ザ・ハント(2020)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 サ行
 > ザ・ハント(2020)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ザ・ハント(2020)

[ザハント]
The Hunt
2020年上映時間:89分
平均点:6.74 / 10(Review 19人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-10-30)
アクションホラーサスペンス
新規登録(2021-08-30)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2022-12-20)【タコ太(ぺいぺい)】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督クレイグ・ゾベル
キャストベティ・ギルピン(女優)クリスタル
ヒラリー・スワンク(女優)アシーナ
エマ・ロバーツ(女優)ヨガパンツ
アイク・バリンホルツ(男優)スタテンアイランド
イーサン・サプリー(男優)ゲリー
エイミー・マディガン(女優)
リード・バーニー(男優)
ウェイン・デュヴァル(男優)ドン
脚本デイモン・リンデロフ
音楽ネイサン・バー
製作ジェイソン・ブラム〔製作〕
デイモン・リンデロフ
製作総指揮クレイグ・ゾベル
配給東宝東和
あらすじ
ランダムに拉致された12人の男女。目覚めるとそこは見知らぬ森の中。手足の自由は効くがロックされた猿轡で言葉は自由に発せない。森の中の広場には大きな木箱。中には衣装を身に着けた一匹の子豚と大量の武器弾薬。そして始まる殺戮。彼ら彼女らを狙い撃つのは一体誰なのか?それは一部の富裕層による人間狩りゲーム「マナーゲート」の始まりだったのだ。果たしで拉致された者たちは殺され続けるしかないのか?
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
19.《ネタバレ》 それほど多くのレビュー数とも思えませんが、良くも悪くも既に皆さんに書き尽くされている感がありますね。社会風刺エッセンス付きブラックコメディテイストのホラー作品とでも言いましょうか、私は大いに気に入りました。

何となく最近メジャーなヒット作で見かけたような冒頭の主人公らしき人物の連続頓死模様。(どっちの作品が先だったかよく分かりませんが)これで一気に惹き付けられました。グロさもある程度デフォルメされていてキモさはなし。(個人的耐性があるだけかも)鉄条網を越えて逃げ込んだGSの善良そうな老夫婦も予想通り追う側。そしてまたもや主人公かもの一行は頓死。突如登場するヒロイン感イマイチなヒロイン。何故か無敵、何故かハイスキル。云々。書き続けると長々としたネタバレあらすじになりそうなので後は自粛します。

兎にも角にも切れ味鋭いぶっ飛んだと言うか吹っ切れたサバイバルアクションは最高ですね。ヒロインらしからぬヒロインの無敵さ加減も良好。表情がいい!躊躇も後悔も感じさせられない見事な顔芸。勿論この状況を楽しんでもいない。恐るべき自己客体視。気に入りました。ラスボスのヒラリーさんが霞むぐらいの存在感ですね。プロフィールがアフガン従軍経験ありのレンタカー店員としか明かされないあたりも潔し!

勿論、これがありがちなハント&サバイバルホラーだったらここまで面白くはなかったでしょう。中途半端感は否めないながらも米国内の二極化の縮図みたいな時事ネタを無造作にふりかけたからこその変則的な感情移入性。どっちにも肩入れしたくなりそうな展開。中途半端にふりかけているからこその味わいがあります。丸投げではない程度に観る者に投げつけて来る感じ。これもいいです。

さり気なく回収しているシャンパンネタやキャビアネタもお茶目なレベルで好印象。願わくば、個人的にはキャビアを口にしたCAが苦しんだりして実はキャビアには毒が入っていて、毒を入れたのは主催者側の反乱分子だったりとかもうひとひねりラストに加えたらとか思ったりもしましたがやっぱ蛇足かな?
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-25 10:30:44)《新規》
18.思っていたよりも笑えた。相手を殺すのに躊躇がないのが良いね。州兵のくだり良かったね。
センブリーヌさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-11-12 01:22:47)
17.田舎のガソリンスタンドまでが限界だったかな~
いつの間にか拉致られてサバイバル開始ってのは面白いんですけどね。
後半は自分の中で盛り上がりが失速気味でした。

