アズミ・ハルコは行方不明のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アズミ・ハルコは行方不明

[アズミハルコハユクエフメイ]
2016年上映時間:100分
平均点:4.43 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-12-03)
ドラマ小説の映画化
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監督松居大悟
キャスト蒼井優(女優)安曇春子
高畑充希(女優)木南愛菜
太賀(男優)富樫ユキオ
葉山奨之(男優)三橋学
菊池亜希子(女優)今井えり
山田真歩(女優)吉澤ひろ子
落合モトキ(男優)川本
柳憂怜(男優)津川ジロー
国広富之(男優)社長
加瀬亮(男優)警官・沢井
配給ファントム・フィルム
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7.《ネタバレ》 狭い地元コミュニティーの閉そく感や、痴呆老人の介護に苦しむ家庭といった重荷を、通奏低音として描きつつ、女子高生の暴力や、度を越えた落書き、自由な快楽としての性交渉を開放的な不協和音として不気味に響く。
気楽でありながら、常に現実の不潔さを意識させる手法は、素人のようなカメラワークにもにじみ出ており、見るものを不快にさせる。
ステンシルの行方不明者でもある春子は、殺されたわけでもなく、暴力の被害者になったわけでもなく、自分から「優雅な生活」を求めて、自分のこれまでの生活を捨てて行方をくらまし、旅立った。
では、その旅立ちで優雅な生活は得られたのか、という疑問には、最後に赤ちゃんを笑顔で抱いている姿は「得られた」と言っているようにも思える。そこには父親は存在しないが、この映画ではオヤジも警察官もアニメのマフィアも、男は皆、成敗される存在である。
男性としての私は正直楽しめなかったが、女性視点からは違った感想が得られるだろう。
いろいろ考えさせられた意味で、点数は甘目につけたい。

