★184.《ネタバレ》 アメリカでは、キリスト教右派や保守派の評論家、障害者団体が反発して、ボイコット運動が起こった。その一方で、アカデミーでは高く評価され、4部門受賞に至った。この二極分化された、文字通り賛否両論のリアクションは、まさにあたし個人のリアクションでもある。人物描写、キャスティング、画面作り、プロットなど、映画としてはものすごくよくできた一本であるという気持ちは否めない。しかし、個人的には、高く評価したくない。その理由は、もともと映画にポジティブな娯楽を求める傾向があること。この映画の、特に後半から結末にかけて描かれるテーマは、人生を考える上で無視することの出来ない重要なテーマである。しかし、映画を通してそれを考えたくはない。ましてや、これみたいによくできた映画にそれを提示されると、人物設定や演じる役者が優れている分、現実からは切り離した次元で架空の世界を楽しもうとするあたしの基本姿勢は揺るがされる。いっそのこと、駄作だったらもっと素直に批判的になれるのに、という感じだ。 【黒蜥蜴】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-22 10:40:04) (良:1票) |
183.うーん、重たい最後だったなぁ。 マギーの家族のひどさといったらむかっ腹立つし。 あなただけが・・と言われたフランキーにも最後の選択を迫られるし。 どうにもならんかったんかいなという辛さがありますね。 【ネス】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-10-04 16:02:58) |
182.賛否両論を求めるようなまさかのジ・エンドに、私はクリント爺さんの行った行動に大賛成だったのですが、しかし、 最終的に重たいラストで終えてしまった事が残念でならない。そのせいか、賞を獲りたいが為に生まれてきた作品のように思えてしまって・・・ ただし、ヒラリーの主演女優賞には もうめちゃ納得。ビバヒル青春白書の準レギュラーだった頃からすると とてもまさかまさかでしょ?いう思いなんかもあってか その後の成長ぶりにもかなりビックリしています。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-07 21:58:43) |
181.いい出来。やっぱクリントイーストウッドだった。 バンバン撃って観客の声に応え続けてきた人の映画。 ストーリーはいたってシンプル。イズベスト。でもないか・・・?? ジーパンに白シャツ着といたらいんじゃないかなぁと思う。でもそれだけじゃなぁ。とも思ったり。 主役はもちろんイーストウッド。監督だってイーストウッド。 いい映画だけど好きじゃない。モーガンフリーマンの台詞にぐっときた。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-03 01:20:18) |
180.いろいろと説明されていないことが多い映画だけれど、なんというか バランスがいいのでしょうね。 共感できるかどうかは別にして悪くはありませんでした。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-01 13:24:01) |
179.《ネタバレ》 評価の高さに騙された感のある作品です。なんか暗くて、重いし爽快なボクシング映画と期待した自分にはキツかったです。まさか女性のボクサーの話とは思っても見ませんでした・・・個人的にスポーツ系の女性は苦手ですな。格闘技の世界は勝つことがすべてです。反則を使ってでも失格にされず勝利を奪いにいくビリーの方がセンスがあるかと思います。仮にマギーが最後の試合に勝っていても寝たきりや足の切断なんてことになってしまったら、試合に勝ったけど、勝負に負けたってことになるでしょう!!こういう救いのない結末の作品は苦手です。 【マーク・ハント】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-07-26 04:50:36) |
178.《ネタバレ》 映画としてはよくできていると思いますし、あるタイプの思想を典型的に表現しているとは思います。・・・・・・・・だけど、僕は、とりあえず今は、そういう思想とは戦いたいという立場なので、今はめいっぱいに低い評価にします。・・・・・・・・ところで、ある作家の短編小説に次のような作品があります。・・・・・・50歳を過ぎて妻がアルツハイマーにかかってしまいました。妻は、まだ記憶がしっかりとしているときに夫に懇願します。もし私が自分が自分であるとわからなくなったら、生まれ故郷の海に私を連れて行って、その岸壁から私を突き落としてください。私は自分が自分でいられなくなることがほんとうに辛いのです。・・・・・・・小説は病が悪化した妻を故郷の海に連れて行くところで終わっています。・・・・・・・もしそうなったら、あなたは、妻を殺すことができますか。・・・・・・・・イーストウッドは、言うでしょう。Of course, I do.・・・・・・・・だけど、平和な社会のエキスをたっぷりとすいこんだ僕には、とてもできそうもない。記憶はなくたって、そこに立っているのは生きた妻にしか思えないから。・・・・するとイーストウッドはいうでしょう。「愛しているからこそ殺せるんじゃないか」・・・だけど僕は断固として言いいたい。「愛しているから殺せないんじゃないか」・・・・この二つの考え方の間には、人と人との関係について架橋しがたい深い淵があります。・・・・・・・・またイーストウッドは、人間の人生の意味は偉業を成し遂げ、それが人々から語られることにあるのだ、というところにあるようです。だから何かを成しどけられないなら、生きている意味はない、ということになる。戦士的、武士的な人生観ですね。・・・・・・この時代に、そういう感性に諸手をあげて賛同してよいのだろうか。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-07-22 00:16:00) (良:1票) |
177.《ネタバレ》 これは重いし暗い。前半と後半のギャップにびっくりです。最後は尊厳死の話になってしまいましたね。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-20 21:03:18) |
