240.《ネタバレ》 前・前々作で得たワクワクしたあの冒険心も感動も…、さすがに3作目ではその印象も薄れます。結局、後は捨てるだけ。別にどんでん返しもある訳でも無く、本当に指輪を捨て…後は副題の通り。ただ、それだけの為の3作目。この世界観がお好きなファンには嬉しい内容も…、客観的に観ればあまり意味の無い完結編に見える。これと言って心に残るようなシーンも無く、淡々と終わってしまったのは少々勿体無い気もする。これならば、前編・後編でキレイに纏めた方が余程無難。原作は未読につき恐縮ですが、それにしても起承転結の“結”だけでこの観賞時間は長過ぎる(苦)。ところで、これを観るとつくづく真の勇者はサムだ!…と思えてしまう。大蜘蛛との死闘の末に、こっそり指輪を預かるサム。以後フロドに返すまで、指輪に打ち勝ったサムの方が精神性は高いのでは…? そして、最後に山の火口まで“指輪を運ぶフロド様”を運ぶサム(笑)。結局、役目以上のものを全身で果たしたサムが、フロド・バギンズ以上に主人公であった。 【_】さん 5点(2004-08-13 01:29:28) |
239.二作目と対して変わらぬ展開。都合のいい展開にがっかり。もうちょっと捻って欲しかった。 【ボバン】さん 5点(2004-08-11 03:28:53) |
238.主人公のフロドに主人公的要素が欠落しすぎていて、ちっとも楽しませんでした。無気力で無能でヘタレな主人公に感情移入しろというほうがムチャでしょう。むしろこれならサムが主役です。おまけにシリーズ通じて最大の敵役要素を持つサルマンは前作で退場しているため、敵と味方のぶつかり合い(戦争という意味ではありません)によるドラマ性がなくなってしまっています。私にとってはただダラダラ長いだけの駄作映画でした。 【K】さん 3点(2004-08-08 21:13:36) |
237.《ネタバレ》 幽霊軍団強すぎ。レゴラスの動きがありえない・・等色々笑えるところもあったんだけど、全体通して仲間の絆とか映像の綺麗さとか見所満載で良かったと思います。サムが幸せになってくれて本当に良かった。リブ・タイラーが絶世の美女ってのはちょっと無理が・・。ケイト・ブランシェットはいいですね。怪しくて美しくて。フロドやアラゴルンの役者さんはこの先厳しいですね。イメージ固定されちゃって。おじさん俳優達はみんな良かった。 【モフラー】さん 8点(2004-08-08 13:35:33) |
236.あ~あ、面白かった。長い時間飽きずに観ることができました。このまま平和な日々がつづけばいいですね。 【kaz】さん 8点(2004-08-08 00:06:39) |
235.《ネタバレ》 FCCさんに強く同感。3作とも観ましたが、これほど盛り上がっている作品にこれほど盛り上がれなかった作品はない。戦闘シーンが稚拙(孫子に怒られますよ)、主人公(フロド)に救いようがない、映像的なナルシズムを感じる、という風に全然作品の中に入り込めませんでした。こんな評価が高い作品なのになんで??! 【ハル】さん 4点(2004-08-07 14:06:41) |
234.<映画版のみの評価> 【Beretta】さん、【王の二つの身体】さんに同意です。結局、このシリーズは「イベントの羅列」でしかなく、「物語」ではありません。原作「指輪物語」は既に完成された世界観を持っている訳ですから、それをただ再現するだけなら、潤沢な資金と最新のCG技術があれば、誰にでも出来る事でしょう。確かに、それを実現した事は評価されるべきものですが、単に原作のエピソードを機械的に並べ立てただけで、映画化するにあたって、原作に見られる多くの「問題提起」に対する監督なりの解釈がまったく見られないというのはどうかと思います。しかも、エピソードの取捨選択、変更、時間配分などのバランスが悪いため、もともと原作が古典である事を考慮しても、ストーリーが非常に稚拙なものに見えてしまいます。 