27.《ネタバレ》 森に住む《彼ら》ってやっぱ流し台の下に潜む《彼ら》か。ってことは後半はメルギブソンが出てきて水かけるのかなあ。と、いらん妄想に期待を膨らませてくれた本作。でも今回は引っ掛けどころは《彼ら》ではなかったんですね。見事に裏切られました。アイヴィーが森を抜けると砂利道って時に「もしや」と思ったのが四駆の出現で決定的に。衣装から生活スタイルまで19世紀と思わせといて、実は現在のお話であった。このトリックはこの世界を作り出した長老達しか知らないんだから、だったら自分達で薬を買いに行った方が普通だと思うんですよね。なぜ盲目のアイヴィーを行かせたのかがちょっと疑問。シックスセンスの時は騙されたのがわかった時点で、胸がキュンとなりましたが、本作ではそれはありませんでした。ただ今までと一味違った騙され方だったなあと、後からジワジワきました。お約束のシャラマン登場シーンは、カメラワークが妙に凝っています。賛否両論ある本作ですが、個人的には冒頭のような妄想を暴走させる楽しみもあったので良いとしましょう。 【tantan】さん 7点(2004-09-20 22:31:14) |
26.《ネタバレ》 正直言って、TVコマーシャルにだまされた感じ。他の方も言っているように、最後は「え、これで終わり?」って感じだった。アイヴィーの愛、勇気は良かったんだけど。 ひとつ謎なのは、アイヴィーが変装したノアを倒した後で、『化け物に襲われた』と言っていた点。彼女、盲目ゆえに姿を見なくても相手が誰か判断できていたはず。ノアだって気づいてたんじゃないの?・・・と考えると、少しだけ恐い。 【じゃん++】さん 6点(2004-09-20 19:39:59) |
25.《ネタバレ》 最初は(CM・予告編の印象もあったし)時代設定とに騙された感じですが、後半からあれ???もしかして・・・ああ、やっぱり・・・と分かりやすいっちゃわかりやすい展開だった。結局は人間ドラマで愛やらなんやら傲慢なエゴが引き起こしたことだったようです。赤いケープの獣が見えたときには「サイン」がフラッシュバックしたけど・・・。大してどんでん返しもなかった。アイヴィーの目が見えない設定なのもしょうがない気がします。面白かったです。ホアキンの顔が笑えました。 【耳】さん 6点(2004-09-20 17:08:06) |
24.あまりに期待し過ぎたせいか、これで終わりかよって感じでした。途中でこの結末のような感じなのかなっと思いましたが、自分が思いつくような結末なわけないだろっと思ったらそのとおりになってしまいました。あまり詮索しないで見たほうが良いとおもいます。 【シュシュ】さん 4点(2004-09-20 00:42:02) |
23.《ネタバレ》 ヴィレッジなんと2回目見てきましたーー。1回目は、何が出てくるのか・・どんなどんでん返しなのか気になって、色々細かいところとか見逃していたことがわかって面白かったです。 ●少年の死やら、年長者の話しやら伏線はりまくりーーこれなら前半で謎がわかってしまうかもーー。やっぱり謎は途中でわかっていいってことじゃないのかな~。●アイヴィーが森の化けもの前でルシアスを家に入れる為に手を差し伸べるシーン、ここってーー音楽のマッチしていてスゴク感動できる~♪●「村」の姿がアメリカとオーバーラップ、ボーリングコロバインの中で、メディアに作られた恐怖におののきおびえるアメリカの市民の姿がヴィレッジの第二世代以降の姿のように見えましたーー。●エドワード(アイヴィーの父)が彼女を1人で街に行かせたわけ。これがはっきりわかってなかったんですが映画の中でエドワードさん語ってました。「アイヴィーは自分たちと同じ暴力によって愛するものを亡くそうとしている被害者であり街へ行く権利がるんだ」と年長者たちにつげます。(ここの場面すき)●アリス(ルシアスの母)とエドワードのほのかな思い「これしか君にできない」といいながら視線が交差する感じがよかった。●あと、目の見えないアイヴィーは、ルシアスへの思いだけで、目の見えない体でひたすら前へ前へ進む姿にとても感動ーー。やっぱり世界の希望は「愛」ってところでしょうかーー。●最後に化け物正体がノアとわかり(最初の方は違うと思うけど)小動物を殺したのもノアとわかり(ノアのお母さん語ってます)二度見ると伏線がいっぱいはってあるし、謎解きはしてくれているし、親切なわかりやすい映画だとわかりました。映画って二度見るとやっぱり違いますね。 【rika】さん 8点(2004-09-20 00:26:49) |
