気、凍てつく眼光。復讐の申し子、怨念のこもった刃の切先が4人の仇を次々と追いつめて激しい血しぶきをあげる。臥薪嘗胆、本懐を遂げるも復讐が呼ぶのはまた復讐。悔し涙にくれ、雪の夜に倒れるアタシ。最後に主題歌も歌っちゃう。シンプルにまとまった物語で、燃えたぎるオンナの執念が直に伝わってきた。待望の観賞。良作。 【獅子-平常心】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-03 05:11:16) |
32.残念です。キルビルより先に観ていれば8点だった・・・。あちらが「修羅雪姫」をリスペクトしつつ100倍くらい派手に(主に殺陣シーン)しちゃったものだから、こちらが大人しく見えるのは仕方ありません。常軌を逸した修行や血に染まる着物等印象に残るとはいえ、私の中ではアクション映画においては殺陣の評価に重点を置きますので、この点数です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-03-19 11:53:00) |
31.梶芽衣子は、教師ビンビンなど中年以降の印象が出来上がっているので、より美しさを感じてしまいます。話は「なんだかなぁ~」という感じですが、短いですし彼女の目力を味わうだけでも価値はあると思いますよ。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-08-15 12:43:18) |
30.B級映画にはB級採点が許される。 A級オトコかZ級オトコか、あるいはS級オンナが登場すればそれでいいのだ。 【火蛾】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-04-26 23:52:19) (良:1票) |
29.この映画は、ただただ梶芽衣子の美しさを鑑賞するための作品ですね。話もまぁ、そこそこ面白かったですが、雪が梶芽衣子でなければ、すぐに観るのをやめていたと思います。それに挿入歌の「修羅の花」も、最後のシーンに激しくハマってます!梶芽衣子を見るたびに「この人で“実写版・サザエさん”を作ってほしかった」と思うのですが、今のところ賛同者ゼロです(笑) 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-07-20 01:29:51) |
28.《ネタバレ》 ケレン味たっぷりな時代設定と人物相関、やりすぎ感のある平尾昌晃の湿っぽい音楽、小池一夫エッセンスをふんだんに盛り込んだ脚本、ぶっ飛んだ梶芽衣子のクールビューティなどが、見事なまでにマッチしていてカッコイイ。 個人的には、あの「井口昇かよ!」と思わせる出血量が、ちょっとアレだったかなぁ。あと三割ほど血量を抑えてくれれば…と思わずにはいられない。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-01-17 02:44:14) |
27.邦画の幅広さに改めて感服しますし、血の使い方や梶芽衣子の美しさなど、好きな人は好きなんだろうなぁ、と思う個所は多々ありましたが、私には全く面白くなかったです。 【こね】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-04-23 23:19:44) |
26.セットから構図から視覚的な美にこだわりまくってる作品。梶芽衣子も美しすぎる。鮮血も噴き出まくる。キル・ビルに相当影響与えてるなーってのも分かったし、一見の価値ありな芸術作品。殺陣が以外と少なく、テンポが悪いのは残念。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-03 23:20:39) |
25.漫画が原作だったと思うけど、こんな内容の話だったかな? 冒頭の仮面ライダーばりのアクションには笑ってしまったけど、 映像演出に関して、独特の世界観はしっかりと確立していて、ナレーションもカッコいい。 梶芽衣子の風貌、鋭い目つきもこの役柄には合っていた。 漫画原作の映画化作品としては、よく出来ているほうだと思う。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-18 07:13:48) |
|
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-02-28 22:29:59) |
23.「修羅雪姫」っててっきり「白雪姫」みたいな映画を想像していたらとんでもなかった。何という女の情念、哀しさ、哀れさとでも言うべきか?女の強さ、恐さが故に見ていて何となく増村映画的な雰囲気を漂わせる。血で血を洗う女の恐さ、主演の梶芽衣子の美しさの中に男にはない秘めた思い、正しく雪の女を感じさせる冷たさが見ていて恐く、これほど観る前の想像と大きく違う内容に戸惑いを隠せない。はっきり言ってしまえばストーリーなんてどこ行く風か、あまりにも美しく儚い女の姿に圧倒させられた。けして、面白い映画でもないし、もう一度、見たいとも思わないけど、ここまで血に染まる女の恐さを美しく描き切った映像美はいつまでも心に残りそうなほどとにかく全てが恐ろしいほど美しく哀しい。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-03 22:12:47) |
