理由(2004)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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理由(2004)

[リユウ]
2004年上映時間:160分
平均点:4.87 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-12-18)
ドラマサスペンス小説の映画化TVの映画化
新規登録(2004-10-08)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2021-09-02)【イニシャルK】さん
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監督大林宣彦
キャスト村田雄浩(男優)石川幸司
岸部一徳(男優)佐野利明
大和田伸也(男優)佐藤義男
久本雅美(女優)葛西美枝子
松田洋治(男優)資産家の若い夫
宝生舞(女優)資産家の若い妻
松田美由紀(女優)佐藤秋江
綾田俊樹(男優)砂川信夫
古手川祐子(女優)秋吉勝子
利根はる恵(女優)三田ハツエ
赤座美代子(女優)小糸貴子
風吹ジュン(女優)小糸静子
渡辺裕之(男優)田嶋稔
河原さぶ(男優)吉田達夫
柄本明(男優)片倉義文
渡辺えり子(女優)片倉幸恵
菅井きん(女優)片倉たえ子
小林聡美(女優)北畠敦子
風見章子(女優)北畠智恵子
左時枝(女優)宝井敏子
ベンガル(男優)宝井睦夫
伊藤歩(女優)宝井綾子
立川談志(男優)宝井辰雄
山田辰夫(男優)小糸信冶
南田洋子(女優)石田キヌ江
石橋蓮司(男優)早川一起
麿赤兒(男優)Aさん
東郷晴子(女優)Aさんの妻
柳沢慎吾(男優)占有屋の男
島崎和歌子(女優)占有屋の女
小林稔侍(男優)戸村六郎
高橋かおり(女優)事務局の女性
宮崎将(男優)石田直巳
宮崎あおい(女優)石田由香利
勝野洋(男優)石田直澄
加瀬亮(男優)八代祐司
峰岸徹(男優)秋吉克之
裕木奈江(女優)B子
片岡鶴太郎(男優)石田直隆
中江有里(女優)取材する作家
細山田隆人(男優)宝井康隆
嶋田久作(男優)老人ホーム職員
根岸季衣(女優)砂川里子
大山のぶ代(女優)すれ違うおばさん
永六輔(男優)有吉房雄
多部未華子(女優)篠田いずみ
入江若葉(女優)
厚木拓郎(男優)小糸孝弘
山本晋也(男優)
寺島咲(女優)片倉信子
小林かおり(女優)
柴山智加(女優)
横山あきお(男優)金井晃良
花澤香菜(女優)
石上三登志(男優)ウエストタワー理事長
小林のり一(男優)編集長
原作宮部みゆき「理由」
脚本大林宣彦
石森史郎
音楽山下康介
學草太郎
編曲大林宣彦
撮影加藤雄大
製作大林恭子
WOWOW
プロデューサー大林恭子
配給アスミック・エース
特撮大屋哲男(VFXプロデューサー)
美術竹内公一
衣装千代田圭介
編集大林宣彦
照明佐野武治
あらすじ
東京の下町の交番に一人の少女が現れる。家の宿泊所に泊まっている指名手配者に警察を呼んで来るよう頼まれたというのだ。半信半疑のまま向かう警察官。これで数ヶ月前に起きた不可解な忌わしい殺人事件が解決されるとでもいうのだろうか?事件を一から辿り始めたとき、少しずつ「理由」が見えてくるのだったが…
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12
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11.とりあえず、日本の俳優の層の薄さを感じた2時間半だった。
kさん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-24 22:50:51)
10.《ネタバレ》 事件の当事者たちにインタビューするという形式でストーリーの全貌が明かされていく。その原作を巧く映像化している独特な表現スタイルは面白い。ただ、内容的にはミステリーではなく、あくまで「社会派サスペンス」。

「空洞化した家族像」とか、「浮遊する不安定な個人」といった現代社会の問題に焦点を絞っているようだが、そういうテーマ自体、今やありがちで、インタビューと言う表現スタイル以外、特に新しい切り口も無く、作品を通しての訴求性や具体的代案にも乏しい。

物語の進行はバラバラで整理されていない関係各位の背景事情を、関係者の口から視聴者に対して説明(開示)していくだけなので非常に作業的だし、映画としての面白みに欠ける。

