72.《ネタバレ》 最初からエクソシストしていますね(笑)
なんでみんな砂漠で発掘するのよ~(今回のは発掘とは言わないが)
内面まで描けているように見えて私には伝わりませんでした。
自殺がいけないことと禁煙しなければあの世に行けるという映画としか伝わらず・・
サタンの都合よく「自己犠牲・・」と言う主人公が地獄に行けなかったところとか、
双子の片割れがどうのこうのというよくあるストーリーは大変わかりやすく、
しかもそれなのに観終えたあと記憶に残らないというのはどういうことなのか??
わざわざ話をわかりにくく演出するほうに力を入れて、
心理描写などを観客に考えさせてくれていなかったり・・
全く怖くはないエクソシストとは別のエクソシスト2に一番似てるんじゃあないかな?
あれは砂漠から始まるし昆虫の群れの使い方も似てるしで・・
しかしこちらのほうが人間のトラウマは(だからエクソシストなんですが)
よく描けています・・(私に共感できないだけで)
観ている最中に主人公に違和感を感じてきて、
この役はR・デニーロみたいなハードボイルドな疲れた役者がいいと。
でもさらに後半に近づくとかなり体育会的なひつこい描写が続き、
やはりこの映画は濃すぎるからキアヌしかいないかと納得。
最初から主人公を神父として描いてくれればついてゆけたんですが・・
まんまエクソシストになっても主人公が神父でもかまわないと思うけど。
逆に若い神父が活躍する作品ってないから珍しいし。
アメコミが元という設定からか漫画そのものみたいなんですが、
正直アメコミ映画はスパイダーマンは好きですが苦手な方です。
双子やラストの大御所現れ解決ってのはまさにファンタジー・アメコミ・・
エクソシスト+丹波哲郎の世界+エンド・オブ・ディズみたいな・・
日本の漫画にもありそうなネタでした。
ロープを使ったりあの世の世界に行くシーンなどは、
作品は違えどポルターガイストも思い出しました。
登場人物でよかったのはガブリエルです。
一瞬ケイト・ブランシェットかと思いましたがティルダ・スウィントンという人なんですね。
キアヌのファンか宗教ファンタジーが好きな方にお勧め。
私はちなみにマトリックスも観ていませんので似ているかは言えません。