特に今作は、前作の「拡大豪華版」といった印象しかなく、よりハデになった戦闘シーンがダラダラと続くばかりで、相変わらず内容らしい内容がありません。戦い方も単に「ワーッ」と突っ込んでいくだけの「数頼み」で、戦略もクソもありません。 各キャラの活躍の仕方も中途半端で、ガンダルフは魔法使いなのに肉弾戦主体だし(後方支援として攻撃魔法を使えよ!城の最上部から雷撃を落したりしたらカッコいいじゃないですか)、他の仲間も出番が少な過ぎ。主人公フロドに至っては、その存在価値を疑問視したくなるほどの役立たずっぷり。ラストも自分の意思で指輪を捨てたのではなく、「取り返す際のゴタゴタで指輪を落っことしただけ」というのもあんまり。ここでこそ、主人公特権を持つフロドが欲望に打ち勝つ強さを見せるべき場面なのでは?魔王もすぐそばに自分の魂と繋がる指輪があるのに、あっさりそれを見逃す体たらく。ほんとに魔王なの?と疑いたくなるほど、ボスキャラとしての「凄味」を感じません。 もっとメインキャラの掘り下げや設定の説明に時間をかけるべきなのに、省略しても本筋とは関係の無い大蜘蛛のシーンにやけに時間を割いていたりと、時間配分にも問題があります。本来なら、種族間の意識差や、それを越える仲間意識と葛藤、国家間の対立と協調、欲望と理性といったように、もっと深く抉るべき問題提起に満ちている作品のはずです。 三部作を通して見て来て、よく出来たCG映像には感心させられたものの、そこに「世界」や「魂」を感じることはついに出来ませんでした。 【FSS】さん 4点(2004-08-07 10:12:55) (良:1票) |
【やいのやいの】さん 7点(2004-08-04 18:40:14) |
232.何と表現すればいいのだろうか。声が出ない。言葉にならない。シーンと静まり返り決してざわめく事のない場内で、延々と続くエンドロールをぼんやり眺めていた。間違いなく映画史に残るであろうこの長大な作品とリアルタイムで接してきて、まさにその歴史的瞬間に立ち会えたことへの至福とともに、“とうとう終わってしまったか・・・”という祭りの後の寂寞をも感じた。芸術品と言い換えてもいいぐらいの完成度の高さを保ち、その豊かな娯楽性で満足感と醍醐味を存分に味わえるという作品など滅多になく、永く映画を観てきた者にとっても何と凄い作品であったことか。思えば第一作目で、小人のホビット族と彼等以外の登場人物たちとが同一画面に何の違和感もなく共存しているという視覚効果に、只ならぬものを感じたものだったが、図らずもそれから展開される目くるめく映像の見事さ美しさは、まるで美術品のような崇高さをもって我々を否応なく作品世界に誘ってくれ、そして本作でついにその頂点を極めたのである。この膨大な原作のもつテイストを決して損なうことなく映像化に成功したことはひとつの奇跡であり、また様々な優れたスタッフが集結し、P・ジャクソン監督指揮の下、彼等の編み出すイマジネーションと気の遠くなるような高度な技術力で創造され、そして実を結んだ労作であるということは言うまでも無い。長尺でありながら決して散漫にならず全てのシーンが印象に残り、とりわけ捨て身の活躍をみせるサムに花を持たせる心憎い演出や、あるいはフロドの輝くような美しい表情が忘れられないラスト・シークエンス等々、登場人物それぞれに見せ場を用意させるバランスの良い編集の上手さは、特筆に価する。 【ドラえもん】さん 10点(2004-08-04 18:38:15) (良:2票) |