単に事件の関係者が多いために全体像が複雑になっているだけで、意外な繋がりから新たな謎が浮上したり、「謎が謎を呼ぶ」といった展開が少ないため、序盤の謎に対する因果関係や動機といった、文字通りの「理由」が明らかになるにつれ、ストーリー的にはどんどん盛り下がっていく。正直、中盤以降は退屈で見ているのが辛かった。ちょっと時間的に長すぎるのもネック。この程度の内容なら二時間以内に収めて、テンポで見せて欲しい。

各出演者の演技も「素人にインタビューしている」という設定だからなのか、妙に棒読みで下手クソ。ワザとなのか素なのか微妙なところですっきりしない。

結局、ワイドショーに出てくるような程度の事件をちょっと分割して謎めかしてあるだけで、本格ミステリーのような面白い謎解きが出て来るわけでもないので、その辺での娯楽性や意外性を期待すると肩透かしを喰らう。
FSSさん [DVD(字幕)] 4点(2005-08-03 19:52:46)(良:1票)
9.おもしろくなかったのでこの点数です。セリフ棒読みや演技オーバーな役者が多かった。
だがDVDの特典は映画作りの大変さ等がよく伝わりいいと思う。
やっぱトラボルタでしょうさん [DVD(字幕)] 3点(2005-06-13 11:44:39)
8.異質な小説を忠実に映画化、という物だけに、通常の展開ではなく見ていて大変疲れた。しかし新しい映画の形として成功していて面白かったと思う。人の生き方も考えさせられる内容でもある点も良かった。
六爺さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-21 14:42:22)
7.《ネタバレ》 凄い衝撃を受けました。テーマがズシーンと心に残ります。このような映画は大好きです。 バラバラになってゆく現代の家族。けれど、最後の歌にあったように、たった一つの殺人があれだけの人とのつながりを持っていたこと。暖かい家族で育った娘が一人の男の決意を変えたこと。うーん、うまく文章に伝えることは出来ませんが、色々考えさせられます。 見ごたえのある作品だと思います。
シュシュさん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-07 11:42:10)
6.実は宮部みゆきの本は短編も含めてかなり読んでるねん。てゆーかファンやねん。宮部みゆきの本て、戦慄のサスペンスタッチでドンドン読んでて引き込まれるねん。でも、それでいて人間の深みもきっちり描いたりしてて、ドキドキするけど涙がでちゃう、みたいな感じやねん。んで俺が宮部みゆきの本にはまるきっかけになったのが、この「理由」。色々な家族の形が一つの事件を中心にして描かれる。読んだのはかなり前やけど、今でも「理由」って聞くだけで、頭にイメージが浮かんでくる、それくらいはまってん。んで、それの映画化やろ?あの「模倣犯」が、かなりバカバカしい映画にされてゲンナリした手前、これにも全然、期待してなかってんけど、この映画は俺の頭の中の小説のイメージそのまんまやった。それくらい原作に忠実に作られてると思うねん。雰囲気も。だから小説読んでない人には、おもろいと思うねん。ちょっと長いけど。ただオチがわかった後の終わり方とラストの歌は、ちょっと不満。特にあの歌、なんなん?あんな歌でいーの?ちなみに宮部みゆきの「長い長い殺人」もおもろくて好き。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-07 10:29:51)
5.大林宣彦監督の或る一面を端的に表現する言葉に、とかく当たりハズレにバラツキの多い人だという通説がある。それは私個人にも感じるところで、映画史に残るほどの傑作を放ったかと思えば、箸にも棒にもかからない凡作を連打するという極端ぶりで、なかなかコンスタントに水準作を残せないという特徴がある。しかしそこが大林監督作品の魅力ともとれ、出来が良いか悪いかは観てみないと分からないといった、作品に接するヒヤヒヤ感そのものがミステリアスなのだ。何が飛び出してくるか分からないという意味で、私などは大林作品を“闇鍋的な面白さ”と表現する事にしている。余談が長くなったが、本作はそう言った、いかにもの大林ワールドの凝縮された面白さに満ち溢れた秀作に仕上がっている。驚かされるのが、よくもこれだけ集められたと思うほどの演技人や著名人の数。きっと大林作品のファンでもあり出演依頼には快諾した人たちばかりであろうと推察されるが、それにしても贅沢な話である。そして多数の証言を巡る物語という性質上、なくてはならない彼ら登場人物すべてが事実上の主人公だと言えるのではないだろうか。時間軸を奔放に交差させながら複雑に絡み合った人間関係を解きほぐし、サスペンスを盛上げていくという構成は、長尺の作品にもかかわらず見事に整理されて解かりやすく、観る側へ最大限の配慮がなされている。一杯の味噌汁に下町人情の温もりを感じさせ、人々の様々な思いを、つっかけの音に凝縮させたシーンには情感が溢れ、余韻を残す。それだけにエピローグは不要のような気もする。語り過ぎることは必ずしも得策ではないという事である。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-04 16:37:09)
4.物語の問題の起点となる殺人事件とそれが起こった仮想家族についての多様な“証言”を集めていくことで、社会全体の本質的な歪みを描いていく核心的な巧みさに驚く。端を発するのは、ひとつの偽りの家族であるが、その家族の存在でさえ大きな社会の問題の一片に過ぎないという深みに引きずり込まれた。
原作は読んでいないが、演出、編集に見える特異な映画構成は、出来る限り原作に忠実に展開させようとした大林監督の狙いだったのだろう。それが原作に対して是か非かは判断しかねるが、多くの登場人物がそれぞれ重要でありながら、特定の“主役”は存在しないこの映画をまとめ上げる大林監督の技巧は流石だ。
そして、人間関係の軽薄さにより社会に蔓延する“殺伐さ”を問い詰める物語の中において、それでも一筋の“あたたかさ”を差し込んだのは、一重に大林監督の人間に対する、映画に対する愛情だと思う。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-01 03:36:19)
3.下町の豪華高層マンションで起きた一家4人殺人事件の真相を関係者やその周辺の人たちへの取材という形で解き明かしていくが、これは見る小説というくらいほぼ原作に忠実に作られている。多くの登場人物や複雑な人間模様を混乱なく描くのには原作の構成を踏襲するという形がベストだった、またそれしかなかったということなんでしょう。
一つのマンションをめぐっていろんな形のいくつもの家族が描かれ、社会的な現実問題も含めて読み応えのある原作を損なわずに見せてくれたのは良かったと思うが、反面原作をなぞっただけという気もするしそれなら本を読んだほうがいい。
肝心の犯人の心理描写が物足りないようにも思うし、気になるようなBGMや説明的字幕は演出過多という気もする。本の出版や映画シーンも蛇足かと、、
2時間半あまりを飽きずに見られたのはどうも原作の力によるところが大きいような気がしてならない。
とにかく登場人物が多いので多彩な俳優のカメオ出演シーンをつなげて作ったような感じ、次々登場する俳優に意外性があったりするのは見所の一つではあるが。



