子宮に沈めるのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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子宮に沈める

[シキュウニシズメル]
Sunk into the womb
2013年上映時間:95分
平均点:6.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-11-09)
ドラマ犯罪もの実話もの
新規登録(2015-04-07)【8bit】さん
タイトル情報更新(2020-03-02)【3737】さん
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監督緒方貴臣
キャスト伊澤恵美子(女優)由希子
脚本緒方貴臣
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6.《ネタバレ》 「実際に起きた「大阪二児餓死事件」を基に、家庭という密室の悲劇を描いた衝撃作」という前提を取り除いたら、後に残るのはさして中身のないただただ悲惨な事実を再現しただけの映画。自分の率直な感想を述べさせてもらうと、それ以上でもそれ以下でもありません。幼い子供がこの状況に置かれたら必ず母親を求めて泣き喚き、声を枯らせて助けを求めると思う。ゴミにまみれた小さな部屋の中でドアも窓も全てふさがれ、面倒を見てくれる大人も食べるものもない状況に置かれた子供は、きっと極限の不安感から悲鳴に近い声を上げ続けるはず。でも、この映画にそんなシーンは一切ありません。ただ淡々と静かに「お母さん、お母さん」と呼び続けるだけ。今の時代、3、4歳の子役にそこまでの演技をさせるとコンプライアンス的にまずいと言うことで恐らくそのようなシーンを撮らなかったのだろうけど、そういったシーンが撮れないのであればこの映画は作るべきではなかったし、実際に起きた事件を基にしたと謡うのであればやはり子供が泣き喚くシーンは絶対に入れなければならなかったと思う。これは社会を震撼させた衝撃的な事件をただ表面的になぞっているだけで、メッセージ性もテーマとしての深みも非常に浅いと自分は感じてしまった。実際にあった悲痛極まりない事件を基にしたという誰も正当な評価をしづらい前提を建前に、これは監督の自己顕示欲を満たすため、なおかつ幾ばくかの金儲けのために撮られた映画だと思う。邦画でよくある難病系のお涙頂戴映画よりも、とてもいらやしい下劣なものを感じ取ってしまった。正直、この監督の人間性は下劣だと思う。
かたゆきさん [DVD(邦画)] 4点(2024-03-01 09:01:50)(良:1票)
5.《ネタバレ》 後味の悪さは天下一品。全編音楽無しの構成が重くのしかかる。子供目線のローポジションの多用で徹底したリアリズムを追求したような映像だが、幸ちゃんの顔色がいつまでも健康的だったり、おむつ交換をしていない蒼空君が泣きわめくわけでもなくスヤスヤ眠っていたりと気になる点も多い。とくにラストの死体の幸ちゃんはあまりにも不自然、血圧ゼロなら頬はコケて顔は土色になっていなければいけない。あれではスヤスヤ寝ているようにしか見えない。結局、事実を羅列しただけで、脚本としての起承転結もない。はたして誰がお金を払ってこの映画を見に行くのか、途中から興行成績がものすごく不安になってしまった。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 5点(2023-07-17 18:45:13)
4.《ネタバレ》 子役の演技をコントロールするのが大変だったらしい。
それだけ自然に撮影できてる。子供が映っているシーンが大部分なので、珍しいと思う。
内容は辛い。
しかし、『誰も知らない』(是枝裕和監督)とはまた違った見せ方で育児放棄の現場を感じ取れるのは、福祉などに関心がある者にとってはありがたいと思う。
よこやまゆうきさん [インターネット(邦画)] 9点(2023-01-04 17:58:47)
3.《ネタバレ》 まずはじめに言っておくと、これは10点です。それくらい物語に入り込み、おそらく製作者の狙うように感じさせられました。心情的には本当に疲弊したし、鬱な気分にさせられて0点どころかマイナス100点くらい付けたい気持ちですが、それがこの映画の狙いというなら、見事に思惑にハマったなというのが正直な感想です。

映画にも色々あって、それぞれに目的があると思います。感動させたい映画。泣かせたい映画。驚かせたい映画。怖がらせたい映画。笑わせたい映画など。この映画は、観る人を鬱にさせたい映画。その意味ではこれ以上ないくらい最高の作品です。