22.《ネタバレ》 「偽る事が 愛なのか」とはスパイダーマン2で使われたコピーだが、まさに本作でも語られたテーマであろう。愛する者を失ったが故の逃避として築かれたコミューン。しかしそれは、純粋無垢で美しくも見えるが、同時に、醜く歪んだ世界にも見える。第二世代にとって、与えられた世界は本当に幸福なのか?それは親のエゴではないのか?愛を失ったが故に内にこもる大人達、愛するが故に外に向かおうとする子供達。そんな二つの世代の対比が面白い。そこには愛が持つ矛盾が描かれている。 ・・・この先、目の見えない少女は何を見て、無口な男は何を語るのだろうか |
21.《ネタバレ》 「井の中の蛙」であるシャマラン監督らしい映画です。たまには自分の「村」から抜け出し、外界(世間の評判)に目を向けた方がいいと思います(見えないかもしれないけど・・・)。 【STYX21】さん 4点(2004-09-18 10:18:26) |
20.《ネタバレ》 ネタバレはしないで下さいとか、どんでん返しに次ぐどんでん返しとか、色々聞いたけど、悪いけど、冒頭の10分で少なくとも「村」が設立された理由は丸分かりで、こんなに見え見えでいいんだろうか、こんなヨタ話が延々と続くんだろうかと、早くも眠くなったけど、これって、もしかして、「村=アメリカ?」と思い始めた辺りから、わりとドキドキしながら見てしまった。アメリカはそもそも、ヨーロッパの厳しい階級制度や宗教戦争から逃げてきたボート・ピープルで形成された国だし、未だにアメリカ万歳の一国主義で、自由の国を標榜しながら、それが信じられない程、保守的な御国柄だし、「ヴィレッジ」は、まるでアメリカという国の精神を見ているような気がした。しかも、自分達が信じる精神を守る為には、たった一匹の蟻を巨大な化け物ででもあるかのように吹聴して国粋主義を煽る気風は未だに健在で、しかも、時としてそれは、自作自演であったりもする。盲目のアイヴィーは、一見、全てを見通している様に行動している。相手の「色」が分かるという。それは、白人から見た有色人種の色だと思うと、これはかなりきついブラック・ユーモアで、しかもアイヴィーは、ノアをそれと分からずに殺してしまった。ノア=ノアは、大洪水の前に箱舟を作り、家族と動物を安全な地へと導いた。純粋な家族愛によって。けれど、あまりの純真さは、世界を狭めるだけだった。アイヴィーは、それと分からずに殺してしまい、彼女を助けたのは、皮肉にも「ヴィレッジ」を守る為の組織だった。それは、FBIなのか、CIAなのか。本作は、まるでアメリカという国の精神を見ているようで、近年では、マトリックス・トリロジーについで、アメリカという国への痛烈なブラック・ユーモアのようだった。が、無論、シャマラン監督にそういう意図があったかは分からないし、単に私の深読みかもしれないが、本国アメリカで、賛否両論になったのは、分かるような気がした。アイヴィーは愛する人の為に頑なな保守の村に帰ったけれど、「彼女」の目が開かれることはあるのだろうか。 【由布】さん 8点(2004-09-17 01:03:23) (良:6票) |
19.シャマランはもはやハッタリの巨匠ですね。いつものことながら、よくもまぁこんな話が思いつくなと素直に感心します。ジェームズ・ニュートン・ハワードとのコンビもとても相性がいいみたいで、ホラー的な演出がすごくよく出来てる。ネタバレになるのであまり書けませんが、愛するが故に閉じこもり、それ故に矛盾を来していく様は、なにやら人生の縮図を見ているようで考え深げなものがありました。 【あろえりーな】さん 6点(2004-09-17 00:56:35) |
18.《ネタバレ》 び、微妙・・・。どんな映画なのか全く予備知識のないまま、変な期待だけをして観た自分が悪かったのか。ラストは「え、これで終わり?」って感じで私的には納得いかなかった。 【諸葛桂】さん 5点(2004-09-16 23:18:03) |
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★17.途中まではグズグズ感漂うたるい映画でしたが、後半きましたね。「ヴィレッジ」見たいと言って僕を誘った友達は期待過剰で酷評してましたが、僕は何の期待もせず見たので結構よかったと思います。後引く映画で、見終わった直後よりも1日2日経った後、もうHP見るわ雑誌見るわで、頭んなかヴィレッジブーム到来してました。というわけでレヴュー変更します。6点→7点! 【ぷりとさね】さん 7点(2004-09-16 22:22:07) |
