9.もっと緊張感のある撮り方ではダメだったのかな?私的にはもっとサスペンスタッチな方が好みなんで、ストーリー自体は面白さがあるんですが、なんかダルさを感じて映画の中に入り込めなかった。浅井雪乃と宮沢保が出ていて夫婦じゃないんだもんなあ~。子供は歩くんじゃないのかよ。近頃、薬師丸ひろ子は怪女優になってきたと思うのでもっと怪な部分を出して欲しかった。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-25 18:15:03) |
★8.《ネタバレ》 このキャスト、嫌でも過去のそれぞれの共演作品を思い出させてくれますねえ。皆が一堂に会するシーン、思わず口元が緩んでニヤニヤしながら観ちゃいました。「親バカの 更に上行く親バカたち マーダー講習で湖畔に集結」やばいっ、スライムナイトさんの手法をパクってしまった・・・。すみません! 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-11 11:55:30) |
7.“辛辣”という言葉だけでは覆うことができない“混沌”と“闇”にまみれた世界が映し出される。 これは映画である。が、事実でなかろうと、実際にこんなことが起きいても、いなくても、人間が想像し得る以上、これは現実に起こり得る“ケース”であると思う。だからこそ、映画においても答えは出ない。 主人公の男がそうであるように、現代の多くの人間が、眩い光を直視できないのかもしれない。 では僕は、直視できないこの殺人事件に対し、その背けた目線を何処に向ければいいのだろうか。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-11 05:09:20) |
6.《ネタバレ》 原作はミステリー小説だけど、ミステリーとしては撮らないぞ、と思ったけどプロデューサーがうるさいんで、カタチだけミステリー仕立てにしてみました、、というのは勝手な想像ですがそんな感じ。青山テイストな作家性が原作ストーリーを意識しすぎてあまり出ていない。それでも仰向けの女の顔を上から撮った画で始まり、ストーリーの中の伏線ではなく映画の構成上の伏線としてラストに繋げたあたりに映像作家としての拘りを感じる。子供の犯罪に対して親はどう対応するべきか。『EUREKA ユリイカ』((←ネタバレ有り))で少年を出頭させた役所広司はこの作品でも罪を償うべきであると訴える。しかし役所の演じた役はどちらも本当の父親ではない。本当の親なら子供の未来のために完全犯罪に仕立て上げるのか。『EUREKA ユリイカ』で決着したはずの問題を今度は親の視点でぶり返させる。親に見放された子供たちと親に期待しない子供たち。この2作品、ひとりの親としては考えさせられます。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-16 17:09:46) |
5. これね、受験シーズンに公開されて良かったと思うよ。だってめちゃんこリアルだもん。実際こんなことが日本のどこかで起こっているんではないかと思えるぐらい。俳優さんの演技はみんな上手です。狂っている親たちが相当恐ろしい。 この映画を観ると感想は2種類に分かれるでしょう。否定的に観ながらも同調できる部分を持つ人と否定的に観て最後まで同調できない人。子供を持っている親は前者、それ以外の人は後者である場合が多いのではないかな。映画の出来うんぬんではなくて「お受験」という制度に対してね。ま、「お受験」には否定的であっても、子供を思う気持ちということでは理解できるかもしれない。 【ひろすけ】さん 7点(2005-03-22 15:28:51) |
4.何か手っ取り早く撮った感じのする映画でした。これだったら「火サス」ですむのでは。「火サス」に失礼とあらばバラエティーの再現フィルムという感じ。舞台劇のような、場にそぐわない突然の激情や、カメラを意識させる撮影が気になりました。湖畔の宿に殺人事件、そして子供も絡む。状況設定は大好きなので原作を読んで臨んだのですが、これだけの俳優陣を使ってこの演出は残念無念。ちょっと感じた収穫は、薬師丸ひろ子が良い感じの脱皮をしているなということ。ミセス役も良いです。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-02-08 13:35:04) (良:1票) |
3.反ハリウッド的な映画の文法をよく知ってるならすごく楽しめると思うんだけど。 誰もが楽しめる娯楽映画としては? 犯人がバレバレと感じる人が多いと思いますがそういった批判は無意味かな。 そのへんは意図的に作ってありますね。 うーん微妙。ある意味、客に冷たい視線を投げかけてるし。 でも好き。 【シュンペーター】さん 6点(2005-01-29 11:26:10) |
2.《ネタバレ》 私の青春の1ページを刻んだ女優薬師丸ひろ子出演の映画なので、いい映画でしたといいたいのですが…。事件の真相は今思えば驚きなのですが、映画を観ている時はそんなに衝撃を感じなかったのはなぜなのでしょうか?たぶんそれは「タバコの吸殻は誰が片づけたのか?」かが上映中気になってしょうがなかったからだと思います。それにしても薬師丸さん、相変わらずお美しい。彼女の潤んだ瞳にはどうしてもやられてしまう…。 |
1.「湖畔殺人事件」では狂気性が損なわれるのか、原作の「レイクサイド」だけでは、ピクニックのような、それこそほのぼのレイクになってしまのうを避けたのか「マーダーケース」をくっつけて怜悧な雰囲気を出しておるのでしょうか。豊川悦司と柄本明がその雰囲気を具現するような能面で引っ張っていきますが、突然怒鳴りだしたりして狂気と正気の狭間を突き破りながら真相が明かされ、それなりにそういうことかと感じさせてはくれますが、ライターや吸殻といった伏線の張り方に巧さを感じず、役所の愛人と妻が出会う場面でこれ見よがしの「何かが起こるぞ」的映像を射し込むのは感心できず、まして狂気はもっといくらでも映像にのせることができそうで、どうも時間のムーダーケース・・・とまでは言いませんがそんな感じの映画でありました。 【彦馬】さん 5点(2005-01-28 00:02:04) |