ちなみに、「バニー・レークは行方不明」とは全く関係なさそうだった。
チェブ大王さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-05-30 00:16:02)
6.《ネタバレ》 やりたいことは、なんとなくわかる。「ダメ女」女優として名人の域に達してきた蒼井優の姿を眺めているだけでも楽しい。地方都市の閉塞感、そこにどっぷりと浸かって腐っている男たち、そこで女として生きることの苦痛、そこからの解放・・・なのかな。ただ、映画としての技法が追いついていない。ぶれすぎるカメラも切り刻んだ時間軸も「アート映画風」なだけで、ぜんぜん効果的ではない。主題として描かれる男性世界としての地方都市のイメージも、なんか一面的で深みがまるでない。気持ち悪い社長みたいな人は実在するんだろうけど、その戯画化がベタすぎてつまらない。その世界に一矢報いているのが、女子高生ギャング・・・だなんて、その発想はまるで90年代に一世を風靡したブルセラ社会学者(死語)のようだ。行方不明の真相もベタ過ぎる。そう考えると、作法も内容も全体がひたすら痛い。この痛さは、まるで、いっときバンクシー風の「アーティスト」気取りで盛り上がってしまった登場人物たちのようだ。その点が面白く、なんだか嫌いになれない。この映画の監督が、この映画自体をそういうメタなセルフパロディとして作っていたのなら、それは凄いことだけれど、たぶん違うんだと思う。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-07-09 09:00:49)
5.自主制作映画を間違って借りてきたかと思うほどひどい。 せめてカメラワーク位 商業映画っぽく撮ってあれば良かったのに、意味ない手持ちに撮影の画面揺れ、ポリシーのない被写界深度設定(画角選定も?)、テレビ再現ドラマのような構図、疲れました。
紫電さん [DVD(邦画)] 0点(2018-09-16 11:54:03)
4.原作読んだんですけど・・すっかり忘れていました。こんなストーリーでしたっけ?混沌とした田舎の若者たち?もう少しわかりすくてもよかったかな?
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 4点(2018-02-17 13:14:24)
3.なんやかんやと複数の若者の恋愛模様がグダグダと繰り広げられているが、結局この映画が言いたいのは、男社会への不満だとか甲斐性無い男達への怒りとかそういう事かな。女子高生による暴行事件の顛末とか、町じゅうにスプレーでイタズラ書きする若者とか、そういった反社会行為も入れ混ぜつつ訴えている、いわばプロパガンダ的な映画なのではないか(ちょっと大袈裟)
それから最近の映画でありがちな画面にメールやネットの書き込みを文字で出す演出。あれ嫌い。
蒼井優は最近こういう底辺を生きる感じの役が多いですね。
あと、久しぶりに加瀬亮を観た!
ヴレアさん [DVD(邦画)] 4点(2017-06-22 20:57:37)
2.《ネタバレ》 展開目まぐるしいノンストップアクションでもなければ、生死が懸かるサスペンススリラーでもない本作は、無気力な女、寂しい女にクズ男、刹那の快楽と暴力で画面が支配されており、決して「愉快」でも「楽しい」映画でもありません。しかし、視終えて頭の中で反芻するうちに、染々と心に響くものがありました。本作のテーマは「女の復讐」。確かに劇中登場する男どもは、みな見事にグズばかりでした。ボコボコにされるのも当然の報いでしょう(※ここで注釈。女子高生による男性襲撃事件の全てを、現実と捉える必要は無さそうです。襲撃の大部分は「復讐のメタファー」で宜しいかと。ジャッキー・チェンも真っ青のアクロバティックな格闘術は、劇中アニメと同じデフォルメと考えます)。しかも、春子が推奨する男への復讐法は、「幸せになって見返してやれ」という極めて前向きで健全なもの。大変結構な考え方ですが、グズ男たちに正論や常識が通じるはずもなく、現実にはノーダメージと思われます。また、オジサン的には「本当にそれでいいの?」と説教したくなる気持ちもあります。お前らの行動も軽率だぞと。一人親の苦労を知っているのかと。ただ、その一方、お父さん的には娘が幸せになってくれれば、もうそれでOKなワケで、ラストカット“春子の笑み”で全てのモヤモヤが帳消しになったのでした。行方不明は、いわば自我の喪失。『MISSING』アートが広く拡散されたのは、世の多くの女性たちが、同じ境遇にあるという証。悪い男たちに、身も心も傷つけられているのでしょう(もちろん男と女が入れ替わるケースも同じくらい在るはずですが)。でも囚われると苦しくなります。執着すると死にたくなります。だから“一度消えて無くなれ”は、生き抜く為の知恵として有効だと思います。どんなに冴えなくても、私の人生の主役は私。自分が笑顔でいられる選択なら、それがベストチョイスに違いありません。(新宿武蔵野館にて鑑賞)
目隠シストさん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-20 19:59:06)
1.《ネタバレ》  東京国際映画祭で鑑賞。

 オヤジ狩りの女子高生達は、あれ、つまり『2001年宇宙の旅』のモノリスみたいなモンですね。

 描いているのは今の時代を生きる若い人達、映像表現はとんがった映画なのですが、なんだか随分古い感覚を受けてしまって、まるで70年代の青春映画みたいで、それは描いている事が普遍性を持ったものだから、だけでは説明できないような気がします。

 実は結構芯が脆い映画なように思います。皮を剥いてゆくと意外と殆ど何もないような感じで、時系列バラバラなのもそれを少しでも隠すためのようで。それは映画の内容に符号してはいるのですが。

 フェミニズムに寄っているように見えながら、単に男女の差異を描いているようで、そこに更に双方に対する差別的な意識が感じられてしまうのは、それこそがリアルなのかもしれませんが、でもその捉え方が昔からあるものだから、だから古い感じを受けるんですね。郊外の若者の暮らしぶりの描き方も含めて、リアリティという名の差別意識が働いてしまっているように見えてしまって、実はこれかなり救いのないネガティヴ志向な映画なんじゃない?って。登場人物全員馬鹿にしか見えない作りになってますし。

 蒼井優は最近『オーバーフェンス』といいこれといい、ちょっと壊れ気味な役が多くなっていますが、それでいいのかなぁ?

 キャラの抱くジレンマがそのまま映画の抱えたジレンマに直結しちゃてるようで、勢いの良さは虚勢を張っただけな芯の脆い映画という印象でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2016-10-31 23:43:56)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 4.43点
0114.29%
100.00%
200.00%
300.00%
4228.57%
5342.86%
600.00%
700.00%
8114.29%
900.00%
1000.00%

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