231.《ネタバレ》 題して「ロード・オブ・ザ・リング~サム、決死の奮闘記!~」 予想はしてたけどやっぱり「サム頑張った!」みたいなレビューが多いすね~。 逆に、観ていてフロド(=イライジャ・ウッド)のまぬけっぷりにはほんとにむずがゆい気持ちだった。あんなにサム(=ショーン・アスティン)がフロドを守るために頑張ってたのにあんな形で裏切られるなんて。フロドは食べ物や水までもらって、サムの方が絶対フロドよりもしんどかったはずなのに。3作分も引っ張った肝心の指輪捨てるシーンも、どんな風に捨てるんかと思いきや結局ゴラムとフロドがもつれあった拍子に落下。・・・いいのかそれで!!どうせなら指輪に誘惑されそうになりながらも毅然とした精神で自ら指輪を捨てるフロドを見せてほしかった。 なんか観ていてフロドが許せませんでした。けっこうオレの中でフロドが点を下げた感はありますね。 サムはほんとよく頑張った。今回一番称えてあげたいキャラです。化け物蜘蛛も1人で退けたし、指輪もしっかりとキープしてくれてたし、あーもうサム万歳!! 戦闘シーンの見せ場は前回よりちょっと減った感じ。レゴラス(=オーランド・ブルーム)の今回の見せ場も象をぶっ倒した時だけだった気がするし。戦闘でのお気に入りは死霊の軍団。強すぎだろ。 アラゴルン(=ヴィゴ・モーテンセン)も今回は比較的さっぱりした役になってた。戴冠式もそれほど目を引く事はなく。あ、でも戴冠式でフロド達ホビット4人が礼をした時に"My friends, you bow to no one."って言ってアラゴルンが礼をしたシーンはちょっと感動だった。 3作全てを観てみて、この大長編映画は観ていてその長い時間が全く苦になりませんでした。本来なら3時間とか映画観てる時間なんてむちゃくちゃしんどいはずなんだけど、やっぱおもしろいものってのは時間を忘れさせてくれるもんなんですね。 「ロード・オブ・ザ・リング」も完結して、次はピーター・ジャクソンがどんな映画を繰り出してくれるか期待して待ってます。(でも大作映画を作った監督って大概次の映画は息抜き的なものを作るそうですけど、苦笑) 【TANTO】さん 8点(2004-08-04 15:40:49) |
|
230.二つの塔で戦のシーンにちょっと慣れてしまったせいか、今作の戦いに予想以上の興奮を味わえませんでした。ですがそれでもやはり凄い。圧倒されます。あと、ちょっとシーンがぶつ切りかな、と思いました。戦って大軍勢が助けにきて、次のシーンにはもう戦闘が終了してたり、フロド達が元気なくなってるかと思ったら急にピンピンしてたり・・。でもそこら辺縮尺考えたら仕方ないのかな、って思ったり。こんな感じで^-^;気になる点はあるのですが許せてしまう。そんな吸引力を持った最高の作品でありシリーズでした。古くから多くのファンを持つ小説をここまで納得のいく作品へと創りあげた製作者たちには脱帽です。興奮し、笑い、涙し・・・本当に素晴らしいエンターテイメント作品でした。 |
229.完結編にふさわしく壮大なスケールの戦闘シーンには度肝を抜かれました。サムとフロドの友情にもグッと来ます。ファンタジー映画としてはすでに今世紀最大かな? それにしてもシリーズ通して黒人キャストがないよな、深くつっこむつもりはないけど気になる点。 【PPOSSTU】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-08-03 15:05:27) |
228.う~ん 世界観について行けない..撮影技術のすごさは認めるが、CG映像に慣れてしまうと“驚き”を感じることはないですね~ ストーリーも、だからどうした!って感じで、中身がまるで無い..展開が読めるコテコテさも最悪です... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 3点(2004-08-03 14:46:52) |
227.ドワーフみたいなピータージャクソン監督、お疲れ様でした。 【ダージン】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-08-03 04:33:48) |
226.ああしょぼいよフロド。最後の最後で指輪は僕の物だって そりゃないよ。最後までいいとこなかったなぁフロド。 サムのほうが光ってましたねw でもフロドはがっかりな活躍でしたがイライジャはまってたなぁ。 それなりにおもしろかったです。 【りょう】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-08-02 05:12:47) |
