705.フランク・ダラボン監督の映画は、その後の『グリーンマイル』も『マジェスティック』でもそうだけれど、あくまで「面白い物語をよりいっそう面白く物語る」という姿勢に貫かれている。そういう「ストーリーテラー」の代表が、例えばデイヴィッド・リーンなんだろうけど、リーンが用いる“神の視点”というか、はるかな高みからすべてを見下ろすような眼差しではなく、あくまで主人公や他の人物たちを「昔むかし、こういう奴がいてね…」風のパーソナルな語り口で語りかける。だからこそ、その映画には良い意味での「ホラ話(それはアメリカ文学の伝統でもある)」的な調子、さらには「寓話」的な調子を帯びるんでしょう(彼が好むナレーションも、そのへんに理由があるのでは)。さらにダラボンは、物語をあくまで視覚的に語ることができる。映像がストーリーの単なる“手段”に堕していない。このあたりも、大いに評価されていい。彼はたぶん天才的な映画監督というんじゃない、腕の確かな物語作家というあたりに位置付けられる監督さんでしょう。けれど、こういう監督こそが真の「アメリカ映画」の担い手だったし、これからもそうであってほしい。まあ、あまりに過大評価しすぎるのもどうか…と思いますが、なあに、本国アメリカじゃまだまだ毀誉褒貶の激しいダラボンに、遠く極東からエールを送るのはやっぱり“善い”行いです。がんばれ、ダラボン! 【やましんの巻】さん 8点(2004-01-14 19:24:05) |
704.《ネタバレ》 HOPEの実現が大脱走の成功と不正なお金の一人占めってこと? 経理の知識で所長に取り入るとか、ハンマー、バイブル、ポスター で、もしかして「大脱走」の再現かと思わして、結局それで終るとは。ストーリーが、安直過ぎる。希望もなにも感じさせない。 【サラウンダー】さん 5点(2004-01-14 16:03:17) |
703.みなさん評価が高いのもうなずけますね。途中の主人公がどん底に突き落とされるまでのシーンが長すぎて次に見る気が起こらないのが難点ですが。 【hrkzhr】さん 9点(2004-01-13 23:40:29) |
702.《ネタバレ》 観る人の心をいろんな意味で掴むようなシーンが多数散りばめられた良い作品でした。ひねりがあるように見えるが案外ストレートな内容で、最終的には強きが滅び弱きが生き残るといった感じだった。出来すぎ感がかなりあるが最後は爽快に思えた。「希望」という概念を重要な位置付けとしているようだったがあまり伝わってこなかった。どちらかというと「粘り」とか「忍耐」とかで伝わってきた。おそらく私が純粋でないせいか・・・。しかしトミーが可哀想でならない。所長は許せない存在だ! |
701.最近ビデオで見ましましたが、映画館で見ておけば良かったと思いました。’ショーシャンクの空に’はビデオで見てすごく感動的だったので、映画館で見ておけば更に生涯心に残るものとなったと思います。これからは面倒でも映画館に足を運ぼうと思いました。この傑作を超える作品を見られることを願いつつ。 【まりまり】さん 10点(2004-01-13 00:49:58) |
700.私にとってナンバーワン映画。公開時に一人で、何の予備知識もないまま観に行きましたが、いつのまにかストーリーに引き込まれ、ラストの何とも言えない爽快感!エンドロールが流れ終わった後、なかなか席を立つことが出来ず、何日もこの映画が頭から離れませんでした。個人的にとても思い入れのある映画なので、ビデオ化されてから改めて観るのはかなり勇気がいりました。ストーリーを把握している分、初めて観た時に味わった感動には及ばず、失望するのではないかと。でもそんな心配は無用でした。最近またこの映画を観ましたが(5回目?)いつ観ても素直に感動できます。この映画に出会えて本当に良かった。フランク・ダラボン監督をはじめ、出演者、スタッフ、皆様に感謝!です。 【はっぴ~】さん 10点(2004-01-11 20:52:46) (良:3票) |
★699.《ネタバレ》 この映画を評価することは映画通気取りとか言う人もいるけど、そんなことは関係ない。自分的には多分、この作品に10点を付けなかったら、10点を付ける映画は無いと思う。珠玉の名作。テーマは「希望を持って生きればかならず報われる」というシンプルなものだが、その描き方が素晴らしい。重苦しい監獄内をたっぷり見せてからの、あの澄み渡る青い海と空。ティム・ロビンスが天才では無く、凡人だったら更に感動があったかも。ただこの場合の感動は泣けるというより、見たあとの心が洗われる感じ。見ないと損ですね!いい意味で価値観を変えられるはず。余談だけど、ミスチルのone two threeという曲で「ショーシャンクの空にを見てからは、暗闇でも頑張れば上昇気流を生む事を確信した」というような歌詞がある。この作品が本当にいろんな人から支持を受けている証拠でしょう。 【kazu】さん 10点(2004-01-09 23:43:35) (良:2票) |
698.傑作。無駄なシーンが一つとしてない、ストーリー構成の巧さ。 当時まだ幼くて、映画館で観られなかったのが本当に悔しい。そしてレンタルビデオ屋でパッケージを観たときに、スポ根映画だと思って(雨の中ガッツポーズしてるから)観ようとしてなかった自分が恨めしい。見終わった後の爽快感は何物にも代え難い。別に死のうとした事はないが、生きようと思った。 【深海】さん 10点(2004-01-09 20:28:39) (笑:1票) |