上級国民が庶民狩りするという悪趣味な内容。風刺が強いと言われるけども、考え過ぎじゃない?ともとれる。
オスカー女優のヒラリー・スワンクがラスボスっていうところはなんか新鮮。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-25 19:00:09)
16.うーん、事前に社会風刺要素があるという知識を持って見たのが間違いだったのかもしれません。内容は結局下品で低俗なデスゲームものでしかないので真面目に見ようとするとがっかりするだけです。確かに人種差別や気候変動のような社会問題へのアプローチ…というよりは時事ネタに対するゴシップ的な揶揄はあるのですが、細かいところを気にしたら素直に楽しめない雑さなのに中途半端に利口ぶっている感じが逆にダサいと思っちゃいました。これじゃあまりセンスのないクエンティン・タランティーノもどきでしかないです。何かを批判するなら作り手の一貫した倫理観や立ち位置みたいなものが見えてこないと、卑怯なポジションから攻撃しているだけのようで見終わっても空しいだけなんですよね。豚が出てくる意味がよくわからないと思っていたらどうでもいいようなオチでした。古典への目配せをしたところで作品の価値が上がるわけではないです。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-10-30 22:53:20)
15.《ネタバレ》 おお、これがリアルな今の米国なのですね。J・ブラムお得意の切り口で見るカオスなアメリカを映した本作はまさに旬のモノといえます。
リベラル派も保守派も実に分かりやすくステレオタイプに描かれて、どちらもおちょくられてる。ぱっと見てすでに外見から、狩られる側はプアホワイト。肥満体型、銃愛好者、陰謀論者とわかりやすい。狩る側はセレブ、スーツ着用、アンチ差別主義、温暖化への高い問題意識、とこちらの分類もみごと。リベラル夫婦は差別はイケナイ、という主義の下「狩られる人間」を選別する際も黒人を入れなくては、と主張するのだった。もう何をか言わんや。
極端な二派の中で一人、ヒロインのクリスタルが中道でハッキリ言うとまともに見えて安心します。まともといってもアッサリ人を轢き殺して顔色一つ変えないんですけども。まあ強い。
二極に分断していがみ合うアメリカ社会の縮図をさくさくとなぎ倒す彼女がとにかく爽快。手法としてB級サバイバルアクションを選んだのは実に正解に感じます。
観客に主人公を絞らせない意外な序盤もパンチのある演出です。
終盤の女同士の格闘シーンは少し長いかも。どのくらいが吹き替えなのか分かんないけど、ヒラリー・スワンクもベティ・ギルピンも暴れてるうちだんだん疲れてきちゃってるのが妙にリアルでした。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-07-30 21:54:53)
14.《ネタバレ》 主役と思われる人物があっさりと殺されていく序盤。本物の主役は、30分近くたってから本格的に登場。その戦闘力の高さと、頭の良さは、特殊な訓練を長年受けた者としか思えない。人間狩りを仕掛けた金持ちどもは意外と頭が悪くあっさり殺されていく。最後は女どうしのタイマンが見せ場となるが、途中二人に友情が芽生えているようなのが面白い。
エンボさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-16 12:06:35)
13.《ネタバレ》 アクションにすっきりしたグロをおり混ぜなかなか面白い。陰謀論はじめSNSで論争されがちな社会問題の単語を多数散りばめているが映画においてはそれもネタ。
ほとはらさん [インターネット(吹替)] 6点(2023-07-08 12:12:24)
12.《ネタバレ》 期待していなかったが、なかなか面白かったです。1.3倍で観ているかのようにテンポとスリルがあって良かったです。ところどころ世間を風刺しているかのようなシーンがあるけど、実は大したメッセージはないと見ました。単なる娯楽作品かと。ゲーム感覚で楽しむのが正解でしょう。それにしても主役の女性は、かっこいいけど、ラストのボスキャラとの戦闘シーンだけが、平凡で少し残念です。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2022-10-30 19:27:40)
11.《ネタバレ》 うーん自分には合わなかった・・・
映画なんて人それぞれの感想があるんだけれど、ここまで点数高いとやっぱ自分はおかしいんだなと思い知らされる
後に見たこと忘れてもう一回見たりしてそう
悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 4点(2022-08-14 21:24:09)(良:1票)
10.《ネタバレ》 中々に変わった映画ですよね。まず、見た目に反して決して単純なスリラーでもない(=例えば登場人物にほぼ感情移入できない or そーいう暇も無く瞬殺されていく)という意味ではコメディ風味の方が当初からより強くも感じられるのですが、一方でアクション面にもそこそこ以上の見応えが備わってますし、そのワリに(=実は一貫性のある「中身」が大して無いのに)展開運び自体は結構に複雑で(=言い方を変えると「大仕掛け」が在るとゆーか)ソコを踏まえると確かに今作には全編を貫く「社会風刺」的な意図が在ったのだ…と解釈したくなる気持ちも分からなくはないのですよね。ただ、個人的にはやっぱりそーいう意味での「中身」とゆーのは無い作品に見えており、別にずーっと後になって(=この21世紀初頭のアメリカの「分断」の状況を知らん人でも)或いはそーいうの関係無い国の人とかでもフツーに頭空っぽにして楽しく観れる作品…だとは思いますケドね(否、そーいう楽しみ方の方が正しいとすら思います)。

