65.デンゼル・ワシントンの鬼気迫る演技に魅入る。 【TERU】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-08-02 14:50:06) |
64.《ネタバレ》 同じ時期の活動家のキング牧師に比べて日本ではいまいち認知度が低いような気がしますが、そんなかれの反省を知るにはもってこいな気がします。 序盤はどこぞのギャング映画よろしく展開しますが、刑務所に収監された後からいよいよ本番という感じ。 過激な発言で有名ですが、彼らの置かれた状況ならばしょうがないのかな、とも思ったり。 脚色もあるでしょうが、見応えたっぷりの作品でしおた。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-01-07 02:23:54) |
63.《ネタバレ》 黒人マルコムⅩ。 一人の偉人を通して見えてくるのは、 この世界の仕組みは差別と迫害と搾取と私欲でできてるのだということでした。 残念な気持ちです。 しかし一人の人間としてそこに闘い続けなければならないという精神を宿した映画だと感じます。 最初は逆人種差別みたいな「白人が今まで黒人にしてきたのと同じように拒絶してやるぜ」みたいな内容の映画だと思っていました。 しかしそういった過激で好戦的な内容の映画でないことは徐々にわかってきます。過剰なプライドを示す映画ではありません。 しかしもっと深いところで自尊心が湧くような内容でした。 (・・・なんだか"教祖イライジャ"の吹き替えがちょっと変だなと思っていました。 そしてイライジャがやたらと性的なことを強調していうところに違和感を感じていましたら、なんだそういうことだったのですね) 僕が感銘を受けるのは偉人マルコムⅩという人が富や名誉といったものに無頓着であったということです。 感じたことは、"神との繋がり"を得た人ほどそういった私欲に無頓着になるということです。 それとは逆に指導者イライジャやブラックモスリムの人々は私腹を肥やし裕福になっていったようです。 序盤に登場した黒人のヤクザとブラックモスリムとはそんなに変わらないのかもしれません。 ただそこを責めるでもなく、自分を守ることもせず、黒人を兄弟と呼び心を開いた偉人マルコムⅩの聖人ぶり。 素晴らしすぎます。神聖な雰囲気も漂わせる映画でした。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-04-02 23:12:58) |
62.《ネタバレ》 長~い。2時間越えたぐらいからようやくちょっとだけ面白くなる。(組織を抜けてから) あそこまで2時間も必要ないのでは・・・・。 ものすごく真面目な人だったんだろうけど映画にして面白いかとなると。。。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-02-07 21:43:04) |
61.この監督は最初のころは、ホームドラマ的な部分に冴えを感じていたので、そちらを伸ばしてほしかったんだけど、ま、これはこれで熱気が感じられます。ただマルコムのカリスマ性みたいなものが、D・ワシントンだとあまり感じられないな。スパイク・リーが出ると画面がイキイキするんだけど、後半彼の出番がなくなったぶん生真面目になってしまった。対象化しづらくなったってことか。かえって面白いのは、彼がブラック・モスレムに入ったあたりのところ。現実なら一番人間味のないところがかえって面白く、悪友どもが笑ったり、狂ったかと言ったりする。師からの裏切り後こそ、一番マルコムいう人のポイントになるとこだと思うんだけど、そこがちと物足りない。まだ映画化するにはナマすぎる人物だったんだろうか。白人が『JFK』作ったんなら俺たちゃマルコムだ、って気合いが先行しちゃったって気もする。けっきょく穏当な人だったって結論ぽくなり、これじゃキング牧師と同じになっちゃうな。アメリカ映画の限界か。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-07-11 12:12:33) |
60.《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンが持つオーラと演技力は文句なし。 自分自身もハムラビ法典的な考えに共感できるも 「白人全て = 悪」な短絡的思考はかなり興醒めした。 幼少期に酷い仕打ち受けたりして精神を患ったり、 利益を求めるイライジャ派の手駒として利用されたマルコムだが、 彼自身は揺ぎ無いポリシーを持ち続けた勇気ある人かもしれない。 ただマルコムにしろキング牧師にしろ、暗殺という手段を使い 彼らを排除したことは卑怯という他はない。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-13 15:08:25) |
