62.《ネタバレ》 全体的に軽いノリの作品が多い007シリーズの中でも特にコメディに寄った作品です。主人公ジェームズ・ボンドのTPOを弁えないプレイボーイ振りや、悪役のよく考えると間抜けな行動原理にツッコミながらそれなりに楽しく鑑賞できました。但し今回悪女として登場するプッシー・ガロアには可也ガッカリしました。女軍団を率いている程の男嫌いの癖して、ボンドと柔道ごっこしたらコロッと心変わりっていくらなんでも単純すぎじゃあ……。そりゃジェームズ・ボンドにかかればレズビアンでもイチコロだぜって言われたらそうなのかも知れませんが、もうちょっと味方側になる際の上手い理由は無かったのかと思います。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-13 21:19:45) |
★61.古今東西のスパイ映画の原点のような1作。すぐに捕まるボンドも、敵ボスがなぜか寛大なのも、美女が揃いもそろってボンドにクラクラきちゃうのも、どう考えても無駄な美女パイロット軍団の存在も、やたら頑丈で寡黙な敵の部下も、すべての「お約束」を確立した映画だと思えばやっぱりすごい。その分、今見ればただの「おバカ映画」と切り捨てることもできるけれど、やはりこの映画では、この「様式美」を堪能したい。あと、このタイトルは「ゼロゼロセブン」と読みたい。かっこつけて「ダブルオーセブン」とかいっちゃダメ。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-06 14:53:22) |
60.印象に残るエピソードやネタがいっぱい詰まった快作。例のレーザービームでの拷問シーンhsいろんな意味で見ものですな。クライマックスの展開は、個人的には後のアクション映画「ダイ・ハード3」を思い出しました。 【ゆうろう】さん [レーザーディスク(字幕)] 6点(2012-11-29 00:25:05) |
59.今のダニエル・クレイグ版の「007」シリーズは大好きで、公開を控える最新作も今年最注目のアクション映画の一つだ。 一方で、往年のシリーズ作品も何作かは観たけれど、それほど面白さを感じてこれなかった。古いアクション映画ならではの愚鈍さが目についてしまい、“世界トップクラスのスパイ”という主人公のキャラクター設定において説得力を感じなかったことが大きな要因だと思う。 しかし、シリーズ第3作目となる今作においては、任務そっちのけで状況やところ構わず方々の美女に“色目”を使うショーン・コネリー扮するジェームズ・ボンドの“らしい”キャラクター性が際立っていて良かった。 “うつつ”を抜かす対象となるボンドガールたちも、それぞれ美しく魅力的だった。囚われの身の中で、飛行機内の東洋系のメイドにまで好色の目を見せるショーン・コネリーのニヤケ面が可笑しかった。 ただし、今作の場合、悪のボスのキャラクターについては、ただの“成金デブオヤジ”でしかなく、悪役として特筆すべき卑劣さや恐怖感を微塵も感じなかったことは残念だ。 また、その後に予定されている展開ありきのボンドカーの秘密機能など、諸々のご都合主義な部分は多く、突っ込みどころは枚挙に暇が無い。 まあしかし、ただの古めかしいアクション映画の範疇には留まらないこのシリーズの魅力と、それに伴う娯楽性は充分に堪能出来ると思う。 シリーズ第3作目にして、あらゆる「定番」が確立した作品でもあるらしいので、様々な"お決まりごと”を楽しむことを前提として観ることができれば、何の問題もない。 惜しむらくは、ラストはこの作品のタイトルに相応しく、黄金漬けになり死に絶えた悪役の指のアップかなんかで終わってほしかった。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-11-15 00:12:03) |
58.《ネタバレ》 軽いノリで気楽に楽しむ、堅苦しく考えながら鑑賞するのは似合わない作品。 美女揃いの女性パイロット達は目の保養になりました。 全体的には話の辻褄が合わない点が多かったり、無駄に豪華なゴールドフィンガー宅のセット等、何だかちぐはぐな印象もするが全てはご愛嬌と言う感じである。 個人的には催眠ガス散布でアメリカ陸軍の皆さんが一斉に眠ってしまうシーンが一番面白かった。 【たくわん】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-10-29 17:15:56) |
57.今はそれほどでもないが、最初見たときは結構おもしろかった。愛車アストン・マーチンDB5が初めて登場し、殺人レーザーなどの秘密兵器も次々飛び出す。いかさまトランプ、賭ゴルフ、金粉に包まれた全裸女性など印象に残るシーンが多い。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-04 17:08:16) |
56.《ネタバレ》 秘密道具やハロルド坂田のような男との決闘のシーンなどが、これからマンネリ化していくボンドシリーズの先駆けと言えるかもしれません。 魅力あるボンドガールの中でも、今作で姉のかたき討ちに来た女性が一番可哀相…。 「え!、これで終わり?」って感じ。 それに加えて、オナー・ブラックマンの声優さんが、かなりのオバサン…もうちょっと考えてよ。 【クロエ】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-12-03 00:45:20) |