225.あっという間の3時間だった。 すべての種族が活き活きと描かれていた。 この映画を素直な気持ちで「面白い!」と思える自分を心から褒めたい。 久しぶりに自分で自分を褒めたくなるような映画に出会えて嬉しい。 映画というのは「面白い」と思った観客が常に勝者だと思う。 【花守湖】さん 9点(2004-08-01 22:48:18) |
224.《ネタバレ》 圧倒的な世界観と魅力的なキャラクターの数々・・・戦闘シーンは迫力満点で涙が出てきたぐらいだった。・・・が、やはりフロドにはもう少しがんばってほしかった。指輪の力は並大抵のものではないのかもしれないし、最後にフロドが神がかり的に活躍すればそれはおかしいのかもしれない。しかし、少しくらいならそのような(フロドが活躍するような)結末を期待したものにも応えて欲しかった。 【めめこ】さん 9点(2004-08-01 19:32:35) |
★223.ズバ抜けた映像表現と壮大なストーリー展開が最高。素晴らしい。ただ、フロドはもう少し活躍してほしかった。サムのほうが目立ってる。サムにおんぶにだっこ。あと人間の男には私は殺せないとかなんとか言ってたやつ、弱すぎじゃないか? まあ、でも1部2部が物足りない感じがあっただけに3部の予想を超えるできばえにびっくりでした。映画館で観たかった。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-07-31 06:13:53) |
222.レンバスってどんな味がするんですかね~。一度でいいから食べてみたいです。 【ぶらき】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-07-28 23:28:21) |
221.膨大な制作費に見合う収益を上げるには、原作を読んだ人も、読んでいない人も、楽しませるものではなくてはならない、、、「指輪物語」という題名をそのまま拝借する以上、原作をできる限り忠実に再現する必要がある、、、、という難しい方程式を10時間近くかけて解いたら、出てきた答えは限りなくゼロに近いものであった、、、、今はそんな気持ちです。、、、、、舞台芸術でも映像芸術でも、原作がある場合には、舞台、映像制作者の「解釈」が必ず介在します。あるいは、そういう解釈者の仲介なくして、古典的な原作は、現代に蘇ることはできないといってもよいでしょう。オペラにしても昔の衣装、舞台をそのまま忠実に踏襲するのは希だし、ギリシアで評判を得た蜷川のオイディプスも、勘九郎のニューヨークの舞台も、古典劇に対する自分たちの解釈を問うものであった筈です。、、、、、、で、この映画では、トールキンはどのように解釈されていたのでしょうか。、、、、、迫力ある戦闘、城の鳥瞰、闇に与するものの崩れた容姿、、、そんな解釈しか浮かび上がってきません。しかも、それらはみなどこかの映画で垣間見たことがあるような映像だと思います。、、、、なぜ、小さき者であるホビットに指輪が託されるのか、なぜ、スメアゴルに最後まで重要な役割が与えられるのか、フロドとサムの身分差をどう捉えるのか、王の血統をどう扱うのか、なぜ指輪を葬らねばならないのか、そしてそもそも指輪とは何なのか、、、、そうしたことの解釈の跡を、残念ながら映像から確認することは殆どできませんでした。、、、、、だから、見終えて、問いかけられたように感じるものは何もなく、残ったのは強いてあげれば、静かな怒りに似た感情なのです。、、、、そして何とも言い難い幕切れ、、、、、、フロドは、あの先の角を曲がれば、新しい世界が開けているかもしれないと歌いつつ、新しい冒険の途につくのではなかったかと、、、、、。 【王の七つの森】さん 5点(2004-07-27 16:45:30) (良:6票) |