3.《ネタバレ》 続編を待ちわびて映画館行ってきました。
正直,鑑賞前まではオリジナルストーリーということで少々不安,
また「LEVEL2」というサブタイトルより「凶犬の眼」のほうがしっくりくると思ってました。
ガミさん亡き後,日岡の成長をどう描くか見ものでしたが今回は主人公がもう一人いましたね。
悪魔こと上林。彼には本当の意味で仁義が無い。敵対のみならず、邪魔とみなしたものは身内の親だろうが五十子姐さんだろうが平気で嬲り殺し、目玉をくり抜き、容赦なく放たれる銃撃音…恐ろしさを覚えました。これは上玉のバイオレンス。歴史に残す悪役というのは嘘ではなかった。
日岡の成長はつまりこの悪魔との戦いによって狼化していくのである。
クライマックスの熱量はリミットレスでした。
仁侠のおもしろさを再確認。時代が違うからこそより強く感じる。
白石監督や主役二人も流石だがキャスティングも素晴らしかった。特に続投したバイプレイヤー(中村獅童,滝藤など)が見せ場は限られていたものの憎たらしさも含めて光ってました。
仁義なき戦いに引けも取らない東映の怪物作といっても過言ではないでしょう。
次回作の布石も十分で期待しときます。