4.《ネタバレ》 ネタが明かされた後は失笑ものだった。
ポルターガイストものではありきたりで、
モキュメンタリー映画としては退屈で、
最高につまらない結末に持っていったと思います。
ドキュメンタリー風にやってるのに
分かり易い映像処理がされているので作り物だって丸わかり。
さり気なくやってほしいところを強調してやってる風に感じたし。
まるでドキュメンタリータッチな作風が生きておらず、
その方法の利点ってあるのか疑問です。
(自分の感情移入の問題だと思いますが・・・)
終盤で父親が語る場面では、彼の放心状態からは言葉以上のものは全く伝わってこなかった。
最後だって何かやりたいんだろうなって魂胆が分かり易過ぎ。待たせて待たせて「はい、出てきたー」って、
やってることがつまらないし、
「観客は自分の思うとおりにビビってくれるだろ」って心中が伝わってきてちょっと嫌でした。
あと、自分この作品でも結構ビビったけど、今思えば音だけでビビってたような気がします。
小さな弟は物語にほぼ関係ないし、もしかして制作者が娘コンプレックスなだけなんじゃないの?ってのは偏見でしょうか。
「性の目覚め」といいつつそれらしい描写がなく、娘コンプレックスゆえに「性」の描写から回避してるように思う。
モキュメンタリーホラー映画にしては技術に金かけてそうだし、技術が高いし、
そういうところがまた面白くない。
スパニッシュホラーらしく作りも演技も丁寧ではあるが、
なんかモキュメンタリー映画ファンとしては久々にキレた映画だった。
特筆すべきは「モキュメンタリー映画」+「名探偵要素」の斬新さか。
てか、このおっさん貫録あり過ぎて最初から存在感浮き過ぎてんだよ。