16.《ネタバレ》 ネタバレちゃんと書くので未見のかたは読まないよ~に。純愛映画ですね。賛否両論ですが私は好き。北朝鮮というより現実逃避のカルト集団ですね。いろいろドンデンのネタが散らばってますが、“感染症”という台詞が決定的でした。時代背景からあり得ない話なんだもん。絶対ディテール調べたくなるからもう一度観ます。ただねぇ、盲人が初めての道であんな歩き方ましてや駆け足になったりする? いかに光は感じてるにしても。 <追加>2度目観てきました、1点加点。トリック構造が2段階になってるのは初見の時からわかってました。現実逃避の村を年長者たちが作り「伝説」によって外部との接触を断つという内側と、年代も遡った設定にするという外側の構造。今回、ディテールを確認しながら観たのですが、アイヴィが壁のツタをよじ登ろうとするまで外側の構造について具体的に語られていないのが確認できました。しかし、ウォーカー保護区のツタ(=ivy)を上って外に出るIvy Elizabeth Walkerという役名って… 全回観たとき引っかかった“感染症”も、もしかしたら「翻訳の問題」かも知れない。DVD化されたとき英語字幕で確かめます。なお、日本語における感染症はウィルスが発見されるまで存在しなかった言葉です。初見の時感じたカルト集団という印象の原因は、19世紀の合衆国なのにプロテスタントの気配が全くないことに起因するものだとわかりました。教会、牧師、十字架がどこにも登場しない、あって当然の空間に。たぶんアメリカに住んでる人なら早い段階で違和感を憶え疑い始めることでしょう。シックスセンスの時も感じたのですが、もしかして監督のほんとに表現したいことってキリスト教のこと? 【shintax】さん 8点(2004-09-16 15:28:15) |
15.《ネタバレ》 結構評価が高いですね。まあまあ面白かったです。それは興味深くじっと見つめた、という意味より、ブッと吹いたという意味のほうが強いかも。お粗末な姿の「彼ら」が、あまりにも早くに姿を現したのでまずそこでブッときたし、最後のどんでんも、映画の冒頭でポーチを掃除する女性を見ていて、何となく感づいたことそのものだった。ここでも皮肉な笑いが心の中で起こった。なんの伏線もなかったじゃないか、これじゃミステリーだなんて認められない。こんな陳腐な私の想像ぐらい超えてくれ、シャマラン。ストーリーの方は本末転倒に思えます。平和を望んでコミュニティを作ったのにあんな事件が起こったわけでしょう?その問題については全く語らずユートピアバンザイを続けるって…、この後どうするんでしょ?後半のホアキンの扱いはすごくて、この展開にもちょっと吹いた。キーパーソンである盲目のアイヴィー役の新人に、まるで光るものを見いだせなかったのも辛い。役者はエイドリアンの一人勝ち。ともかく、どんでん返しで奇抜さを狙う作戦が無いと、粗が目立って笑えてしまう。「愛は何をも越える」というようなセリフがあったけど、セリフだけ立派すぎて上滑りしてるぞ。うっすら映ってる場合じゃない、もうちょっとがんばれ、シャマラン。(以下追記:2006.10.5)ちょっと恥ずかしいけれど、自戒も込めてこれは残します。シャマランの深淵を覗けるように勉強して出直します。ヘンテコ映画には変わりないんだけど。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 5点(2004-09-15 22:58:49) |
14.緊張感増すシーンになるとなぜか♪森の木陰でどんじゃらほい♪って童謡が、脳内でカブっちゃって集中できず・・・ 【mimi】さん 5点(2004-09-15 01:25:11) |
