18.思い切り開き直って「ウォーターボーイズ」の二番煎じを描き出すその潔さが見事だ。そしてその強引さも、男子高校生の何倍ものパワーを持つ女子高生のエネルギーによって許さざるを得ない雰囲気に持ち込まれる。明らかに「ウォーターボーイズ」と比べるとストーリーの完成度には欠ける。しかしそんなものどうでもよくなる。彼女たちの底抜けの明るさと奔放さを前に「完成度」など何の意味も無い。“踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らりゃな損損”うーん、まったくその通りズラ。 【鉄腕麗人】さん 8点(2004-09-22 18:49:52) (良:2票) |
17.全体的にストーリー希薄、強引な展開、狙いすぎ、わざとらしい演技が目に付いてしまったが、ラストの盛り上がりの部分は最高に気持ちよかった。良くも悪くもとれる映画。 うまく作れば、もっともっと良くなる余地があったように思えてしまう・・・。 個人的な趣味を入れて、甘めの6点。 【こばやし】さん 6点(2004-09-21 01:35:00) |
16.笑いでも感動でもウケねらいが見えてしまうとかえって笑えない、感動できないというところがある。矢口監督はそういうキワドイところを前作ではうまく見せてくれたと思うが、今回は面白く見せようというサービス精神が過ぎてしまったように感じる。強引なストーリー展開とあまりに漫画ティックなギャグの数々に無理を感じるとこの作品は快く楽しめなくなる、、というわけで、私はあまり乗り切れなかったクチ。 しかしラストの会場と一体になって盛り上がるコンテストの演奏シーンは感動的で素晴らしかった。初心者の彼女たちがあれだけ見事な演奏ができるようになるには大変な努力をしたことだろうがそのあたりの描写が少なくて苦労が見えないのも残念、というわけでちょっと辛めの6点。 【キリコ】さん 6点(2004-09-20 22:52:10) |
15.拙者、ヤ○ハのサックス教室に4年通ったけど、半音を出せませんから。切腹!!の身からすると、こんなにトントン吹けるようになるなんて、「んなわけあるかい!」の突っ込みの一つも入れたくなる。けど、女子高生だし、勢いあるし、部活だし、毎日練習できるし(管楽器は練習場所を探すのが本当に大変)と自分に言い聞かせながら主人公を応援させるパワーがこの映画にはあります。しかも、ラストの演奏は、素人同然だった出演者が1年ぐらいで習得したもの、と聞かされるとあながち無い話でもないか(映画内の時間経過は半年くらい)、皆頑張ったんだね~とオジサンは全てを許してしまい、かつ、監督の思惑通りに盛り上げさせられてしまいました。確かに、ストーリーは「ウォーターボーイズ」に酷似してますが、まあ、シリーズ物の変形と思えばいいでしょう。今度はどんな主人公、どんな素材でいくのでしょう?どうせなら、柳の下でドジョウを何匹もつかみ取りしてください。矢口監督。 【東京サンダ】さん 8点(2004-09-20 09:55:53) (笑:1票) |
14.青春コメディいぐね、いぐね? でも、期待しすぎた感もあったず。正直、ラストはもっと入り乱れるくらい大ハシャギしてくれたほうが盛り上がったかもず。次回作は○○キッズだと思うけど、楽しみにしてるず! 【小僧】さん 7点(2004-09-20 01:28:05) |
13.前半の大げさなくらいのギャグのような部分は秘密の花園、後半の仲間たちと一致団結、感動というか圧倒される演奏シーンはウォーターボーイズとこの監督のいいところを足したような映画でした。とにかく、あんまり深く考えずにただ単純に楽しめます。最初のやる気のなく、下品な女子高生っぷりは、見ていてちょっとイライラさせられるところもありましたが(反省)、最後の演奏ですべてが許せてしますほどです。青春ですね。自分的にはウォーターボーイズほどの衝撃はなかったものの、割と好きでした。けど、この作品もドラマ化とかされるのかな~。 【シュシュ】さん 7点(2004-09-19 01:52:59) |
12.そこそこに笑えたし出演者達が生で演奏している音楽よかった。敬遠しがちかも知れないジャンルの音楽を親しみ易く巧く使った作品だと思う。これを期にこの類の音楽に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しい。 【かずのすけ】さん 6点(2004-09-18 22:19:26) |
