21.《ネタバレ》 希望の見えない過酷な状況の中で、生きるために希望を諦める大人たちの姿は、実は形は違えども今も昔もそんなに変わらないように思えました。その中で、希望を求め新天地へと旅立つ主人公の姿はやはり心を打ちますね。 過酷な状況と美しい自然の対比も印象的でした。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-24 23:54:43) |
20.とても気持ちが沈んだ記憶のある映画。貧乏も寒さもちっとも良くなる気配はないし、年取った親父はどんどん覇気を無くしてく。えーん。なんとか息子には脱出してほしいと願いつつ、願いを打ち砕きそうな北欧の厳しい自然と現実に言葉もない。こちらの手までかじかんだ気がして、さすりながら映画館を出たのでした。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-11 12:28:20) |
19.19世紀末のデンマークを舞台にした、非常に現実的で厳しいドラマ。 長編小説の一部だけを映像化したようだが、違和感はまったくなく、 ちゃんと一本の作品として完成されていた。 北欧の雄大な自然とその厳しさを背景に、そこでの生活や様々なエピソードを、 主人公である少年の視点から捉え、物語を進めていく構成。 最後のオチも、ある登場人物の設定を引っ張ってきて、うまくまとめていた。 叙情詩的なラストの絵もいい。良作。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-20 10:15:08) |
18.《ネタバレ》 同じスウェーデンの巨匠であるイングマル・ベルイマン監督の映画を髣髴とさせるような閉鎖的な牧場の風景とそこで展開される陰惨な人間関係、そしてそれを美しく映し出した荘厳な映像(特にラストシーンで映された雪に覆われた海辺のシーンの美しさには息を呑み、思わず涙がこぼれたほどだった)、これらの合わさったこの芸術的な作品はパルム・ドールとアカデミー賞をダブルで受賞するのも納得の素晴らしいものであり、ベルイマン監督が後に自分の両親のことを綴った自伝的作品である「愛の風景」をこの監督のビレ・アウグストにまかせた理由もわかる世紀の逸品である。 【陽踊り小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-08-26 22:31:33) |
17.《ネタバレ》 冒頭、「安売りはしない。安売りはしない・・・」と呟きながら、あっという間に誰もいなくなって一番酷いところに連れて行かれる下りなんかは、切れ味の鋭い描写に息を飲みました。が、その後は、いろんな人が脈絡なくいろんなことをしているだけであって、そんなに面白いところは見あたりませんでした。とはいえ、登場人物の多くを最後まで泥まみれ藁まみれ埃まみれで押し通し、使用人生活の厳しさを映像上もリアルに反映させた徹底ぶりにはインパクトがありました。それにしても、スウェーデンとデンマークの間で移民なんてことも行われてたんですね。勉強にもなります。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-08 03:33:32) |
★16.《ネタバレ》 マックス・フォン・シドーが主人公とばかり思ってました。主人公ペレの周りでは悪いことばかり起き、ちょっといいことがありそうになると、どんでん返しを食らい、未来への見通しがどんどん小さくなってしまいます。画面には現れませんが、だんだんと孤独になっていくのが分かります。ペレの唯一の希望であるアメリカ行きは、最後の友人(?)であるエリックが連れ出されることにより、完全に道が途絶えます。ここにいてもどうにもならないと悟り、逃げる決心をするのですね。細かい心理描写を省き、見ている者をペレと同じ気持ちに導く映画の見せ方は、つままらんと感じた人には退屈でしょう。しかし、これがビタッと一致した人には、たまらないほど切なく、感情を揺すぶられる物語になります。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 23:22:04) |
15.《ネタバレ》 裕福であろうが、貧乏であろうが結局どちらとも幸せなようには見えなかった。それぞれの立場にそれぞれの悩みがあり、その上で人は生きている。「あそこの国の人は貧乏だから、裕福な国に生まれた私達は幸せに思わなきゃいけない」この考えすら大きな間違いで、幸せっていうのはどの立場であれ存在するもの。きっと周りからみたら不幸であっても、当人がそう思ってなければただ人を見下しているに過ぎない。それを考えると、希望を見出せるペレのほうが幸せだったのかもしれない。あと、ペレやオヤジに本物のハエがたかってたところが細かいなと笑 【honeydew】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-02-05 03:58:02) |
14.途中で主人公の子がもっと貧しい子をボコボコに殴っているのが観ていて辛かった。ラストが切ないね。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-29 23:37:46) |
【miso】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-08-08 16:29:18) |
12.話に振幅がないうえ、主人公が辛い目に遭わされ続けるなど、重苦しい内容です。しかし、ご都合主義的な救済が一切ないのがこの作品の価値を押し上げていると思います。 【K】さん 8点(2005-02-20 22:56:59) |
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11.映画の名前もどこで撮られたかも忘れており、ソウルオリンピックの時にあの駄目親父がアカデミー賞に絡んでたなーという記憶だけでたどり着きました。どんでもない貧乏臭さと女優の演技が凄かったな。とくに阿部定になる奥様。今でも夢に見るんですよね。あれ考えただけでもいたい 【きつま】さん 6点(2004-09-14 23:15:08) |
10.いろいろと自然や差別やいじめなどいろんなことがのべられていました。美しくかなしいようで最後には拍手をあげたくなるようないい作品でした。 【アンリ】さん 8点(2004-08-09 22:22:13) |
9.サッカーの王様とタイトルが同じなんで見てみたけど、やっぱ北欧の映画は悲しい作品が多いなぁ。いや、結構そういうの好きなんだけどね。 【夏目】さん 7点(2004-06-12 13:09:14) |
8.子供の自立物語としての感動を求めてこの映画を見ると失敗すると思います。随分昔に見たんですがとにかく悲惨。寒さは貧乏を更に過酷にするもんだとしみじみ思ったス。オヤジはだめだめだし、どんなに努力しても厳しい境遇からは抜け出せそうもないし、ラストもあまり希望がない感じで気が滅入りました。決して批判しているワケではないですよ。いい映画です。ただ、甘っちょろくないので覚悟がいるかな、と。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2003-12-24 14:49:51) |
7.同じく北欧製の子供が主人公の映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」とは、製作年度が違うにも関わらず似たような時期に公開されてしまった(関西だけかな?)本作、主人公が小汚くて、じゃなかった、映画にいかにも陰鬱な雰囲気が充満してて、比較されるとどうも印象が悪かったかも。ある何でもない移民親子の、何とも切ないお話です。が、勿論単なるお涙頂戴ではありません。数々のエピソードと雄大な情景の組み合わせは、奇跡と言っていいかも? そしてやっぱりラストがもう、たまりません。なお、原作はこの先もお話はまだまだ続くようです。よかったね。 【鱗歌】さん 9点(2003-05-23 21:55:27) |
【araara】さん 9点(2003-04-12 21:14:22) |
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4.まさか「ペレ」のreview欄があるとは思いませんでした!この映画はいいです!せつないけど・・・でも「僕も頑張んなきゃ!」って気を起こさせる映画です。おじいさんが「俺も若い頃には ラッセ!ラッセ!とみんなにもてはやされたもんだったんだ」と若かりし過去を語るシーンは・・・虚しいんだけど、誰しもそうなんだよなーと感じてとても印象に残ってます。とにかく観て損なしっ! 【クラウディア】さん 9点(2002-03-05 23:31:23) |
3.1988アカデミー賞外国語部門受賞。風景と人生の重々しさが何ともいえず調和しています。 |
2.確かにこの映画はすごい。ラストシーンはすごい感動しました。おじいさんはやはり子の自立を考えてたんですね。 【Haley】さん 9点(2002-02-03 21:56:22) |