重ねて、ある程度普遍的、かつ非常にシンプルなクオリティを備える娯楽作(アクション・スリラー・コメディ)だと思うのですが、且つはそのクオリティの何割かが確実に主演のベティ・ギルピンの個性的なキャラ(と演技)に在るとは言えるでしょうね。ソコでまた素晴らしいのがズバリ、結局彼女の正体てのが全く明らかにならないコトだと思うのですね。もし彼女の存在がもっと「血肉の通った」モノであったならば、どーしたって今作は比較的に一辺倒なスリラーに成らざるを得なかったでしょう。しかしソレがそーでないが故に、今作は同時にまたコメディで在り続けられるのだ、とも思うのですよ。重ね重ね、コンパクトながらストーリーとアイデアの在る、そして色々な味も楽しめる良作だったかと。暇なら是非。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-08-08 22:07:12)(良:1票)
9.《ネタバレ》 作業しながら、ナガラで観ようとしたら、最初からあまりにも面白いので、作業が全くできずに、ずっと映画に集中してしまいました。ブラックコメディー風の虐殺映画。次々、殺されていく登場人物たち、主役のベラボウな強さと、なんでそんな顔をするのか全然わかんないオモロイ顏芸。見どころいっぱい。ウサギと亀の話もよくわかんないんだけど、なんか怖い。ブタも最後に登場したウサギも全然意味がわかんないんだけど、なんかシュール。
なにわ君さん [インターネット(吹替)] 10点(2022-02-27 18:22:12)
8.この手のジャンル映画のあるあるパターンを序盤からことごとく裏切り(良い意味で)、
破綻のない良脚本で痛快なアクションスリラーに仕上がっています。
主演のベティギルピンの顔芸も楽しめるし、さくっと観る作品としてオススメ!
シネマブルクさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-01-19 19:29:24)
7.《ネタバレ》 不条理、人狩り、陰謀論。
グロく、いろんなものを削ぎ落として、さっさと進むので、まぁ観てれば楽しい。
こちとら耐性はあるのでね。
スノーボールの快進撃から、首謀者の暴露を受け、雲行きが怪しくなります。
序盤のポンポン人が死ぬ流れに比べ、モタモタ揉み合う女二人。
どっちが正しいかは、結局要領を得ないので、二人とも逝ってまえと。
ネタバレ的にはスノーボールwinでシャンパンエンドとなりますが、それは『人違い』だったから?
まぁもう一回見返した時に、なにか感じ方の違いが出るのか。
その前にいっちょレビューを残しておこう。そんな感じ。
ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-19 03:43:37)
6.《ネタバレ》 正直に書きます。
予告で観た主人公のお胸が強烈に印象に残り、その勢いで本作鑑賞しました。
はい、私は只のスケベオヤジです。
グロ描写満載、人が死ぬ死ぬ。
極度に観る人を選ぶ作品ですがスピーディな展開で終始不機嫌そうな主人公の魅力も有り最後まで一気に観れます。
誤解を生む表現ですが、色々な意味で「面白い」作品ですよ。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-12 11:00:32)
