5.《ネタバレ》 カタルシスという言葉の意味をあらためて考えさせられる映画でした、スッキリしたい人は観ちゃダメ。8年前に2番手なのにネズミ取りに引っかかって、当時の仕事の都合で訴訟に持ち込めなかったことを思い出して今でも地団駄踏みそうです。ま、持ち込んでもこの映画とおなじ流れだったんでしょうけど。減点の理由は、長すぎるってこと、たぶんずいぶんと削ったんでしょうが。鈴木蘭々をキャスティングする意味があったのかってこと。周防くんの落とし所はなに?ってこと。観る意味は充分すぎるくらいある作品だと思いますが… 最後に亀山千弘くん、小日向くんに特徴的なキャスティングして、HERO映画版で相変わらず事務官させるのは危険じゃないですか?CXとして。それから事務官の多くが現在副検事になってることもあることは考慮しないと。結局、脇を演じる俳優が払底してるんでしょうね。 【shintax】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-22 21:05:03) |
★4.《ネタバレ》 本当は9点でも良いのですが、いかんせんまだ1月。 今年一番と評価するには、チト早すぎるので8点献上。 2時間半のどちらかと言えば長めの映画ですが全然飽きる事無く あっという間の時間でした。 主役の加瀬亮の演技が良い! 以前から注目していましたが、やはり今回も良い!
【あずき】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:35:33) |
3.この映画は痴漢そのものよりも日本の裁判制度、法律、警察のおかしさ、自分の身は自分で守るべきであるというものを徹底的に見せ付けられることになる。見ていて腹が立って仕方ないが、だからといって人ごとには思えないのだ。もしも自分がこの主人公と同じ立場に立たされたら人はどういう行動を取るだろう?女性から見れば男は女の敵だが、男からしたらやってないのにやったとされ有罪になるという事への怒り、つまり被害者は女だけでなく男も被害者なのだ!そして、何よりもこの映画を見ると本物の痴漢がのほほんとしているのに、無罪な人間が痴漢で捕まり有罪になるという矛盾。無実の人間を有罪にすることへの怒りに満ちた作品として、見応え十分!どれだけ頑張っても結局は認められず有罪になるのが真実なら、そんな真実など真実であって真実じゃない。全てが矛盾の塊、それが現実だと思わせるだけの力作です。こんな許せない裁判制度、法律を見ると、それなら女性専用車両だけでなく男性専用車両も今すぐにでも作るべきだと思わずにはいられない。 【青観】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-21 19:00:02) (良:2票) |
2.映画を観終った後、誰かと熱く語りたい衝動に駆られます。「これはいったい如何なのよ!?」と、「俺にも一言いわせてくれ!」と・・・、観た人は必ず自分の中で意見を持ち何かを感じる筈。特に男は他人事ではいられない。明日は我が身ですよ。周防監督が現したかった日本の裁判制度のおかしさと怒りをヒシッ!と感じられます。2時間半の上映時間なのにあっという間だった・・・。いい映画です、みんなに観て貰いたい! 【まに】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-20 22:07:48) |
1.この作品を観終わった後、電車に揺られて家に帰った。その間ずっと、痴漢に間違えられないように怯えながら帰った。この作品の中にあるもの全てがあまりにも距離が近い。いつ、どんな形で同じ目に合うかわからない。ぼくはこの映画を観終わった後、どうしようもなくイライラした。それはこの作品が悪いわけではない。この日本の現状に腹が立ってしょうがなかった。日本の法律、それを取り巻く警察、検察、裁判官、その全てに腹が立ってしょうがない。裁くべき人間を裁かず、裁かれるはずのない人間が何を償えばいいのかもわからない状態で牢屋に押し込められ、時間を奪われる。そんな事、一分でも、いや一秒であってもあってはならない。この作品を通して監督が訴えたいことが心に染みた。もしかすると、満員電車が怖くて乗れなくなるかも…恐ろしい恐ろしい… 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-20 18:35:05) |