ウルフ・オブ・ウォールストリートのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ウルフ・オブ・ウォールストリート

[ウルフオブウォールストリート]
The Wolf of Wall Street
2013年上映時間:180分
平均点:6.73 / 10(Review 78人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-01-31)
ドラマコメディ犯罪もの伝記もの小説の映画化
新規登録(2014-01-11)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2024-10-05)【イニシャルK】さん
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監督マーティン・スコセッシ
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)ジョーダン・ベルフォート
ジョナ・ヒル(男優)ドニー・アゾフ
マーゴット・ロビー(女優)ナオミ
マシュー・マコノヒー(男優)マーク・ハンナ
カイル・チャンドラー(男優)パトリック・デナム
ロブ・ライナー(男優)マックス・ベルフォート
ジョン・バーンサル(男優)ブラッド
ジョン・ファヴロー(男優)マニー・リスキン
ジャン・デュジャルダン(男優)ジャン=ジャック
ジョアンナ・ラムリー(女優)エマ
シェー・ウィガム(男優)テッド・ビーチャム
イーサン・サプリー(男優)トビー
ジェイク・ホフマン[男優](男優)スティーヴ・マッデン
ボー・ディートル(男優)ボー・ディートル
テッド・グリフィン(男優)ヒューズ
ロバート・クロヘシー(男優)ノーラン・ドレーガー
サンドラ・ネルソン(女優)アーリヤー・ファラン
スパイク・ジョーンズ(男優)ドウェイン(ノンクレジット)
レジナルド・ヴェルジョンソン(男優)劇中テレビドラマ「Family Matters」より(ノンクレジット)
エドワード・ウッドワード(男優)劇中テレビドラマ「ザ・シークレット・ハンター」より(ノンクレジット)
エドワード・ハーマンストラットン・オークモントのコマーシャルの声
加瀬康之ジョーダン・ベルフォート(日本語吹き替え版)
桜井敏治ドニー・アゾフ(日本語吹き替え版)
白石涼子ナオミ(日本語吹き替え版)
森田順平マーク・ハンナ(日本語吹き替え版)
後藤敦ジャン=ジャック(日本語吹き替え版)
脚本テレンス・ウィンター
音楽ロビー・ロバートソン(音楽総監督)
撮影ロドリゴ・プリエト
製作マーティン・スコセッシ
レオナルド・ディカプリオ
製作総指揮リック・ヨーン
アーウィン・ウィンクラー
ジョージア・カカンデス
配給パラマウント・ジャパン
衣装サンディ・パウエル
編集セルマ・スクーンメイカー
録音トム・フライシュマン
ユージーン・ギーティ
フィリップ・ストックトン
あらすじ
ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は、22歳でウォール街の投資銀行で働き出し、巧みな話術と斬新なアイデアで業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がる。そして26歳で証券会社を設立し、4,900万ドルもの年収を得る。彼は常識外れな金遣いの粗さを見せ、「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになる。
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38.《ネタバレ》 好きな映画。人間の欲望、特に男の欲望をこれまでもかと描いた展開にゾクゾクさせられっぱなし。3時間の長さだが、次はどうなる?という展開ばかりなのであっという間だった。ジョーダンのブレない軸(特に金に対する価値観)、彼の周りの主要スタッフの濃いキャラクター性、そしてなんといっても「飲む・打つ・買う」の徹底ぶり。中途半端ではなくここまで人生を謳歌するストーリーに共感が持て、ジョーダンの世界にどんどんとのめりこんでしまった。彼の社員に対するスピーチのシーンは特に秀逸。
カジノ愛さん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-05 06:01:24)
37.おもしろかった。乱痴気騒ぎの描き方も品がある。客観的な描写に留めていて実感がわかない。その分、二人目の奥さんとの最後のセックスの描写が痛々しく素晴らしい。もうひとつ、取引中の証券会社をただ進むカメラのシーンがある。周りが異常であることに麻痺していく彼らの描写はまるで動物園のようだ。その客観的な描写が美しい。劇場に行かなかったことを後悔した。
reitengoさん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-26 09:52:25)(良:1票)
36.《ネタバレ》 救済と破滅をもたらす"お金"という矛盾した生き物の真理を描いた、ある意味道徳的な映画。全編凄まじいハイテンションでこれが3時間続くなんて狂気の沙汰。やろうと思えば4時間も5時間も延ばしていそう。70歳前後で"若い"映画を撮ったスコセッシも凄いが、ディカプリオの周りを巻き込むマシンガントークもクズっぷりも凄まじく、マシュー・マコノヒーと主演男優賞を分けても良かった。あんな醜態を見せられたら、二人の奥さんも逃げるだろう。ラストの主人公の自業自得な破滅と再生、そして彼の自己啓発セミナーに群がって「自分もできる」と自惚れている貧民層の対比に、「お金の奴隷になってはいけないが、お金がなくちゃ何もできない」という複雑な感情が残る。生まれつき素質も勝機もない人はどう生きれば良いのだろうか?