697. 行き詰まる展開の連続だけに、ビールを飲むシーンと最後の場面で、心が晴れ晴れします。ただ、感動させることだけが映画の全てではないと思うのでー1点。 【映画の味方】さん 9点(2004-01-08 16:12:36) |
696.調査の結果、高、高、高、高、低、高、高...高、高、高、高、低、高、高....というレビューリズムを持つ映画だということが判明した。 |
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695.感動したのかな?と思うとそうではなく、感動とはちょっと違う、爽快感のあるストーリー。純粋な感動ではなく、してやられた感と、かしこいなおまえ感と、かっこいいんじゃねぇの感と、んなわけねぇだろ感が入り交じった、それでいて良かったじゃん感を、モーガン・フリーマン視点で語る良くできた内容。純粋な感動よりも常にココロに引っかかる映画。ホントのホントに最高ではないのだが、なぜかお勧めしたくなってしまう。なんだかんだ言って、10点なのだが。 【もた】さん 10点(2004-01-08 02:45:42) |
694.《ネタバレ》 よくできた映画かと思うけど、同じ監督の「グリーン・マイル」と同じで、小説の映画化以上のものではない感じがしました。ストーリーのアラもそのまま…主人公が幸せを得る方法として、どうしても納得いかないです。単なる穴掘り。 その後のコメントを観ていて気づいたのですが、高評価している方がよく「希望を持って生きること」の大切さ、を感じたようです。そして僕も同じように感じたんですが、ただそこで期待した解決が「自分で脱獄すること」ではなかったのだと思います。何か神秘的なほどの偶然で釈放されるに至るとか、を期待してました。 |
693.どんなランキングサイトでもトップ圏にあるので期待して観たけど、心を揺るがすような感動はなかった。ひねりもあるし、良い話だと思うけど、共感できるというほどまでのめり込めない。評価が大きく分かれる映画ではないから平均点が高いだけでは?と思ってしまう。傑作というよりは、観て損ということは決してない映画、という印象。 |
692.《ネタバレ》 3点以下の全てのレビューが良もしくは笑評価を受けていることがこの映画を象徴しているように思える。 【ジャイロボーラー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-01-06 18:34:13) |
691.筋として多少おかしなところはあるし、善悪の区別が極端な気もする。しかしそれでも、10点以外はつけられないほどの価値がある。最後に味あわせてくれる感動は、ほかの映画では味わえない感動である。初めて観たのは2002年のこと。8年近くもこの映画を観なかった自分が悔しかった。この8年間は、失われたも同然である。 【九寨溝】さん 10点(2004-01-06 14:55:17) (良:1票) |
690.工場の屋上で仲間にビールを飲ませるシーン、フィガロの結婚を刑務所全体に響かせるシーン、ラストの美しい砂浜、青い海ジワタネホ。大好きなシーンです。 【marsplay】さん 10点(2004-01-05 19:55:57) (良:1票) |
689.《ネタバレ》 僕は刑務所で最初に泣いたのは実はアンディーだと思う。まぁ、それはいいとして、なんだろうすごい考えさせられた。刑務所でもそこに長くいるとそこが自分の世界になってしまう、そこでの日常に慣れてしまう。みんながそうなってしまう中で彼だけはそうなってはいない。ビールをあげたり、図書館を作ったり、勉強させたり、音楽を聴かせたり、きっとこれらはアンディーがみんなに伝えたかった「希望を持て」というメッセージなんだろうと思う。レッドにハーモニカをあげるのも。しかしレッドはハーモニカを吹くことはできないし、他のやつらも刑務所での自分の位置、存在に甘んじていて外に出たときにそれが崩壊するのが怖い。僕はアンディーの選択が正しいとは思わない。人間社会という大きな枠組みの中で自分の存在意義を見つけるのはとても難しい。刑務所という小さな枠組みでも、自分の居場所がそこにあるとするならばそこに甘んじてもいいのではないか? 【野次られLOW】さん 9点(2004-01-05 00:24:04) |
688.《ネタバレ》 自分を信じ、希望を捨てないで1日1日を意味あるものとして過ごしたアンディの不屈の精神の素晴らしさに感動しました。 生きることの素晴らしさを感じることができました。 「自由」を勝ち取った瞬間が忘れられません。(脱獄して大雨の中で両手を天にかざすシーン) 人間、常に希望をもって生きることが大切ですね。 【hiro】さん 9点(2004-01-04 22:54:16) (良:2票) |
687.モーガン・フリーマンの顔が人生を語ってるって感じで存在感があった。やっぱり希望は大切だぁ☆ |
686.このHPで一番の点数だったので観ようと思った映画です。確かに面白かったです。塀の中のジメジメした空気が非常にツライのですが、そうでもしないと出たときの爽快感は表現できないですよね。 【宇宙猿23号】さん 8点(2004-01-03 17:18:30) |