256.《ネタバレ》 子供の頃最初に観た時は、なんかぬる~い夢物語のお話だと思って、心にも残りませんでしたが、今改めて見ると、やっぱり良い映画だったんですね。古い秩序としきたりのあった時代にはほっとさせられます。ローマの観光促進策が裏にあったらしく次から次へと観光名所が紹介される割には露骨な商業主義の臭いは全く感じられません。ストーリーもこの種の話にしてはテンポがよく、一方で、自由を求めるアン王女が権威の象徴の長い髪を切ったり、自分の身分を隠しているために、真実の口の前で不安になったり、と細かい部分も丁寧に描かれていましたね。 ちなみに本作品はハリウッド映画として全編海外ロケで作成された初めての作品だったそうですが、当時ローマは記録的猛暑で俳優もスタッフも大変な苦労だったそうです。そんな中可憐な容姿とは裏腹に、強い野心と覚悟を持って臨んだオードリー・ヘップバーンは文句も言わず演技に集中したそうです。さらに90テイクマンの異名を持つワイラー監督により、有名なスペイン階段の数分のシーンは6日間かけて何度も撮影されたために、後ろに映る大時計の時刻がショットごとに違っているそうですが、これまで全く気が付きませんでした。 【キムリン】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-10-30 18:00:53) |
★255.映画の内容とは全く関係ないんですが、オードリーの吹替えはやっぱ池田昌子さんの方が良いと思います。 |
【ベルガー】さん 10点(2004-10-30 14:50:45) (良:1票) |
253.《ネタバレ》 恥ずかしながら、私この映画を昨日初めて観ました。正直、観るまではこの映画は「オードリーの可愛らしさ」でもっている映画だと思っていました。本当にごめんなさい。 なんて美しくも切ない恋物語なんでしょう!一国の王女と、一人の新聞記者。たった一日という短い間に一生分もの愛を燃え上がらせた、決して結ばれることはない二人の男女。厳しい規律の中にとじこめられた王女が、ジョーに出会うことで大空に羽ばたくような自由を知ります。アンがとてもかわいらしい!オードリーのおてんばさ、愛らしさ、美貌に体の芯まで魅了されてしまいました。また、グレゴリー・ペックの渋さにもすっかりやられてしまった私です。彼は渋いだけじゃなく人間的な弱さも上手く見せてくれました。二人が見つめ合うシーンが何度かありましたが、最初の方はとても楽しそうに微笑む両者が、日が沈むころになると悲しげな笑みに変わってきます。この「見つめ合う」というシーンがこれほど重要に感じたのはこの映画が初めてです。一緒に遊んで楽しむ二人が徐々にお互いを意識し、愛しあい、それと同時に自分たちの生きる場所を今更ながらに知らされる。こんな苦しい愛情ってあるでしょうか。王女としての風格と厳格さを表したラストの記者会見のシーンのアンは実に美しいです。その姿を見つめるジョーの表情は二人の住む世界の相違を痛感させられますが、不思議と嫌な気分にはならないんです。むしろ感動してしまいます、二人の愛の大きさに。 そして最後の「見つめ合う」シーン。優しく微笑みあう二人の瞳には涙が浮かんでいます。今すぐ走りよって、抱きしめたい。そんな二人の気持ちが強く伝わってきました。 アンを見送ったジョーがポケットに手を入れ、ゆっくりと歩みだします。広い屋敷にこだまするジョーの静かな足音が、これまでの二人の思い出を語るかのように、美しい調べとなるフィナーレでした。ほんとラブストーリーの王道ね。 |
252.ローマといえば「ローマの休日」。東京といえば「東京物語」ではないが。 2016.02.11改めてきちんとみたら、最初から最後まで本当に隙のない、そして、俳優がよくきちんと芝居をしている映画だということがよくわかりました。しかし、この映画がなかったら、ローマに観光に来る人、そしてスペイン広場でジェラートを食べる人はもっと少なかっただろうと思いました。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-10-30 10:09:30) |
【ボバン】さん 7点(2004-10-30 03:09:43) |
250.記者やカメラマンのカッコ良さに惚れた。王女の輝きに惚れた。素晴らしい映画としか言いようがない。名作はいつまでも輝き続けるんだ。 【べんちゃんず】さん 10点(2004-10-30 00:28:17) (良:1票) |
249.夜のベンチに絶世の美女が寝ていて、声をかけたら、寝ぼけたまま自分のアパートまでついて来ても、隣で寝るだけのグレゴリー・ペックの自制心は確かに見事だ。尊敬する。当然、私にはまねできない。 【パセリセージ】さん [DVD(吹替)] 9点(2004-10-30 00:13:47) (笑:3票) |
【きつま】さん 9点(2004-10-29 23:33:37) |
247.今もなお世界中で愛され続けている永遠の妖精オードリー・ヘップバーン。彼女の初主演作"ローマの休日"は、その彼女の綺麗さ、可憐さ、可愛さの全てを引き立たせる素晴らしい作品です。半世紀以上前の映画なのに、新鮮さを失わないとは素晴らしい。高貴なローマの街並みを歩くオードリーの姿は目に焼きついて一生離れることはないでしょう。王女と新聞記者のたった1日限りの恋。しかし、この映画が1953年で時が止まっているように、2人の時も止まったままなのではないでしょうか。最高の映画です。 【A.O.D】さん 9点(2004-10-29 23:22:34) (良:1票) |