★11.《ネタバレ》 「スクール・オブ・ロック」はロックの楽しさを伝えてくれる映画ですが 本作はビッグバンドジャズの素晴らしさ、ノリのよさを伝えてくれる作品です。 作中音楽教師が「ジャズはよく判らない」という理由で敬遠していたことを 口にするところがありますが、音楽なんて理論だなんだといった難しいことから 入らなくてはならないものではないんです。一番、心に残っているのは友子と拓雄が 川を挟んで「A列車で行こう」を演奏しているシーン、演奏自体はまだまだ 下手な頃のエピソードなので、演奏自体に感動するというわけではないんですけど なんだか青春の一コマが醸し出されていて個人的にヒットしました。 【もっちー】さん 9点(2004-09-18 00:58:29) |
10.《ネタバレ》 バカを極めたらミョーにデキがいい映画が出来ちゃいました!って感じですね。 ラストの演奏は素晴らしかったです。万人に薦められるいい映画だと思います。 突っ込みどころ満載でいいやん!コメディなんだから! 欠点もアリ。物語の展開が「ウォーターボーイズ」と同じような感じで行ってるので、ラストが容易に想像が付いてしまうんですよね。そのせいか、僕は前作より楽しめなかったです…ま、それでも充分面白い映画なんですけどね。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-09-18 00:22:18) |
|
9.《ネタバレ》 「ヤバい、コレは絶対ツボだ」って感じの映画だったんですよね。某テレビ番組で吹奏楽部の旅、ってのをやってるんですけど、あれ見るたびに泣いちゃうワケですよ。んで、それが大好きな『ウォーターボーイズ』フォーマットで語られるとなれば、こりゃもう、絶対ツボ!って。残念ながら、実際には私の過大な期待を上回った映画ではありませんでした。クライマックスの演奏シーンが、なんつーか、感動のテンション最高潮!ってところまで到達しなかったんですよね。本人達が実際に演奏してます、っていうウリがマイナスだった気もしますし(予め、そこに感心して感動して下さいね、って言われているようなものですし)、そこに至る過程は、実は映画より現実の彼女達の努力の方が、よっぽど感動的だったんじゃないの?みたいな気もしますし(多分、実際そうなんでしょ?)。あと、ゲ○シーンをモロに描くデリカシーのなさは、胃の弱い私にとっては、いつもどんな映画でも減点対象。でも、それでもやっぱり愛すべき映画です。おバカ無軌道状態な女子高生軍団の姿を見てるだけで癒されてしまいますし、全員が全員、憎めない、気持ちいいおバカさ加減。それにイノシシ襲撃一大パニックシーンでの、あのインチキブレットタイムときたら! よーく見ると、ビミョーに動いてたりして、うわあ、ホンモノよりずっと大変だぁ、って。『ひみつの花園』の水脈爆流シーン同様、矢口監督のインチキ趣味は拍手モノ。怒涛のバカネタはともかく、存在感そのものは自然体な彼女達の魅力に乗せられ、いつまでも終わらないで欲しい、その世界に居たいと思っちゃうのでした。そして、そう思わせる映画って、いい映画って事だよね、って思うのでした。 【追記】深夜にメイキングを見ました。やっぱり現実の方が感動的・・・。このメイキングと併せたら間違いなく10点なんですが。いっその事、ドキュメンタリーの間に本編を組み込んだ構成の作品作ったらどうでしょ? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2004-09-15 20:03:16) |
8.《ネタバレ》 コレ観てジャズと映画を楽しむ人間と、そうでない人間がいてるねん、どうせなら笑およ! 老婆に爆笑、♪ワンダフルワールドにウルル・・・岸和田まつりカンカン場すぐ横の劇場内を泣き笑いさせた今作、値打ちありますで~。 山形弁のやわらかさと季節感も大阪では出せません、ええな~。個人的な感想では、中盤過ぎまでの方が良かったような・・いやいや細かいことは気にせんとこ、ダンジリのやりまわし見る2時間を割いてこちら選んだ甲斐ありました。お若い人、どんどん誉めてね~ 【かーすけ】さん 8点(2004-09-15 17:16:20) |
