6.内容を全く知らなくて鑑賞。最初はもっと、大事の事件かと思ったのだが、謎を解いていくとあれ?っという感じ。ただ、それでも飽きずに結構楽しめた。こういう映画は恋愛サスペンスというのだろうか?原田泰造は歳を取らないなあと感じた。30歳を過ぎた牧瀬もかわいい。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2014-09-18 15:30:31) |
5.基本的にはオランダ映画「ザ・バニシング/消失」と同じで、忽然と失踪した恋人の軌跡を辿るミステリーよりも、「真実を知りたい」欲求に取り付かれた男の精神状態をテーマにしている。しかしこちらの失踪には事件性がないので、原田泰造主演ということもあり、映画はサスペンスやミステリーではなく地味なドラマといった仕上がり。この物語は「別れた元カノを諦める過程」を陰喩してるとも言えますが、いつの時点で諦めがついたのかが有耶無耶な感じだったのと、観た人が最も知りたかった筈の失踪理由が弱いので、映画全体の印象も弱くなってしまったと思います、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-07 00:04:15) |
4.『if..もしも』的な話。だが主人公が純粋な気持ちで彼女の行方を案じ探す裏で、女の奸計が巡らされてましたというのを描いたかのように見えたりもし何ともかんとも。他人の意思が働いて互いの人生がすれ違ってしまうのはどうもスッキリしません。でもそのやるせなさが妙に心地いい。ラスト、林檎を齧る姿にそういった切なさみたいなものが詰まっている。原田泰造の自然な演技は好い感じ、相手役の苗木と良くマッチングしている。牧瀬里穂はちょっと演技に力入ってて浮いてるかな。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-03 16:10:55) |
3.普通でした。牧瀬さんが演技オーバー気味に感じた。期待しすぎたわけでもないけど、オチがなあ・・・姉の存在がいまいち?でした。 |
★2.テンポも早くもなく遅くもなくちょうどいいさじ加減。 心配だった原田泰造が上手かったり。もの凄く自然な演技で…そこらへんにいそうやもんなぁ、こんな感じのサラリーマン。 笛木優子という女優を見るのは今回が初めてだったんですが、なかなか透明感があって良かったです。 脚本も良く出来ています。「もしあの時ああしていればどうなっただろう?」という誰にでもある事を主軸に置いてるので感情移入できました。地味だけど一生忘れられない映画になりそうですね。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-06-09 23:55:22) |
1.竹下昌男さん、監督デビュー作。キネ旬の評論家レビューはあまり芳しくなかったので、はたしてどうかなーと思いながら見たのですが、いやいや素晴らしかったです。佐藤正午の原作はもうそれは相当におもしろい作品なので、この素材を新人監督、といっても助監督を長い間経験されていますが、どう料理するのかワクワクしながら見ました。カメラ的には、かなりがワンシーン・ワンカットで撮られいます。ロングショットの人物構図がほれぼれするぐらい画に収まっていますし、身体的な動きや心的な動きに対応するハンディやクロースアップもちゃんと意味がありますね。原作とは人物設定などを少しスリム化していますが、それも2時間というバランスを考えるとすっきりしてよかったのではないでしょうか。笛木優子と原田泰造の抑制された雰囲気も二人の距離感の微妙さを実にいい湯加減で表現しています。雨上がりのプラットフォームにたたずむ笛木優子の姿には、感動すら覚えました。伊武雅刀が話す靴の話も、作品を貫くリンゴにシンクロして実に効果的。次作も安心して作品を見ることができる監督だと感じておるところであります。 【彦馬】さん 9点(2004-06-06 01:08:16) |