4.《ネタバレ》 まず、非常にホラーらしいホラーだとゆーか、嘗てのJホラー(否、今だにこーいうのばっかりか…)的な起承転結に加えて、個人的には序盤からのスピード感=ごく徐々にジワジワと盛り上げてゆく感じなんかも、このマンネリがもはや逆に心地好い…くらいな気持ちで観てましたよね。んで、ホラーのみならず、何となく「水中撮影」とゆーのも映画自体のトレンドでもあるのかな…とは思ってまして(⇒ホラーだと『ザ・ディープ・ハウス』とかが記憶に新しい)殊ホラーにおいてはやはり、非常にお手軽に「空気が無い」という緊迫感を場面に添加できるというコト⇒プラス、更に今回の水場は家のプールというコトでソレはソレでまたホラーとしては一つのシチュエーション=ファミリーもののホラー、をごく自然に描いてゆけるって条件だったのかな…と思ったりもしますよね。
まあ、ゆーてごく非常に「手練れ」な方たちの仕事ですので、ソコまで決してそんなに悪いホラーだったとは思わないのですケド(+諸々まあまあ気合とおカネの掛かった作品だったとも思えましたし)でも観終わっても満足感とゆーか、それ以上に納得感が確かにだいぶん薄かったですかね。第一には、冒頭で述べた「この形式」のホラーであれば、真相にはもう少し「理路整然としたモノ」が必要だったかと思いますね⇒更に突っ込んだ言い方をするなら恐らく、この「真相」とゆーのを最初から知っている「悪意ある関係者」とゆーのが誰か必要だったかな…と思います(⇒んで、この家族的な建付けだとソレはちょっと難しそう…と思ってしまうのが正直なトコロで…)。もう一つはシンプルに、コンセプトだ舞台設定だナンだ…の部分には、理解できなくもないモノや事情或いはトレンドを汲み取れる…とは言え、どーしたってソレは料理で言ったら「お皿」その他だとも思うのです⇒つまりは今作、肝心の料理そのもの=ホラー描写が(また正直)ど~れもイマイチでキレも無いんすよ。。やっぱね、水の怖さだナンだァゆーといて、その水の中に(いつもの)ゾンビみたいなバケモノみたいなモンを出し捲っとったら意味ねーやん!とゆーか。。少なくとも二点め、ホラー描写にもう少しセンスが在ったら全然化けた作品かな…とは思われます。やや残念。