176.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドのナルシスト映画にしか思えませんでした。マギーのような従順で努力家で完璧な人間なんていないです。誰もが弱さや卑劣な面を持っている。同様に、彼女の家族ほどひどい人間もいないと思います。だから、人間を真剣に勧善懲悪に描く映画は私の好みではありません。それに、マギーは試合において挫折することはたった一度もなかった。あの、最後の試合を除いて。それってどうなんだろう?根本的にクリント・イーストウッドの監督作品は私には合いません。 【kaneko】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-18 17:05:06) |
175.《ネタバレ》 観ていて、これはアメリカ版「明日のジョー」だと思いましたね。貧しい主人公が、老トレーナーと共にボクシングで「明日のため」に栄光に向かって進んでいく様は、まさにジョーと丹下段平の物語を思い起こさせてくれます。(もちろん設定等違いはありますが) ただ、ジョーの場合は最後に「真っ白に燃え尽きて」しまったところで終わってしまいましたが、この作品では、その「燃え尽きてしまう」部分をもっと深く描いているように感じました。(まあその分悲惨さが出てしまってますが。) しかし、イーストウッドとモーガン・フリーマンというキャスティングはシビれますね。もう画面に出ているだけで味がありますから・・・・。アカデミー賞受賞は当然だと思います。 あと、マギーとフランキーがアイリッシュ系アメリカ人という設定なので、アイリッシュの歴史について事前に知っておくとこの作品について更に理解が深まっていくと思います。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-07-17 23:55:11) |
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174.主演の3人の好演が光ります。渋い良い映画だと思います。いくつか腑に落ちない場面がありました。①なぜクリントが途中で彼女のマネージャーを降りようとしたのか。②なぜタイトルマッチを戦わせてあげないのか。③クリントが家族に手紙を出し続ける理由④なぜモーガンはタイトルマッチに同行しなかったのか?⑤ラスト。。。いくつか???な部分はありましたが、クリントは唯一といって良いくらいハリウッドではバランスのとれた良質の作品を作る映画人だなぁという印象を持ちました。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-07-10 20:56:23) |
173.何か物足りなくカタルシスを獲得できなかったというのが率直な印象。尊厳死を題材にするならそこに至るまでの心の葛藤をもっと緻密に描写する必要があるし、父と娘の愛情劇を題材にするのなら深いバックグラウンドが欲しかった。とはいえ、「生」への執着を断ってまで自己を貫こうとするマギーの姿・生き方には心打たれるものがあった。 【CPA】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-27 11:24:48) |
172.ミスティック・リバーでは理解できなかった、イーストウッドの事が少し分かったかも‥。あんた本っ当に、どうしようもない結末が好きだネ。どうしたいのさ。これを見たあたいにどうしてほしいのさ‥。ケド、あんたは笑ってこう言うんダロ。。「ソレデイイノダ」と。 【小星】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-11 21:28:09) |
171.Champions aren't made in gyms. Champions are made from something they have deep inside them-a desire, a dream, a vision. They have to have last-minute stamina, they have to be a little faster, they have to have the skill and the will. But the will must be stronger than the skill. 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-06-09 07:00:00) |
170.《ネタバレ》 「ダンサー○○ダーク」級のダーク映画です。 【ぱんこ】さん [DVD(吹替)] 4点(2006-06-04 22:22:26) |
169.何とも救われない。だが、すべてがハッピーエンドでも困る。現実世界では、救われないことの方が圧倒的に多いのだから。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-21 13:07:01) |
168.これはボクシング映画ではない。幸福論の映画である。メインテーマは、幸福な人生とは何か。その問いかけが、見ているものがスルーしてしまうほど浅すぎもせず、かといって、説教臭さを感じさせるほど深くもない。絶妙の深さで止まっている点が、アカデミー賞を取った一因の一つではないだろうか。 丁寧に作っているので観客をあきさせないし、光と影にこだわったカメラワークはすごく印象に残る。役者の演技も皆光る。 特にイーストウッドが普通に演技していたのに驚愕!この人ってやろうと思えば普通に演技できるんだと思った(笑) ただ、あまりにも、あまりにも話に救いがなさすぎる。 心に残る映画ではあるものの、後味が最悪。もう二度と見ようとは思えません・・・。 |
167.マギーのボクシングが、あれよあれよと上達していき、さらに試合もあまりにもあっけなくガンガン勝ち進んでいくので、「この映画の伝えたいことはスポ根ではないんだな。。。さてはもうひとひねり、別の感動があるんだな♪楽しみ楽しみ」と心の中で思いながら観てました。そんなこと思ってたものだから、予想外の展開に言葉も出なく、エンドロールの間動けませんでした。こんなに凹む映画を観てしまったのは久しぶりです、、。はぁ。。しばらく引きずるわ、、、。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-17 09:57:55) |
【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-14 16:44:54) |
165.ただのボクシング映画だと思ってみたので、後半の展開には驚きました。 でも、こういう重いテーマをさらっと描いていて、自分的には好感が持てました。 観た後に色々考えさせられる作品でした。 あと、モーガンフリーマンがいい味出してました。 【さっく】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-13 16:46:33) |