★7.主演:鈴木美妃の存在感が光る。 新人俳優らしい序盤の垢抜けない硬さがあってこそ、リング上の立居や表情や本格的なレスリング技が次第に様になっていく姿が劇中の成長物語と通じ合い映画後半の盛り上がりを生んでいる。
タッグを組むこととなる石川美津穂、ライバルの東城えみ&キューティー鈴木といった実質的なプロたちに交じりながら、終盤には彼女たちの凄味、貫禄、技の切れとスピードに対し全く引けをとらない渾身のファイトぶりが素晴らしい。
クライマックスのタッグ試合でひたすら四人の身体がぶつかり合う迫真性は日本版『カリフォルニア・ドールズ』の趣だ。
また粗末なガレージ内の練習場、地味で狭い選手寮、寂れたキャバレー内に設営された試合会場といった真実味のある美術もまた王道的なスポーツドラマに納得性を与えている。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-18 21:45:42) |
6.途中までどうなるかと思ってましたが、最後のほうは盛り上がりました。意外と良く出来ていました。 【山椒の実】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2007-08-19 17:57:39) |
5.《ネタバレ》 特に期待していなかったので、意外な内容の良さにびっくりしました。一番良かったのは、リング上のトレーニングや試合のシーンを、小細工をせずに素朴に正面から撮り切っていること。リングのバタンバタンという音、選手の息づかいや表情、肉体の衝突する音や質感、まわりの声援(罵声?)なんかも全部そのまんま伝わってきます。こういうところで真剣にやっているからこそ、台詞がイモ臭かろうが、中心2人以外のレスラー陣が途中からほとんど無視されていようが、クライマックスに至る過程が都合良すぎだろうが、それらを押しのけて作品として心に残るのです。最初と最後に出てくる主人公の母親の手紙と同様、製作者のプロレスに対する深い愛情を感じる作品です。懐かしの志生野温夫アナの登場にもびっくり。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-17 22:31:07) |
4.映像もしょぼいし、演技も稚拙。ストーリーもいまいち。 女子プロレスの魅力を真面目に描こうとしている姿勢は素晴らしいけど、作品としてはB級としか言いようがない。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 4点(2007-08-14 05:30:51) |
3.安い設定をビデオ撮りした内輪ウケ系の寒い映画だとばかり思ってたので、これには不意打ちを食らった。面白い! モチーフそのものは目新しくないベタなスポ根ドラマの寄せ集めには違いないんですけど、登場人物それぞれのエピソードが融合し、ちゃんと一本の熱い物語を形作ってる。正々堂々と丁寧に作られてるのも良いし、ビデオ撮りを感じさせない質感のある映像も頑張ってる。プロが出演してるのでレスリング・シーンの迫力も充分。鑑賞後は、思わず女子プロレスを見に行きたくなりました。次回は予算をかけて、東京ドームでリターン・マッチして欲しいです、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-17 00:37:31) |
2.《ネタバレ》 物足りませんね。社長がやる気出すまでが遅すぎです。 ホストクラブでしらけました |
1.弱小貧乏女子プロレス団体の話なんですけど、単なるスポコンドラマに収まらなかったところが良い。本物の女子プロレスラーが多数出演していることもあり、試合シーンはシッカリ撮ってるし、話の方もなかなか良くて、プロレスファンならニヤリとしそうなところもあると思います。特に後半、ライバル団体との抗争あたりからのプロレスラーは”見せるプロレス”と”潰すプロレス”は別!プロレスファンやっていれば一度は思う、真のプロレスラーの強さ的な内容に触れるあたりは個人的にかなり○です。しかし「ぶっ潰す」や「二度とリングに上がれないようにしてやる」的な発言しておいて、実際の試合ではフォールしてのスリーカウントってのはどうだろう。それじゃあ何回やろうが相手はリングに戻ってきちゃうと思うんですけど。 【カズゥー柔術】さん 6点(2005-01-06 12:02:28) |