キリコさん [映画館(邦画)] 5点(2005-02-17 21:50:38)
2.この映画見て「しまった!」と思いすぐさま宮部みゆきの原作を読んだのだが、この小説が90年代後半から次第に姿を現した「理由なき殺人」を怖いぐらい冷静に予言していたことに驚き、また映画「理由」がこの小説と内容だけでなく構成も同じものにしたということは観る前から知っていたが、両者から感じるものはまったく違うことにもまた驚いた。同じ卵を使って同じ調味料、手順で作ったのに宮部のオムレツは硬くて噛み応えがあり、大林のオムレツは軟らかくて口に広がるような感じだ。大林は登場人物に優しい。過剰に演出させることで情を生み出しているのでそれがフィルターになっている。逆に言えば内側では何を考えているかわからない。100人以上に及ぶ「ふつうの人々」はある意味で、あの家族たちよりもグロテスクだったりする。だから優しさは残酷の裏返しとも言える。八代祐司がどこにでもいる時代だからこそ、このオムレツができた(できてしまった)のだろう。この映画はかなり面白い。 が、サスペンス的な楽しみは期待できない。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 7点(2005-01-21 11:56:10)
1.監督ゆかりの俳優とかがいっぱい出てた。映画を原作と比較するのは御法度だけど、原作は面白そうだ、と思った。
じふぶきさん 5点(2005-01-17 15:08:05)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 4.87点
000.00%
139.68%
213.23%
3619.35%
413.23%
5825.81%
6412.90%
7619.35%
813.23%
900.00%
1013.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 2.50点 Review2人
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