55.タイトルバックが目を惹く、シリーズの3作目。 スパイ道具やボンドカーがお目見えして、少々ちゃちいながらもワクワクさせてくれる。 エピソードの中ではわりと真面目に作られているほうだとは思うけど、 ボンドはあまり活躍しないし、敵役や3人のボンドガールの魅力も今一つ。 ラストのオチは妙に情けなかったけど、これもボンドの能力だと思えば結構笑える。 ハロルド坂田のキャラだけは、妙に存在感があって良かった。 【MAHITO】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-09-05 01:59:20) |
54.映画観てレビュー見てそういえば今回ボンド活躍してなかったな~と思う 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-24 20:16:27) |
53.古い映画はあまり好まないのですが、この映画は楽しめました。ストーリがよく考えられていたように思います。 【たこちゅう】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-03-13 19:17:29) |
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52.真面目に作ってるはずなんだけどなんかツッコミ所が多いのはなんでだろう(笑)まぁ時代が時代なだけにしゃあないけども特撮面に関してはかなり酷い。まぁショーン・コネリーはヘボな割りにカッコイイしボンドガールもスタイル抜群・・あ、おなかの出具合が微妙に気になるが結構ハデにやってるので迫力はたっぷり感じました。おデブちゃんのゲルト・フレーベがコネリーを食っちゃってるほどの悪役感、いいなぁ~。 |
51.ハロルド坂田と金粉まみれの死体と主題歌が記憶に残る本作。観直してみて、つっこみどころ満載の展開ながら、後の作品でエスカレートしてゆく、白けてしまう人間離れした活躍を思うと、作品全体のまったり感もまた良しといったところです。そして、ハロルド坂田演ずるオッドジョブがシリーズ屈指の悪役である事を再認識しました。 |
50.《ネタバレ》 ボンドが謎を解く第1作、ボンドと敵を等分に描いた第2作に続き、今作では敵であるゴールドフィンガーがメインのようです。ゴールドフィンガーがどんな男でどんな悪事を働くのかが話の中心で、ボンドはそれをわれわれ観客に紹介するガイドのようなもの。ということで、ボンドが活躍する余地はあまり残されていませんでした。 肝心のゴールドフィンガーですが、序盤のイカサマを見てもわかるように、はっきり言ってセコイ。おまけにグランドスラム計画の目的が、結局自分の金もうけ。そこまで利益追求にこだわるのはご立派ですが、やることがハデで面白いわりには、小物という印象です。あまり魅力を感じずガッカリ。部下のオッドジョブの方が、粛々と命令を遂行するしどう見てもボンドより強そうで、いい感じ。もう、ハロルド坂田あっての『ゴールドフィンガー』でしょう。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-23 22:19:47) |
49.《ネタバレ》 全く役に立たないボンドや、オマエフザケテンノカ?といわせたいとしか思えないオッドジョブといい、実にくだらない妄想にとりつかれたゴールドフィンガーとその女たち。 良いなぁ、実に良い。 役に立たなそうなギミック満載なボンドカーや、ゆるみまくった格闘シーン、頭の悪そうな秘密基地。実に良い。ボンドのエッセンスにあふれている。 基本的に007ってこういう馬鹿全開な設定を全く疑いなく見させるその腕力が最大の魅力。とくにこのゴールドフィンガーはそのバカ度をバカ度という尺度で計らせない勢いが良いのだ。アメリカに陰謀が迫っているのに気づいてるなら軍隊なり、国防総省なりにすぐ連絡してあげたらいい。ボンドよりも上手にあっという間に解決してくれるはずだ。だけどそれじゃぁ間違いなく尺が余るからボンドも気にしない。 そんなおっちょこちょいな007が私は大好きだ。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-04-17 23:47:16) |
48.前2作の(それなりに)シブい路線と、4作目以降のおバカアクション路線との境界にあたり、両方の良い面(それとも悪い面?)を兼ね備えた、見どころ満載の映画。ボンドの代名詞ともいうべきアストンマーティンが登場(と言っても、クルマに興味の無いワタシにとっては、サホド大した話でもないけど)。今回の敵は、金の密輸でボロ儲けしている謎の黄金王・ゴールドフィンガー。彼を追って、アメリカを舞台にボンドが大活躍、ってなオハナシ。印象的なテーマ曲のあと、空撮がホテルのプールを捉え、オッチャンが飛び込むとともに水中カメラに切り替わる導入、そのゴージャスさに気分はノリノリ(しかしその後、スタジオ撮影に切り替わっちゃった気がしますが。笑)。例によって、ゴールドフィンガーの部下のオネーチャンに手を出すボンド、しかしそんなコトが許されるハズもなく、ボンドを襲う魔の手(と言っても何故か気絶させられるだけ)、オネーチャンは金粉マミレの死体と化す、その不気味さ。こんな目にあっても、オネーチャンの誘惑をやめようとしないボンドは、立派ですね(しかも後半の誘惑シーンでは、舞台がアメリカ、ケンタッキーだけに、「誘惑たるもの“干し草”の上でしなければ」みたいな製作サイドのノリも、白々しくて立派)。