58.《ネタバレ》 洋画かぶれで、ケッ!日本映画なんてと、息巻いていた時代の自分を更正させた作品です。大阪の尼崎OSという劇場で平日にみたのですが、結構人が入っており、おばちゃんからおじちゃん、その子供、ほんでもって会社さぼりのサラリーマンさん、お水系のおねーちゃんまで、いてました。さて、上映が始まると、武田鉄矢のシーンでぎゃはは、桃井かおりとのからみでぎゃはは、健さんのシーンではしんみり、と対比がすごく面白かったです。武田鉄矢の役所は言わば、狂言回し。健さんという男の人生を浮かび上がらせるための対比として、起用されたのですね。刑務所から出て来て、もし今も、俺を待っているなら家の物干に黄色いハンカチを出しといてくれ、なんて、ドラマのドラマみたいに本当の話は進むのですが、その間に過去のシーンが回想で語られ、奥さんとの出会い、結ばれて共に生活する場面の展開が観ている者にとって、とても愛おしいものになって来ているのです。いつしか「ハンカチよ、見えてくれ」の願いを画面にぶつけている自分がいるのです。そして、画面には何十枚もの黄色いハンカチが。そして、場内からは何十もの嗚咽が。分っていても泣けてしまういい場面です。衆知のハッピーな結末をいかに見せるか。そこまで、いかに話を繋ぎ、感情移入させるか、脚本も素晴らしいです。そして、山田洋次監督のまとめ方には唸るばかりです。この1本に、日本映画をもっと観るべきだと教えられました。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-08 18:15:28) (良:2票) |
57.《ネタバレ》 余りにも有名なので、黄色いハンカチがあるかないか健さんと同じ気持ちでドキドキしながら見ることはできませんでした。 それでも、実際に見ると感動しました。 洗濯干していた妻が健さんに気づく場面では、当然抱き合って キスくらいするのかなと思ったのですが、健さんは鞄を渡しました。ハリウッドとはちょっと違う日本映画らしい静かな感動でした。 【amicky】さん 9点(2004-03-05 22:08:26) |
56.桃井かおりはこの頃から桃井かおりだったんだね。 【仮面の男】さん 7点(2004-02-27 23:48:33) |
55.別に感動したりはしなかったけど、かなりよくできた喜劇だと思います。昭和時代ならではの楽しい映画です。 |
54.よくよく考えてみれば、この映画のタイトルも宣伝ポスターもすごい。 何せ思いっきり“結末”を晒しているわけだから。その上で燦然たる名作なのだから。 2014年11月末日の日曜日の夜、他界した大巨星を偲んで再びこの映画を観た。 これでこの名作の鑑賞は、通算4度目になるだろうか。はっきりと、この映画が自分の映画遍歴におけるマスターピースになったことを認識した。 もはやあれこれと論ずることすらあまり意味を持たないように思える。 子供の頃に初めて観た時は、面白みを理解しきれなかったけれど、その後観るほどに魅力が倍増した。 きっとこの先も、自分自身が歳を重ねるほどこの映画の魅力は膨らみ続けることだろう。 映画も古くなれば当然、色は褪せる。 ただし、色褪せるほどに魅力的になる映画こそが、本当の意味での「名作」なのだと思える。 もうこの世に高倉健はいないけれど、僕はこの映画を観る度に「おかえりなさい」と心の中で呟くに違いない。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2004-02-11 18:27:41) (良:1票) |
53.好きな邦画です。最初、小学生の頃に見ましたが感動しました。今見てもおもしろい!たくさんの黄色いハンカチが風になびいているシーンはイイですね。武田鉄矢と桃井かおりのコンビがイイ味を出しています。 【ギニュー】さん 8点(2004-01-23 19:21:07) |
52.家族全員好きな映画です。健さんの約束を信じて待っている・・・かっこいいですね。武田さんが作品をええ意味で壊してくれます。 【あつお】さん 10点(2003-12-31 18:05:40) |
51.《ネタバレ》 中学生の頃どうしてもこの映画が観たくて、「ぴあ」で調べて小岩か亀戸あたりの公民館で近所の小学生・オバサンに混じって見た映画。今はいつでもビデオで映画が見られるからずいぶんいい時代になったと思う。作品ですが、高倉健が「どうしようかなあ」って悩むシーンがイチバン好きです。あとは、「出会ってから口をきくまでに半年もかかってなあ」と倍賞千恵子との出会いの思い出を回想するところとか。ちなみに山田洋次は当初主役に高倉健を起用する事は考えてもいなかったとか。 でもある人に「高倉健はどうか?」と言われ、いけるかも?と思ったそうです。 |