5.《ネタバレ》 ある日、目が覚めると何故か知らない森の中にいた12人の男女。口には猿ぐつわを嵌められ、身分を証明できるようなものは全て没収、携帯も何もない状態で放置された彼ら。戸惑いながらも開けた場所へとやって来た彼らに突然、今度は何の前触れもなく銃弾が浴びせかけられるのだった。さらにはいたるところに仕掛けられた罠、張り巡らされた有刺鉄線、どこまでも追いかけてくるドローンなどが彼らを追い詰める。無慈悲にも次々と命を落とす仲間たち。果たしてこれはなんなのか?彼らを〝ハント〟してくる奴らは何者なのか?そして、彼らと一緒に放置された服を着せられたブタには何の意味があるのか?ある日突然、不条理な事態に放り出された何の関係性もない12人の男女と彼らを執拗に付け狙うハンターとのバトルをノンストップで描いたバイオレンス・アクション。冒頭から容赦なく描き出される残虐描写の連続にまず戸惑わされました。当然のように飛び散る血液、吹き飛ぶ肉片、思わず目を背けたくなるような痛々しい暴力の嵐……。主人公だと思われた人物が次々と虫けらのように殺されてゆくのを見て、正直鑑賞を後悔したほどなんですけど、本当の主人公が登場したあたりからがぜん面白くなります。なるほど、これは全てこの主人公の反撃のカタルシスを見せるための前振りだったのですね。確かにこの反吐が出そうになるほど酷いハンターを次々と血祭りにあげてゆく主人公の登場にはだいぶスカッとさせられました。いやー、なかなか巧い脚本と演出だったんじゃないでしょうか。まぁストーリーなんてあってなきが如しなんですけど、全体的に新保守主義とリベラルの対立という現代アメリカの深刻な政治状況を揶揄する内容になってるのも面白い視点だと思います。最後の主人公とラスボスとの最終決戦なんて、そんな政治的な対立も結局は殴り合いで解決しちまえという如何にもアメリカンな感じもシニカルでナイス!!ラストの主人公の行動はさすがにやりすぎ感はありましたけど。監督は、結局エロとグロを描きたいだけなのにそこに妙に政治的主張をぶっこんでくる作風が僕にはどうにも印象の良くなかったクレイグ・ゾベル。でも、今回はその趣味の悪さがいい方向に向いたようです。うん、なかなか面白かった。まぁ次はまたどうなるか分かんないですけどね。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2021-10-02 03:00:53)
4.《ネタバレ》 あんまり褒めたくないけど、よくできてる不思議な映画。鑑賞中の感想はずっっと「感じ悪い〜」だった。登場人物ではなく、この映画の製作者に対して。脚本のデイモン・リンデロフは、最近だとHBOドラマ版『ウォッチメン』で人種問題を大胆に取り入れたことで知った人。しかし、白人至上主義を叩いた『ウォッチメン』とは対象的に、この映画でカリカチュア化されるのは、リベラルのエリートたち。その人間的なクソっぷりは冒頭から炸裂し、トランプ支持者っぽい登場人物をユーモラスでグロい方法で殺戮する序盤は、もう何をどう考えればいいのやら、という感じだった。この映画の「イヤ〜」な感じの正体は、たぶん、リベラルっぽい人たちもトランプ支持者っぽい人たちも、その描き方が、メディア(とくに敵対する陣営)が描く相手のステレオタイプ的なイメージそのものであることだ。それぞれの「典型的なイメージ」を実体化して見せ、その人たちが殺し合う様を「コメディ」として見せてること自体が、たいへん気持ち悪く、感じ悪い。そのなかで一人超然とした立場にある主人公は、くだらない殺し合いを安全地帯から眺めている「私たち」とも重なる。それは、昨年の大統領選挙の前後、面白おかしくアメリカの政治混乱を眺めていた「私たち」にも重なる。