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-20 23:57:07)
35.低俗を極めた作品やな。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-12-20 19:07:17)
34.《ネタバレ》 見応えおおありです。とても印象的な実話映画でした。ちょっといけないけど楽しい!と思うことには中毒性があり、有る程度耐性ができてしまうと身を引くタイミングがあってももうドツボにはまってしまうと簡単には抜け出せないのでしょうな。一度その味を知ってしまうと。。。ラストにベルフォード本人がちょい役で登場しますが、これがまたい・か・に・も!な下衆/詐欺師っぷり、しかし、あの話術にひっかかるんでしょうなあ。
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-16 15:03:47)
33.《ネタバレ》 デカプリオの演技が微妙で、、、そもそも、全編にわたり、半笑いしているのか、喜劇として演じているのかが謎、この雰囲気が、好きになれなかった、でも、この手のサクセスストーリー、日本でも、潰された会社ありましたよね、ホリエモンのあの会社、一時期は1兆円位動かそうとしていた、その前に生き残ったのは、エゾエさんだっけ、リクルート系の名前の会社でした、それと合わせてみると、かなり、笑えます、取引で、裁判、罰金20億円、2年の服役、よく現金で、払えたな、とか思いますよね、現金をヨーロッパに隠す時も笑えましたよね、全身に札束を止めて、ラップで巻いていた、あの状態で、アメリカ、ヨーロッパを飛行機で、何回と移動している姿が最高。また、白のカウンタック、あれはクラッチやアクセル、ブレーキが死ぬほど重たいらしい、
あれだけ、ヘロヘロで、乗りこなせるのか、本人は無傷で、帰れた、だが、次のシーン、ボロボロのカウンタック、もう最高に受けました、エンジンは売れるかもと思った、140フィートのクルーザー、嵐で、沈むのかね、どう考えても、本当か、疑いました、それに、甲板に載っていたヘリは飾りなの、あれは使わないのか、ひとえに疑問でしたね。レオの奥さん役、あの手の美人、金のかかる女は、金切れ、即縁切れ、受けましたよ。見終わっても、レオは喜劇として、演じたのか、真面目に演じたのか、全然わからないですよ。ホリエモンも罰金一億円だったっけ、この映画の元話の人、ホリエモンもそうだけど、一体、いくらをどこに隠したのか、よくストリートで出てくるオフショア口座ですか、本当にあるんだよね、事実、そうやって、金を隠せたから、金持ちを続けられるのだから、才能、頭のいい人は、いるもんだな、とか思います、笑えるくらいに。
yasutoさん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-12-14 01:23:49)
32.ひたすらぶっ飛んだストーリーのまま突っ走る映画。普通の人にとっては…なんとなくわかるし憧れないわけでもないただ真似したいとは思わない。そんな彼との違いってなんなんだろう…
とまさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-12-08 20:10:09)(良:1票)
31.金とドラッグとセックスに飢えたヘドが出る様な犯罪者集団の話しなんだけど、業種は違えど私も営業に生きる身なのでその手口が大変興味深かったし、死ぬ前に一度はこんな経験をしてみたいな…なんて思ってしまったのは男の性ってものでしょうか?スコセッシ監督の作品鑑賞は初めてでしたが、とても美しく、分かりやすい映画で最後まで飽きずに観られました。
Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 8点(2014-11-24 01:03:47)
30.《ネタバレ》 貧しい母子家庭に育ったものの、持ち前のバイタリティと人を惹きつけるカリスマ性のみを武器に、金とハッタリと欲望だけがものを言う金融取引の世界でただひたすらのし上がってゆき、いつしかウォール街の狼と呼ばれるようになった男、ジョーダン・ベルフォート。だが、その私生活は酒とドラッグとセックスが渦巻く欲望の海にただひたすら溺れていくかのような破天荒なものだった――。栄光と挫折を味わった実在の金融マンがその半生を赤裸々に綴った自伝を元に、巨匠スコセッシが若き盟友ディカプリオと再びタッグを組んで描き出したエネルギッシュなサクセス・ストーリー。いやー、アメリカってホントに法治国家なんですか(笑)。映画が始まって、ただひたすら3時間、金と女とドラッグが乱れ飛ぶ乱痴気騒ぎが延々と繰り広げられて、もうお腹いっぱいっす!彼らに実際に騙されて資産を失った被害者とかがこれを観たら、もう怒りのあまり血管が切れちゃうかもね。それにしても、もう70を越えているはずのスコセッシ御大がこんなにも猥雑で下品で胡散臭くて、それでも生きるエネルギーに満ち溢れたつわもの共の宴を最後までテンションMAXに描き出すその衰えない手腕はやっぱり賞賛に値すると思います。かつて巨匠と呼ばれた監督たちが、最後はその晩節を汚すような作品を遺して逝ったことを思えば、彼のこの無尽蔵のバイタリティはホント凄いですね。そんなスコセッシの要求に、もはや名実共にハリウッドトップクラスの俳優であるディカプリオが見事な熱演でもって応えていて、最後まで充分見応えのある作品に仕上がっておりました。これまでのスコセッシ&ディカプリオコンビの作品の中でベストワークと言えるほどのクオリティを誇っていたと思います。それにしてもこのベルフォートって男はなんと愚かで馬鹿でイヤらしくて最低のゲス野郎なのに、どうしてこんなにも魅力的なのでしょう。この映画で彼の半生を辿ると、人間ってもっと馬鹿で愚かになってもいいんだと何故だか生きるエネルギーを貰えたように感じます。少なくとも、「情熱と努力と奉仕の精神でこんなにも会社を大きくしました。だから、みんなも希望を捨てずに頑張りましょう」という世の多くの会社社長たちの建前だらけの胡散臭い演説よりは彼の言葉の方が信じられるような気がします。…あれ、もしかして自分もいま、騙されかかってる?(笑)。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-30 06:48:13)(良:2票)
29.《ネタバレ》 「タクシードライバー」や「グッドフェローズ」「キング・オブ・コメディ」と数々のブッ飛んだギャ(ン)グ映画を撮ってきたスコセッシだが、スコセッシ、いや映画史上に残るギャグ映画がここに誕生した。
「タイタニック」の頃は歩くだけで一面に薔薇が咲き誇るような美少年だった刑事プリオ。
そんなプリオも、今ではアヘ顔とドヤ顔入り混じる表情でマシンガン(ファ●キング)トークをぶちまけ、ウォール街を暴れまわるヤリ(チン)手の不良実業家となってしまった。
セールストークという名の株の陵辱プレイ、破廉恥な実業家がウォール街の頂点に絶頂するまでを描いた凄まじい映画だ。「鉄腕ジム」のような破壊的な爽快さ、「白熱(1949)」のような破滅的にブッ飛んだ内容。
これがほぼ実話何だからオーマイガ。
「暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド」よりもフルスロットルでストーリーは進む。
「暗黒街の顔役」における妹に欲情とかそんなレベルじゃねえ。
コイツは正に「ソドムとゴモラ」だ!