59.長いですが飽きずに見れました。色々考えさせられるものがあります。 【シトロエン】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-29 18:40:11) |
58.《ネタバレ》 ○スパイク・リー渾身の一作だろう。彼にとってマルコムXもデンゼル・ワシントンも大きな存在だろう。○恥ずかしながら、マルコムXについてはあまり知らなかったので、良い勉強になった。○約3時間半というかなりの長尺だが、テンポが良く観られない長さではない。○皆の知るラストへ向け、徐々にサスペンス味を帯びていく様子が上手く表現されている○暗殺シーンは「ドゥ・ザ・ライト・シング」のラストと通ずるものがあり、どこかエネルギッシュな印象。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-18 20:06:13) |
57.《ネタバレ》 以前かなり分厚いマルコムXの自伝を読んだ。分厚い本だったが、一気に読ませる迫力があった。一人の魂の求道者の奇跡を赤裸々な告白とともに描いている名著だと思う。この映画は、三時間という制約の中でマルコムの自伝をかなり忠実に映像化している。新たなる悟りを得て人種を超えた大宗教家になる途中の悲運の死。デンゼルワシントンの熱演も忘れられない。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-17 00:22:31) |
56.私はこれを一回見ただけで理解できる頭脳を持ち合わせていない。何度みても違う発見がある名作。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-31 19:14:22) |
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55.まず一言「長い」です。当題材に興味があるか或いは俳優に興味があるか、何かしらの目的意識を持って観ないことには相当長いです。私の場合はデンゼル・ワシントン目当てでしたが、さすがにオスカーのノミネート作だけあって好演でした。彼の生い立ちは、彼を反白人主義へ駆り立てるのに充分な動機がありますが、彼の思想や彼の活動内容が偉大であったかどうかについては疑問が残ります。余談ですが、ラストで黒人の子どもたちが次々に「I'm Malcolm X」と言うシーンですが、彼らの丸刈りの風貌と相まって「I'm マルコメ」に聞こえて、ちょいウケでした。くだらなくてすみません。 |
54.前半は白だの黒だのとせめぎ合いで「じゃあコレ観てる黄色としてはどう考えりゃいいんだ?」と「ヤッパリ現地米国の事情はイマイチ分からんな」的なノンフィクション作品として観ていた。しかし後半になるにつれ、マルコムが孤立していく様を観ていて驚いた。マルコムの人格と作品性がランデブーするかのように俯瞰し、達観していくというか。やっぱ只事じゃないなスパイク作品。驚いた。驚きついでにD・ワシントンのメガネ姿もカッコイイ。中年インテリメガネ萌えのアナタにも、おススメ。(だいなし) 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-10 16:44:31) |
53.《ネタバレ》 ◆デンゼル・ワシントンの演技が素晴らしい。それから無駄なシーンがあまりなく、退屈せずに3時間見れてしまう。◆しかしながら、黒人に対する差別があまり描かれていないような気がしました。もちろん、KKKによる放火のシーンなどはインパクトがありましたが、一部の過激派だけが差別を行っていたかのようにもとれてしまいます。また、黒人というだけで進路が決まってしまう、というシーンも間接的にしか差別の実態がつたわってきませんでした。そのような動機付けが弱いせいか、マルコムXが白人を受け入れようとしなかったのは、彼自身が無知であるからのように感じてしまいます。◆しかし、マルコムXが、白人を「白い悪魔」と呼ぶのは、もっと様々な差別によるものだと思います。そこをもう少しきちんと描いてもらいたかった。観客を飽きさせないことにちょっと力を注ぎすぎたような気がします。そういうわけで、7点を献上させていただきたい。 【もりたろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-13 11:34:15) |