13.《ネタバレ》 いやいや、お見それしました。ネタ師シャマラン監督が、またクライマックスで壮大にコケさせてくれるのかな~、って期待してたワケなんですけど、なんちゅー悲しい映画なんだろ、これ。自由な社会がもたらした悲劇ゆえに、自由を捨てた人々。その中で生まれ育った第二世代に訪れる愛の悲劇。それは社会の中にある見えない不安に怯える人々の姿であり、実のところ社会の入れ子細工に他ならないのですね。映画は最後に明るい希望をもたらして終わる訳ではありません。ひとつの愛の到達点が描かれるだけ。ヒロインの、愛を動機とした行動すらも、この社会にとっては必ずしも望まれたものとは言えず、でも、じゃ、この見渡す事のできない世界で個人と社会とはどう折り合いを付けてゆけばいいのか、と。その明快な答えは描かれていないのですが、そこに描かれたのは決して絶望や諦めではない、と信じたいところです。深い味わいを持った映像のイメージに酔い、そこに暮らす人々の生を感じる映画。単なるネタ師ではなかったシャマラン監督、今後も目が離せない人になりました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-09-14 23:33:31) |
12.《ネタバレ》 恥を忍んで書きますけど、最初、この映画の「オチ」が分かりませんでした。それは、とにもかくにも映画の中の舞台設定が「1800年代の村」に見えなかったから。で、パンフレット買って読んでみて、「舞台は18○○年の村…」とあったので、「ああそうなのか。あれ? でもあの目の見えない彼女が外に出た時に見えたアレは? 編集上のミス?(冷静に考えるとそんなのあり得ないんでしょうが)」てな感じで、それをそのまま最初のレビューでここに書いてしまった。他の方の指摘で気付きましたけど。ちょっと風変わりなラブストーリーとして楽しめましたけど、オチの方はそんなわけでピンと来なかった。 【しまうま】さん 4点(2004-09-14 11:11:34) |
11.一言で言って、フェアじゃない。特に冒頭のシーン。ミスリーディングにも程があると思うのだよ。だって必然性がちっともないじゃん。こういう意外な真相とか、意外なオチを持ってくるための伏線、て何かえげつない感じがしていやあね。だから本格推理小説とか嫌いなんだ。まあ、そういうのさっぴいてもよくできてます。サスペンスの盛り上げ方とか。地味だけど。 |
10.《ネタバレ》 シャマラン監督は、これまで以上に演出力を上げたなぁというのが第一印象。本来ならば情報量的に描き足りないはずのカップルの愛を、美しい画作りによって充分浮かび上がらせている。シャマラン作品というと、とかくオチばかりが語られがちだが、本作にもいくつかのツイストが用意さている。しかし、そのツイストによって驚かせようという趣向ではなく、観客の興味を維持しつつテーマを浮き彫りにさせるために用いている。第一世代が文明社会・資本主義社会から逃げ、作り上げたユートピア。その存続のためには、文明を頼れば治すのことのできた愛娘アイヴィーの目も、わずか8歳にしてこの世を去ることになるダニエルをも犠牲にする。人間の欲による犠牲者達が、欲を抑制するが故に生まれる悲劇。『シックスセンス』には及ばないものの、本作は示唆に富んだなかなかの傑作である。 【恭人】さん 9点(2004-09-13 18:59:22) |
9.《ネタバレ》 「シックス・センス」「アンブレイカブル」と飛躍的に自らをビッグネームへと押し上げたが、「サイン」によって一気に奈落の底へ落ちかかっているM・ナイト・シャマラン。個人的に前作からの多大な不安が心中渦巻いていたため、実際に「語ってはならぬもの」が出てきた時には「またか…!」と気が遠くなりそうだったが、何とか後半盛り返してくれたというのが正直なところだ。非常にミステリアスな空気感や絶妙な恐怖感は流石のもので、ギリギリのところでシャマラン復活への「道標」はできたのではないかと思う。しかしながら、よくよく映画を思い返してみれば、完成度の高い空気感の裏で稚拙なストーリーに対する粗が際立ってくる。一々言及はしないが、シャマラン監督の「信頼回復」への行く先にはまだまだ靄がかかっているようだ。 追記:今作は登場人物が限られるので難しかっただろうが、(意地の)シャマラン監督出演には笑ってしまいました。これはこれからも貫いてほしい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-09-13 18:32:54) |
8.《ネタバレ》 直後は、あれれ、もう終わり? だった。 シックスセンス以上のラストを期待しすぎてて、あれ、フツーだぞって。。 みんな村から出ないから見た目古かったのか、と後で納得。個人的には好きな絵描写♪ てか、家畜全部殺しちゃダメじゃん! 【まおあむ】さん 4点(2004-09-13 11:30:48) |