それはともかく、やっぱりゴールドフィンガーの部下である“よろず屋”ハロルド坂田の存在が秀逸ですね。アルカイックスマイル(?)を浮かべつつ、凶器の殺人帽子で襲ってくる。後の作品の“ジョーズ”にも劣らぬ名キャラです。さて後半、ついに敵の手に囚われの身となるボンド。金の板にハリツケになり、股間からレーザー光線で真ッ二つにされそうになり、彼の「金」もこれでオシマイか、などというハラハラシーンを交えつつ、ついに決行されるグランド・スラム計画(これはなかなかアイデアもの)。仲間への通信も失敗したボンド、ついに絶対絶命か? 計画実行のシーンで、ちょっと残念なのが、何故か、ボンドの左手とハロルド坂田の右手が手錠で繋がれてしまってる。逆でしょ。というかむしろ、「ボンドに捕まった殺し屋」という風に見えてしまい、妙にマッチしてしまってますね。でも気を取り直して、名シーンの数々に彩られたクライマックスを、どうぞ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-01 02:58:44) |
47.《ネタバレ》 自分が初めて観た007映画はこれでした。あのアストン・マーチンが「マッハGoGoGo」みたいだ、と興奮したものです。製作年度はこの映画の方が先ですが…。最後はハロルド坂田さんを相手に頑張っていたけど、よくよく考えると、ほとんど捕まったままのボンドの逆転の秘訣は女をたらし込むことだった、と云うのが情けない。ゴールドフィンガーが大物ぶらずに殺す気があれば何度死んでたか分からない。改めて観ると、やたらとそのことが気になった。で、5点しか付けられないんだけど、この映画の主題歌とオープニングの金粉女体映像は素晴らしい。シリーズのオープニングの在り方を決定付けたということでは、意義深い作品でしょう。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-06-27 01:10:32) |
46.さすが現在ではテンポ・スピードが劣るが、当時これほど“血湧き肉踊る”作品はなかった。学生から社会人と大きな変化があった時期だったが、次作がまだかまだか、と期待でウズウズした記憶が残っている。上映開始と共にあのテーマソングとタイトルバック、ショーン・コネリーに震えたね。それ以来のフアンだ。 今までに何回観ているか?・・・。 でもこの3作までがピークでこれ以後は駄作も多い。 最新の007/カジノ・ロワイヤルまでは・・・。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-06-20 22:47:47) |
45.主題化が素晴らしいうえに一度聴いたらけして消えないインパクトを持っているため作品そのものも良かったような気にさせられる。べつに悪くはないのだが主題歌の荘厳さは作品には全く無い。とにかくボンドがへぼい。次回作『サンダーボール作戦』(ちょいネタバレあり)ではボンドの助手にすぎない現地諜報員が捕まったときには自害しているというのに、このボンド君てばレーザー光線がとりわけボンドにとっての大事な大事な部分を切り刻もうとしたときの嘘八百並べて必死に助かろうとするチキンぶりに唖然。かっこわる。そのくせそれでもダンディに振舞うってんだから笑うしかない。捕まってるのにこの緊張感の無さもボンドの有能さゆえの落ち着きというより危機意識の欠如したスケベ親父にしか見えん。だいたいその前のゴルフだってどっちもどっちの姑息なやり口。飛行部隊がみんな女ってのもその無意味なサービス精神に笑う。どうせならセクシー衣装にしろ。ガスをまく飛行機が上空を通過するだけで町中が眠ってしまうシーンだけ見るとコメディ映画にしか見えん。というかコメディなのか?これ。悪ふざけが過ぎるのか足りないのか、まあ中途半端ってこと。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-13 16:59:38) (良:1票) |
44.今見ると、陳腐さ稚拙さは目を覆いがたいが、35年前の映画だけに割引が必要か。はらはらどきどきはないにせよ、あっというまに終結まで目を離させないパワーがある。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-19 15:44:59) |
43.《ネタバレ》 シリーズのエッセンスが凝縮された、コネリー・ボンドの最高傑作。コネリーは常に余裕綽々に危機を潜り抜けるが、今回はすべての行動が裏目に出て、自ら窮地に陥ってしまう。前半、ゴールドフィンガーに楯突いた姉妹をみすみす死なせてしまい、捕われの身となったボンドはレーザービームで拷問され、みっともない嘘八百を並べて助かろうとする。全然いいところがない。それなのに最後は、レズビアンの女性パイロットを寝返らせ、ゴールドフィンガーの野望(実に下らない)を阻止し大団円。なんじゃこりゃ?ほとんどコメディのようだが、鑑賞後は実に清々しい気分になった。ああ、これが007なんだ…と。インパクトのある主題歌、オッドジョブなる奇怪な敵役、ゴールドフィンガーの馬鹿馬鹿しくも壮大な悪事、そして、金粉まみれの美女の死体。この時代にしか作れなかったであろう、まさにシリーズ黄金期の作品。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-30 17:47:34) |