7.《ネタバレ》 吹き替えなしの演奏なので1点プラス。プロットはウォーターボーイズと全くおなじですが、このプロット、何度再利用しても良いんじゃないかと思わせるくらいのものです。CX-TVは使い回しのきくプロット手に入れて万々歳ですな。こないだの朝日新聞夕刊の映画評にあったとおりドラマはちょっと弱いですが、そんなもん関係なし。管楽器は肺活量と体力がすべて!! 最後のホールでのライブシーンだけですべて許せてしまいます。演奏終了と同時に終わるってのも最高、もったいつけたエピローグなんか必要なし。山形出身のCX-TV武田祐子アナが報道キャスター役でいきなり登場したときは笑った笑った、あんまり気づいてる人いませんでしたが。それに、ひさしぶりに桜むつ子さん見ることができてうれしかった。あと、谷さんの使いかた、ちょっともったいないんではないでしょうか?日本を代表するトロンボーン奏者なのに。ま、監督が直接絡ませない決断をしたと思いたいのですが、惜しいなぁ。 【shintax】さん 8点(2004-09-14 18:12:13) (良:1票) |
【ヒロヒロ】さん 7点(2004-09-14 14:47:57) |
5.たのしかったー。おもしろかったー。漫画的な展開が徹底されていて、完全に映画に飲み込まれました。ビッグバンドをめぐる話もおもしろかったが、個人的にはふられたフォークデュオが一番効いた。最近恋愛ものがやたらめったら「かけひき」重視な感じで、他に張り合いあることないのかあんたら? 的な中で、ここまでストレートな求愛活動を見せられるとすっきりする。しかし、「ピンポン」といい「スウィングル・ガールズ」といい、最近の青春ものはキャラの濃度がすごい。欲を言えば、もうちょっと長く観ていたかった。多分カットされてるシーンとかがいっぱいあると思うので、DVDとかで完全版が出ることを切に望む。贅沢かな。 |
4.いいぞ。人生一番いらないのはクヨクヨすることだ!を若さならではの脳天気さで提唱してるような映画でした。それを上野樹里はじめ出演者全員で体現。鑑賞後の爽やかな感じは、「ウォーターボーイズ」と同じ。ギャグはもっと詰まっている。お涙頂戴のメロドラマや奇をてらったどぎついシーンは使用せず、ひたすらかわいいコメディで押しまくられました。必要か必要ではないか分からないような、頭にこびり付いた大人社会の変な価値観をしばしササッと掃除してくれます。もう少し楽器をおぼえる苦労を描いたら、最後のライブにもっと感動できたのでは。韓国ブームの後は東北ブームが来るぞ。 【チューン】さん 8点(2004-09-13 14:46:47) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 そーそー田舎の高校生ってホントこんな感じ。なつかしいです。かなり笑えました。ちなみに映画館で一番観客が受けたセリフはおばあさんの「先生死んだんか?」でした。 【ガッツ】さん 9点(2004-09-13 02:00:34) (良:1票) |
2.日本の女子高生、しかも集団となれば、恐らく世界一エネルギー溢れる生き物なのではないか。そんな彼女らが大真面目にジャズやるんだから、唐突に上手くなろうが、練習シーンが少なかろうが、そんなことは全くおかしくない。漫画なような物語も、ベタな笑いも、山形弁に包まれれば全く不自然じゃない。 加速する車輪のように、物語が進むにつれテンションが上がっていく快感。近くに座っていた子供が送っていた拍手。大エンディングの気持ちよさは至福のエンターテイメント。 青春ってなに?と聞かれたら、「それはスウィングだ」と答えよう。彼女たちは青春の伝道師。その輝きにはもう嫉妬すら覚える。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-09-12 21:28:11) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 試写会を見て来ました。思わずサックスを習い始めちゃおうかなと思わせるような映画です!あぁ、学生の時私もこうやってみんなで目標に向かって努力したなと懐かしくなりました。女の子達は、見た目はルーズソックス履いたりとイマドキなのに、話す言葉は東北弁なのがとっても可愛い☆17人のうちたった一人の男の子もとてもフレッシュな魅力を放っていました。私が一番面白かったシーンはイノシシのシーン!これは絶対必見ですね(・・)(。。) それにしてもジャズってかっこいい~。ホントにサックス習ってみようかな。。 【きこり】さん 7点(2004-08-22 01:51:51) |