50.満点の人が少ないのは意外ですね。これはムダの無い完璧な脚本だと思います。高倉健さんが新境地を開拓した記念すべき1作だと思います。 【nizam】さん [地上波(吹替)] 10点(2003-12-20 12:31:40) |
49.おもしろい。高倉健かっこいいし、桃井かおりと武田てつやもいい味だしてる。最後のカットがまた最高。 【あしたかこ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-12-18 20:46:09) |
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48.子供の頃TVで見たときに、目いっぱい吊るされた黄色いハンカチ見て笑ってしまった。「オイオイそんな干さんでも」って突っ込んでた。 TV放映にて再見。随分年もとって恋もそれなりにしたせいでしょうか、ハンカチ一杯干す気持ちは納得できました。知り合ったばかりで一緒に旅をする若い男女と何年も離れ離れで暮らしながら相手の事を思い続ける男女、本当の愛は紙切れ一枚でどうこうできる物ではない。コレはコレで良いんです、健さんもカッコいいですが、根本的にこの男の身勝手さが合わない。+1点しておきます。 【亜流派 十五郎】さん [地上波(吹替)] 4点(2003-12-17 00:20:16) |
★47.高校の時に、映画好きな地理の先生が授業を潰して見せてくれたんですが、意外に面白かったですね。見る前は元気が出るテレビの企画の印象が強くて、馬鹿にしてたんですけど。時代感覚的についていけない部分があったので、点数はこの辺で。高倉健は人間国宝として保護すべき日本の格好いい男性像です。この存在感は世界でも屈指でしょう。 |
46.すみません、こんなベタな映画なのに結構好きです。 見せ場はやはりあの黄色いハンカチのシーンなわけですが、これ以上ないほどベタなシーンだし観ていてもちろんそうなるだろうと予想はついてるんだけど、やっぱりあのシーンには猛烈なカタルシスがあります。 黄色という色と枚数と音楽の相乗効果で「やったぜ健さん..」とつぶやいてしまうのです。 【あばれて万歳】さん 8点(2003-12-12 14:24:47) |
45.昔の映画で、ましてや邦画でこんなに素晴らしい映画があるなんて思いもよらなかった。最後は文句なしに感動の嵐です!やっぱ健さんかっこ良いわぁ☆ 【諸葛桂】さん 8点(2003-12-10 21:03:39) |
【コダマ】さん 7点(2003-12-05 00:36:39) |
43.武田鉄矢と桃井かおりが主役なんじゃないかと思ってしまうほどですが、やはりこれは健さんあってこその映画です(微笑)。結論は誰もがわかっているし、いっぱい黄色がたなびくラストは予想できても、それでもやはり感動してしまうのは不思議です。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-20 10:23:08) |
42.桃井かおりって若い頃からホントいい味出してるんだな~。ビデオで観た直後に夕張に行って,ロケ地を見て来た。今は閑散としていて切なかった~。赤(オレンジ)のファミリアや台本・小物なんかが展示してあって楽しめる。 【ロウル】さん 7点(2003-11-07 20:55:28) |
41.子供のとき見たけど、なんか感動した記憶があります。倍償千恵子抜群にうまかった。武田鉄矢と桃井かおりのコンビはなんか笑えた。 【fujico】さん 7点(2003-09-18 07:57:37) |
40.《ネタバレ》 当時「あの武田鉄也が、山田洋次監督の映画に出るのかよ!」と自分を含め、周りの人間は皆ブーブー言っていましたが、観れば桃井かおりとのカップルならぬコンビが意外に良かったり…(その後、武田鉄也があんなに有名になるとは…)。内容も、実にシンプル・イズ・ベスト。ラストの複数枚のハンカチを見た時は確かに感動しましたが、「何もあんなに飾らなくても…」と捻くれた見方になったのは自分だけですかね(苦笑)。2、3枚でも健さんは充分にわかるハズ。ちなみに、一応外国作品の原作(?)が有ると昔に聞いていた為、映画に対してそんなに感情移入はしなかったが、邦画独特の味わいのある映像なり演出は決して悪く無い。人情作品の多い山田洋次監督作品でも、慕情を絡めた正統派映画…と言う事でこの評価。 【_】さん 7点(2003-08-31 17:47:47) |
39.ラストはわかっているんだけど、観るたびに気持ちが「ずん」となります。日本人で良かったと思える作品だと思います。ちなみに、外国人、特にアメリカ人(ブッシュさんとか)はこんな映画をどう思うのかきいてみたいです。 【まるけん】さん 9点(2003-07-25 20:48:35) |