171.《ネタバレ》 一番良いところは、出陣前に、内心のさまざまな葛藤を押し隠して、黙々と的確に身支度を手伝う朋江の姿。そして、勇ましさや晴れやかさのかけらもない、まるで妖鬼と闘っているような討伐の描写(終わった後に主人公が精神的に消耗するのがよく伝わってくる)。この30分間を味わうために、それまでの地味な展開は辛抱しましょう。それと余計なナレーションも。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2004-03-06 03:41:34) |
170.山田洋次監督だけに「侍はつらいよ・5時まで清兵衛の叶わぬ恋」って感じ。で、「今回のヒロインは宮沢りえです」といったところか。 【STYX21】さん 6点(2004-03-06 03:27:38) |
【リーム555】さん 7点(2004-03-06 01:11:22) |
168.面白かったですね。映画に溶け込みやすく2時間半が短く感じました。付き人さんがいい感じでしたね。 【トシ074】さん 7点(2004-03-06 00:45:56) |
167.普段は時代劇なんて全く観ないのですが・・・、観るとしても黒澤明の時代劇ぐらいですかね。この映画はとても良かったです。ただ人生を平凡に生きたかった一人の男、たそがれ清兵衛。彼の生き様は全てにおいて誠実であり、また悲哀の人生でもあった・・・。監督の自己満足的作品が量産される今の邦画界において、こういう映画の存在は実に貴重なものだと僕は思います。山田洋次監督の次回作「隠し剣 鬼の爪」、いくら時代劇に乏しい僕でもこれを観たら絶対に期待せずにはいらない作品だ。今から公開が素直に楽しみです。 【かんたーた】さん 8点(2004-03-06 00:37:56) |
166.さすがです。とってもおもしろかったでがんす。ありがとさんでがんす。そして2姫揃ってかわいすぎ。しかし、是非ともこれで獲って欲しかったね 外国語映画賞・・・。今さら思っても仕方がないけども・・・。悔しすぎ。そして娘の遺骨を食べてしまった余吾善右衛門。そうか、喰っちまったのかね、すげえ~(≧∇≦) そしてみんながみんな素晴らしかったです。良かったですよ。それにやっぱ真田広之です。 【3737】さん 9点(2004-03-06 00:27:04) |
165.丁寧に作られていると思いました。自分の知らない日本が垣間見られた気がします。しかし見た後、『あの時代に一度受けた縁談を断るって可能だったのか』とか、『明治維新後すぐの時代に女手ひとつで二人の子供を養えるもんだろうか』等、内容と関係のないことばかりが気になってしまい… 要するに作品の印象が薄いと感じました。 【私目安】さん 5点(2004-03-06 00:17:14) |
164.《ネタバレ》 ほんわかしていい映画でした。不器用で、素朴で、何とも憎めない男なんだけれども、そういう人物設定だからこそ見えてくる彼のすがすがしい生き方というものが前面に押し出されていて後味がよかったです。 印象に残っているシーンといえば、地方の母親が朋江の名前を思い出せなかった時、やっと清兵衛と朋江の気持ちのつながり合いが、他の人に対しても何か醸し出しているものになったんだなぁと思い、グッときました。 普段洋画ばかり見ているせいか、こういう時代物の邦画を見ると本当に心洗われます。日本人の奥ゆかしさとかが伝わってきて、この国に生まれてよかったな、と思ってしまいます。 あと、ふすまから少しのぞいたりする光の演出のせいでしょうか、最後の果たし合いのシーンでは息が詰まりました。田中民さんは狂気をはらんだ演技でした。 【ブッチ・ハーモン】さん 7点(2004-03-06 00:07:49) (良:1票) |
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162.実直で不器用であるが故に得られた安らぎを押し流す不条理な運命。 細やかな日常生活の描写を見ていると、外国の人が気に入ったのも頷ける。でも小太刀っていう渋さはかなりマニアックかも。 なんかこう、ほのぼのしすぎず、緊張しすぎず、感動しすぎずの いきそでいけない感がむしろ心地よい。 【TAIQ】さん 8点(2004-03-06 00:00:58) |
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161.清兵衛さん、ていうか真田広之ってあんなにかっこよかったっけ。ただのりえちゃんとの恋愛話かな、退屈かなって思ってたんだけど最後はもう自分は宮沢りえちゃんになりきってましたね。清兵衛さんが戻って来た時嬉しくって思わず泣いてしまいました。あんな父親を持って、娘たちはとても誇らしく思うでしょうね。不器用な人ですが、私は清兵衛さんのような方が好きです。田中泯さんは怖いくらいでした。 【fujico】さん 7点(2004-03-05 23:46:15) |
160.ラストにもう一捻り欲しいところかな。それ以外は良かった。 【taron】さん 7点(2004-03-05 23:44:07) |
159.今テレビでやってて見てました。なんかせつなかったです。幸せって何なのかなあとか考えさせられました。ほんとに渋い映画ですね。それにしても朋江さんがいてくれてほんとよかったなあ。 【りょう】さん 7点(2004-03-05 23:42:22) |
158.不器用な生き方だなあ。 貧乏で暮らしもままならず、最愛の女性の申し出も何かと理由を付けて断ってしまい、侍のくせに体裁のために刀を売って、刀もないのに藩命に背くこともできず剣豪に戦いに挑み、自分が死ぬかもしれないと感じた時にようやく自分の本心を打ち明ける。 そんな不器用な生き方でも、娘たちの成長を暖かく見守るのを楽しみに毎日の生活を送る。 時代を超えた日本人らしい良心を描いているから皆、共感できる傑作と言えるのではないでしょうか。 思えば朋江や善右衛門も不器用な生き方だった。 本心を打ち明けても時すでに遅く、それでもボロボロになりながらも自宅に戻ってきた時に朋江が待っていてくれたのは観ているこちら側としても何とも言えない嬉しい気持ちになれた。 【六本木ソルジャー】さん 9点(2004-03-03 23:53:09) (良:2票) |
157.《ネタバレ》 真田広之出演のドラマ撮りを見てから、彼の大ファンです。殺陣といい、間のとりかたといい、やっぱ最高にいい役者さんです。映画壬生義人伝と比べて、この映画飽きるところないですもんね。うさぎさんの書いたとおり、ほんとあのとき、宮沢りえが「妻です」って言ったら、泣けないですね。いい映画です。 【オドリー南の島】さん 9点(2004-03-01 13:45:31) |
156.《ネタバレ》 藤沢周平作品が好きな自分にとって、観た後の最初の感想は「『たそがれ清兵衛』ではない」でした。で、エンドロールをよくよく見たら『たそがれ清兵衛』『竹光始末』『祝い人助八』をミックスしているのですね。真田広之さんと宮沢りえさんに焦点をあてると、本作品はどちらかというと『たそがれ清兵衛』ではなく『祝い人助八』。でも『祝い人~』は映画タイトルとしては不適切だったのでしょう。そのような違和感を除けば、原作者の文章と同様、中々美しい映画に仕上がっていると思います。 【中岩無洋】さん 7点(2004-03-01 11:18:20) |
155.イトちゃん役の娘が可愛い! ロリじゃないですけど。『ミツバチのささやき』の子を思い出しました。 藤沢周平のストイックな世界があらわされてて清々しかった。山田洋次が何故か数年に1本作れる佳作のひとつ。 【イツジ】さん 8点(2004-02-29 16:35:53) |
★154.なぜか2回目見たときは泣けた。清兵衛の仕事場や家の雰囲気がとってもいい感じ。また見たい 【くそったれバカ】さん 8点(2004-02-29 16:27:30) |
153.《ネタバレ》 上意討ちで倒す相手にも正当な理由があった。不条理だ。しかし自分の仕官のためには仕方がない。本来罪のない者を討ち取った清兵衛だが、藩命で正当化された。 この映画は原作にない終わり方をする。私たちは、娘のナレーションの形で清兵衛が維新の時の戦いで、藩に殉じて死んだことを知らされる。維新後生き残って幸せな晩年を全うしたのではなかった。 上意討ちに含まれていた不条理に対してバランスが回復する、私はこの終わり方に満足だ。 現実の世の中はそうはいかない。不条理がまかり通り、バランスが回復しないままだ。この映画のように、タイムラグのなかでいつかは因果応報という具合になってほしいものだが・・・・ 【トンビの目】さん 10点(2004-02-27 05:57:11) |
152.日本の男!!!って感じがステキ。 独特な日本の香りがたまらない~。 【ボッシュ】さん 9点(2004-02-25 21:56:44) |