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246.観る前からおおまかなストーリーを知ってしまっていたせいで、それほど「期待」がなかったのに、最後までひきつけられてしまった。50年前の作品とはとても思えない洗練があって、突拍子もない設定もきちんとエレガンスに見える。まさに名画の名画たる理由。浅いラブストーリーの様でいて、「人生はままならぬ」というメッセージが込められた別れの美学。出演者の魅力は今更ここで記すまでもないほど、観た人はわかりきっているでしょう! 台詞のひとつひとつ、動きのひとつひとつがまさに珠宝の名画。こういう映画が、あまりにも過剰さに慣れてしまった私たちの世代では作られることはないという悲しみと、古いものをまるでオンタイムのように楽しめる映画という媒体に感謝を込めて、10点!! 【ともとも】さん 10点(2004-10-20 12:33:30) (良:1票) |
245.これほど美しく、可愛いオードリーは観たことない。 これほど親切な、やさしい記者はいない。 これほどローマの観光に帰依したものはない。 これほど楽しく、せつない映画はない。 娯楽の映画の最高峰の一つ。 2013.12/10 X回目鑑賞。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-10-11 22:11:21) (良:1票) |
244.我が家のとなりに住んでいるおねえさんがオードリーににていて、それが嬉しいことであると気づかされた映画。 |
243.15歳の時、当時の水曜ロードショーで何の気なしにかかってた映画を観たのが始まりだった。それまで映画に全く興味の無かった俺は「ローマの休日」の白黒映像にのっけからやられた。観衆に手を振るアン王女の美しさ、日本とは別世界のローマの高貴な街並み。男くさく自分とは正反対のナイスガイ。王女と新聞記者の禁断の恋。全てが斬新で全てに魅了された。「こんなに映画って美しいのか」と思った。このショック、この時の感動は今もなお忘れる事はない。それから暫くして誕生日に「ローマの休日」のビデオを買って貰った。字幕でノーカットで観た最初の感想。これがオードリーの声なのか、バイクのシーンはこうなっているのかあ、などカットされてた部分が自分の頭の中に吸い込まれていき、また別の感動があった。 そして、それから12年、、、。ノイズや音声全てが修復された決定版がついにDVDになった。涙が出るほど嬉しかった。こんなに素敵な作品は他にない。俺の映画バカの原点はここ。「いまを生きる」のラストで声を出してまで号泣した事や、「ショーシャンクの空に」で何度ラストを観ても鳥肌が立つ事も、「ニューシネマパラダイス」の晩年のトトが、キスシーンを繋げたフィルムを見て感動するシーンで一緒に泣いた事も、全部全部ローマがあったから。だから俺にとって、生涯のナンバー1は「ローマの休日」と誇りを持って言える。100点満点を付ける映画は何本かあるけど、120点という、絶対にあり得ない点を付ける唯一無二の作品。 最後は切ないけど、あの切なさも心地いい。本当に愛し合ってお互いが立場をわきまえあって、思い出として心に残す。直接的に公でそれを言えない2人が「間接的」に「1番好きな場所は(病気だと公式コメントしたにも関わらず)ローマです」と言い、「王女の望む友好の気持は、決して裏切られる事はないです」と間接的に「2人の思い出は絶対に表に出さないよ」と伝えた新聞記者のジョー。最後のプレス会見の時、最初にジョーが目に入った時の「なんでいるの?」っていうアン王女の表情が、また会えて嬉しいけど切ないわって表情に変わり、最後は笑顔でお別れをする。あの1場面だけで彼女の色々な表情が見れる。俺は多分もう100回以上はこの映画観てるけど、じじぃになるまで見続けたいと思う映画です(=^^=) この作品に出会えて本当に良かった…。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [地上波(吹替)] 10点(2004-09-22 19:04:40) (良:11票) |
242.最初に見たのが中学生の時.この時でさえ結構面白く見ることが出来ました.しかし,ついこの間ローマに行ってきたのでまた見てみるとまた違う印象.ローマの街をとてもうまく写していますね.やはり名作です.一見の価値はあると思います. |
241.よかった…。最初は主人公に少し腹立ってたけど、だんだんいいと思うようになってく。観る前は「フツーのラブストーリーだろ」と期待は大きくしてなかったけど、けっこう引き込まれてる話だった。特に最後がいい。ジョー・ブラドリーが歩いて帰って行く時、あそこでアン王女が「ジョーブラドリーさん…!」なんて言って顔だしたり走ってきたりしたら逆にしらけてしまったけど、そうじゃなくてゆっくりと歩いてそのまま終わるのがとてもよかった。 【Syuhei】さん 9点(2004-08-05 10:57:39) |
240.初めはコテコテのラブストーリーかと思っていたけど、コメディの要素やアクションの要素も絶妙に挿入され、観ていて飽きませんでした。「天空の城ラピュタ」は、この作品の影響を強く受けていると思うのは俺だけでしょうか。 【金子淳】さん 8点(2004-07-28 11:34:05) |
239.ほそーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい |
238.《ネタバレ》 決して期待を裏切られない『名作』。はじめはラブストーリーと思わないで見ていたのだけれど、しっかりラブストーリーだった。ただラブストーリーにいたるまでの二人の内面の変化がうまく描かれていないのが残念。キスの後エンディングまでは切なくてよかった。レンタルで見たけどDVD購入決定。 【HK】さん 9点(2004-07-19 03:10:20) (良:1票) |
237.改めてDVDで観ました。本編もそうですが特典映像のオードリーもいいです。真実の口のシーンにまつわるエピソードを聞くと、オードりーの可愛らしさが強調されます。 【hyam】さん 9点(2004-07-07 14:39:28) |