22.完成されたコントラスト…漆黒の闇、舞い散る雪、噴き出す血飛沫、梶芽衣子の眼力、修羅の花。キル・ビルの元ネタだとは知っていたけど、まんまやね。でも梶芽衣子の美しさには、釈は言わずもがな、ユアサーマンもルーシーリューもかなわない。あ、でも柴咲コウはけっこう似てるなあ。タランティーノはキル・ビルに柴咲をオファーしてたっていう話、あながち嘘じゃないのかもしれない。 |
★21.《ネタバレ》 主演の梶芽衣子の存在感が圧倒的で、美しく、激しく、強く、そして悲しみを秘めたヒロインをクールに演じていて、文句なしにカッコイイ。(眼力鋭いところはなんか柴咲コウみたい。)今ならR15指定は免れないだろうと思われるほど血の多い映画で、おそらく万人には受けないであろう映画だと思うのだが、それでも、映像は美しく、冒頭、梶芽衣子演じる鹿島雪が雪の中で大立ち回りを繰り広げ、倒した相手の血で赤く染まっていく白い雪や、返り血で赤く染まった白い着物など、白と赤のコントラストが絶妙で思わず美しいと唸ってしまう。冒頭の牢屋のシーンで白から赤に変わる外に降っている雪なども美しく、とにかく赤と白が最初から最後まで強烈に印象に残る。主題歌である「修羅の花」もよく、冒頭で流れてきたときにあまりの歌詞のインパクトにおどろいたのだが、これが血まみれの鹿島雪が白い雪の上に倒れるラストシーンでかかるともうやられたという感じで、このラストシーンのためにこの主題歌があるようなそんな気持ちにさせられるほど、映像によく合っていて、またシーン自体も非常に美しく、主題歌の歌詞と映像の美しさが見事に調和した名シーンだと思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-08-31 14:18:55) (良:1票) |
20.『キル・ビル』に代表される昨今流行の血飛沫どっぱー系ソードアクションの先駆け的作品でしょうか。復讐劇の筋立て自体はかなり濃厚で、とてもじゃないけど娯楽作品に適さないと思われますが、これがなかなか良い塩梅に漫画チックに味付けされていると感じました。多すぎる血糊。荒唐無稽な特訓。妙にヌルイ歌謡曲主題歌。リアリティを削ぐ要素が豊富なのです。さらに梶芽衣子の演技!大きく眼を見開き眼力全開。大味過ぎて上手いとは思えませんが、その大雑把な演技プランが、本作からシリアスさを奪っていて逆に好都合。結果的に娯楽色豊かな復讐チャンバラ映画が出来上がったというわけ。面白いです。21世紀の今こそ、この感性を楽しみたい映画。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-28 22:51:18) (良:1票) |
19.とにかく全てがかっこいいな。こういう邦画を最近も撮ってほしい。 【デフォルトモード】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-01-23 19:27:42) |
18.1973年の作品とは思えない程の映像美! これは素晴らしいの一言に尽きる。 雪が降り、紫紺の着物が風に舞う。 そこに同じく紫紺の和傘。 そこに佇む梶芽衣子。 これだけで十分、画になるのに、映像まで素晴らしい。 ただし、その映像センスに比し、どうも演出が稚拙。 ストーリーもやや破綻気味で、リアリティの欠如は否めない。 しかし、そこが逆に言えば本作の楽しみ所で、それをどれくらい素直に受け入れられるかで、本作の評価は決まってくるであろう。 でも、当時、梶芽衣子は20代中盤。 それにしちゃあ老けてる。 なんか目にクマもあるし。 確かに色っぽいが、もう少しみずみずしさがあったら、もっと完璧なのだが・・・ 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-19 22:40:20) (良:2票) |
17.《ネタバレ》 とにかく梶芽衣子が格好良いです!ストーリー自体は劇画そのものなんで真面目にとやかく言っても仕方ないのですが、美しさと哀しさ、そして力強さを兼ね備えた「雪」の姿には本当に魅かれてしまいましたね。特にラスト、白い雪の上に赤い血に染まった「雪」が倒れ、そこに「修羅の花」が流れるシーンは鳥肌が立ちましたね。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-16 17:34:06) |
16.笑いを置きにきているわけでもなく、かといって意識していないはずもない。任侠映画を客観視して作られた新しいエンターテインメント映画って感じがした。まさにデフォルメされた世界。このあくまで亜流な温度感が心地よいし、どことなくポップで疲れない。漫画っぽい。個々のシークエンスを倒置的に表現することで、先の読めそうなストーリーでも気が抜けないし何倍も楽しめる。キルビルの元ネタみたいな事を聞いていたが、この作品の段階でその本質は補完する必要も無いほどに完成していたという事に驚いた。噴出す血の量にはもっと驚いた。 【ハッシーふりかけ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-06-29 23:23:54) |
15.《ネタバレ》 作品の質を正しく自覚すること。ほとんど見たこともない親の敵討ちをするため、ひたすら修羅の道を行く。このアホらしさをアホらしいと認識すること。そしてアホらしい大袈裟な演出で突き進む。なんか知らんけど協力してくれる和尚は鬼みたいにシゴいてくるし、血ドバーッやし、修羅雪姫めっちゃ小ギレイな身なりやし、ってか10回ぐらいコスプレしよんし。恨みの連鎖を美しく面白く映し出した、娯楽センスが溢れ出ているような作品。 【stroheim】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-15 19:39:16) |