52.《ネタバレ》 デンゼルがそのがっしりした肩に背負っているものは、失われた、または奪われた黒人社会の父性なのであるなあ、と思いました。他のデンゼル出演作もそうだけど、マルコムは直球ど真ん中。別のスパイクリーのとこでもちょっと書いたけど、奴隷時代は、白人の主人が女奴隷を性的にもてあそぶのはもちろん、奴隷どうしを適当に一緒にさせて、奴隷の再生産をさせつつなおかつその後もおもちゃにしていたとか。なんという非人間的な。 かーちゃんが白人の主人の寝室に連れて行かれるのをとーちゃんは指くわえて見ているしかできないなんて。また男の奴隷は消耗率も高かったようでそんなこんなで黒人社会では父親の地位が低く、母子家庭もあたりまえ。ええと、確か本多勝一のうけうり。しかしまあ、そういった背景をもとにデンゼルのがんばりぶりを見ていますと、この大きな大きなロスを、埋めるべく奮闘しているのだなあ、なんて勝手に思ってみたりする。日本人にはデンゼルの気持ちのかけらぐらいしか分からなくとも。映画としてのレビューより、デンゼル見てるとこんなことばかり思ってしまうんですよ。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-27 23:36:59) |
★51.観る前から長い映画だと知ってはいましたし、実際観てる間は長く感じましたが、マルコムの激動の生涯を丁寧に描くにはこれぐらいの時間は必要だったのではないでしょうか。デンゼルの演技も良かったです。ですが、最後の最後でスパイク・リーの主張が前面に出てきちゃったのはマイナス。いきなり最後でリーの主張をガーっと聞かされるよりも、マルコムの生き方がどうであったか、その答えを観客一人一人に委ねて終わって欲しかったです。 【ライヒマン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-18 21:46:11) |
50.デンゼル・ワシントンの演技力はよかったです。 【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-11-26 09:31:58) |
49.宗教ってなんだろう。人種ってなんだろう。そんなことを何日も考え続ける日々。この映画を見終わって、さてマルコムXはどんな人でしたか?なんて聞かれたらどう答えていいのか私にはわからりません。たくさんのことがこの3時間半には詰まっていて、マルコムの人生にはたくさんのターニングポイントがあり、とてもじゃないけど一言では語れない人物です。黒人=人種差別を訴えるというイメージだったのですが、マルコムはマーチン・ルーサー・キングとは全然違う。ひとりの黒人社会風刺者としての波乱万丈人生。もう私には語りきれませんので、興味のある方はぜひ見てください。 【未歩】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-22 00:33:24) |
48.長尺の割にはだれることなく最後まで見通すことができたが、やはり、刑務所収監までとそこでイスラム教に目覚めるまでが長すぎると思う。運動家の伝記である以上、運動がどのように浸透・拡大していったのか、またどのように方針が変わり、その後はどうしたのかというところをじっくりと見たかった。デンゼルの演技は、アジテーション場面などはさすがだが、日常場面における年や状況や人間関係の変化による差異はあまり浮き彫りになっておらず、どの場面も似たような顔に見える。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-26 02:41:55) |
【ゆきむら】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-23 18:41:11) |
46.以前見た時は、前半の刑務所に入るまでのシーンが長くて退屈だったのだけれど、いま改めてみると、あの前半(+マルコムの子ども時代の回想シーン)があるから、後半の活動家となってからのマルコムの主張にリアリティが生じたのだと思う。凡百の伝記モノにありがちな、めぼしいエピソードを並べただけのものではなく、マルコムの心理的な変遷がしっかりと描かれていて好印象。少々残念だったのは、メッカにいるときのマルコムXが、なんかはじめて海外旅行した時、やたらフレンドリーに接してくる現地の方々に感動しちゃった、単なるビギナー観光客にみえてしょうがなかったこと。ピラミッドとかスフィンクスとか見たいとか言ってるし・・・。ぼくもはじめて海外旅行した後は、周りの人にそのときの体験をやたら語りたがったものだったなあと、どうでもいいことを思い出した。それまでの重々しい人生観を180度転換させる事件にしては、ちょっと軽い感じがしたかなあ。それだけ、アメリカで黒人として生きるということは厳しいのだということなのかもしれませんが・・・。ラスト、ネルソン・マンデラ氏(ですよね?)まで登場させて、これでもかと突きつけられるメッセージは、スパイク・リーらしい「やりすぎ感」があって個人的には好きです。 【ころりさん】さん 8点(2005-02-24 10:10:46) |