4.今まで見たクレージーキャッツの映画とはまったく違う。無責任男も暴れん坊のバカもおっちょこちょいの課長も登場せず、定年を迎える男をひたすら演じる。何気ない風景や後ろ姿が映し出され、シーンもすごく断片的、最初はとまどいもあるがこういう映画の作りもあっていいし何となく心地よさも感じる。そしてクレイジー勢揃いのファイナルコンサートもまた良かった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-06-30 20:03:32) |
3.市川準の映画ってかなり好き嫌いが出ると思うのだけど、この映画に関して言えば、非常にあたしは好きです。この映画は基本的にクレイジーキャッツの映画を何本か観てからご覧になる事を推奨したい。そうするとこの映画そのものが描きたいものというのが少しだけど垣間見える気がします。 【奥州亭三景】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-10-31 21:47:08) |
2.谷啓さん死去という悲しいニュースを聞いて借りてきた。もう二度とあのジャズ、かっこ良いトロンボーンが聞けないと思うと本当に残念でならない。会社物語という何ともしみじみした内容に私の知っている。今まで見たクレージーキャッツの映画にはない空しさ、笑えるシーンもほとんどなく、何だか寂しい感じが漂う。正直言って楽しい映画ではない。でもこれはこれで有りだと思えるのは、クレージーキャッツのメンバー全員が勢揃いしているということが大きく、メンバー全員の最後の共演作品であるというだけでもファンにとってはありがたい映画である。谷啓さんが亡くなる前に既にハナ肇も植木等ももうこの世にはいない。この世にはいないと言う意味では監督の市川準監督ももう亡くなってしまっている。谷啓さん、天国でハナ肇や植木等といった仲間とこれからも楽しくやってください。ご冥福をお祈りすると共にあなたの存在、一生、忘れることはありません。「釣りバカ」シリーズでの佐々木課長、大好きでした。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-12 12:11:48) (良:1票) |
★1. 市川準監督作品の、「BUSU」が東京の朝の風景を写しているとすれば、この作品は東京の夕暮れを見事に表現している。これは、それぞれ富田靖子の成長、ハナ肇の老いとオーバーラップしてみることができると思います。ストーリー事態はものすごく地味なのですが、東京の風景に同化することで非常に心にしみる作品になったと思います。 【神谷玄次郎】さん 6点(2004-01-03 22:42:01) |