ただ、その構図の気持ち悪さに耐えられなくなってきたとき、ラスボスであるヒラリー・スワンクが語る「真相」にはちょっと唸った。なるほど、これは単なる感じ悪いメディア・イメージの戦争であるだけでなく、そのメディア・イメージがいかに現実を作ってしまうのかを描いた一作だったのだ。見終わった後、誰かと語りたくなるものの、語る内容によってはその人との関係にも影響がありそうな点も含めて「劇薬注意」という作品でした。
ころりさんさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-16 14:29:01)
3.グロと不条理。
前半のメチャクチャさで、なにがどうなっても受け入れる体制が出来ちゃいます。
ストーリーも何もないのにはまります。
イデオロギーとか必要ありません。グロテスク系が大丈夫なら大丈夫です。
タランティーノが好きならきっとはまります。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-05 20:52:08)
2.《ネタバレ》 主人公だとわかるまでしばらくかかる主人公、どこかで観たような…と思ったら、ついこのあいだ観たトゥモローウォーに出てらっしゃいました。
といっても普通の家庭の主婦役で、こちらとはだいぶ雰囲気違うんですが。

さてこの映画、よくある人間狩り映画かと思いきや、社会風刺がばりばりです。

トランプ政権時代のアメリカの分断やら頭の悪い陰謀論から着想を得てるのは明らかで、実際にトランプや一部保守層がこの映画について「リベラルが我々を虐殺する映画だ!」と騒いだとか聞きます。
しかしちょっとお待ちください、映画を観ればわかる通り、カリカチュアライズされてひどい描かれ方をしてるのはむしろリベラル層の方。
そんな事もわからずリベラルが保守を攻撃する映画だ!なんて怒るトランプとその一派はほんと頭悪いな…と思ったりしちゃうわけですが…
この映画の風刺面においては「底が浅い」「ひねりがない」という批判もあるようですが、そもそもこの映画における風刺要素は新聞の風刺漫画レベルにカリカチュアライズされたスパイス的なものにすぎないと思うのです。
そこを真剣に批判するのはちょっと違うんじゃないかな…と個人的には思います。
(そもそもそこを真剣に描くならこんな馬鹿映画じゃ無理なんじゃないかと…)

一方、娯楽系人間狩り映画としては、誰が主人公なのかすらなかなかわからない序盤はめちゃくちゃ面白いです。いやほんと。
映画の方向性も主人公もわからず「これむちゃくちゃ面白いんじゃね?」と僕の期待はマックスでした。

しかし列車に乗るあたりからでしょうか、だんだんと方向性が見えてきて…というか予想外の謎のヒーロー物に変わってしまって「ん、いやなんか期待してた展開と違うぞ…」となってからはめっきりテンションダウンしてしまいました。

もちろん後半は後半でそれなりに面白いですし例えばラストのCAにキャビアの事を聞くシーンが映画冒頭のシーンを受けてだったりと凝った造りなわけですが、しかし個人的には序盤からの流れのまま無力な主人公が必死に知恵を使ってサバイバルし逆転する…そういう流れがよかったな…と思ってしまうので残念ながら少し減点。
(まぁそれって身勝手な期待なわけですけど)

もうほんのちょっとでも褒める要素があれば(エロとか笑)8点にできたのに…面白いのにちょっと残念。
そんな映画です。
あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-31 04:40:07)(良:1票)
1.《ネタバレ》 何者かによって拉致され、殺人ゲームなり殺し合いなりを強要されるパターンは、今やバイオレンスホラー『定番』設定のひとつ。本作の場合、12人の男女が森の中に集められました。武器の支給あり。事前アナウンスはなく、いきなり銃撃されハンティングゲームの開始です。そもそもB級映画仕様のお話。理念やメッセージ性はハナから期待していませんし、むしろあると面倒くさい。重要なのは純粋に“サバイバルゲームとして面白いか否か”です。その点、社会風刺の色合いはあるものの、ゲーム自体のパワーバランスや公平性に問題はなく、途中ルール変更もありませんでした。このあたり結構テキトーな作品が多いので一安心。ゲーム開始直後の緊張感は素晴らしかったですし、後に判明するハンティングゲームが開催された経緯も馬鹿らしくて好みでした。
もっとも、本作最大の魅力は主人公クリスタルのキャラクターに違いありません。見た目は完全に脇役のそれ。派手な美人タイプではありません(失礼)。しかし、表情が実に“そそる”のです。眉を顰め、口を歪ませ、いつも少し不機嫌そう。これは理不尽な殺人ゲームに強制参加させられたからではなく、彼女の標準スタイルでしょう。現状に希望も絶望も抱いていないが故の平常心。だから注意深く観察し、的確な判断が下せるのだと思います。最初の立ち回りやアシストグリップを握っての一撃、その容赦の無いアクションに痺れました。ちなみに役者さんの名前はベティ・ギルピン。本サイトの人物登録が無かったので調べたところ、主にTVドラマ畑で活躍されている女優さんのようです。お名前覚えましたよ。実は3回ほど続けて鑑賞しています。それだけ彼女の不機嫌そうな顔が魅力的だったのです(決して立派な胸に惹かれたワケでない事だけはご理解ください)。物語の性質上、続編は難しいと思いますが、クリスタルのキャラクターを本作だけに留めておくのは勿体ない話。別作品に出張して登場してくれないかしら。アンチヒーローな刑事役とか、ピッタリだと思うのですが。
目隠シストさん [インターネット(吹替)] 9点(2021-08-30 19:24:18)(良:1票)(笑:1票)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.74点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4210.53%
515.26%
6315.79%
71052.63%
815.26%
915.26%
1015.26%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS