227.《ネタバレ》 最初の約一時間はありきたりの展開、まずゴッサムシティがごく普通の町として描かれていることに違和感。あんなに腐敗や殺人、ジョーカーのような人命など微塵も顧みない狂人が毎日のように町を爆破等で破壊しまくっているのに、町の大半の市民の能天気ぶりに違和感。普通の感覚の持ち主ならこんな町もっと前に逃げ出しているはず。このジョーカー、バットマンスーツのように特殊な防護服を身につけているわけでもないのに異常なほど不死身、タンクローリーごとひっくり返されようが、防弾ガラスにヒビが入るほど頭を強打しようが、全くの無傷。しかもあの特殊メイクで真昼間に町を徘徊し、あの程度の変装で普通に病室にも現れる不自然さ。この狂人のせいで多くの人命が奪われ、町も壊滅状態になりつつあるのに、バッドマンを始め警察や市民でさえもジョーカーに対して温情を見せている風な体たらく。挙句の果てにはバッドマン自らが被らなくてもいい罪を被り「俺はしょせんダーク・ヒーローなのさ」と云わんばかりに闇に消えていく消化不良な結末に唖然茫然。いや悪いのはあんたじゃなくてジョーカーですから、、、顔半分、焼けただれた男もあの顔で普通にしゃべっているリアリティのなさ、もっと言えば、短期間にあれだけ大掛かりな爆弾を仕掛けるのは、かなり頭数が必要だしそれも組織だって行わないと無理。だとすればジョーカーの一匹狼的狂人キャラとのズレが生じる、、全てにおいてジョーカーに都合が良すぎる展開、、そうしたモヤモヤが観ている間中ずっと付きまとっていた。評価が高めなので若干期待したのだが、偽善的ヒロイズム満載のハリウッドヒーロー物はやはり肌に合わないのかもと再確認してしまった作品。 【LORETTO】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-06 12:22:28) |
226.《ネタバレ》 中途半端にしかバットマンシリーズを見ていないためか、前評判ほどの印象を受けませんでした。それでもヒースレジャーの凄さ!というか彼しか覚えていない。ヒロインの死を納得出来ず、主人公にも感情移入出来ず…それほどジョーカーが強烈でした。今更ながらご冥福をお祈りします。 【西川家】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-03 23:41:18) |
★225.《ネタバレ》 クリスチャン・ベールがダークに良く合う人間味を感じさせないところが良かった。 ストーリーも設定も原作アメコミを忘れさせるようないい作品ですね。 しかし、ダーク過ぎて好きにはあんまりなれないのだけがマイナス。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-02 20:13:09) |
224.精神的な禅問答のようで見ていて感心はするが、ヒーローものの映画にしてはもうちょっと勧善懲悪を望んでしまう。奥深い内容は見るものを選ぶということでしょう。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-27 12:45:43) |
223.ジョーカーのやり方が最悪なんだけど最高だ。人間が持つ愚かさをとことん利用し楽しむ悪趣味ぶり…さすがです。最後の興味として、ジョーカーの死に方があったわけだが、この点は裏切られてしまった。それも悪くないけどね。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-27 00:03:36) (良:2票) |
222.《ネタバレ》 かつてここまで真面目に作りこまれたアメコミ映画は観たことが無い。今までのアメコミのような「映像ありき」でもなく、「派手さありき」でもなく、アメコミと言う題材を最高のリアルさで描いてくれました。これは本当にリアル!!現実的すぎて、アメコミなのに重く余韻を残す作品でした。 バットマンとして超法規的に悪を懲らしめるために毎夜ゴッサムシティを駆け巡るブルース・ウェイン(=クリスチャン・ベイルさん)。バットマンとは対照的に顔を出す英雄検事、「ホワイト・ナイト」としてゴッサム・シティの治安を守るハービー・デント。そんな二人に反発するかのように「混沌と平等」をテーマに次々と街にテロを仕掛けるジョーカー(=ヒース・レジャーさん)。そしてそれらのヒーローやヒールに翻弄される市民達・・・。 それ以外にも語りたいキャストはたくさんいますが(マギー・ギレンホールさんとかゲイリー・オールドマンさんとか)語りつくせない。 この映画が妙にリアルなのは、テロリスト役のジョーカーが他のアメコミ映画みたいに超能力など無く現実にありそうなテロリズムに及ぶからではないでしょうか。これがレーザー吐いたり透明になったりとかになったら、たぶんここまでインパクトのあるものにはならなかったでしょう。 そんなジョーカーの思想は「混沌においてはみな平等である」。確かにそうかもしれないが、残念ながら世の中にはルールがあり先進国はみな法治国家である。ジョーカーがどんな高尚な思想を持っていたとしても、それらを侵す権利は無く、無秩序な暴力でしかありません。また彼は病院でハービーと話しながら、自分以外の人間のことを「自分だけの小さな世界で物事をコントロールしようとするちっぽけな人間」と評してますが、ラストで二隻の船を操ろうとしたジョーカーもそういう意味では「ちっぽけな人間」。結局何かを自分の思うように変えたくて色んな手段に出るんだろうし、とどのつまり人間はちっぽけと言うことなのでは。そういったジョーカーの思い上がりに-1点。 しかし決して特別な人間などいないと言う、当たり前のことを皮肉にもアメコミ映画に教えられました。素晴らしかったです。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-19 15:53:15) (良:1票) |
221.綿密に練られた脚本と演出、世界観、素晴らしい作品でした。 「ダークナイト」としての続編が作られるのであれば是非鑑賞したい一本になりました。 それにしても報われないのはクリスチャン・ベイルですね。 個人的には好きな俳優さんで演技もうまいと思うんだけどなぁ。。 「ターミネーター4」でも主人公なのに、サム・ワーシントンに喰われるし、 今作では言うまでもなく、スポットが当たったのは。ジョーカー役のヒース・レジャー。 一本ネジがはずれたようなぶっ飛び方が最高、ハマリ役ではないでしょうか。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-28 20:27:45) |
220.《ネタバレ》 ジョーカーの手下たちの行動原理はなんだったのでしょう?親分にだまし討ちされるは、金は全部燃やしちゃうは、よく逃げ出さずに付いていってるよね。ジョーカーの「ゴッサムシティに恐怖と混沌を!」という理念についていけるほど頭がよさそうじゃないし。 【爆裂ダンゴ虫】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 19:31:51) |
219.《ネタバレ》 実はバットマンの悪役は1人を除いて、全員が精神異常者。(犯罪紳士ペンギンだけは普通の刑務所行きだが、他の悪役は皆アーカムにぶちこまれる) で、その代表選手がジョーカー。 そして、ジョーカーは、バットマンを「仲間」だと思っている。同じ精神異常者だと。 つまり、ジョーカーとバットマンは表裏一体の存在。 トラウマから正義の使者となったバットマン。 トラウマから悪の権化となったジョーカー。 やり方が違うだけで、根っこは同じだろう、というわけ。 精神異常者であるジョーカーには、金も権力も名誉も、何も要らない。 ただ、同じ精神異常者であるバットマンを「同じ土俵」にあげたいだけ。 そして、バットマンはジョーカーと同じ精神異常者にならないために「最後の一線」として、けっして「殺さない」。 この展開が、1990年代以降のアニメとコミックでは主軸になっていた。 それをきっちり描ききって見せたのが『ダークナイト』。 でも、まさか、ここまでやりこむとは思わなかった。 信じられない。 最高な一本でした。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-10 18:18:16) (良:3票) |
218.磨き考え抜かれた脚本、それを体現する俳優陣、圧倒的な映像に纏め上げた監督。 決して万人に受ける映画ではない(と思う)し、軽々しく他人に面白いから見て!と言える映画でもない。 笑うところは一切ないし、話も重い、ひたすらバットマンVSジョーカーの互いの信念に基づく対決?ゲーム?が描かれる。 初めて映画館で見たときは、ひどく疲れると同時に、言いようの無い映画というものの凄さを感じた。 今までに見た映画では得たことの無い感覚。上手く表現出来ないが、何かしら見た人を魅了する力がある映画だと思う。 それにしても「ジョーカー」・・・戯者、道化師、最後の切札、役柄に合った素晴らしい名前です。 【Luckyo】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-08 01:16:42) (良:1票) |
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217.《ネタバレ》 なぜか市民や警察には眼の敵にされるバットマン。 犯罪者側にとっては都合よく話が進んでいく理不尽な展開。 船の爆弾シーンが唯一の良心? 長くてしんどかった。 でもジョーカーが捕まった時点で終わってたら物足りなかったかも。 【ume0214】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-02 21:50:55) |
216.《ネタバレ》 ティムバートン版との作風の違いで好みが分かれるのかも知れませんが、こういうシリアス路線もアメコミとしては新鮮でおもしろかったです。映画館で見たからかもしれませんが、切れのあるアクション・緊張感の連続でとても鳥肌が立ちました。実際に爆破したビルのシーンからもわかるように、ヒース・レジャーの名演もこの映画が素晴らしい理由の一つでしょう。 【SkyLight】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-12-30 09:12:55) |
215.割と話題になっていましたが、ちょっと拍子抜けしました。 【シトロエン】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-29 17:48:20) |
214.前半はスローだと思ってみていたが、後半のスピード感に一気に引き込まれた。 長い映画だったがそれを感じさせず面白かった。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-12-25 12:03:43) |
【STEVE-O】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-03 01:07:00) |
212.凄いですね。この作品の評価は。まさに大絶賛のオンパレードではないですか。だが、私はシリアス路線のバットマンなんて大嫌い。 そんなわけで自分が今、凄く怖いのは、今回のレジャー版をきっかけにされて、ティム・バートンの【1989】バットマン、及び、もっこりパンツの【1966】バットマンを冷やかし程度に〝後付けで〟見られる方が もしかして急増してしまうんじゃないかなって事が非常に心配なのです。 お願いですから、ダークナイトの余韻を持ってして1989&1966を見ないでください。特に1966見ないでください。笑えますけど小バカにしないでください。だってもっこりなんだもん。 【3737】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-11-09 22:46:20) (良:1票)(笑:2票) |
211.《ネタバレ》 特段おもしろくはなかったなあ。良かったのはいかさまコインと、両船ボタンを押さなかったことと、いかついバットマンバイク。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-10-25 22:24:48) |
210. バットマンというクールなキャラクターを、現実と上手く擦り合わせてあり、単純なヒーロー映画で終わっていない。 タンブラーやスーツなど、現代の科学や流れに沿った、機能美という言葉がぴったりなものに出来上がっている。 映像についても、迫力があることと、画的に堪らないものばかり。I-MAXカメラで撮られた場面の数々も素晴らしい。 完成度が高く、素晴らしくかっこいい作品だと思う。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-10-13 02:06:39) |
209.《ネタバレ》 ジョーカーの存在感はさすが!でもアーロン・エッカート演じるハービーが最初から善人に見えず、ダークサイドに堕ちたヒーローというより化けの皮が顔半分はがれたように思えてなんだかな、という感じ。マギー・ギレンホールも何だかそこらのダイナーでウェイトレスでもしてるほうが似合いそうで、ヒーロー二人が命を賭けて取り合うほどの女に思えず、単なる好みの問題だろうが作品世界に入り込めない要素がやや多かった。個人的にはアルフレッドが一番キャラにぶれがなくて渋くて格好いい。彼がメインのスピンアウトが是非観たい。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-07 12:04:41) |
208.確かにジョーカーはインパクトがあった。でも、ただそれだけ。 ストーリーは冗長で、だらだらと煮え切らない展開に終始モヤモヤする。 何故世間に高評価されているかまったくわからなかった。 【ブラック武藤】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-10-03 09:58:43) (良:3票)(笑:2票) |