劇中のジョーダン・エロフォートは、鉄砲ではなく舌先で金を持って人々を(社会的に)ブッ殺したり犯しまくるマフィアよりもタチが悪いファ●ク野郎。
「タクシー・ドライバー」もここまで狂って無かったぜクソ●タレ。
つうかどんだけF●CK FU●K FUC●って言うんだよ。
「パルプ・フィクション」や「スカーフェイス」よりも●UCKがゲシュタルト崩壊していやがる。
いやいや、この作品に比べたら序の口レベルとしか思えないほどだ。
ディカプリオはヤクを吸ってはF●CKと吐きまくる。FU●Kのゲロ河。医者も黙って首を横に振るレベル。
ヤクでラリッたク●野郎共のハイテンションな下品さが、逆に心地良く感じられる領域に達してしまっている。
「タイタニック」のローズも、船の上でゲヒャヒャヒャヒャと笑うプリオを見たら速攻で彼を海に沈めるだろう。
コイツ…船の次は飛行機を墜落させる気か。
スコセッシは溜まりに溜まった映画魂を映画というマシンガンで全国のフ●ッキンクライストな観客共を狂気と笑いとFU●Kで孕ませて腹筋を破壊しなければならないようだ。
だが、スコセッシはけしてオ●ニー映画を撮らない。
そんな最高にクソ●タレなスコセッシよ、これからも頑張って最高にF●CKYOUな映画を撮り続けて欲しい。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-01 18:36:00)(笑:1票)
28.平凡な日常を生きている自分にとって、こんなに非現実的な映画は刺激的で、だからこそ映画をまた見たくなる。
おっちょさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-15 18:45:55)
27.ソーシャルネットワークを思い出す。
でもそれより面白くなかった。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-10 23:46:04)
26.なぜだろう、なんかホリエモンを思い出した。頑張れホリエモン・・・。
はりねずみさん [DVD(吹替)] 6点(2014-09-02 18:02:02)(良:1票)
25.《ネタバレ》 前半は結構ワクワクしますが頂点を極めた後も相変わらずヤクと女ばかり。結局最後までヤクと女で押し切ります。でもそれらで身を滅ぼす訳でもなく、、破滅に至るのは妙なプライドのせいだったりします。。あれほど仲間を大切にしていたのにアッサリ裏切ったり・・ 観終わった感想は、、やっぱり何が言いたかったのかよく判らなかったということ。。

皆さんは絶賛ですがデカプリオ氏の演技に関しては、、最近この手の雰囲気の役が多いし彼自身も好んで演じているような気もします。ですが、できればもう少し品のある役を選んで出演したほうが、彼の品格やキャリアも上がるんじゃないかと妙な心配をしております・・ 彼は賞など取らなくても世界が認めるプリオ氏です、もっとしっとりした役も観てみたいものです。
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-08-21 10:32:40)
24.《ネタバレ》 うーん…、これは評価が難しい…。面白い、っちゃあ面白いんですけども、成り上がり、絶頂期間、成り下がり、という流れの構成の中で、その隙間を埋めるのがほぼ騒々しい成金のバカ騒ぎとドラッグとセックス。『画』だけで映画になってない。豪華クルーザーでシケの中救助されるシークエンスや、希少なドラッグ『レモン』でぶっ飛んで窒息しかけたドニーを助けるシークエンスとか、まぁこれはコメディだからそういうシーンがいるのは当然なんですけど、そればっかだし、ホントかウソか分からないし、全然関係ないもんね、ストーリーに。…ただ、いつものナレーション進行とその魅力ある画を上手く繋いで3時間ももたせるのは流石の演出力。ここは『カジノ』や『グッドフェローズ』から変わらず受け継がれる、スコセッシ流演出。どぎつい暴力描写の無いこちらを題材に、信頼するディカプリオを自由に演技させカメラに収める。ディスプレイに映っているディカプリオを確認しながら片膝叩いてウケまくっている監督の顔が浮かぶ様な、そんな余裕すら感じさせるカンジがします。まぁそんなお気楽な画と役者の演技を楽しむものだと思えば十分に見る価値のある面白い映画だと思います。最後に、最初にちょろ、っとだけ出てたマシュー・マコノヒー。彼の存在感は凄かった。ディカプリオを誘ったランチの席でのあの軽妙かつ滑舌な台詞回し。魅力が溢れてて「巧いなぁ、この人。」と改めて感じました。
mikiさん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-20 18:23:03)(良:1票)
23.破滅を前提にした生き方ですから、上りつめても凄いとは思えないのですが欲望に素直に生きたんでしょうね。セックス描写は必要以上に多いようにも感じますね。
東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-18 17:03:57)
22.《ネタバレ》 金融・資本主義のありさまを俯瞰視点で、3時間でざっと見るという、時間旅行のような映画です。ジョーダンに騙された人々は徹底して映らないので、私たち観る側も成功者の高揚感をより一層味わう事ができるのが上手いです。
DAIMETALさん [映画館(字幕)] 9点(2014-08-15 04:04:44)(良:1票)