本当に目を背けたくなる気持ち。実際何度か背けたし、何なら一時停止して意を決してから続きを再生したことも数回。

とにかく幸ちゃんが良い子すぎて。健気に母親を待ち、弟の面倒を見て、訳が分からない中でも命を食いつないで、その結果があれなんて。もう言葉が無い。何とかして粉ミルクを作るシーン、缶詰を包丁で開けようとするシーン、マヨネーズの容器がすっからかんになるまで吸い尽くすシーン。動かなくなった弟を何とか起こそうとするシーン。どれも衝撃的でショッキングすぎた。こんな子がまだどこかにいるのかもしれないと思うと、何とかできないのかと胸が張り裂けそうになる。

ただ、母親の気持ちもわかってしまう。さすがにあそこまでのネグレクトはあり得ないけど、それは自分が誰かに頼れる状況があって、全くの閉鎖空間では無いある程度のオープンスペースに身を置けてるおかげなんだろう。夫は行方をくらませてしまった。実家はないのかな。そんな中で幼児二人とずっと閉じ込められてる状態ならおかしくもなってしまうというのは、理解できた。これは、ここまでの状況ではなくても、短期的にでもこのような状態に身を置いたことがある人ならわかると思う。辛い。知らない人はやってみてください。ひたすら子供のペースに合わせ、なだめ、すかし、ご飯を与え、お風呂に入れ、トイレの世話をし、寝かせ、だと思ったら起きてきて、自分は寝れない。それが二人。
なかなか文章では伝えきれない所もありますが、世の母親の方々、本当にお疲れ様です。

人には全く勧められないし、一ミリも楽しい映画ではなかったが、最高でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 10点(2022-05-13 00:51:27)
2.《ネタバレ》 ああ〜、見ました。確かに辛い視聴体験でした。しかし。釈然としないのは、母親の造形です。あんなにキレイなお弁当を仕上げることができるお母さんは、こんな行き当たりばったりなことはしないでしょう。ピクニックの日が雨だったら、自宅でレジャーシートを広げられる人は、子供を捨てられないでしょう。監督は、どんな人の身の上でもこのようなことは起こり得ると言いたかったのかもしれません。確かに、このような事件はワイドショーでしばしば目にします。がしかし、ワタシはそういう気質のある人の身にしか起きないことと考えています(非道い?あるいは、甘い?)。
なたねさん [DVD(邦画)] 3点(2020-03-27 21:32:15)
1.CS女性チャンネル LaLaTVで放映されました。
2010年に起きた大阪二児餓死事件を扱った実話映画です。
ただ私自身は昨今多発している児童虐待事件の中の一体どの事件の事だったかまるで思い出せずに、だから作品概要を軽く覗きに行ったところ、事前の映画評では 直視できないとか 最後まで見ることが恐ろしいとか有りまして 正直、自分も心を決めまして かなりビビりながらの鑑賞でありました。

だからして、絶対にエンタメ気分として観るべきではない。この事件を知る為、この事件について自分で考え語る為に観るべき作品です。及び第三者の意見、そして子を抱える女性方の多くの意見を男性方は真摯に受け入れるべきです。
事実、すごく胸が痛む衝撃的な作品でありました。録画もまだ残していますのでもう一度観なおす事可能です。でもさすがに二度観る気にはなれない なんせ結果を知っていたなら尚更だ。
だけど、第三者の方の意見、そして世の女性方の意見がかなり気になります。だからもう一度観直すよりも、そんな方たちの思いを知るために(子宮に沈める ネタバレ 感想と)ネットサーフィンのほうに時間を割きました。
そこで得たもの、、
やはり、シングルマザーの叫びのようなものが多かった。
これはホント真摯に素直に受け止めて反省するしかありませんよね このような事件が起きる原因を作る男側としましては(自分も含む)
等々、本当に胸が痛む重い作品でありました。
結果、人に薦める事など出来ません。
だけどこれ、相当真面目に作ってあります サチ役の女の子は演技しているのだろうか 素なのか どのような状況で撮影されていたのでしょうか
とにかく取り残された子供たちの消えゆく蝋燭の灯 見ていて辛いです。辛すぎます。男であれ(男だからこそ)考えさせられる映画です。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2020-02-27 00:20:16)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
4116.67%
5116.67%
600.00%
700.00%
800.00%
9233.33%
10116.67%

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