★10.《ネタバレ》 呪われた噺「檜扇長屋」を映像で見せる。あくまで本職の噺家が演じているのではなく、ここが素人芸では台無しになるわけで失点を防ぐためとはいえあたりまえ。若干地味なミムラ起用が成功。破天荒な師匠の位置関係など無理筋を感じるも、彼女の好演で救われて後味悪くない。 |
9.一瞬、再燃しかけた落語ブームに便乗されて作られた作品。 でも、決していい加減な造りではなく、むしろ細部まで拘りを感じ、「落語」が本当に好きな人が作ったんだろうな、と所々思わせる演出、役者の立ち振る舞いが目立ちました。 が、それが「落語」という、古典芸能になりつつある世界のとっつきにくさが、ちょっとモロに出てしまった感があり、結構、映画より落語が好きな人向きで、 この作品自体も古典芸能に対する「とっつきにくさ」が付きまとってしまったのも事実。落語に何の興味もないと、淡々と時間が過ぎていくだけになってしまう。 そういう人に向けられて作っていない、と言ってしまえばそれまでだけど。 何より「落語」という媒体を扱うにテレビドラマの「タイガー&ドラゴン」の出来が良すぎて他の追従を許さないことに、奇しくも気付かされてしまった。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-31 03:21:44) |
8.《ネタバレ》 美味しんぼって漫画に女の寿司職人が出てくる話がありました。 当初は男の真似をして張り合っていた彼女が、周りに教えられて女性ならではの特性で勝負するようになったという内容だったかと思います。 当時、その話に妙に納得してしまったので、この映画も同じような話かと思ったのですが・・・ 津川雅彦演じる師匠の存在感がすごすぎてタイトルと話がちょっとずれていたような 気がしました。ミムラ演じる新弟子は傍観者に過ぎなかったように見えてしまいました。 それから、ラストが忙しすぎてみんな良い人でしたと無理やり爽やかに終わらせるのも どうかと思いました。5点献上。 【飴おじさん】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2010-02-14 16:30:50) |
7.ミムラがとてもとても魅力的。津川雅彦も「こんなにいい役者だったのか」とビックリ。益岡徹も深みのある芝居をしていて、とてもよかった。ストーリーもトリッキーで、よい。登場人物たちのやりとりに心を奪われ、落語家たちの世界に入り込んで見ているうちに、いつのまにか、思いもしなかった場所に連れて行かれる。そんな感じ。「緋扇長屋」の内容にも厚みがあって、劇中劇の部分だけでも感動できた。映画の結びもきれいだったと思う。気に入った! 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-02-06 00:35:35) |
6.《ネタバレ》 ストーリーといい、設定といい、いっそのことガチホラーにしてしまった方が面白かったと思う。キャストもそのままで行けるし。変にコメディの中にホラー的な要素を取り入れたもんで、すごく中途半端な作品になってしまっている。ラストにかけての伏線回収もえらく急で、やっつけ感が甚だしい。「ひ」と「し」の微妙な発音の使いわけとか細かいところのこだわりなんか、いかにも江戸の噺家らしくて、なかなか評価できるんだけどねえ。 【鳥居甲斐守】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-01-25 22:17:49) |
|
5.こんな落語の師匠はいないよ。ミムラの好演が空回りしててかわいそう。 【わさび】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-08-19 09:32:45) |
4.落語は好きだし、寄席にも行くけど、この作品はいまいち面白いと思えなかった。 噺を映像で見せてしまうというのもなんだかなぁって感じだし、やっぱり噺家っていうくらいなんだから話芸で魅せて貰いたかった。 呪いとかそんなことはどうでもいいから、落語家としての成長に重点を置いた方が良かったのかも知れない。 女性落語家としての生き様のようなものに興味を持っていたけど、結局はお尻を触られたり、胸を触られたりというだけで終わってしまったのが残念。 他の師匠連中が彼女を女として見るのは仕方ないとしても、平佐師匠だけは彼女を1人の落語家として認めていて欲しかった。 そりゃミムラ姉さんのおっぱいなら、僕だって触りたいけど。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-08-19 08:37:35) |
3.ミムラ好きで落語好きの僕としては、見過ごせなかったこの一本。話の語り口は軽快で、ミムラは可愛いし、津川雅彦の勢いも良い。伏線の回収もきれいで、最後まですっきり見やすい映画でしたが、やはり地味。落語娘というタイトルながら、実質的な主演は津川さんだし、TVの二時間スペシャル風だったし、ちょっと物足りない。 むしろ、TVドラマで観たいが、ヒットしてないっぽいし無理だよなー。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-19 21:28:22) |
2.《ネタバレ》 主人公(三々亭香須美)の師匠(三々亭平佐)が禁断のネタ「緋扇長屋」を高座にかけたいと思うまでの描写が薄いため、物語にうまく入り込めなかったのが残念。女性落語家の物語はNHKドラマの『ちりとてちん』の二番煎じのように感じたが、そもそも香須美が主人公然として描かれている場面が前半に少しあるだけで、どちらかというと師匠のエピソード部分の方が長く感じ、女性落語家の物語という感じがあまりしなかった。香須美が落語を口演する個所は予想外に良く、好感が持てた。 【勝五郎】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-01-04 19:27:04) |
1.これを観ると、鶴太郎やたけしなどのコメディアンがなかなかの役者ぶりなのも納得。「逆もまた真なり」で、俳優の演じる落語家もなかなかのもの。津川雅彦とミムラの落語も結構イイ線いってます。平成落語物三部作(?)でいうと、寝ずの番」ᐳ「落語娘」ᐳ「しゃべれども しゃべれども」、てな感じかな。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-18 15:19:47) |