21.《ネタバレ》 奥さんから「お願いだから我が子と観れる映画を撮って」と苦言を呈されて製作した『ヒューゴの不思議な発明』の次がこれだから、スコセッシはひとかけらも改心してないなと安心しました(笑)。70歳を超えてこんな脂ぎったコテコテの映画を撮れる映画作家なんて、世界中捜してもやはりスコセッシしかいないんとちゃいますか。これはコンビを組んでるディカプリオの影響が大きいかもしれません。彼も全てのセリフに“Fuck”が付いてるんじゃないかと思う様なキャラを嬉々として演じてますからねえ。 さて、同時期に同じ業界に身を置いたことのある立場から言わせていただくと、株屋の世界はウォール街も兜町も本質は一緒なんだと感じます。もちろんドラッグなんて眼にしませんでしたが、場中に立って電話する営業マンの姿はまるっきり自分の経験と一緒です。金融の世界は本質的に体育会系と言うかブラックな体質がどうしてもつきまとう場所で、スコセッシには得意としてきたマフィアの世界から無理なく置き換えることが出来たんじゃないでしょうか。どっちの業界も感情移入がとうてい出来ない様な人間のクズの集まりだと言ってる様な気がします。 ラストのディカプリオの講演を観て、これはレッドフォードの『クイズショウ』のエンドタイトルへのオマージュだと感じました。そういやスコセッシ自身も『クイズショウ』に演技者として出演してましたし、映画監督のロブ・ライナーやスパイク・ジョーンズを俳優として使っているところも似てますしね。あとベルフォートの部下のアジア系の人、本人じゃないかと思うほど日本の白竜に似ていて驚きました(笑)。
S&Sさん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-10 20:14:41)(良:1票)(笑:1票)
20.いかにもオリバー・ストーンが扱いそうな題材から経済ネタをスッパリと削ぎ落し、下品な男が成り上がり、そして破滅するまでを描く簡単な物語とした脚色が絶品でした。舞台は変わるものの、やってることは『グッドフェローズ』や『カジノ』とまったく同様であり、スコセッシは自分の得意とするフィールドに題材を寄せて来ているのです。『ソーシャル・ネットワーク』や『マージン・コール』等、出来の良い経済映画というものは経済そのものを扱わず、これを観客にとっても馴染みのある別の物語に置き換えます。本作もその点で成功を収めています。。。
本編で起こることは予告編で描かれた通りのことであり、あっと驚くサプライズや、後半での方向転換等は一切ありません。これほどシンプルな話でありながら、179分という大変な長尺を一瞬の緩みもなく見せ切ったスコセッシの絶倫ぶりには恐れ入りました。上映時間の8割を占めるのは成金による下品なドンチャン騒ぎであり、そこにはアクション映画のような視覚的興奮も、ドラマ映画のような深い含蓄もないのに、それでも観客の目を画面に釘付けにしてしまうのです。この演出のパワーは本当にトンデモないものだと思いました。。。
もちろん、締めるべきところは締めてきます。普段は愚かであっても、社員の前で演説をぶつ時の主人公の表情や言葉には大変な魅力と牽引力があって、「確かにこの人は成功するだろう」という説得力を持たせているし、その主人公が破滅に至った道についても、「ここで引いていれば助かっていたのに」という運命を分けたラインを観客にもはっきりとわかる形で提示したことで、諸行無常の世界を描き出すことに成功しています。。。
以上、本編は文句なしでしたが、ボカシ入りまくりの日本公開版の無惨な有様は何とかならなかったのでしょうか。本来、スコセッシは映画におけるヌードを嫌う監督です。「裸が映った途端に物語がピタっと止まってしまう」との理由から、『タクシードライバー』や『エイジ・オブ・イノセンス』のようなセクシャルな題材にすらヌードを登場させてこなかったのですが、本作ではその主義を曲げており、ここで登場する裸には明らかな演出意図があるのです。にも関わらず、これをボカシで勝手に隠してしまった日本の配給会社の判断には納得がいきません。18禁という厳しい年齢制限を設けているのだから、その規制で十分ではありませんか。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2014-08-04 01:21:14)(良:2票)
19.チャーリーシーンのウォール街が好きで、この映画もぶっ飛んだ金の亡者の話かと期待していましたが期待していた物語とは違いました。ぶっ飛んでいることには変わりないのですが、ぶっ飛び方のベクトルが全然違く、出演者に共感できる部分もほとんどありませんでした。
珈琲時間さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-07-27 18:14:25)
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【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 6.73点
000.00%
100.00%
211.28%
356.41%
445.13%
578.97%
61823.08%
71316.67%
81519.23%
91215.38%
1033.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.71点 Review7人
4 音楽評価 7.28点 Review7人
5 感泣評価 7.00点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞レオナルド・ディカプリオ候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョナ・ヒル候補(ノミネート) 
監督賞マーティン・スコセッシ候補(ノミネート) 
脚色賞テレンス・ウィンター候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)レオナルド・ディカプリオ受賞 

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