517.《ネタバレ》 美しい映像の作品でした。やはり外国人が作った日本の映画なので
少しばかり変なところもありますがそれでもこれまで映画に出てきた
勘違いな日本の描写と比べたら満点に近いですね。
ストーリーは、落ちぶれた大尉がひょんなことから侍を討伐するための
日本帝国軍の指揮官として雇われ、帝国軍×侍軍の戦の最中に捕らえられ
侍の村で捕虜として暮らすうち、武士道魂が彼の心をうち、結局は
侍側につき、もと指揮していた帝国軍と戦うというもの。
ラストの合戦のシーンは本当に圧巻。よくここまでやった、という感じ。
しかし見終わった後なぜか小雪扮するたかの微妙なお色気シーンばかりが残像と
なって頭に現れるのはなぜ?(私は女なんですが・・・)。
しかし渡辺謙はいい意味で熱い男だ!素晴らしい!ハリウッド俳優と
互角に渡り合えている。(真田広之は正直そこまでのものは感じず)
ちょっと「演技してます!」みたいなクセはあるのだが、あの熱さは
日本では収まりきらないだろう。
ひとつだけ納得行かなかったのが中村七之助の明治天皇です・・・。
歌舞伎役者としてどうかは知りませんが舌足らずだしなんだか馴染めなかった(汗)
おまけにもうひとつ、小雪はきれいだし好きですが、あまりに日本人離れしている
顔立ちとスタイルに着物姿が浮いていた。他に適役はいくらでもいただろうに。